概要
PC版とは読んで字の如く、様々なデジタル機器(デジタルデバイス)や機械、果てはアナログ的手法を用いた様々な動作・作業・機構・媒体をPC(パーソナルコンピュータ)に依ってのみ実行するソフトウェアの事である。
前提としてPCを除いた、元となる機器等で動作するソフトウェアや手法が存在していることが条件となる。
例として以下のものが挙げられる。
※凡例:元となる機器・媒体等 → 対応するPC版
- 家庭用ゲーム機専用ソフト → 同一タイトルのPC用ゲームソフト
- ワードプロセッサ(専用機) → PC用ワープロソフトウェア
- マルチトラックレコーダー(専用機) → DTMソフトウェア
- 道路地図帳 → 道路地図ソフトウェア
- 百科事典 → 百科事典ソフトウェア
- 電卓 → 電卓アプリケーション
- 紙媒体のメモ帳やノート → メモ帳アプリケーションやエディタ
狭義・ニコニコ動画上でのPC版
狭義あるいはニコニコ動画上でよく使われる「PC版」とは、家庭用ゲーム機(据置型・携帯型を含むコンシューマーゲーム機全般)やスマートフォン向けにリリースされているゲームをゲーム開発会社や販売元がPC用としても開発、もしくは移植されたものを指す。
逆に元々PC専用ゲームであったものが、家庭用ゲーム機やスマートフォン用としてリリースされた場合も、ゲーム機用プラットフォーム版と区別する意味でPC版と呼ばれる。
PCだけが動作対象のゲーム場合は単にPCゲームと呼ばれるが、会話上などで便宜的にPC版と呼ばれる場合もある。
例:「このゲーム、PC版しか出てないの?」
家庭用ゲームとPCゲームとの垣根の変化
かつて家庭用ゲームとPCゲームは、ハードウェア上の垣根やマーケティング的な問題から明確に別物として扱われていた時代もあったが、近年は据置型家庭用ゲーム機の大幅なスペック向上やSteamなどのPCゲームダウンロード販売プラットフォームの充実により、徐々にではあるがその垣根が取り払われてゆく傾向にある。
特に海外市場では家庭用ゲーム版とPC版が大きな時間差を置かずにリリースされる例も少なくはない。海外産ゲーム(洋ゲー)なら尚の事その傾向が強い。一方、国産ゲームでもそのような傾向が一部で見られつつある。
以下にその一例として国産家庭用ゲームと大きな時間差を置かずにSteamにて発売されたPC版ゲームを示す。(※「おま国タイトル」を除いたもの・ゲーム名称は日本向けタイトルで記述)
- バイオハザード6
- スーパーストリートファイターIV(アーケードエディション以降)
- ストリートファイター X 鉄拳
- デッドライジング3
- ダークソウルII
- メタルギアソリッドⅤ グラウンド・ゼロズ、メタルギアソリッドⅤ ザ・ファントム・ペイン
- さよなら海腹川背 ちらり
- DEAD OR ALIVE 5 Last Round
- ダライアスバースト クロニクルセイバーズ
※「おま国」:PC上でのビデオゲームプレイ文化が根強い海外では、日本で家庭用ゲーム機でリリースされているゲームのPC版が多数発売されている。しかし諸事情により日本では販売されず、仮に入手出来てもリージョン規制が掛けられている為に日本国内でプレイ出来ない例も多々ある。詳細は「おま国」記事を参照の事。
関連動画
関連商品
以下の関連商品は家庭用ゲーム機版が存在するPC版ゲームである。なお、PC版の場合、アマゾンで販売されているパッケージ版やダウンロード版ではなくSteamのセールで買ったほうが安く済む場合が多々ある。(但し、ゲームによっては日本語版が無い・日本語化出来ない場合もあるので注意)
関連コミュニティ
関連項目
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