plazma , Plazma(プラズマ)とは、
- plazma - 電離気体や血漿などを指す言葉「プラズマ」の複数ある綴りのひとつ。英語などでは「plasma」と綴るが、イラン語族やウラル語族やテュルク語族やスラブ語派の言語のうちラテンアルファベットを使用するものにおいては、「s」ではなく「z」を用いた「plazma」と綴られることがある。
- plazma - セルビアで普及しているビスケットの商品名。1967年からバンビ(Bambi)社が製造・販売しており、セルビアでは定番商品となっている。
- Plazma - アメリカ合衆国のプロレスラー「Trent Beretta」(本名:Gregory Marasciulo)の旧リングネームのひとつ。2004年のデビュー時から2007年まで使用していた。
- PLAZMA - 同人音楽サークル「Halozy」による東方アレンジ楽曲。2012年12月30日リリースのアルバム『Snow Melody』収録。
- Plazma - 米津玄師による2025年の楽曲。
本記事では上記の5.について記載する。
概要
君の顔も知らずのまま 幸せに生きていただろうか
『KICK BACK』[1]『地球儀』[2]『BOW AND ARROW』[3]など、2020年代にYOASOBIらと共に国内アニメソングに欠かせない存在となった米津玄師が2025年1月20日にインターネット配信限定シングルとしてリリースした楽曲。
2025年4月放映開始のテレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』、およびその劇場先行版として2025年1月17日から上映された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の主題歌として書き下ろされた楽曲である。そのため、「もしもあの改札の前で」など、歌詞内のフレーズに同作の内容とリンクしている部分がある。
主題歌を彼が担当した事は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』上映1週間前の2025年1月10日までは伏せられており、ちょっとしたサプライズ発表となっていた。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/hachi_08/status/1877370815055896952
「M八七」などの過去作と同じく、作詞・作曲・編曲・演奏・プログラミング・配信ジャケットまで、制作のかなりの部分を米津単独で手掛けている。同時期に制作した楽曲『BOW AND ARROW』と本曲は完全にDTMで、全て自分で打ち込んで作ったものであるとのこと。ジャケットに描かれているのは、同アニメの主要キャラクターであるアマテ・ユズリハ(マチュ)とニャアン。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/hachi_08/status/1879893027663290622
2025年1月21日にはミュージックビデオが公開された。監督を務めたのは映像ディレクターの柳沢翔。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/hachi_08/status/1881659672048156856
インタビュー情報など
米津は本記事「関連リンク」にあるような様々なテレビ番組/ウェブメディアなどのインタビューにて本楽曲について語っている。
「概要」に記載したとおり「自分一人で楽曲制作した」ことについて「音楽を作り始めた頃の喜びを再現できないか」「全部一人だけで済ませたらどうなるか」「ある種の自分の無邪気さみたいなものが宿った」「中学生の頃、自分の部屋で1人の時間に耽溺していた頃のことを振り返って「こういうの、楽しいよな」と思い返しながら曲を作っていった」などと語っている。
また、ガンダムとの関りについて「ごく一般的にガンプラで遊ぶような子どもだった。ガンダムは、子どものころから慣れ親しんできて、自分なりに関係性が深いものだった」「ガンダムの曲を作れるというだけで、すごくありがたいことだった。それにプラスでカラーが作って、鶴巻さんが監督という企画自体も面白そうだった。断る理由が見つからないくらいの感じでした」とも語っている。
米津が最初にガンダムに触れたのは小学校時代にプレイした『SDガンダム GGENERATION-F』というPlayStationのゲームで、同作が歴代のガンダムシリーズを追体験する内容だったので「アニメ自体は見たことがないけれどストーリーは知っている」状況が長く続き、ガチャガチャをやったりガンプラを作ったりもしていたという。中学生くらいのときに観た『機動戦士ガンダムSEED』が初めて観たガンダムアニメシリーズで、一番好きなのは10代後半か20代前半くらいのときに観た『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』というOVAシリーズだとのこと。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の監督である鶴巻和哉がかつて監督を務めた『フリクリ』に衝撃を受けていた、ともコメントしている。「リッケンバッカーを振り回すハル子[4]のキャラクター像は、自分がボカロ曲を作るうえでの土台の1つになっていたと思う」「人格形成の大きな礎の1つになっているんじゃないかな」とまで語っている。
関連動画
関連リンク
- Plazma | 米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」
(米津玄師公式サイト内、本楽曲の特設ページ)
- Plazma | 米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」
(米津玄師公式サイト「DISCOGRAPHY」内の本楽曲のページ)
- 米津玄師「Plazma」
(各種音楽配信サービスにおける本楽曲のページへの、米津玄師公式リンク集)
- ガンダム×ZIP! イチから分かる!国民的アニメ 45年愛される魅力教えますSP ガンダム大好き芸能人が魅力を熱弁&米津玄師が語る主題歌制作秘話 | 日テレ無料
(2025年1月18日に放映された番組のウェブ配信ページ)
- 米津玄師、ガンダム主題歌オファーは「断る理由が見つからない」 幼少期からガンプラで慣れ親しむ | ORICON NEWS
(2025年1月20日の記事)
- 米津玄師“Plazma”のMV公開 水中セットとアナログな錯覚技法を用いた映像に | Mikiki by TOWER RECORDS
(2025年1月21日の記事)
- 米津玄師が讃える無邪気で若いエネルギー 「Plazma」は2020年代ボカロミュージックと向き合った1曲に - Real Sound|リアルサウンド
(2025年1月25日の記事)
- 米津玄師「Plazma」「BOW AND ARROW」インタビュー|あの頃の気持ちで、軽やかな自分で 今解き放つ2つのアニメ主題歌 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
(2025年2月1日の記事)
関連項目
- 米津玄師
- M八七 (同じく米津玄師が担当、カラーが制作した映画の主題歌)
- アニメソングの一覧
- ガンダムシリーズの関連項目一覧
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- PlaZmaシリーズ
脚注
- *2022年10月から放送のテレビアニメ『チェンソーマン』の主題歌
- *2023年7月から公開のアニメ映画『君たちはどう生きるか』の主題歌
- *2025年1月から放送のテレビアニメ『メダリスト』の主題歌
- *『フリクリ』のメインキャラクターの一人
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- MV 『ゴーゴー幽霊船』
- MV 『vivi』
- MV 『恋と病熱』
- 米津玄師 「サンタマリア」MV
- 米津玄師 MV「MAD HEAD LOVE」
- 米津玄師 MV「アイネクライネ」
- 米津玄師 MV「Flowerwall」
- 米津玄師 MV「メトロノーム」
- M八七
- 感電(米津玄師)
- KICK BACK
- パプリカ(米津玄師)
- ピースサイン(米津玄師)
- Lemon(米津玄師)
▶もっと見る
- 7
- 0pt