ONE PIECE FILM Zとは、2012年12月15日(土)に公開されたアニメーション映画である。108分。
せいぜい いい概要を書けよ! 解説王!!
新世界突入後、魚人島を発った麦わらの一味と元海軍大将”ゼット”率いるNEO海軍、そして海賊達最大の脅威海軍をも交えた壮絶な死闘を描く。
原作者監修のONE PIECE FILMシリーズの第二弾となる。
なお、前作ONE PIECE FILM STRONG WORLDでの尾田栄一郎の肩書は「製作総指揮」だったのに対し、今回は「総合プロデューサー」となっている。パンフレットでは「今回は罠にはめられたが、やっぱりもう二度と映画には関わりたくない」と答えている。が、やっぱり3作目もやらされる羽目になった。
監督はワンピースシリーズ初参加となるプリキュアシリーズでお馴染みの「長峯達也」が抜擢され、脚本は森三中大島美幸の夫として有名な放送作家「鈴木おさむ」が務めた。
原作者監修とあって、この映画は初出となった新世界時代のキャラもおり(この辺りを知っているのが作者のみという事も原作者に協力を仰いだ一因でもある)、青雉ら旧3大将のほか、コビーやヘルメッポ(厳密には公開日に放送されたテレビ映画「エピソード オブ ルフィ」が先とも言える)も登場する。ちなみに極一部を除き海軍キャラのほとんどがこの作品がスクリーン初登場である。
テレビシリーズ本編でも前作同様に前日譚が放送された。前作では連動要素が薄い上に、担当した声優の影響もあってか、あまり好評では無かったが、本作ではその反省が生かされおり、かなり映画と連動したストーリーになっている他、勿論Z先生も僅かながら登場する(前作の「金獅子の野望」ではシキ本人はラスト以外殆ど登場しなかった)。
来場者特典は前作の0巻に続き1000巻が配られた他、先着200万人(先着ってレベルじゃねーぞ)に「海賊の宝袋」というおまけが付いてくる。
全体的に明るい雰囲気だった前作とは対照的に本作はゼットの出自からラストに至るまでややダークな雰囲気で物語が進み、決着方法も前作とはまるで逆となっている。
なお、この映画のゼットの目的は新世界の火山島(エンドスポット)を全て破壊し、新世界を焼き尽くす事で海賊を一般市民もろとも根絶やしにするというものだが、作中の解説を聞く限りでは仮面ライダーアマゾンの東京フライパン作戦に匹敵する超トンデモ理論に基づいた計画である。
コラボ商品も多く、集英社やバンダイといったお馴染みのメーカーに加え、ネットゲームサイトやセブンイレブンなどのコンビニ、同時期開催のONE PIECE展の会場となった大阪海遊館(厳密には隣の建物だが展覧会チケットで割引があった)、果てはZを品名に持つロートの目薬や無関係なはずのカー用品店のオートバックスなど多岐に渡った。
例によってタレント吹き替えも存在している。ビンズ役の香川照之の怪演はなかなかのものだが、アイン役の篠原涼子は若干アフレコの不慣れさが見受けられる。セカン島の3人娘は正直棒(ry
興行は大成功を収め、公開初日でSTRONG WORLDの動員数を破る最速の出足でシリーズ最大のヒット作となった。更に翌日には「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を抜いて年末最後の大型アニメ映画にして2012年最大のアニメヒット作の座に君臨した。これは「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」に匹敵するヒットであった。観客動員も年末年始にかけて430万人を突破するなど、この年の正月が土日寄りだった事も手伝って正月映画としても成功している。因みに正月映画での400万人達成という動員数はかつての平成ゴジラVSシリーズ並である(なお、次回作ではそのゴジラと雑誌でコラボしている)。
これらの事から、公開1週間後に放送された毎日放送「せやねん!」では他局にも関わらず大幅に時間を割いて特集した(まぁ元々映画番組の宣伝で他局の解説者のコスプレしたりいろいろフリーダムな局だが)。ちなみに「AKBと商売方法が似ている」などと大阪らしくその儲けのテクニックに焦点が当たっていた。
本作オリジナルキャラクター
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ゼット(ゼファー)
CV:大塚芳忠
新世界の海域で活動を展開する武装集団NEO海軍の総帥。
本名はゼファー。かつては海軍大将だったが、海賊に妻子を殺されてからは大将の座を退き、以降は教官として現海軍元帥の赤犬や元大将の青キジ、さらに現役の名だたる将校を多数育成していった。物語から数年前、新兵の訓練行動中に海賊に襲われて多くの教え子達の命を奪われるという憂き目に遭うも、それでも折れる事無く今度は独立遊撃隊を結成して海賊討伐を続けていた。しかし、その新兵達を殺害した海賊が王下七武海に取り立てられて無罪放免も同然になったという現実に打ちのめされて海軍を退役、野に下ると子供時代に憧れていたヒーロー“ゼット”を名乗って完全な海賊殲滅を標榜する過激な武装組織“NEO海軍”を立ち上げる。
以前は部下および民衆思いの心優しい人物だったとされるが、現在では海賊を滅ぼすためならあの赤犬以上に手段を選ばなくなっており、危険物質「ダイナ岩」で新世界の3箇所にあるマグマ溜まり「エンドポイント」を爆破して世界規模の大災害を起こし、そこに住む人々を巻き添えにしてでも新世界の全ての海賊を抹殺しようと考えるようになった。
珍しく悪魔の実の能力を持っていないが、海軍時代は「黒腕のゼファー」と呼ばれるほどの覇気の使い手であり、さらに海賊に奪われた右腕を複合武装アーム「バトルスマッシャー」に換えた事で圧倒的な格闘能力を獲得している。また、黄猿に「能力ばかりに頼るな」と言い放っており、海軍時代から能力者の戦闘力はあくまでも能力によるものとして術者本人の戦闘力とは分けて考えて指導していた模様。しかし、既に相当な老齢である事から身体には衰えが出ており、長時間の戦闘は困難になっている。現時点でFILMシリーズの首領キャラクターとしては唯一「悪魔の実の能力者」ではない(前述の通り能力者狩りを生業とした男で、特殊装備の武装で能力者以上の戦闘力を誇るため)。
声を担当した大塚は過去別のキャラクターでシリーズに出演しているが、ボスキャラクターをいつか演じたいと語っており、本作にて宿願叶う事となった。 - アイン
CV:篠原涼子
NEO海軍構成員。
二刀流の剣を使う女性剣士で、かつてゼットが率いていた新兵隊の生き残りの一人。
口数の少ないクールな性格をしているが、ゼットを自分の父のように慕っており、彼のやる事なら例えそれが如何に外道な事であろうともついて行く姿勢を持っている。
悪魔の実「モドモドの実」の能力を持っており、触れた人間を若返らせて相対的に弱体化させられる。
これでゼットを全盛期の肉体まで若返らせたら良いじゃんとはいってはいけない - ビンズ
CV:香川照之
NEO海軍構成員。
カラフルな色立ちの忍者っぽい格好した細身の男で、アインと同じく新兵隊の生き残り。本作のイロモノ担当
アインとは対照的で表情豊かかつ芝居がかった喋り方が特徴。口癖は「モサッモサッ」
悪魔の実「モサモサの実」の能力により周りの植物を急成長させて操る事ができる。
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