JRE POINTとは、JR東日本が展開しているポイントサービスである。
貯まったポイントはSuicaにチャージしたり、対象の駅ビルでの買い物に利用することができる。
注意
- 本記事で言うSuicaとは、JRE POINTに登録したJR東日本発行のSuica(モバイルSuica含む)を指します。
- モバイルSuicaにはApple PayのSuica、Google PayのSuica、Mizuho Suica、楽天ペイのSuica、Apple Watchなどのウェアラブル端末のSuicaを含みます。
- 特記ない限り、りんかいSuica・モノレールSuicaは対象外です(登録は可能)。
- 特記ない限り、記事中の金額表記は税込です。
貯める(鉄道)
貯める | 使う | ||
---|---|---|---|
通常の鉄道利用 | ○ | 買い物で利用 | ○ |
定期券購入 | △ | Suicaチャージ | ○ |
グリーン券購入 | ○ | グリーン券引換 | ○ |
オートチャージ | ○ | ギフト引換 | ○ |
買い物で貯める | ○ |
- JR東日本の路線にSuicaの残高を使って乗る
- Suicaで「タッチでエキナカ(Suicaを入場券として利用できるサービス)」を利用する
- タッチでGO!新幹線サービスを利用し、Suicaで新幹線に乗る
- モバイルSuicaで定期券を買う(カード定期券不可)
- Suicaグリーン券を買う
これらのサービスを利用すると、カードSuicaの場合は200円につき1ポイント、モバイルSuicaの場合は50円につき1ポイントが付与される(サービスを利用すれば付与額に満たなくても最低1ポイントはつく)。
また、「同じ運賃区間」を月に10回乗ると1乗車分のポイントが還元される(実質1割引)。さらに11回目以降は毎回1割のポイントが還元され、よりお得に乗車できる(リピートポイントサービス)。
ここでいう「同じ運賃区間」は例えば168円区間ならJR東日本どこの168円区間でも有効であり、渋谷駅~池袋駅を5回、秋葉原駅~高輪ゲートウェイ駅を3回、立川駅~八王子駅を2回(どれも168円区間)といった利用でもよい。
貯める(鉄道以外)
JR東日本の関連企業が展開する施設や駅ナカの店舗・自動販売機でもポイントをためることができる。ただし加盟店には緑のマークと黄色のマークがあり、以下のような違いがあるため注意すること。
JRE POINTカードは緑のマークの店舗(一部を除く)で発行することができる。年会費・入会金・発行手数料などはすべて無料。
緑のマーク | 項目 | 黄色のマーク |
---|---|---|
JRE POINTカード JRE POINTアプリのバーコード(一部のみ) JRE POINT会員番号が記載されているビューカード |
利用できるカード | (JRE POINTに登録した)Suica |
アトレ、エキュート、セレオなどの駅ビルに入居している店舗 (税抜100円[2]/1ポイント) |
主な対象店舗 | 駅の自販機(100円/1ポイント) NewDays(200円/1ポイント) 車内販売(200円/1ポイント) 鉄道博物館(200円/1ポイント) GALA湯沢スキー場(100円/1ポイント) |
現金、交通系ICカード、クレジット払いなど | 対象の支払い方法 | (JRE POINTに登録した)Suicaのみ りんかいSuica・モノレールSuicaも対象 |
可(ポイント使用分もポイント付与対象) | ポイントでの支払い | 不可 |
即時 | ポイント付与タイミング | 後日 |
他にも以下のようなポイントの貯め方がある。JR東日本は多角的に事業を展開しており、鉄道系ポイントサービスとしては貯め方の幅が広いのが特徴的。
- えきねっとできっぷを申し込む
- JR東日本が展開するクレジットカードであるビューカードを利用する
- 通販サイト「JRE MALL」でためる
- JRE POINTアプリの利用でもポイントが付与されるチャンスがある
- JRホテルメンバーズポイントを交換する
- オフピークポイントサービスなどの限定キャンペーンにエントリーして条件を満たす
使う
これらで貯めたポイントは以下のように使用することができる。
- 1ポイント1円でSuicaにチャージする
- 600ポイントでSuicaグリーン券と引き換える
- 新幹線・在来線(対象列車限定)の特急券やグリーン車・グランクラスアップグレード券と交換する
- 緑色のJRE POINTマークが掲示されている店舗で利用する
- 通販サイト「JRE MALL」で使う
- JR東日本関連のみならず、様々なギフトや災害義援金、地域への募金事業などに交換する
- ただし、9割近くはビューカード登録会員限定
- その他、JR東日本の対象サービスで使う
関連項目
関連リンク
脚注
- *例えば、モバイルSuicaで松戸駅→(常磐線・千代田線)→西日暮里駅→(山手線)→田端駅と乗車したケース。西日暮里駅では松戸→西日暮里の388円(うち220円がJR運賃のため4ポイント付与)が引かれるが、田端駅出場時に乗継割引が適用され本来136円の運賃が36円となる。このため、リピートポイントサービスでは36円区間の利用としてカウントされてしまい、当該区間の利用ポイントも(50円以下の)1ポイントしかつかなくなることに注意。
- *正確には「税込支払額の8%引き100円につき1ポイント」となる。公式サイトには「軽減税率適用の有無にかかわらず、お買い上げ金額から8%を差し引いて税抜金額相当といたします。」と記載されている。
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