Master of Epic -The ResonanceAge Universe-(マスター・オブ・エピック -ザ・レゾナンスエイジ・ユニバース-、略称MoE)は、2005年4月1日にハドソンより正式スタートしたオンラインゲーム。
ハドソン→ゴンゾロッソオンライン(→ゴンゾロッソ→ロッソインデックス)→ウィローエンターテイメント→株式会社MOEと運営権移譲を経て、現在に至る。
概要
完全スキル制で、自分の思ったようにキャラクターメイキングをすることが出来る。とても自由度が高いため(選択肢が多いため)やや初心者にとっつきにくい難点はあるが、生産できるアイテムが多く、それだけでも十分楽しめる事や、能動的な防御行為(盾技での防御や移動による範囲外空振り)、高低差や水中を意識した戦闘(河童プレイや高所からの強襲)が出来るなど、やりこもうとすると、何処までもやりこめる。また、いつから初めても廃人に遅れを取る、という事がまず無い。
日本以外に台湾でも「萌物語」というタイトルでサービスが行われていたが(2013年2月7日終了)、一部仕様が異なっていた。
5+1つの時代
ゲームの舞台となるダイアロス島には主に5つ(+1つ)の時代があり、それぞれの時代ごとに目的が変わる。
各時代はノアピースと呼ばれるアイテムを装備すれば自由に移動できる。またこれらのほかにクエスト専用の時代がいくつか用意されている。
PresentAge
- メインの時代。モンスターとの戦闘、採集、生産を楽しめる「 現代」
- 全てのプレイヤーが始めに訪れることになる時代。主にモンスターとの戦闘やアイテムの採集、生産等が行われている。分かりやすく言えば「普通のネトゲ」をプレイできる時代。多くのプレイヤーはここかWarAgeを中心にプレイしている。マップ数は全時代で最も多く、各地に様々なモンスターやNPCが存在している。
戦闘関係のスキルを一切と取っていなくても様々な遊び方がある時代でもある。
WarAge
- PresentAgeから10年後。2つの陣営+中立でのPvPを行える 戦乱の時代
- 通称「ワラゲ」(WarAgeのローマ字読み)。
赤を基調とした「ビスク軍」と青を基調とした「エルガディン軍」、そしてどちらにも属さない「中立」の3種の陣営に別れPVPを行う時代。基本的には5人程度のPTで行動するが、移動や戦闘に大きな制限は無くソロプレイで敵国に突入と言ったことも行える。また定期的に「本体戦」[1]と呼ばれる各軍の戦力を集めた大規模な戦闘が行われることもある。
死亡するとランダムで手持ちのアイテムを落とすため、高額アイテムや課金アイテムを持ち込むプレイヤーは非常に少ない。またスキル上限が全プレイヤー同じのため、廃人や重課金プレイヤーが単騎で無双するのはかなり難しいバランスになっている。逆に言えば無課金でも中の人の能力しだいで十二分に戦える。
FutureAge
- PresentAgeから3000年後。魔王の宝を求めて迷宮に挑む 魔王の時代
- ChaosAgeにつながる「イプス雪原」とこの時代の肝である「浮遊都市バハ」の2種類のマップからなる時代。
バハには色を冠した「廟堂」と言われるマップが存在しこれらの攻略がメインとなる。「赤の廟堂」は5人のPTで挑む罠と仕掛けに満ちた迷宮エリア。「黒の廟堂」では大規模レイドのボスラッシュエリア。それぞれに貴重な報酬が用意されている。 - なお、ソロで挑むものと噂されている「青の廟堂」については現在(2016年5月時点)未実装である。
ChaosAge
- PresentAgeから46億年前。大規模の戦闘(200人↑ VS BOSS)を楽しめる 神々の時代
- ゲートキーパーと呼ばれる古代の神々のようなボス敵にプレイヤーが協力し挑む大規模な時代。リアルタイムの土曜日と日曜日の夕方~夜にのみ行くことが出来る。ゲートキーパーは5種類おり、それに加えてこのゲームのストーリー上のラスボスとも呼ぶべき「ロードオブカオス」が居る。ゲートキーパーは大型の魔物のようなものからょぅι゛ょまで様々。死亡すると手持ちと装備中の全アイテム消滅(極々一部のアイテムと所持金を除く)のため高額装備を持ち込むプレイヤーはほぼゼロに近い。
AncientAge
- PresentAgeから1万3000年前。自分の家を持って住むことが出来る時代。
- モッコス(木工スキルを職人レベルで駆使する者達の事)の夢と希望の楽園だった 超親方文明の時代。
―というのは昔の話。マップ上の土地を購入しそこに家を建てることにより住むことが出来る。また自分の家に自動販売の露店NPCを置くことも出来る。
Animation Age
- ・・・かつて、このゲーム性に何らかの光を見出した人物がいた・・・
- その人物は主開発元のハドソンに働きかけ、アニメを作ってしまった。 しかし、ROニメほどの知名度もインパクトも無く、深いを通り越して痛いレベルのネタを盛り込んだアニメをよりによって地上波で放映してしまい、その歴史は封印された。
そのアニメの名は「Master of Epic The Animation Age」。当然大百科記事はなく、放映権の所有がテレビ東京にあるため、現在においてもニコニコ動画にアップロードすると程なく版権削除されるという存在である。
と言うのは世間一般での評価。確かに非ユーザーからは上記の評価を受けているものの、ゲームユーザーからの評価は思いのほか高い。ゲーム中のネタはユーザーにとって非常に「あるあるw」なネタであり非常に親近感の沸くものだった。雰囲気の再現度も良く、ゲーム内のアニメ連動イベントも盛り上がり、アニメで登場した装備がゲーム中に登場し人気を博した。また、DVD特典の装備は未だ高額で取引されている。
ネトゲのアニメ化としては黒歴史どころか十分に成功の域だと言える。
もし、興味があるならばこのノアピースを持っていくといい。隠された歴史を観ようじゃないか。[2] - 現在はAmazonプライムビデオで全話第一話のみ無料で見ることが出来る。
スキルについて
このゲームの最大の特徴ともいえる部分。数十種類のスキルからいくつかを自由に選んで上げることができる。
スキルは0~100までの間で自由に上げ下げ出来るが全てのスキルの合計は850以下でなければならない。
HPやMPの最大値や基礎攻撃力、魔力等も関連するスキルを上げなければ上昇しない。
非常に自由度が高く、「Aのスキル上げたらBのスキルを上げることは出来ない」と言った制限は全く無く、戦士系のキャラが魔法でワープしたり、魔法使いがドロップキックかましてきたり、刀剣スキルを極めた農家、死神を召喚する鍛冶屋、空から落ちてくる親方、鉄人料理師などが普通に存在する。
シップ
いわゆる職業だが他の作品との大きな違いは「能力(スキル)を上げると後からシップが付いてくる」という点であり、ステータスなどに補正が掛かることは基本的にないため、他ゲームでいう「称号」に近い。
例えば「剣士」と言う職業を最初に決めてスキルを上げるのではなく、「刀剣」スキルを上げていれば勝手に「剣士」というシップになる。またスキルが上がるとシップ名がランクアップする。
例:剣士(スキル30)→セイバー(スキル60)→ブレードマスター(スキル90)
また特殊な例として複合シップがあり、ある決められたスキルを上げるとそのシップになることが出来る。複合シップは特有の特殊能力を持つ。例:「刀剣」「盾」「戦闘技術」「キック」→ウォーリアー(刀剣の攻撃速度増加)。
しかし複合シップは戦闘には全く使用しないスキル(料理や取引)や使用される状況が限定的過ぎるスキル(水泳や落下耐性)が含まれていたりする。それらは上位のシップになるほど戦闘力が低下しやすいということが起こるため一部の複合シップはよくネタ扱いされる。しかしそれでもロマンを求め複合シップを目指すプレイヤーは多い。
ネタ
- インターフェイスが非常に充実しており、「ここまでやるか」と思うような場所(ウインドウ背景の色や透過度とか)でも微調整できる。そのため他人のプレイ画面を見るだけでも楽しめる。
- 旧チュートリアルでいきなり落下死させる、ある意味斬新な手法をとった事でも有名。なお、現在落下死のチュートリアルのみ復活している。(他のチュートリアルは復活していない)
- 水中に「そんなエサに俺様がクマ」というモンスター(と言うか熊)がおり、倒すと稀に「E.F.ブリザード(エターナルフォースブリザード)」のノアピース(呪文の書の様なもの、しかも説明文に『相手は死ぬ』と書かれている)をdropする、「偉人の極み」というアイテムの説明文に「アッー」の文字がある等、2chやニコニコ動画のネタが様々な所に仕込まれている。
- 釣りでしかアイテムドロップしないmob(魚やサメ等)が存在するが、それはそれとして水中に潜ってサメと殺し合っているプレイヤーやサメから泳いで逃げ切るプレイヤーも珍しくはない。
- アイテム課金の進行やネタの増大により、マッチョな男がバニーガール姿だったり、得体の知れない物体が大空を滑空していたりと、非常にシュールな世界観になりつつある。打ち上花火を設置すると言う技より先に、技の使用者自身が打ち上げ花火になる技が追加される、といった事は日常茶飯事である。
- ↑だったが、元々スクール水着や貝殻水着が存在している世界だし「マッスルキャノン(南斗人間砲弾人間大砲)」や「ハラキリミミック(切腹をして回復する技)」などのヘンテコ技も多かったので、別になんともなかった気がする。
- 調教スキルでペットを使役できるが動物をはじめアマゾネスやドワーフのような人型ペット、果てはドラゴンまでも使役できる。とかいってったら公式がょぅι゛ょペットを出した
-
そしてとうとう運営が本気を出した。
で、とうとう幼女ペットに音声[3] が付いた。
しかも、純粋無垢な通常の幼女に加え、高飛車ツンデレ、元気っ子、クール、弱気、の4種類を追加した。
や・・・やりやがった・・・
それに飽き足らず第2弾としてロボっ娘を出して来た。
それも最初から音声付きで。運営恐るべし・・・
- 課金装備が超性能という事は少なく(ほとんどが趣味目的のアバター)プレイヤーから買える生産装備で、実質ほとんど成立する(性能が基本的にプレイヤーが無課金で作れる装備>課金装備)、無課金でも相当コアなプレイが可能。むしろ運営が心配になる。
- お世辞にもメジャーとは言えない本作品であるが、「魔法少女リリカルなのはReflection」「オーバーロード」等とコラボしており、コラボ先に関連したなりきり装備が存在していたりする。
- 今度はにじよめちゃんとコラボして…
- 2020年には運営会社の社名が株式会社MOEに。もしやこの作品一本で戦う気なのだろうか?
「一度慣れると居心地が良く、また帰りたくなる」プレイヤーが多いという、面白いMMORPGである。
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
脚注
- *本隊戦と表記する場合もある。
- *要するにアニメ版。
- *cv.神田朱未
- *運営移管の為現在は接点が無い。
- *2023年6月時点現在、Microsoft Edge 以外のインターネットブラウザでアクセスした場合のゲームクライアントダウンロード動作が保障されていない。
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