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ナルト
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NARUTOとは、週刊少年ジャンプで連載していた岸本斉史原作忍者漫画である。1999年43号から2014年50号掲載。全700話。
2015年22・23号合併号から32号まで外伝SARADANARUTO -ナルト- 外伝 〜七代目火影と緋色の花つ月〜』が短期連載された。
また続編として主人公たちの子世代の活躍を描く「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-1でジャンプで連載されていた(後にVジャンプに移籍)。

概要

ONE PIECEと並んでいたジャンプ看板漫画で、特に海外では忍者が題材というのも拍がかかりワンピースより人気が高いといわれるほど知名度がある。2006年ニューウィークでは「世界が尊敬する日本人100人」に主人公ナルトランクインしている。

落ちこぼれの忍者見習いであるナルトが持ち前の前向きな性格で様々な困難に立ち向かい、人との出会いや修行の日々の果てに成長しやがて世界規模の陰謀に仲間たちと共に立ち向かうことになるストーリー

海外での名前アラビア語タイトルが「ناروتو」、韓国語タイトルが「나루토」、中国語タイトルが「忍者」、また「」である。

長らく連載をしていたが、連載開始から15年後の2014年50号の週刊少年ジャンプをもって多くのファン作家から惜しまれ、賞賛され連載を終了した。本編は全72巻。

漫画としての人気が高い一方、ネット上ではいわゆるネタ画像コラ画像に類するものも人気で、ナルトスと呼ばれる画像スラング画像としてよく出回る。

あらすじ

木の葉の里の忍者アカデミーは、若き忍者の育成機関である。そこの生徒うずまきナルト」は、いつか木の葉の首領「火」になることを見る、卒業試験を3度落第した落ちこぼれ忍者

やっとの事で卒業試験に合格し下となり、うちはサスケ春野サクラと共に、上はたけカカシの班に配属されたナルトは、数々の苦難を乗り越え成長していく。

用語

び五大
「火の」「」「雷の」「」「土の」という勢力の大きな5つのの総称。
それぞれのに属する隠れ里の長(木ノ葉の里の「火」、隠れの里の「」、隠れの里の「雷」、隠れの里の「」、岩隠れの里の「土」)は「」と呼ばれ、びの世界の頂点に立つ存在である。
チャクラ
人間の身体を構成する膨大な数の細胞一つ一つから取り出す「身体エネルギー」と、修行や経験よって蓄積する「精神エネルギー」の総称。体内では経絡系と呼ばれる管を流れている。これらを練り上げることで術を発動する。
またそれとは別に、大自然エネルギーそのものもチャクラと似た性質を持っており、特別な修業を経る事によってこれを体内に取り込みチャクラとして練る事ができる。
忍者達が使う技の総称。大きく分けて「忍術」「術」「体術」の3つに分類され、チャクラを消費して実現する術も多い。それとは別に「呪印術」「封印術」といった特別な習得手段を要するものもある。
どの術は習得難度の差はあれどでも修業次第で習得できるものだが、中には「秘伝」と呼ばれ、特定の一族しか習得していない術もある。さらに、特定の一族特有の体質や遺伝情報を用いることでのみ発動可な術は「血継限界」と呼ばれ、単に術の詳細が開されていないのではなく、その一族の血を引くか、身体の一部を移植などで取り入れない限り絶対に使う事ができない。
禁術
術のうち、何らかの理由により「使うべきではない」として使用を禁止されている術。に「分身の術」「蓮華・裏蓮華」「イザナギイザナミ」などがある。
禁止される理由は様々だが、に「使用者にかかるリスクが大きすぎる」「術の仕組みに致命的な弱点があるため実戦で使うのは危険」などがある。術のランクとしては禁術定される術は全て高等忍術と同じSランク定になっているが、理由があって禁術定されているものなので、ただ「習得して使うだけ」ならば較的容易な術も多い。(リスクを全て解決した上で使いこなすのはいずれも高等)
例えば分身の術主人公であるナルトを始めとして多数のホイホイ使っているため禁術のイメージいが、これは「チャクラが均等に分配されてしまうので分身しすぎると本体がチャクラ枯渇で命の危険が生じる」「分身の疲労が一気に本体に還元されてしまう」と言うリスクにより、本来は非常にハイリスクな術である。ナルトは九尾抜きでもずば抜けたスタミナチャクラ量により、上クラスは精密なチャクラコントロール分身数の自制により、リスクの出ない範囲で使用している。実戦でない場ならば、木の葉丸の教師役を務めていた特別上エビスナルトとの鬼ごっこの際に十人単位の多重分身を披露している。
なお禁止ではあるが、習得や使用に対して特に罰則などがある様子はない。禁術定されている術の習得方法を記した巻物は機密として保管されている事が多いため、それを盗み出せばもちろん犯罪だが、正当に師から伝授されるなどで覚えた禁術ならば使っても罰せられない。強いて言えば、未熟な状態で術を使ってしまえば師からのお叱りはあるだろうが、使うべき所でリスク覚悟の上で使った禁術については咎められない事が多い。師・ガイより言いつけられた条件に従った上で裏蓮華を使ったリーは多大なダメージを受け重体に陥ったが、教えた側のガイが非難される事はあったものの、リー本人はからも責められる事はかった。
性質変化・形態変化
チャクラはただチャクラとして練っただけでもエネルギーとして力を持つが、これを特定の形に変化させることでより特化した効果を発揮することができる。チャクラを回転させる、一箇所に押し固める、武器わせるなどの物理的な変化を起こすものを「形態変化」、火やなどの属性を与えるものを「性質変化」と呼ぶ。
性質変化は火・・雷・・土の5種類の性質があり、五大の名の由来となっている。性質変化にはジャンケンのように優劣関係が存在する。また自分のチャクラがどの性質に属するかは先的に決まり、例えばナルトチャクラの性質をもっているが、サスケを始めとしたうちは一族は皆火の性質を持っている。ただし先的な性質に合致する方が高レベルの術を習得しやすいというだけで、複数の性質変化を会得する事自体は修練次第で可。上クラスになると大抵2つ以上の性質変化を会得している。
ただしこれらの複数の性質は「使い分けられる」だけであり、2種類以上の性質変化を同時に行うことは原則として不可能である。上述の「血継限界」の中にはこれを可にするものがあり、初代火千手柱間遁と土遁を組み合わせた「木遁」を使う事ができた。
なお、ナルトの性質変化の修行の際に「性質変化の会得は本来何年もかかる修行」という発言があったが、下レベルでも性質変化を使った術を行使する者は何人もおり、サスケ子供の頃に1週間で「火遁・火球の術」を会得し、中選抜試験本選前に1か未満でゼロから千鳥を会得している。これらについては、印を用いて決まった形でのみ発動する術ならばチャクラコントロールと印さえしっかりすれば下レベルでも発動可な一方で、新術を開発したりする等でチャクラそのものの性質を丸ごと変えてしまう、思いのままに性質を扱うレベルで変化を使いこなすには年単位修行が必要、と見るのが自然サスケ千鳥も初期は印を結んで左手に収束する事しかできなかったが、大蛇丸の元で修行した後の時期は印を結ばずともにしたり千本にしたり、果ては全身から放電するような真似すらできるようになっていた。
1~9本の尾をそれぞれもつ9体の。膨大なチャクラの塊が姿形と自を得たとも言えるような圧倒的戦闘力を誇る存在で、各里に1体ずつ分けられることで軍事バランスを危うい所で保っている。
ただし尾を尾のまま存在させている里はなく、いずれも特定人間の体内に封じ込めた「人柱(じんちゅうりき)」と言う状態にする事によってそのパワーを抑え管理下においている。NARUTO主人公うずまきナルトは木の葉隠れの里にある「九尾」を宿した人柱力である。
人柱力は場合によっては体内の尾チャクラを表に出して使う事があり、その時は人間とは思えないほどの戦闘力を持つ。尾チャクラ漏れ出ている度合いによって段階があり、ナルトの九尾だと段階が進むごとに尾の数が増えていき、4本を越えた辺りで師・自来也でも手がつけられない暴走状態になる。
こういった暴走状態になるのは基本的に尾人間を嫌っており、理やり封印されている状態で隙あらば宿を乗っ取ろうとしているためであり、自身が宿す尾と良好な関係を築いている隠れの里のビーおよび八尾においてはこの暴走は起こらない。ナルトも終盤で九尾と和解を果たし、暴走することなく九尾のチャクラフルパワーで外に出すことができるようになっている。
なお、ナルトが九尾と和解した際には自身のにある八卦封印を解除している描写がある。九尾自身も「この封印のせいでチャクラをやれるのはほど」と発言しており、和解してフルパワーで九尾チャクラを使えるようになった後のナルトにおいては、そもそも九尾は封印されておらず、九尾自身の意志でナルトの中に留まっている状態である(和解して封印を解いても、抜け出れば人柱力が死ぬという状態は変わらない)。

アニメ

スタジオぴえろ制作で、テレビ東京系にて放映された。原作で第二部にあたる部分は、「NARUTO-ナルト-疾風伝」で放映された。

時々、凄腕アニメーターが多数参加することがあり、すさまじい作画クオリティを披露してくれる。特に133話「哮!オマエはオレの友達だ」はそこらの劇場アニメえるほどのクオリティを誇り、アニメ業界内でも伝説となっている。また、OPはほぼ毎回な顔ぶれとなっており、そのクオリティの高さは必見。

主要登場人物・キャスト

キャラクター 声優 キャラクター 声優
うずまきナルト 竹内順子 飛木ノ葉丸 大谷育江
うちはサスケ 杉山紀彰 うみのイルカ 関俊彦
春野サクラ 中村千絵 シズ 根本
はたけカカシ 井上和彦 猿飛ヒルゼン 柴田秀勝
サイ 日野聡 波風ミナト 森川智之
ヤマト 小山力也 綱手 勝生真沙子
奈良シカマル 森久保祥太郎 自来也 大塚芳忠
山中いの 柚木涼香 大蛇丸 くじら
チョウ 伊藤健太郎 薬師カブト 神奈延年
アス 小杉十郎太 鬼灯水月 近藤隆
ロック・リー 洋一 香燐 東條加那子
日向ネジ 遠近孝一 阪口周平
テンテン 田村ゆかり イン 堀内賢雄
マイト・ガイ 江原正士 小南 田中敦子
夕日 落合るみ うちはイタチ 石川英郎
犬塚キバ 鳥海浩輔 干柿鬼鮫 檀臣幸
油女シノ 川田紳司 サソリ 櫻井孝宏
日向ヒナタ 水樹奈々 デイダラ 川本
バキ 中田譲治 飛段 てらそままさき
我愛羅 石田彰 土師孝也
マリ 朴璐美 ゼツ 飛田展男
カンクロウ 加瀬康之 トビ
うちはオビト
高木渉
内田直哉
千手柱間 菅生隆之 のはらリン 七緒はるひ
千手扉間 堀内賢雄 うちはマダラ 内田直哉
大筒木カグヤ 小山茉美 大筒木トネリ 福山潤
六道仙人 立川

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7398 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 20:02:13 ID: lDizB8UkPT
2期の序盤の頃のとベタのバランスが神がかってた頃が凄い好きだな (後半になるほど戦闘場面的にが多すぎて暗い印ばっかだけど)
この作者以降同じようなの見てないしやっぱり二だったんだなぁと
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7399 ななしのよっしん
2025/02/20(木) 06:35:59 ID: 5Aentca4Ed
最近読んだ漫画分身的な術が使えるニンジャが居たんだが、
そいつが使う作中での分身は「本体が殺されても分身が残る」タイプの術で、残った分身が本体になれるみたいな感じで色々とやべー禁術みたいな感じだったぞw

ヒロアカで言えばトゥワイス のコピー人間出した後に本体が死んだら、生き残った複製の一人がそのままオリジナル化するようなもんだし。
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7400 ななしのよっしん
2025/03/08(土) 21:36:34 ID: yWl1vy9nik
BORUTOでも回収されていない未回収の設定がまだ色々と残っている
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7401 ななしのよっしん
2025/05/24(土) 21:49:36 ID: UGi4FJggsy
NARUTO和解テーマになっているってばよ。
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7402 ななしのよっしん
2025/06/10(火) 08:13:15 ID: smjQSW9yk9
NARUTOを通じて、イタチ兄さんナルト本人、サスケ、マダラやオビトと、うちは一族の関係の話ばかりだがw 過去にも今にも思う。

人間関係も戦争歪み現象も、何が事実で何がか見つめるのが凄く難しい事。そして術の様に自分が見ている事や物が都合の良い話の様に伝わったり、が味方でが敵かは周りの意見に左右されたり、解らない事も多く、悪い事が常に起きてるとは限らない事

そして、自分達が知らない人種歴史の立場で様々な感情が渦巻いていて、現実では中々、怒りや憎しみについて触れる事が少ないから、どうしても遠ざけてしまったり、向き合っても冷静に内省出来なかったり、むしろ憎しみをぶつける事が正義な成ってしまったりする。

ある一つの意見を信じて、何処かの人種を追い出す事が安全に生きられると認められたとしても、追い出された方は更に憎しみを募らせ、報復するかもしれない、その怒りを切るのか、受け止められるのか考えなきゃいけないと… が何を言ってるかじゃない、が何を積み重ねて資格や根拠を持って言ってるかまで考えなきゃいけない
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7403 ななしのよっしん
2025/06/30(月) 18:38:44 ID: lRo5gw1boX
よくジャンプ大人気作のに入れられてるけどこんな事言ったらボロクソかれそうだが正直三大人気作の中だけで言えば内での人気度は一番下なんじゃないかなと思う。

現にドラゴンボールワンピース海外では論、内でも大人気だし今の若い人達の様な直撃世代じゃない人でも普通に知られてるけどNARUTOだと直撃世代じゃない人は論、当時世代だったであろう人ですら知らないって人をよく見かけるし(それどころか「あんまり好きじゃない」と言ってる人も多数いたぐらい)

の周りでもジャンプ作品だとドラゴンボールワンピースの二大巨頭でNARUTOの人はどいなくて肩身の狭い思いをした記憶がある
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7404 ななしのよっしん
2025/06/30(月) 19:03:54 ID: mgDWy84W8h
そういえば20周年記念アニメってどうなったんだってばよ・・・
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7405 ななしのよっしん
2025/07/16(水) 10:44:31 ID: YlRbh7IAdd
今さらながらアニメみてるけど
週刊連載原作の宿命で引き伸ばしまくってて一気見はなかなか辛い

木の葉崩しで三代目大蛇丸屍鬼封印しかけてから
4週経ってもまだ大蛇丸の腕もっていけなくて笑っちゃった
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7406 ななしのよっしん
2025/07/16(水) 18:58:32 ID: mgDWy84W8h
>>7405
何せあのシーン演じてるくじらさんと柴田さんが「またこのシーンからかぁ…」ってうんざりしながら毎週アフレコしてたって話だからね…
ある回では「いい加減にくたばってくださいよ…」ってセリフから始まるもんだから「こっちのセリフだよ!」って思いながら演じてたとか
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7407 ななしのよっしん
2025/07/17(木) 19:21:49 ID: T2V1uFr6TQ
こっちもアニメ視聴中(五編まで視聴済み)だけど一番嫌な引き伸ばししてたのは疾風伝1年だと思ってる やたらキャラ同士睨み合う場面が多いしそれ自体が長いしで…あれの後だとアニオリやるか放送済みの回流用回想or新規作画回想で伸ばしてる時の方がまだマシって感覚だわ
正直制作時期の関係でアス比移行の犠牲になったのだ…という部分もあるから原作の整合性も考慮されたNARUTO改がいつか作られるんじゃないだろうか
あとアニオリも色々不満はあるけどゲンノウじいさん老兵の回なんかは結構良く練られてるから個人的にオススメ
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