MYST
君がこの手紙を読むころには、私は別の時代にいるだろう。 だから、この時代にいる君に手紙を託す。 もし、私に何かが起きたら・・・そのときはキャサリンを頼んだ。 誰かの日記初めてこの世界──いや時代と言ったほうがいいかな──にきたのは一冊の古びた本を手にしたからだ。 あまりにも珍しい装飾の本だったことが妙に印象深かったのは今でも鮮明に記憶している。 本の表紙にはMYSTと書かれていた。 本をめくってみるとなにやら島の地図みたいな絵が書かれていた。 どうやら島の情景などを描いたちょっとした日記みたいだったのも覚えている。 なによりも本の最後のページにあった絵。 私自身、その絵を見て驚いた。なんと動いていたのだ。 まるであの日記に描かれている光景そのものだったのだから・・・。 恐る恐る私は、その絵に手を触れた。 これが私のMYSTの冒険の始まりだった・・・。 ホログラム珍しいホログラムを見つけた。見た目はMYSTに似ているが、MYSTとは違い絵が動き、右側から大量の文字が流れる。 そして、その世界に入れない。 ここに、その一部を乗せて置く。 接続書後になって分かったことだが私が読んだMYSTはMYSTへの接続書と呼ばれる物らしい。 接続書とは過去に滅びたドニ文明によって記された本で特殊なインクと紙で記述される。 この接続書は、その時代へ飛ぶための接続書と元の時代へ戻るための接続書の二冊が必ず作られる。 もし私が元の世界へ戻るとなると、その世界を記述した接続書を見つけるか記述するしかない。 一応サンプルとなるレプリカの接続書を同封しておく、参考にするといいだろう。
CYANついに私は見つけた! しかし、その接続書は他とは異なり絵ではなく文字が動いていた。 違う雰囲気の接続書に私は不安を抱いた。 もしこれを読んでいる君に勇気があるのであれば、その時代へ飛び込んでみてくれ。 |
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