KAOSSILATOR(カオシレーター)とは、KORGより発売されているシンセサイザーである。キーボードではなくタッチパッドが備わっており、その上で指を滑らせることによって、音階と音色のパラメータをコントロールして演奏する。
(初代KAOSSILATOR) |
概要
KAOSSILATOR
http://web.archive.org/web/20160424085832/http://www.korg.co.jp/Product/Dance/kaossilator/
初代のKAOSSILATORは2007年に発売された。KAOSS PAD mini-KPの筐体を流用している。音色数は100種類で、音源はPCMではなくアナログモデリング。スケールが31種類搭載されているので、楽器を演奏できない人でも音楽的な演奏が可能になっている。ループレコーダーが1つ付いているので、演奏を重ね録りできる。MIDIインターフェース等はなく、また演奏を録音する機能もない(音声出力を外部機器で録音することはできる)。独特のスタイルの楽器である。
KAOSSILATOR PRO
2010年3月に発売。KAOSS PAD3とほぼ同じ筐体を採用。4つのループ・レコーディング・バンク、LINE IN・マイク端子、ボコーダーを含めた200種類の音色、SDカード対応などの性能強化が施された。電池駆動は行えず、AC電源が必須となる。 → KAOSSILATOR PRO
iKAOSSILATOR
http://www.korg.com/jp/products/software/ikaossilator/
2011年発売のiPhone/iPad対応アプリ。ループレコーダーは5パート、ワイヤレスでielectribeと同期演奏ができるなど、機能強化が図られている。
ロックバンド「ユニコーン」とコラボしたiKaossilator Unicornもある(こちらは2014年8月末で販売終了)。
KAOSSILATOR2
http://web.archive.org/web/20160511195201/http://www.korg.co.jp/Product/Dance/kaossilator2/
2012年発売。初代と同じくmini-KP2と筐体は同じ。初代からの変更点は、スピーカー・マイクを内蔵、ループレコーダーは2トラックに、音色選択用のスライダーを追加、SDカードでループの保存が可能。タッチパッドは初代の抵抗膜式から静電容量式に変更されている。
KAOSSILATOR PRO+
http://www.korg.com/jp/products/dj/kaossilator_pro_plus/
2013年発売。音色数はKAOSSILATOR PROの200から250に増加、スケールは4種加えて全35種になっている。
Kaossilator 2S
http://www.korg.com/jp/products/dj/kaossilator2s/
Kaossilator for Android
http://www.korg.com/jp/products/software/korg_kaossilator_for_android/
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目・外部リンク
- KORG
- KAOSS PAD
- 小さいけど、すごい! 話題のシンセ「KAOSSILATOR」って何だ? ASCII.jp 2008.2.21
- 指でなぞって曲作り “ニコニコ時代”の手のひらシンセ「KAOSSILATOR」 (1/2) - ITmedia ニュース 2008.4.28
- 楽器で“つぶやく”のが楽しい!スマートシンセ「iKaossilator」 ASCII.jp 2011.12.10
- 仕様書より開発者の“勝手”信じた、KORG人気シリーズ第2弾 ASCII.jp 2012.2.4
- http://www.clubberia.com/features/feature-87-korg-history/ (歴代のKAOSS PADに加えKAOSSILATORが掲載されている)
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