Manor Lordsとは「Slavic Magic」が開発中のリアルタイムストラテジーゲームである。
現在はアーリーアクセス版がSteam等の各サイトで購入が可能(本記事「関連リンク」参照)。
タイトルの由来は英語で「荘園領主」を意味する「Lord of the manor」からと考えられるが之が正解なのかどうかは不明である。
概要
中世に生きる領主となり、その人生を追体験できるストラテジーゲーム『Manor Lords』。開始時点では「何もない村」を、あなたの手で「活気のある町」へ。資源と生産網を管理し、侵攻を進めて領地を拡大しましょう。
14世紀末のドイツ、フランケン地方の芸術や建築からインスピレーションを受けた本作『Manor Lords』。可能な限り、史実に忠実であることに重きを置き、それをゲームシステムやビジュアルにも反映させています。ありふれた中世らしい表現は避け、時代考証をしっかり行うことで、まるで中世の世界を実体験しているかのようなカラフルかつリアルな世界を創り上げました。
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | ストラテジー シュミレーション |
開発元 | Slavic Magic |
販売元 | Hooded Horse |
機種 | Win |
発売日 配信日 |
2024年4月26日 |
価格 | ¥ 4,980 |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
ゲームの大目標としてはシムシティやCities:Skylinesといった都市開発シミュレーションゲーム同様、領地の拡大と発展に加え、住民の生活を支える生産体制と流通体制の確立がメインとなる。
領主となったプレイヤーは道路を敷き[1]、採取場や農場といった生産設備を建て、それぞれの住民の自宅を揃え拡充していく流れこそ他の箱庭系ゲームと同様だが、Manor Lordsにおいては市場や住宅、農場といった一部の施設は用意された建物をそのまま立てるのではなく、建設範囲を指定しその範囲内を丸ごと市場や住宅の敷地[2]にしたり、あるいは畑として開墾する事が出来る。
更に仕事の割り振りもBanished等のような個人個人がランダムに配置されるのではなく、家に属する1家族単位でプレイヤーが職場に配置する事が可能。この為、収穫期は農場を増員したり逆に手が空く冬場は他の生産業に農場や採取所の人員を回す事も思いのままとなる。
ただし、住宅のアップデートで鍛冶屋や醸造所などの作業場を追加した住宅に住む家族は全員職人として固定される為、作業を止めても裏庭での作業を除いた他の仕事を行えなくなるのでアップデートの適応は計画的に。
一方、開始時の設定次第では自領域に盗賊が来襲するのに加え、同地域内のライバル領主が侵攻して来る為、 純粋なシティビルダーゲームというよりはFarthest FrontierやGnomoria、Dwarf Fortress、Stonehearth等に近いゲームシステムとなっている。余裕が出来次第、槍や盾といった軍備を整えていくのも忘れないようにしたい。
無論、そちらに比重が取られすぎれば住民生活にも支障が出かねない為、生産と軍備、両者のバランスを取りつつ上手く廻していくべし。
戦闘について
『Manor Lords』は、『Total War』の競合ではありません。戦闘要素のあるシティビルダーです。戦闘要素はありますが、あなたが思うほど規模が大きかったり、頻繁に発生したりするものではありません。ゲームプレイの大部分は、「シティビルディング」と「マネジメント」にフォーカスしています。
Steam版アップデート告知より抜粋
当ゲームにおける戦闘システムはゲームマップをそのまま用いたリアルタイムストラテジー式(大体Total Warシリーズの戦闘マップ)の戦闘システムとなっている。
つまり、それぞれのユニットの陣形(Unit stances)や向き、兵士ごとの装備により防御能力や装甲値の上下が発生し、貫通力を持たない武器ではダメージ減衰を受ける。更に部隊は移動させれば疲労し、攻撃を受けたり敵に包囲されれば士気が低下していき最終的には壊走する事にも繋がりかねない。
当然ながら招集した部隊が敗北し、侵略を許せばせっかく育てた村々は火をつけて蹂躙され、住民や家畜も多大なる被害を受ける事になるだろう。
これ等に加えて住民から徴兵した民兵の損耗はそのまま住民数の減少となる為、無理なユニット運用はそのまま生産力低下に直結する。ピュロスの勝利にならない為にも被害は抑えるように動くよう心掛けていきたい。無論、金を出して雇った傭兵の被害では適応されない為、そちらに被害を押し付けていく方法もありである。
現状、プレイヤーが部隊を揃える方法は3つ存在し、まずは領主の館を建設する事で雇用可能になる従士隊。次に国庫から月決めで雇える傭兵、最後に村ごとに備蓄された装備を用いて住民を武装させ、編成される民兵隊となる。
この内従士隊と傭兵は雇用した時点から装備が整っているが(特に従士隊は雇用時にプレイヤーがカスタムする事も可能[3])、民兵用の装備は初期から用意された分を除けば、村内で生産するか交易所で購入しないと装備が足りずに兵数も揃えられない事は覚えておくべし。
最低限、装備を揃える為には輸入するか、住宅のアップデートで裏庭に建設可能となる鍛冶屋で製造可能となる携帯武器(Sidearms)か槍、同じく家具の作業場で製造可能な盾の2種類があれば事足りる。
ここから更に装備を整える場合は住宅の区画レベル1に居住する住民は鉄兜、同レベル2でギャンベゾン[4]、同レベル3でチェンメイルが装備可能になるが、レベル2まではともかく3は住民の需要を満たす為の資源を揃えるのが段違いで大変になる為、よく考えて揃えるようにしたい。[5]
現在は未実装だが将来的には防御設備の拡充や、騎兵隊や火薬兵器[6]、投石器のような大型兵器も追加予定との事。
関連動画
プレイ動画
関連静画
関連リンク
- Manor Lords公式サイト
- Steam:Manor Lords マナー・ロード
(Steamでの販売ページ)
- Xbox:manor-lords
(Xboxオフィシャルサイトの販売ページ)
- Epic:Manor Lords
(Epic Gamesの販売ページ)
- GOG:Manor Lords
(GOG.comの販売ページ)
- Manor Lords公式wiki
(要英語)
- Manor Lords(マナー・ロード) 攻略wiki
(日本語wiki)
- [プレイレポ]300万人が期待する都市建設シム「Manor Lords」,アーリーアクセス間近。中世ヨーロッパの領主になり,理想の街を造ろう
(4Gamerでの紹介記事)
- ほぼ個人制作の中世ストラテジーゲーム『マナー・ロード』4月26日の発売を前にウィッシュリスト登録数が驚異の「200万件」を突破。『Hades II』に次ぐSteam総合2位の注目作となる
(ニコニコニュースの紹介記事)
- 「兵士」と「町の住民」が連動した都市経営シミュレーション『Manor Lords』の体験版を配信開始。
(電ファミニコゲーマーの紹介記事)
- 『Manor Lords』 – 初めての厳しい冬を乗り切る方法
(Xbox公式サイト「XBOX WIRE」の解説記事)
関連項目
- ゲームのタイトル一覧
- Steam
- Steamで販売中のゲームの一覧
- 中世
- 戦争
- PCゲーム
- シミュレーションゲーム
- ストラテジー
- リアルタイムストラテジー
- シムシティ
- Banished
- Age of Empiresシリーズ
- ANNO 1404
- GNOMORIA
- Stonehearth
- Dwarf Fortress
- Going Medieval
脚注
- *指示を出した瞬間敷設され、建設コストもかからないという親切仕様となる。
- *余分なスペースを割り振る事で、鍛冶屋やパン屋、裏庭における畑や養鶏等も出来る為、出来る限り住宅のスペース確保は考慮しておきたい。
- *非常に細かい事だが、従士それぞれに持たせた装備によって部隊の対装甲貫通値が上下する模様。
- *甲冑の下に着る為の厚手の服、単体でも安価かつ比較的な軽量な鎧として用いられた。
- *尚、重装備にすればするほど兵士の疲労度も上昇しやすくなるので御注意。
- *欧州における射石砲(ボンバード)やハンドキャノンの登場は14世紀初頭からとの事
- 1
- 0pt