mbedとは、ARM社が開発した、NXPセミコンダクターズ社(以下NXP社)製マイコンを使用したプロトタイピングが簡単に始めることができるボードの事である。
マイコンは、NXP社のARM CortexM-3 LPC1768又は、LPC11U2が搭載されてるが、mbed ハードウェア開発キット (HDK)が公開されてからは、各社が参入し様々なマイコン(主にARM Cortex-M0又はM3)が使用されている。
概要
mbedの特徴はWeb上でプログラム開発ができること。パソコンには開発環境をインストールすること無く、インターネットブラウザ(Internet Explorer、Chrome、FireFox、Safari)が動けばOS(Windows、MacOS、Linux)を選ばない。当然、オフラインでの開発も可能である。
CortexMのマイコンを簡単に使ってもらう為にできたのがmbed。AVRを簡単に使ってもらうためにできたのが、Arduino。この関係で大体合ってます。
簡単に始められる!
mbedをパソコンにUSBで接続すると2MBのUSBメモリとして認識される。ブラウザ上でプログラムを記述しコンパイルするとBinファイルがダウンロードされる。それをUSBメモリとして認識されているmbedに入れ、mbed上のリセットボタンを押すとプログラムが実行される。
プログラムはC++言語で記述可能で、mbedのデジタルI/OやアナログI/O、シリアル通信、Etherなどの機能は、マイコン開発ではちょっと複雑なレジスタを意識すること無く扱えるようにライブラリが用意されている。
例えばmbed上のLEDをチカチカするのは以下のプログラムで行える。
#include "mbed.h"
DigitalOut myled(LED1);
while(1) {
myled = 1;
wait(0.2);
myled = 0;
wait(0.2);
}
}
コミュニケーション
mbedのプログラム開発を行うサイトはコミュニケーション機能も充実し、製作したネタを公開したり、プログラムを共有することが可能。
中の人やユーザーが公開しているライブラリを流用すればmbedからTwitterにつぶやいたり、SDカードのファイルにアクセスしたりすのは簡単にプログラミングできる。
関連動画
関連項目/関連リンク
- 3
- 0pt