PaintShop Pro(ペイントショッププロ)はコーレル社が販売するMicrosoft Windows用画像処理ソフトである。現在のバージョンは2023 (25)。略称は(PSP、ピーエスピー)
概要
Paint Shop Proは高機能で便利なWindows用画像編集ソフト。
お絵かきや画像編集によく使われます。
簡単に説明すると「Photoshop CC の一世代前の機能がついていて、バッチ処理が楽」
マジックムーブ(物体を移動させた際、背景を自動補完する機能)を搭載していたりするので、あながち間違っていません。
特徴は、画像(ラスタデータ、代表ソフトPhotoshop)と図形(ベクタデータ、代表ソフトIllustrator)の両者が扱える点。画像の上に文字や図形のレイアウトを行うのも、Photoshopに比べて得意です。
1万円しない低価格にもかかわらず、Photoshop Elements 未搭載の「パス・クイックマスクモード・トーンカーブ・ミキサーパレット、履歴パレットからの一括処理」が使えたり、一部のPhotoshop 用ブラシやプラグインが使えるなど互換性が高いのも特徴。
Paintshop形式で保存する場合はベクタデータが維持できますが、PSD保存する際はパスはラスタライズされます。CMYKに分解はできても、CMYK変換、CMYKに保存は対応していないので、同社「CorelDRAW」に同梱しているPHOTO-PAINTを使ってください。ちなみに、同価格帯のPhotoshop Elements もCMYK非対応です。
新機能など
- フレームツール(図形内の画像配置)
- AI配置置換(人を認識して背景を別の画像と合成)
- AIポートレート(人を認識して背景をぼかす)
- AIスタイル変換(絵画風などにAIを使って変換)
- HEIF、HIF(iPhoneやAndroidの最近の形式)に対応
- AI高画質化(人工知能を使って画像のアップサンプリング、ノイズ除去)
- 極細ブラシ(合成時の髪の毛などの選択範囲調整)
- マジックムーブ(物体を移動させたときの背景補完)
- バッチモードの改良
- レンズ補正機能
- テキストラッピング(ベクターシェイプの中に適当な文字を流し込む機能)
- レイヤー回りの強化(選択しながら結合なども可能に)
- より協力になったスマートエッジ(選択機能)
- ブラシの高速化
詳しくは公式ページ参照のこと。>http://corel.jp/paintshoppro
歴史
PaintShop Pro は元々米Jasc Software が開発していて、日本での販社はP&Aでした。コーレルに買収された後の最初のバージョン、X(10)までは名前の変更はありませんでした。
2007年発売の11でPaintShop Pro Photo という名になり、
2010年発売のX3(13)で Paintshop Photo Pro となりましたが、
2011年発売のX4(14)で Paintshop Pro にもどりました。
過去のPaintshop の開発陣代表、グリーンハル氏はバージョン9の頃のインタビューで「ユーザーはレタッチだけでなく、ペイントにも使用している。アートメディアツールをぜひ使って欲しい」と答えていました。
>>ソース
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関連項目
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