パナソニック株式会社 |
Panasonicとは、大手電機メーカーである。
2011年4月1日、パナソニック株式会社は、
「パナソニック電工株式会社」と「三洋電機株式会社」を完全子会社化した。
なお、両社は2011年3月29日をもって上場廃止された。
概要
1917年創業。創業者である松下幸之助が一代で日本を代表する電器メーカーにまで育て上げたことで知られている。
社是的には三菱財閥とダイエーに似ているが、マネシタ電機と呼ばれるどこからか情報入手した商品情報を消費者が使いやすく、かつ手の届きやすい金額を正価(法律にて不可能になったが、メーカーが商品の販売価格を定めるメーカー希望小売価格が一番判りやすい、小売店側が定められた価格より若干割り引いて販売することはとがめない)で販売し、労働環境はともかく、仕事の出来る下請け企業も含めて従業員に対しては相応に報いていた、が、強大なカリスマ経営者が去ってしまうともはやダメになる要素しか残らず、家電業界の不況により大々的なリストラを定期的に行なっている。
神商品が多いパナソニック電工の製品とそれ以外の製品との判別方法は非常に簡単で、商品品番の三文字目に『-』が入っていなければパナソニック電工製、『-』が入っていればそれ以外となる。
家電はもちろん、グループ企業を含めると、照明器具、住宅設備、住宅、自転車、出版、政治家養成機関なども手がけている。以前は証券会社や不動産会社もグループ内に存在した。
門真本社の一見殺しとどこにでもある異彩を放つ掲示板
まず登記簿上のパナソニックの登記上の本社住所は京阪電車の西三荘駅北側、パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館の裏になるが、総務や購買等の事務系は守口市八雲中町にある守口地区(パナソニックHD本社)と呼ばれる国道一号線の上り線側、斜め向かいにある国道一号線の下り線側にあるパナソニックの正門側から見て右側(西側)がパナソニック電工の門真地区、同正門側から見て左側(東側)はパナソニック門真地区があり、分割された各事業の本社と研究施設がある。
この各地区内にある各建屋に番号が振られているが、従業員から手渡される名刺には登記上の本社住所か事業所の正式な住所記載(パナソニック本社と労働組合連合会以外の「門真市大字門真1xxx」は守口市八雲東町なので注意)しか無いので幾度と案内されて覚えるまではまず迷う。
社員食堂の面積はともかく、社員食堂より微妙に購買所が多くて面食らったりするのはご愛敬(共に、施設内に正規に入場できればだれでも利用は可能)。
もう一つの衝撃的なトピックとして、会社から発せられる文章を貼り付ける掲示板の数が二割とすると、残りの八割は労働組合の掲示板という非常に偏った状態で、20メートル歩くと2~3つはパナソニックグループ労連の掲示板で、それとは別に労働組合が公認している政党の候補者ポスターがあちらこちらに貼ってあるという異空間を感じることが出来る。
なお、困ったことに他社では普通に張り出してある上位組織の連合や電機労連のチラシを発見することは非常に困難。
- パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館の隣にある一般に開放されている「さくら広場」と命名された緑地公園は春になると桜が咲くことで地域では有名だが、重金属による土壌汚染が深刻すぎて他に転用のしようが無かったという黒歴史の上に成り立っている。
- 2023年開業予定のコストコ門真、ららぽーと門真等のある門真市松生町は門真南地区と呼ばれていて、京阪電車・大阪モノレール門真市駅すぐ北側の門真北地区と呼ばれている門真市松葉町(派遣作業員いじめなどで有名である)までが通称松下村と呼ばれていたエリアとなる。
- 概要でも述べたとおり、三洋電機と共に衰退したため、門真市、守口市、大東市などの単体消耗部品を製造していた中小企業や家庭内下請け事業者がそのまま生活保護に突入するという問題が発生し、法人住民税の大幅な低下を含めて周辺に大ダメージを与えた。(当然、何ら反省はしていない)
ブランドの由来
Nationaiブランドは、松下幸之助が「国民のために製品を作る」という願いを込めて、1929年に制定した。
その後海外に商品を輸出仕様とした歳、従来のNational ブランドではすでにアメリカにおいて商標が他社に取られていたのと、「国家主義」「国立」という意味があるために適切ではなかったため、「松下電器の音をあまねく世界へ」という意味合いを込めて、Pan(すべてへ)-a-sonic(音)という単語をつなげてPanasonicとした。
その後、AV機器や情報機器などを中心にブランドイメージの刷新を図るため、1987年より日本国内向けの音響・映像製品にも使用するようになった。(なお、それ以前より商品名として「パナ」という名称を使うことはしばしばあった)
さようなら National
2008年 10月1日の社名変更(松下電器産業→パナソニック、松下電工→パナソニック電工)に伴い、
1929年発売の自転車用ランプ「ナショナルランプ」以来約80年間もの間使用されてきた
National (白物家電・住宅設備のブランド) は2009年度中までに全廃し、
すべての商品が Panasonic へ切り替わった。
Panasonic 主な一社提供番組
テレビ
現在
過去
- パナソニックドラマシアター
(月) 20:00~20:54 TBS
1956年に「ナショナル ゴールデン・アワー」としてスタート。テレビ放送黎明期から放送されていた大長寿番組。1964年~2008年まで「ナショナル劇場」というタイトルだったが、社名変更を機に改題。2013年3月で放送を終了。通算57年6ヶ月という歴史に幕を閉じた。
後番組「月曜ミステリーシアター」も放送開始当初の半年間は一社提供スポンサーとしてPanasonicが付いていたが、その後は複数社提供番組に移行。2015年3月をもって番組自体も終了し、59年間も続いたTBSテレビ系月曜20時台の連続ドラマ枠自体も廃止された。
1969年~2001年までは時代劇専門ドラマ枠として放送され、「水戸黄門」「大岡越前」といった国民的時代劇が放送されていたので知られる。 - サワコの朝
(土) 7:30~8:00 TBS・MBS
TBSテレビと毎日放送の共同製作でTBSテレビ系で放送されていた阿川佐和子司会のトーク番組。
ラジオ
現在
過去
- Panasonic Melodious Library
(日) 10:00 - 10:30 TOKYO FM [FM 80.0MHz] 2007年7月~2023年3月
COSMO POPS STATIONの後継番組としてJFN(全国FM放送協議会)系各局で放送。 - 歌のない歌謡曲
(月)~(金) 6:42~6:57 TBSラジオ [AM 954kHz]
全国のAMラジオ37局(JRN系列と栃木放送・岐阜放送・KBS京都・ラジオ関西)で放送
→この番組の放送局一覧(2023年9月30日に閉鎖)
約70年続いた老舗番組。1951年にMBSラジオ(当時の新日本放送)で始まり、やがて日本各地のラジオ局が制作・放送を開始したことにより全国へと広まった。しかし、Panasonicが提供スポンサーを終了することにより2023年9月29日をもって殆どのラジオ局で放送を終了した。なお、IBC岩手放送・ラジオ福島・ラジオ関西はPanasonicの提供スポンサー終了後の2023年10月以降も番組を継続する。 - おと、をかし
(土) 15:00 - 15:25 TOKYO FM [FM 80.0MHz]
JFN(全国FM放送協議会)系各局で放送中。番組開始から2024年3月まで提供するが、翌4月に降板。
関連動画
関連項目
- #panasonic
- DIGA [ディーガ] - ブルーレイ・DVDレコーダー
- ナショナルから大切なお知らせとお願いです
- 明るいナショナル
- SANYO (三洋電機) - 子会社
- 3DO
- ジャングル(ゲーム機)
田中啓悟 - 田中啓介
電機メーカー
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