NINJA GAIDENとは、テクモ(現コーエーテクモ)から販売されているアクションゲームのシリーズ。
よく勘違いされ易いが「NINJA GAIDEN シリーズ」であって「NINJA GAIDEN Σ シリーズ」ではない。
概要
開発はTECMOの「Team NINJA」が担当。タイトルは、FCソフト『忍者龍剣伝』の海外タイトル『NINJA GAIDEN』から来ている。
『忍者龍剣伝』についてはSteam版『Ragebound』のページでは「クラシック版『NINJA GAIDEN』」として扱われている。
龍の一族の超忍「リュウ・ハヤブサ」の活躍を描くアクションゲーム。
『Dragon Sword』のみ、タッチペン操作という異色作になっている。
元テクモ社員、現ヴァルハラゲームスタジオ代表取締役の板垣伴信氏がプロデュースした作品としても知られる。なお、板垣氏が開発を担当したのは『1』『Black』『2』のみで、後述する『Σ』『Σ2』の開発には携わっていない。
タイトルの後に『Σ』と付くものは、現Team NINJAリーダーの早矢仕洋介氏が開発を担当したアップグレード版であり、敵の強さ・配置の調整、新要素の追加等がされている。区別のため、ファンからは「無印1」「Σ1」のように呼び分けられている。
また、アップグレード版ではあるもののゴア表現に規制がかかったバージョンとなっており、賛否を生む要因の一つになっている。
『3』では逆にアップグレード版である、『3RE』がゴア表現つきのバージョンとなっている。
こうした経緯もあってか、グラフィックリマスター版の『2 Black』では、『Σ2』をベースとしているものの、ゴア表現が復活している。また、『Σ2』で不評だった追加ボスの削除も行われている。
現在では『無印2』の開発メンバーであり、『3』で初めてディレクターについていた安田文彦氏がこのシリーズの全体的なプロデューサーかつTeam NINJAのブランド長となっている。
作品一覧
※PC版についてはXbox Game Passにも入っているものも多く、凡そはPC表記。
SteamにしかないタイトルはSteam(PC)と表記。
タイトル | 対応機種 | 発売日 | その他 | ゴア表現 |
NINJA GAIDEN | Xbox | 2004年3月11日 | 有 | |
NINJA GAIDEN Black |
Xbox Xbox360(クラシック) |
2005年9月29日(Xbox) 2008年2月11日 (Xbox360) |
1のアップグレード版 | 有 |
NINJA GAIDEN Σ | PS3 | 2007年6月16日 | 1のアップグレード版 | 無 |
NINJA GAIDEN 2 | Xbox360 | 2008年6月5日 | 有 | |
NINJA GAIDEN Dragon Sword |
DS | 2008年3月20日 | ||
NINJA GAIDEN Σ2 | PS3 | 2009年9月29日 | 2のアップグレード版 | 無 |
NINJA GAIDEN 3 | PS3 | 2012年3月22日 | 無 | |
NINJA GAIDEN Σ PLUS |
PSVita | 2012年2月23日 | Σの移植・調整版 | 無 |
NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge (RE) |
Wii U PS3、Xbox360 |
2012年12月8日(Wii U) 2013年4月4日 |
3のアップグレード版 | 有 |
NINJA GAIDEN Σ2 PLUS |
PSVita | 2013年12月19日 | Σ2の移植・調整版 | 無 |
YAIBA NINJA GAIDEN Z |
Steam(PC) PS3、Xbox360 |
2014年3月22日(PC) 2014年3月27日 |
有 | |
NINJA GAIDEN 2 Black |
PS5、PC Xbox Series X/S |
2025年1月24日 | Σ2をベースとした リマスター・改良版 グラフィック刷新 |
有 |
NINJA GAIDEN Ragebound |
PS4、PS5、PC Xbox One Xbox Series X/S Nintendo Switch |
2025年夏予定 | 2D作品 | |
NINJA GAIDEN 4 | PS5、PC Xbox Series X/S |
2025年秋予定 |
マスターコレクション
2021年6月10日に発売された、リマスターされたセットタイトル。
対応機種はPS4、Xbox One、Nintendo Switch、Steam、Xbox Game Pass
『Σ』、『Σ2』、『3RE』が収録されている。
基本的に最終バージョンを基準に収録されており、『Σ』についてはPLUS版に入っている要素が一部反映されている。
『3RE』が収録される関係上、Nintendo Switchにのみ「version D」というゴア表現を抑えたバージョンも発売されている。
また、この作品選択も安田Pに言及されており、上記の理由以外だと基本的に当時のゲームのデータのサルベージが厳しく、『Σ+』や『Σ2+』の開発する際に整理したデータが扱えるためとされている。
その影響か後に発売される、『2black』も無印に近づけた部分はあるものの、ベースのシステム自体は『Σ2』のものになっている。
また、『3』については当時のディレクター本人であったため、思い入れは強いとしつつ、「絶対『RE』ですよね...」と苦笑しながら回答している。
ゲームシステム
難易度
最近のアクションゲームにしては珍しい、とてもシビアな難易度。
敵のAIが優秀(とはいってもある程度行動パターンは決まっている)で、じっとガードを固めていると投げられ、適当にジャンプするとロケットランチャーで撃ち落され、適当なタイミングで攻撃すると回避される等、「雑魚」とは思えない雑魚敵が多数出現する。中にはスーパーアーマーやガード不能技を備えている者もおり、たった1体の雑魚敵に瞬殺されることも珍しくない。
その難しさから、クリア前に投げ出すプレイヤーも多く、彼らから調整不足のクソゲー・運ゲーとして扱われることもある(実際、運ゲーに近い戦闘もある。Blackのダイナモとか・・・)。
だが、それ故にステージクリア時の達成感は一入だとも言える。捌き(カウンター)、手裏剣キャンセル、風路(敵を踏み台にジャンプ)、絶技引導といった戦闘テクニックも豊富で、それらを覚え実践していく面白さもある。何より、先に進むにつれて上達していく自分の腕前を実感できるのが楽しい。
演出
絶技ニンジャガを語る上で外せない要素の1つ。宙に浮くエッセンスを吸収して、高威力の無敵技を放つ。 威力もさることながら、絶技の魅力はその超絶モーションにある。おおよそ人間とは思えない動きで敵を滅多切りにするリュウの姿は、まさに圧巻。 |
滅却『2』『Σ2』独自のシステム。敵が欠損(腕、脚がもげた)状態になった時に、強攻撃を当てると発動。 滅却が発動すると、専用の演出が入り敵を一撃で倒すことができる。コンボから流れるように敵を滅却する様は必見。 |
あらすじ
NINJA GAIDENドーク重鬼卿率いる「神聖ヴィゴル帝国」の軍団が、突如隼の里に現れる。 彼らの狙いは里に封印されている魔刀「黒龍丸」であった。里の民と魔刀を護らんと出撃するリュウであったが、人外の力を持つドークの前に敗北。黒龍丸も奪われてしまう。 龍剣の鞘の加護により一命を取り留めたリュウ。ドークへの怒りに燃える彼は、黒龍丸の奪還と、殺された同胞の仇討ちのため、ヴィゴル帝国行きの飛行船へと乗り込む。 |
NINJA GAIDEN 2東京で地蜘蛛一門の忍者が暗躍しているとの情報がリュウの耳に入る。地蜘蛛一門とは、数世紀前から隼一門と対立している忍者衆で、目的達成のためならどんな卑劣な手段も厭わない外道の集まりであった。 不審に思ったリュウは東京へ赴き、そこで地蜘蛛忍者に襲われていたソニアというCIAのエージェントを助ける。詳しい事情を聞こうとするリュウ。だが、彼女の口から告げられたのは驚くべき内容だった。 |
登場人物
メインキャラクター
リュウ・ハヤブサ
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あやね
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1のキャラクター
マルバス様
3人いる重鬼卿の1人。ラスボスの前座、最後の大ボスという大役を担っている。が、空中で様子見、戦闘中に手下を召喚する等のチキン戦法が目立つことや、ドークやアルマに比べて行動パターンが単調で分かり易いことから、その存在は半ばネタ扱いされている。Σ2では第一人称が「マルバス様」になっている。
ようこそ 修羅の魔界へ
2のキャラクター
幻心
「邪忍衆」とも呼ばれる地蜘蛛一族の頭首。その実力と気骨は一族稀代の超忍と呼ぶにふさわしい。
エリザベート
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アレクセイ四殺重鬼王「電撃のアレクセイ」の異名を持つ魔神。破壊と殺戮を好む魔神にしては珍しく、美しく華麗な者を好む。やや陶酔気味の言動が目立つ。 |
ヴォルフ四殺重鬼王「嵐のヴォルフ」の異名を持つ人狼の王。戦闘狂であり、強き者は敵であろうとも賛美する美学と、重鬼地獄剛殺陣(じゅうきじごくごうさつじん)という恐ろしい陣形を持つ。前述のネーミングセンスと、強敵揃いの四殺重鬼王の中では最も行動をパターン化し易い(つまり弱い)ことから、ネタにされ易い。 |
ゼドニアス |
関連動画
1本編
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関連項目
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