MS-IMEとはWindowsに最初から入っている文字入力システム、もしくは、 MS Officeに付属している文字入力システムのことである。
概要
Windows3.1時代からWindowsの文字入力を支えてきた歴史ある功労者であり、Windowsに標準装備されているため、誰しも一度はお世話になったことがあるソフトである。
MS-IMEはセイコーエプソンの子会社で、今は本社に吸収合併されて消滅した「エー・アイ・ソフト」のWXシリーズをベースにしている。Windows3.1のころは同社からWX2をOEMとして提供を受け、それをMS-IMEと称していた。
現在は当然ながら、マイクロソフト社内で開発されている。そのため、下にあるような疑惑が取りざたされている。
昔から、入力による誤変換は度々問題になっていたのだが、Me→XP→VistaとOSのバージョンが上がっていくたびに、MS-IMEの変換精度が著しく悪くなるという、奇妙な逆進化を遂げている世にも珍しいソフトウェアである。
特に最新のMS-IMEでは「はなし」→「派無」と変換されるなど、小学生以下の知能レベル性能に加えて
「親友のIE7ちゃんで使う時、ユーザー登録した辞書を使わせてくれない」
「IMEちゃんが時々行方不明になり、仕事放棄(日本語入力不可能)しちゃう」
などの近年まれにみるバカっぷりを発揮している。むしろ学習すればするほどバカになるという体たらくである。
興味のある方は「いすかんだる」と入力し、変換キーを一度だけ押してみると、予想しない結果が得られるだろう。
疑惑?
元マイクロソフト株式会社会長の古川氏のblogによれば、現在のMS-IMEは開発を日本人以外が行っている為変換精度が落ちているという噂が流れている。
実際には日本・中国・米国の共同開発であり、まったく日本が携わっていないわけではない。ASCII.jp
賢くする方法
MS Office 2003 及び 2007 をインストールしている場合、IME辞書更新サービスから最新語辞書を入れることで、他のソフトに比べ変換能力が低いとされる固有名詞の変換が強化される。ex.ビニ傘、鏡音リン、冬コミ、ハレ晴レユカイ etc...
なおMS Office 2010 ではWindows Updateにより自動的に更新される予定である。
2)学習単語の修正
IMEが学習した単語は、「名詞」「さ変形動名詞」などから自動的に決定しており、誤って覚えていることも多い。そのため、辞書ツールから正しい品詞で登録しなおすことで、変換効率が上がる。誤って学習している単語が多い場合、削除するだけでも効果がある。
3)パッチの適応 (MS Office 2007利用ユーザのみ)
MS office 2007に付属するIMEにはMSからパッチが配布されているため、それを充てることによりバグが修正される。なお、VistaやXPにバンドルされているIMEとMS Office付属のIMEは別物のためMS Office 2007の入っていないPCにパッチを充てることは出来ない。
外部リンク
関連項目
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