MIDIアニメとは、MIDIで作成した楽曲をMAMプレイヤーに代表される”音階を可視化するツール”で演奏した作品のことである。
MIDIアニメの概要
音階を可視化するツールを用いることで、曲でありながら映像としても楽しむことができる。優れた作品は絵として使用されている音が不協和音とならず楽曲の一部になっているなど、製作には常人には計り知れない高度な技術力が求められる。
最初のMIDIアニメはジンジャーP氏(通称初代MIDIアニメ職人)の「チーターマン的MIDI」。
ジンジャーP氏は同作を含め7本のMIDIアニメを発表しているが、初代であるにも拘らず異様な完成度の高さを誇り、MIDIアニメといえば初代という認識が定着してしまった。そのため、後続のMIDIアニメ作品は初代と比べられてしまうことが多く、そのこと自体がコメントを荒らす原因になるほどである。
もっとも、初代以降にも優秀なMIDIアニメ作者は何名か現れており、ニコニコ動画の隠れた人気ジャンルとして展開されているのは事実である。初代にはない魅力を追求した作品も見られ、更なる発展が期待されるシリーズである。
現在では楽譜上の音符によって描かれたイラストに対しても広義のMIDIアニメとしてこのタグがついている。
歴代MIDIアニメ職人
代表的なMIDIアニメ職人は慣例的に「○○代目」と呼ばれ、投稿者名で呼ばれるケースはほとんどない。この項目でも、大百科内に記事のない投稿者については「○○代目」のみで記載する。また、「○○代目」と呼ばれる以外にもMIDIアニメ職人は存在することに注意されたし(歴代カウントから外されているMIDIアニメ職人の項参照)。
初代MIDIアニメ職人(ジンジャーP)
MIDIアニメの創造者。投稿された7本の動画はいずれもレベルが高く、バリエーションに富んでいる。特に、「絵の音をメロディに組み込む」技術に長けているため不協和音が少なく、曲全体をシンプルにまとめあげる。
MIDIアニメ以外での活動も多く、マルチクリエイターとしての才能を伺わせる。
2代目MIDIアニメ職人
11代目曰く「ニコニコにおいて最も偉大な二番煎じをされた方かもしれません」。この作者の作品はたった一つだけだったが、それがなければMIDIアニメがシリーズ化することもなかったかもしれない重要人物。
実はあの「ニコニコ動画『裏組曲』」の作者さんでもある。
3代目MIDIアニメ職人
MIDIアニメ職人というよりは耳コピーMIDI職人。MIDIアニメが含まれる動画も1本だけであるが、効果音の再現と演出面で非常に優れており、一見の価値がある。
氏の本領である耳コピーMIDI作品はどれもレベルが高いため、他の動画も参照するとよいだろう。
4代目MIDIアニメ職人
投稿作は2本だけ、しかも両方とも1分以内、そのうえ曲がマイナーという知る人ぞ知る職人。しかしクオリティは高くオリジナリティがあり、続編が望まれる。なんといっても絵が大きいのが素晴らしい。
5代目MIDIアニメ職人
タイトルに「下手れなりに」と付けているが、レベルの高さは歴代でもトップクラスの職人。初代に比べ音楽に厚みがあり、絵部分では多少の無茶は厭わない、生粋のエンターテイナーである。 残念ながら更新停止中。
6代目MIDIアニメ職人
アニソン・ギャルゲー曲を中心に作品を発表する職人。MIDIアニメとしての完成度もさることながら、曲のアレンジへの評価が高い。曲が曲だけに、再生数の伸びがハンパない人気者。
7代目MIDIアニメ職人 (本人辞退)
7代目と呼ばれることに本人が辞退を申し出ている、音楽動画を総合的に作っている職人。作品は「メルト」に関する2本のみであるが、とにかく見ていて楽しい、ネタ満載の作品となっている。自信をもっていいのでは。
8代目MIDIアニメ職人
今のところ1曲だけを公開している模様。元ネタの雰囲気が大事にされており、作者の作品への愛情が伺えてほほえましい。
9代目MIDIアニメ職人
やたら直球勝負な職人。「あいしてル~」や「てってってー」をやりたいがためにMIDIアニメを作ったとしか思えない潔さが逆に評価されている。
10代目MIDIアニメ職人
オーケストラMIDIに定評のある職人。しかし代表作の「マリオワールド1-3【ステージ再現】」では常識に縛られない、見事なやんちゃっぷりを発揮した。その音楽はたくさんの動画にBGM使用されるほど愛されている。
「【東方アレンジ】東方管弦組曲【オーケストラ】」という人気動画の作者さんでもある。
11代目MIDIアニメ職人
コメントでは「ニコニコ動画流星群」に比肩するとまで言われる名作「ニコニコ人気25曲メドレーをMIDIアニメで!」を発表した職人。繋ぎとアレンジへの賞賛コメントが多いが、本人はむしろアニメ部分に苦労したとのこと。
MIDIアニメ以外にも多数の人気動画を発表している。
12代目MIDIアニメ職人
とうとう初代や5代目と同列に語られ始めた大型新人。どちらかというと初代に近いシンプルな構成を得意とし、演出面でも楽しいギミックを満載している。技術の向上が見られるため、更なる期待が寄せられる職人である。
13代目MIDIアニメ職人
1作目の「MIDIアニメ FFV戦闘BGM」は曲にただ絵を載せたものだったが、2作目の「MIDIアニメ スーパーマリオワールド OP曲&ステージ」が好評で、いつの間にか13代目と呼ばれるようになった職人。今後、更なる活躍が期待される。
14代目MIDIアニメ職人
今最も期待が寄せられている新人。SFCのゲーム音楽を元に高レベルなMIDIアニメを制作している。技術的には申し分なく、何より本ネタの再現度がハンパない。
15代目MIDIアニメ職人
世紀末ニート氏。うんこの人とも呼ばれる。近年稀に見る残念な職人。アレンジも技術もかなりのレベルで、目を瞑って聞けば何も問題はない。しかし、MIDIアニメとして「見る」と、途端に頭痛が始まる。これはひどい。期待の病人。
16代目MIDIアニメ職人
テレビアニメの小ネタをふんだんに盛り込んだ文字表現に定評のあるMIDIアニメ職人である。
17代目MIDIアニメ職人
Wato氏。MIDIアニメ以外の活動も行なっており、特に変拍子の作曲・編曲には定評がある器用な職人である。数少ないMIDIアニメオリジナル曲の作者であるが、そのオリジナル曲もユーモアのあるアニメ表現や、アニメ部分を主旋律に添える箇所が多く、MIDIアニメとしての表現の面白さで魅せる職人としての評価も高い。
歴代カウントから外されているMIDIアニメ職人
呪いの館の人
2008年初頭、あの「呪いの館」の動画が投稿されてからわずか2日半で「【呪いの館】小学3年の息子と一緒にMIDIアニメを作成しました。」をアップした職人。動画タイトルから「親子」と読み取れるが、まず間違いなくネタであろう(当たり前だ)。投稿時期から「6.5代目MIDIアニメ職人」と呼ばれることも。
病気P
エア本さんをこよなく愛する有名人。MIDIアニメ制作能力は決して低くはなく、むしろよく出来ている方である。なぜ歴代にカウントされないのかは、動画を見て確かめよう。口に麦茶を含んで見ることをお勧めする。
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