Ponta[ポンタ]とは「株式会社ロイヤリティ マーケティング」(カタカナ部語彙の間は半角1文字分空白が正当)が運営する、共通ポイントサービスおよび、公式マスコットキャラクターの名称である。
またオリックス・バファローズのスポンサーで生まれたバファローズポンタもこの記事に記載。
同名の演奏者については「ponta(演奏者)」を参照のこと。
概要
2010年3月1日に発行・サービス開始。三菱商事が中心となり、完全子会社として同社を立ち上げた。株式会社Tポイント・ジャパン(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社より分社)が運営する共通ポイントサービス「Tポイント」(TSUTAYA・ファミリーマート・ENEOS・毎日新聞社などが加盟)陣営への対抗とされる。
ローソンの独自ポイントであった「ローソンポイント」を共通ポイント化したものである。そのため、ローソンパス(マイローソンポイントカード)会員は一切の手続きなくPontaカード会員に移行がなされたが、同じく独自ポイントが使われていた「ゲオ」の「ゲオポイント」会員は、自動移行されず切り替えが必要だった。
ローソンでは、Ponta導入前にはクレジットカード「ローソンパス」提示で商品を会員割引価格での購入が可能などのサービスがあったのだが、その開始に伴い廃止された。
なお、Tカード導入前の「ファミマカード」にも類似した制度が存在していた。
他にも、ゲオや昭和シェル石油では「現金払いでなければ、カードを提示してもPontaポイントが取得不可」など、先発組のTポイントに比べるとイマイチ使い勝手の悪いポイント制度となっている。
ただし昭和シェル石油については、2015年3月20日より「シェル-Pontaクレジットカード」が発行開始され、このカード限定で昭和シェル石油でもカード払いでPontaが貯まるようになった。それ以外のカードは出光興産との経営統合後利用可能になった楽天ポイントに流れてしまう。
また自社発行のプリペイドカードであるKFCカード以外におけるキャッシュレス決済の拡張を渋っていたかは定かではないが競合他社から遅れていたケンタッキーフライドチキンでも同様で、2023年9月30日まではKFCカード以外のキャッシュレス決済ではポイント付与がされなかった。結果として大量にポイントを失効するというポカを編集者の一人はやらかした。しかもポイント付与条件に関してはpontaと同時に条件が緩和された楽天ポイントではポイント支払いでもポイントが獲得できるなど優遇されているため、やっぱりそちらに流れてしまう。デジャブ(ry
2015年11月24日にリクルートと提携し、リクルートポイントと統合された。それに先行する形で2014年7月30日から相互交換が可能になっていた。
2015年5月8日に、東京電力との提携が発表された。2016年1月以降、電気の契約など東京電力の各種サービスの利用等に応じてPontaが貯まるサービスが開始された。
2015年5月13日に、NTTドコモとの提携が発表された。ドコモが新たに提供するdポイントと、Pontaとの相互交換が同年12月から開始された。……が、KDDIの提携に伴って提携も解消されることとなり、ポイントの相互交換は2020年9月30日に終了している。なお提携は解消されたものの、ローソンでは引き続きdポイントを利用可能である。
2020年5月21日にKDDIとの提携により、同社が提供する「au WALLET ポイント」と、Pontaが統合された。これにより、au利用者は効率的にpontaを貯めやすくなった。
おさいふPonta
2015年11月3日よりサービス開始されたプリペイド機能を持ったPontaカード。ローソン店頭、もしくは専用サイトからチャージすることで、ローソンばかりでなく全国のJCB加盟店で使用可能(もちろんポイントも貯まる)。従来のPontaカードからポイントを移転することも可能。
なお、2020年8月17日を以てプリペイド機能が終了することが発表されている(ローソンを除くJCB加盟店での支払いは2020年6月30日まで)。
参考:『おさいふPonta』を作ってチャージしてみた。クレジットカードチャージでポイントは付くのか? - ももねいろ お金・仕事・家・子育て・人生・心から幸せな生き方やお悩みを解決出来るライフブログ
名称の由来
消費者・提携企業による「Point Terminal」と言う意味と、「ポイントがポンポンたまる」様子から。
また「ポンポン」からタヌキがマスコットキャラクターとなっている(このキャラクターの名前も「Ponta」)。
主な提携企業
- ゲオホールディングス
- 昭和シェル石油
- ローソン
- アイ・エム・エス
- AOKI
- HMV
- MCリテールエナジー
(三菱商事とローソンが運営する新電力会社) - SBIグループ
- オリックス
- Gabaマンツーマン英会話
- ケンタッキーフライドチキン
- サカイ引越センター
- トラベルレンタカー
- ライフ
- TOTAL BODY DESIGN
- ピザハット
- ビックカメラ
- 日本通運(引越サービス限定)
- 日本ロードサービス
- ヒマラヤ
- 保険クリニック
- Life Net
- ルートインジャパン(ルートインホテルズ)
- エーティーワンダイレクト
- 楽天Edy
- 楽天Edy導入店
- Club R ツアーズ
- saQwa<サクワ> ネットショッピング
- PitaTicket
- 日本航空を含むワンワールドアライアンス加盟航空会社
- 国内線.com
- JR九州
- アパマンショップ
- リクルート
- au
- 東京電力
- 東北電力(よりそうeポイントから交換可能)
- 三菱UFJ銀行(三菱UFJダイレクトから申込可)
撤退事業者
- KCカード - 現:ワイジェイカード。ヤフーグループの一員。2014年提携解消。
- ウィラーエクスプレス - 2015年提携解消。
- ゲオカフェ - 現:ディノスカフェ。ライザップで知られる、健康コーポレーショングループの一員。2014年にゲオホールディングスグループから離脱したのと同時に提携解消。
- コナミスポーツクラブ - 提携解消年度不詳。
- 新生銀行 - 2013年提携解消(現在はTポイントと提携)。
- 日本エンタープライズ - 2015年提携解消。
- ブリヂストンタイヤ館 - 北海道・青森県・静岡県・大阪府の店舗で2010年から試験導入していたが、結局本格導入されず2013年提携解消。
- レオック - 神奈川県の給食業者。2015年提携解消。
- ワタミ - 2015年提携解消。
- ゼンショーホールディングス - 同業でdやRの契約があるが、2022年6月にPontaのみ終了。
主なライバルネットワーク
- dポイント - NTTドコモが旗揚げ。dカードの記事も参照。
- Tポイント - TSUTAYAで知られるカルチュアコンビニエンスクラブグループが旗揚げした共通ポイントの先駆けともいえる存在。かつては大株主にヤフー・ソフトバンク・ユニー・ファミリーマートホールディングスが名を連ねていたが、2022年までにソフトバンクや伊藤忠商事の意向で株主から撤退されるなど一時は危機的な状況にあった。2023年に新たに三井住友グループと提携を発表し、老舗のVポイントと合併することで巻き返しを図る。
……が日本最古のクレジットカードである三井住友カードのポイントプログラムを起源とするVポイント相手では、10年ちょっとの歴史しか持たないTポイントでは格の差を埋めるのは当然ながら不可能であり、『Tポイント』という名称は『Vポイント』に統合され消滅する見通しとなっている。 - 楽天ポイント - 楽天が旗揚げ。ネットワーク内最大の店舗数のサークルKサンクスがファミリーマートへ移行し、一時楽天ポイントが使えない状態になったものの、2019年11月26日よりファミマでも楽天ポイントが導入された。ライバルに比べると実店舗では弱いものの、ネットにおいては日本ではAmazonと並ぶ総合ショップである楽天で貯めやすく利用しやすい共通ポイントということもあって、日本に存在する共通ポイントの中では圧倒的な利便性と利用率を誇る。
バファローズポンタ
(※この項ではカタカナの「ポンタ」はキャラクターとしてのPontaを表します)
2016年、Pontaがオリックス・バファローズのキャップスポンサーとなった事で誕生した、バファローズのユニフォームや応援法被に身を包んで熱心に応援するポンタ。上記の通り、親会社であるオリックスグループは以前からPontaと提携している。公式サイト。
4月8日より開始されたtwitter(公式アカウント)においては、試合開始前・終了後や節目の記録達成などを一枚絵のイラスト(どうやら毎日描き下ろしの模様)で飾っており、試合結果に一喜一憂するポンタの姿を見る事が出来る。
試合に負けると服を脱ぐ。たまにGIFアニメーションが添付される日もある。なお引き分けの日は何故かメシを食う。
父・母・妹(名前はプティ)と同居しているが、母ポンタだけは野球にあまり興味がない模様(→ 母も夏頃には周囲に感化されたのかユニフォームを着るようになり、一緒に球場に行ったりしている)。ちなみに母・妹は負けても服は脱がない。なお7月にはフォロワー数で本家Pontaを追い抜いた。
イラストをまとめた『バファローズポンタのおうえんえにっき』も好評発売中。
2016年シーズン
2016年シーズンのバファローズは開幕から12試合経過してもホームランが1本も出ないなど、全体的に不調であった・・・。
twitterでバファローズポンタの応援が始まった際も3試合連続負け(その前から合わせて5連敗)であり、日々哀しみの表情を見せ続け、4/13に待望のホームラン&サヨナラ勝ちで連敗脱出すると涙しながら喜ぶ姿を見せた。こうした喜怒哀楽激しい(そしてよく負ける)バファローズポンタは一躍ネットの野球ファンに知られる存在となった。
特に5月24日、ホークス相手に6-22という大敗を喫した試合では大きな注目を集め、万単位のRTを集めるに至った。以降も様々なリアクションを見せ続けている。
- 試合に負けると何故かユニフォームが脱げる(常時)
- 帰りの電車で負のオーラを発する(2016/5/25)
- 真っ白な灰になる(2016/6/14)
- UFOにさらわれる(2016/6/26)
- 謎の新語を叫ぶ「んほー!!」(2016/7/6)
- 出荷される(2016/7/30)
- 親子三人で「んほー!!」(2016/8/5)
- クラーク博士像になる(2016/8/16)
- ブラックホールに吸い込まれる(2016/8/23)
- 花火が炎上して父ポンタ黒焦げ(2016/9/3)
- シーズン最終戦も敗戦に終わり全員で「んほー!!」締め(2016/10/1)
石になろうが灰になろうが翌日には笑顔で応援する、鋼のメンタルを持ったファンの鑑である。なお2016年のバファローズは57勝83敗3分の最下位に終わった。
2017年シーズン
2016年で終わりかと思われたバファローズポンタだが2017年もpontaがスポンサー続投を決定。再びポンタをみることができる。なおポンタ自身はパンツを履いてないがpontaはオリックスのユニフォームパンツスポンサーになっている。
2018年シーズン
2018年も続投となったが、全試合描くのは体力的にきついとのことでカード初戦のみとなった。
関連項目・リンク
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