PLANTSvsZOMBIES(プラントVSゾンビ)とは、アメリカのPopCap Games社の開発したタワーディフェンスゲームのことである。略名は「PVZ」だが、日本では「プラゾン」と呼ばれる事が多い。
スピンオフ作品として「PLANTSvsZOMBIES GARDEN WARFARE」(PVZGW)シリーズ、「PLANTSvsZOMBIES ADVENTURE」、「PLANTSvsZOMBIES HEROES」が存在しているがここでは本家シリーズにおける初代とPVZGWシリーズについて説明する。
初代「PLANTSvsZOMBIES」の概要
やってくるゾンビを庭に植物を配置して撃退するタワーディフェンスゲーム。
基本のタワーディフェンス(アドベンチャーモード)のほかにもミニゲーム、パズル、サバイバル、禅の庭園モードがある。
ゾンビも植物もポップなキャラクターで、怖いものが苦手な人でも安心して遊ぶことができる。
アメリカ市場ではWindows、Mac OS X、iOS、Xbox Live Arcade、PlayStation Network、ニンテンドーDS、ニンテンドーDSiウェアなどに対応したバージョンが発売されていが、日本ではXbox LIVE アーケード、スマートフォン版のみ配信されている。また、Steam,Originなどで英語版を入手することもできる。
スマートフォン向けに続編となる「PLANTSvsZOMBIES 2」が2013年に配信された。
また2020年2月から「PLANTvsZOMBIES 3」が一部の地域のみで配信されていたが、一定のクオリティに満たなかった内容だった為、11月18日からプレイ不可能となったものの2021年9月からより初代に原点回帰したような内容に変更され、2024年1月18日から一部地域のみで早期アクセスが開始、早期アクセス終了後に他の地域での配信を予定しているとの事。
アドベンチャーの基本システム
一部植物(プラント)の出すSUNというポイントを使うことにより庭に様々な効果のプラントを設置でき、その力によってゾンビを撃退するのが目的。
また、昼と夜の概念が存在し、昼間だとタダでSUNが手に入るが、夜はプラントの生産するSUNでまかなわなければならない。きのこ系のプラントは夜にしか働かない。
プラント(一部)
一番基本的なプラント。一定時間でSUNを生産する。 このゲームのアイドル的な立ち居地。
一定時間ごとに豆を撃ってゾンビを攻撃する攻撃の基本となるプラント。クセがなく使いやすい。
置くと爆発して近くのゾンビを一掃できる使い捨てのプラント。コスト、再生時間共に使いづらいがピンチのときにあるとこころ強い。
何も行わないが、盾として配置することでゾンビの進行を抑えることができるプラント。他のプラントは食べられるとすぐに消えるが、こいつだけはダメージ具合により表情が変化する。
射程3マスに毒の霧で攻撃するきのこ系プラント。なんとタダで設置できるが、きのこ系なので夜しか動かない。
ゾンビ
初めは基本的な何も持っていないゾンビしかやってこないが、途中からパイロンをかぶったもの、棒高跳びのコスプレをしているもの、新聞を読んでいるものなど様々な格好をしたゾンビがやってくる。また、格好によってステータス、行動などが変わるため目新しいゾンビには注意すること。
「PLANTSvsZOMBIES GARDEN WARFARE」シリーズの概要
2013年9月4日に発売されたスピンオフ作品でジャンルはタワーディフェンスではなく、三人称のサードパーソン・シューティング(TPS)となりプラント側とゾンビ側で分かれて戦うチームバトルがメインとなるゲームとなっている。略名は「PVZGW」。本シリーズでは倒した敵などを「キル」とは呼ばずに「バンキッシュ」と呼ぶという特徴的な要素もある。ゲームモードとしてPVEモードの「Garden Ops」、初心者向けのゲームモードの「Welcome Mat」、バンキッシュ数を競う「Team Vanquish」、ゾンビ(攻撃側)とプラント(防衛側)による陣取り合戦の「Garden & Graveyard」(後の作品で「ターフテイクオーバー」に改名)、爆弾を抱えたノームを運搬して敵チームよりも早く拠点の破壊を目指す「Gnome Bomb」、タコスの取り合い合戦の「Tacos Bandits」といった様々なゲームモードが存在していたが、中でも「Garden & Graveyard」は本シリーズの目玉ゲームモードとして人気のゲームモードとなっている。
高い評価を得て、2016年2月23日に続編となる「PLANTS vsZOMBIES GARDEN WARFARE 2」が海外で発売されたが、日本ではパッケージ版が発売されず、英語版のまま同年の8月24日に日本のPlayStation Storeにて配信される事となった。
また、2018年9月4日にPVZGWシリーズをベースにコミック版「PLANTSvsZOMBIES」の舞台ではあるネイバービルを舞台にした「PLANTSvsZOMBIES BATTLE FOR Neighborville (PVZ BFN)」が発売され、2021年3月19日に初代のNintendo DS版以来となる任天堂機種であるNintendo Switch版が配信された。こちらの作品は前作PVZGW2とは違い、日本語対応がされている。
初代PVZGWのプレイアブルキャラ
ゾンビを一掃出来るチリビーンボム、連射速度の高いピーガトリング、一時的に機動力とジャンプ力を上げるハイパーといったバランスの良いアビリティが揃っている。メインウェポンのピーカノンは弾速こそ遅いがダメージはデカく、直接当たらなくても、ゾンビの近くに当たればスプラッシュダメージが入る。
近接戦に優れており、メインウェポンの噛みつきは範囲こそ狭いがかなり火力が出る。アビリティのグープやスパイクウィードーでダメージを与えつつゾンビの動きを止める事が出来る。スパイクウィードーに捕まったゾンビに接近するか、ゾンビの背後に回るか、アビリティで穴に潜ってゾンビの真下にいると赤いマークが出る、赤いマークが出た状態で攻撃すると捕食する事が可能。捕食されたゾンビは蘇生不可能なのでオールスターといった体力の高いゾンビもあっさりとバンキッシュ出来る。ただし捕食後は消化するまで大きなスキが生まれたり、ジャックハンマー使用時のエンジニア、アーマー持ちのゾンビフレンド、ガーデンオプスのボスゾンビは捕食出来ないが、ボスゾンビ以外はジャックハンマーを消費させたりアーマーを破壊する事が出来る。また、穴に潜っている最中にエンジニアのソニックグレネード等を受けると動きが鈍い状態で強制的に地上に戻ってしまうので注意。
プラント側のヒーラー役。蘇生時間も短く、プラント側の中でも移動速度が1番速い。アビリティはサンビーム以外は回復系であり、ヒールビームは近くの味方プラントを回復させる。特にヒールビームに制限はないので常に回復させよう。サンビームはピーガトリング同様、火力は高いが非常に目立つので注意。ヒールフラワーは体力回復の光を出してくれる。味方の体力回復にも使える上に自己回復に使える。メインウェポンのサンパルスはフルオートで使い勝手は良いが体力が低めな為、味方プラントの援護射撃に使おう。
プラント側のスナイパー役。様々な高所からのメインウェポンのスパイクショットでの狙撃が得意だが、移動速度は遅め。アビリティは特殊な物が多く、ポテトマインは設置した場所にゾンビが来ると大ダメージを与える事が出来る。ガーリックドローンは一定時間、飛行型のドローンを操作し上空からフルオート射撃とトウモロコシ爆撃を行う事が出来る。ただしガーリックドローン操作中はサボテンは無防備となるので注意。トールナッツバトルメントはゾンビフレンドの進行ルートの妨害や狙撃時のシールドにも使える。
ゾンビの中でもバランス良く戦えるキャラクター、Z-1アサルトブラスターも使い勝手が良くアビリティのZPGは直撃すればほぼ相手のプラントは即死する。他のアビリティであるロケットジャンプやゾンビスティンククラウドはチャンパーの奇襲などから逃げる時に活用出来る。
侵攻するゾンビ側にとって大切なテレポーターの役割を果たす。拠点制圧への鍵を握る重要な存在なので誰も使っていない事に気づいたら使ってあげよう。メイン武器のコンクリートランチャーは威力も攻撃範囲が大きいが遠距離戦は無理。アビリティはサポート寄りの物が揃っており、プラントを数秒移動以外の行動を出来なくさせるソニックグレネードやガーリックドローン同様に空爆を行えるゾンボットドローンに、テレポーターへの移動に使えるジャックハンマーがある。
ゾンビ側のヒーラー担当。回復アビリティであるヒールステーションを初め、緊急回避などに使えるワープ、オブジェクトや敵にひっつくスティッキー爆発ボールと様々な場面で使えるアビリティが揃っており、メイン武器のスライムブラスターも近接戦において有利に戦う事が出来る。サンフラワー同様、蘇生が早い。
メイン武器のフットボールカノンは弾薬無限だが撃ち続け過ぎるとオーバーヒートを起こしてしまう。アビリティは近接戦特化の物が多く直撃すればほぼ一撃のインプハント、スプリントタックル。さらに盾として使う事が出来るダミーシールドがある。体力こそ高いが図体がとてもデカい為油断は出来ない。
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関連項目
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