MATOとは、松屋フーズを中心とした国際的な軍事……もとい、食事同盟(?)である。
正確(?)には松屋外交条約機構(MAtsuya Treaty Organization)という。
概要
食を通じて各国の文化を日本で親しんでもらい、ゆくゆくは世界平和を目指す……というとちょっとおおげさかもしれないが、少なくとも本記事編集者の勝手な解釈ではそういう感じのものである。
経緯
前史
東京オリンピックも間際(予定)となった2019年12月。松屋は期間限定メニューのテスト販売として、「シュクメルリ」を69店舗限定でひっそり販売していた。
その折に、なんと本場・ジョージア国のレジャバ臨時代理大使(当時)が大使館の一行を引き連れて松屋に来店。レジャバ氏のTwitter・松屋公式Twitterで取り上げられた上、ニュースメディアにも取り上げられ大きな話題となり、そのまま翌2020年1月には「松屋世界紀行」の第一弾として全店舗販売へ拡大した。
そのあとの反響に関しては単語記事「シュクメルリ」に譲るとして、これが松屋が各国の料理を出す最初の足掛かりとなった。
もともと松屋側もオリンピックをきっかけとしていろんな国の料理を出したいという思惑があり、大使側からの好意的な反応もあって、松屋フーズとジョージア国大使館は一定の関係を築くようになった。
前史:その後
シュクメルリ以降も、「世界の味」「世界紀行」と称していくつかの海外料理を提供していた。しかし、後述の会談までは反応は限定的であった。
松屋外交
松屋外交が一気に話題となったのが、2024年2月のミエロニィハンバーグ定食(ポーランド)のテスト発売時である。
ミエロニィハンバーグ定食の提供のきっかけは、ポーランド大使館側から松屋フーズに電話でアプローチがあったことだという。松屋フーズ社内での検討を経てテストメニューとして提供する段階に至ったわけだが……
この際、レジャバ大使はポーランドのミレフスキ大使と会談を行った。これがなんと「松屋下北沢店」で実施されたのである。このときはシュクメルリが復刻販売で提供されており、両大使の対話は相手国の料理を食べながら実施された。
松屋でも提供される日本の食材である「納豆」をNATOと絡めて、ジョージア国の外交課題を示すなど、なかなかユニークな対談を行った。
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https://twitter.com/TeimurazLezhava/status/1762970672245182466
このツイートで、「松屋外交」が一気に拡散。すると、松屋フーズとポーランド・ジョージア両国の関係を見たリトアニアのジーカス大使が、松屋公式のツイートに対して反応を寄せた。
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https://twitter.com/AurelijusZykas/status/1762970128822702209
これを受けて松屋フーズ担当者はリトアニアの大使館および公邸を訪問。リトアニアの料理が提供されることが事実上確定した。
MATOの提唱
2024年6月、ジーカス大使が三鷹駅前の松屋本社を訪問し、この様子をツイートした。
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https://twitter.com/TeimurazLezhava/status/1800040984686027124
ここに「MATO」が誕生したこととなる。
ちなみに、英語圏ではNATOのことをネイトーと発音するが、レジャバ大使は日本の慣例読みのナトーにならって「マトー」と呼称している。
関連項目
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