| LuckyFM茨城放送 | |
|---|---|
| Ibaraki Broadcast System | |
| 基本情報 | |
| 愛称 | LuckyFM (旧略称・IBS) |
| 国 | 日本 |
| 所在地 | 茨城県水戸市千波町2084-2 |
| 運営事業者 | 株式会社LuckyFM茨城放送 |
| 放送対象地域 | 茨城県域 |
| ラジオ周波数 | 1197kHz(AM/中波) 94.6MHz(FM) |
| ラジオ系列 | NRN |
| コールサイン | JOYF |
| 開局年月日 | 1963年4月1日 |
| 設立年月日 | 1962年9月10日 |
| 備考 | |
| 放送局情報テンプレートボックス | |
LuckyFM(株式会社LuckyFM茨城放送)
系列:文化放送・ニッポン放送系(NRN)
AM
水戸局 - 1197kHz 5kW JOYF(茨城県水戸市 下国井送信所)
※以下の放送局はFM放送転換に向けての実証実験のため運用休止中
土浦局 - 1458kHz 1kW JOYL(茨城県土浦市 土浦送信所)
県西中継局 - 1458kHz 1kW JOYL(茨城県筑西市[1] 県西中継所)
FM補完中継局
水戸局 - 94.6MHz 1kW(桜川市加波山 加波山FM補完中継局)
日立局 - 88.1MHz 100W(日立市高鈴山 高鈴山FM補完中継局)
つくば局 - 88.1MHz 100W(つくば市 宝篋山FM補完中継局)
守谷局- 88.1MHz 20W(守谷市 守谷FM補完中継局)閉局
概要
LuckyFM茨城放送(以下、LuckyFMまたはIBS)は茨城県を放送対象地域とするAMラジオ局で、茨城県唯一の県域民間放送局である。
一時期テレビの開局を目指していたが、「(茨城には)FMねぇ!テレビもねぇ!やろうとしたけどお金がねぇ!」ということで今でもAM単営局(後にFM補完中継局を開局したけどね)。
開局以来長らく独立局だったが、1993年にNRNに加盟。21世紀のはじめにオールナイト放送を開始。
受信報告書を送付すると、開局20周年の頃のベリカードが今でももらえる。
ちなみにIBSは2008年に開局45周年。2013年は開局50周年。2023年は開局60周年。
作りすぎたんだね…。物持ちがいいね!
2011年3月11日発生の放送エリアが東北地方太平洋沖地震(津波の被害を含めて)により大きな被害にあい、その直後から県唯一の民放局として災害放送を行う。3月16日~19日には、ラジオを所持してない災害者や茨城県外向けにニコニコ生放送でも特別に放送を行った。
4月12日にはRadikoにて茨城県をエリアに試験配信を開始し(10月12日より本放送。Radikoプレミアム会員は全国で聴取可)、5月16日にはradiko復興支援プロジェクトにより全国に配信(翌年3月31日まで)。
2015年8月17日午前9時にはFM補完中継局(ワイドFM)を関東1都6県のAMラジオ局の中では一番最初に開始する(このタイミングで「i-fm」の愛称を設けた)。周波数は94.6MHzで、県北を除く茨城県全域、埼玉県・千葉県・栃木県の一部がエリア[2]。この機会に受信報告書を送付してもいかがでしょ。(ただしベリカードがもらえるかどうかわからないよ)。
2021年4月1日以降は、愛称を「i-fm IBS茨城放送」から「LuckyFM 茨城放送」へ変更することを発表した(変更告知
)。愛称変更に伴いアドレスが「ibs-radio.com」から「lucky-ibaraki.com」に変更された。さらに、愛称が変わったことを契機に、FM補完中継局を前面に押し出すことになり、キャッチコピー「ヤバい(88.1)ぜ茨城、LuckyFM クシロ(94.6)も茨城、LuckyFM」を制定した(日立局・つくば局で使用している「88.1MHz」を先に表記しているのはその表れとも取れる)。
2024年2月1日からFM転換に向けての実証実験に参加するため、AM波の土浦局と県西中継局を休止する。これは、FM水戸局(加波山)とFMつくば局(宝篋山)が従来のAM土浦・県西中継局エリアをカバーできるためで、AM波を休止して影響を調査。調査終了後に問題が無ければ廃止される見込み。これに合わせて社名を「LuckyFM茨城放送」に、愛称を「LuckyFM」変更した。
2019年 筆頭株主が交代
交代前は、朝日新聞社を筆頭に、茨城県、日刊スポーツ新聞社、茨城新聞社などの県内外の企業・団体が株主として名を連ねていた。特に朝日新聞社との関係は深く、役員に朝日新聞出身者がいたり、茨城新聞と共にニュース供給を受けたり、「お誕生日おめでとう」などの番組スポンサーになってCMを流したしてくれたりした。果ては、東京支社を朝日新聞東京本社(築地)内に移転してサテライトスタジオを設けたこともある。
2019年11月15日、朝日新聞社と日刊スポーツ新聞社が保有する全株式を堀義人が運営する水戸茨城イニシアチブに譲渡され筆頭株主になった。さらに、茨城県が保有する株式を茨城ロボッツ・エンターテイメント(以下、ロボッツ)に譲渡した(茨城県は一部の株式を残している)。今後は、プロバスケットチームの茨城ロボッツの相乗効果を高めて水戸と茨城の魅力を高めたり、放送エリアを首都圏に拡大、さらには県域テレビ開局を目指すという。
以後の動向は…
- 2019年12月、オーナーとなった堀義人とリスナーとの意見交換会を実施。
- 2020年3月から放送開始時に「茨城県民の歌」が流れるようになる。
- 2020年春改編以降は「IBS」の使用が控えられる。
- 2020年5月、アナウンサーで取締役の阿部重典を社長に抜擢(生え抜きは開局以来初)。
- 2020年7月、東京支社とスタジオを千代田区二番町へ移転。
- 2020年秋改編で自社制作枠を増加。金曜夜(22時~24時)に生放送枠が復活。日曜午後(13時~15時)の生放送枠を再開。
- 2021年4月1日から愛称を「LuckyFM 茨城放送」に変更。
- 2021年7月1日
- 2022年2月28日
- 2022年7月
茨城放送あれこれ
開局までの道のり
現在のIBSができる前に、民間の中波ラジオ放送開局に向けた動きがあった。
日本各地に民間ラジオ局が誕生した昭和20年代後半、茨城新聞社(当時の題号は「いはらき」)がラジオ局(演奏所は茨城新聞社屋上、送信所は水戸市郊外)設置に向けて動いていたが、郵政省(当時)に却下されてしまう。が、その後の紆余曲折を経て中波ラジオ周波数が割り当てれられたのを契機に誕生したのが現在のIBSである(茨城以外にも札幌・栃木・岐阜にも割り当てられた)。
また、開局前後のいはらきの紙面には、ラジオ局にも拘らずテレビ欄(最終面)に堂々と乗せたり(フルサイズで掲載。サービス放送時はその半分か三分の一のサイズ掲載された)、開局に向けた動きやお祝い関連の記事・広告が掲載され歓迎ムード一色となっていた。また、開局当初の放送開始時間が朝5時だったり、午後には市町村提供の広報番組があったり、毎時55分にはニュース(新聞には「いはらきN」と表記)を放送したりと、当時の番組編成を窺い知ることができる。
夜の番組と「IBS三大野放し番組」
夜間においては若者向けの番組が盛んに放送されていた。80年代までは「夜のプロムナード」「若者通り22時夜はこれから」「IBSラジオヤングタウン」といった帯番組を中心に放送され、90年代に入ってからは「パンパカパラダイス今夜も聞かnight」が軸となった。
1996年春に「ドリームファクトリー」放送の為「パンパカパラダイ…」は終了。以後は録音番組を中心とした編成にシフトする。90年代後半からは、鹿原徳夫アナウンサー(当時)がマニアックなことをする番組「そんなカバラ!」が始まり、後に「ちょっとタンマ!」として平日帯へと発展。鹿原の後輩・高木圭二郎アナウンサー(当時)は2001年秋の日曜夜に「OKです!」をスタートさせた。
そんな中で「ちょっとタンマ!」と「OKです!」が無事改変を突破した2002年春のこと。「OKです!」に鹿原アナが乱入登場した際に「IBS三大野放し番組」についての話になる。「…三大野放し」にはもちろん、「ちょっとタンマ!」と「OKです!」は入っている。最後のひとつはと言うと…
鹿原「……、に決まってるじゃないか」
高木「アハハハハハハ」
…伏せられてました。2ちゃんねるのIBSスレッドではさまざまな番組が挙げられていたが、謎のまま。後の2003年~2004年・年末年始の復活特番では鹿原アナが「ご想像にお任せします」と発したため謎のまま。そう、結局は謎のまま。もういやーん。
…とは言ったものの、両番組は2002年秋に終了。2004年春には「新たなる野放し番組」を目指した「PIT IN」も半年で終了。その年の秋からは2021年3月まで続いたニッポン放送の番組を流すこととなった。
2019年の筆頭株主の交代により自社制作番組を強化する方針を打ち出したため、24年半ぶりに平日22時以降の自社制作(もちろん生放送)が復活。2020年9月に「今夜はLucky Night ~マシコ・フライデー~」が金曜日にスタート。さらに、翌年3月からは自社制作枠を月曜日から木曜日にも拡大。月曜日と水曜日に「今夜はLucky Night 」が、火曜日と木曜日を音楽番組「music Pic up」(こちらは2020年9月スタートの番組)が編成されることとなった。
録音番組は「ecoのはなうたのすすめ」が隔週で放送。この番組はかつて毎週放送されていた物が復活したもので2020年秋改編で終了した。「マシコタツロウのプリプロルーム」も隔週で放送されていたが、午後のワイド番組に出演することとなり終了している。
アニラジについては「安達勇人のAROHA~!!いばらき♪」と「佐咲紗花の花咲キラジオ」が曜日を変えながらも放送中(2021年3月現在)。かつては、土曜夜に「林原めぐみのHeartful Station」→「おどろき戦隊モモノキファイブ」などのラジオ関西がキー局の番組を2019年9月まで放送(たまに「ラジオどっとあい」とかも放送してたけど・・・)。自社製作番組では土曜夜10時に「Ayakoのアニメパイレーツ」放送されていたのだが、担当者の退職により終了。跡枠に現在の「花咲キラジオ」が放送されていた(2020年9月に放送時間が変更)。
ナイター中継枠(18時~22時)については、2010年以降は中継枠縮小に伴い外部制作や自社制作の番組を編成して対応。その最中で「菊地真衣のこんなんで、いいのかYO!?」などの人気番組も登場しており、ナイターシーズン期でも自社制作番組でほぼ埋めることができるようになった。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
関東地方のAMラジオ局
リンク
脚注
- *旧関城町
- *2015年12月7日に日立FM中継局が開局し、茨城県のほぼ全域で受信可能になる。しかし、FM水戸局(加波山)が受信しづらかったのか、2017年4月7日に守谷FM中継局が開局した。しかし、2021年6月24日につくばFM中継局(宝篋山)の運用を開始し、その代償として守谷FM中継局は閉局となった。
- *目は「I」と「B」だったのが普通のものになり、口が「S」から「5」に変わった。しっぽはアンテナだが、先端の形がLuckyFMのロゴにも使われている星がモチーフになっている。
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