「PVつけてみた」とは、楽曲に対する二次創作以降の映像作品に付けられる検索用タグである。
VOCALOID、UTAU、ニコニコインディーズ、商業曲など、楽曲の発表形態を問わず、これらの二次創作以降の映像作品に幅広く適用される。
最初からPVが付けられている楽曲動画にはこのタグは適用されない。
概要
既に公開されている楽曲に、独自に映像をつける形で発表された二次創作以降の作品群(以降、便宜上「派生型PV」とする)に付けられる。
これらの動画は、
- 作曲者の意向に左右されることなく、一ファンの自由な解釈や発想で作られている。
- その内容は、作曲者が曲に込めた本来の意図と必ずしも一致するとは限らない。
- 他の視聴者や同じ曲でPVを制作しようとする者のそれぞれの解釈を限定・否定するものではない。
・・・・・・以上の点に留意して視聴することが望ましい。
ニコニコ動画での認知上、タグには「PV(PromotionVideo=プロモーションビデオ)」という言葉を使っているが、本質は「MV(MusicVideo=ミュージックビデオ)」により近いものである。
発生の経緯
このタグは、VOCALOIDカテゴリにおける「PV」の文化に端を発する。
ニコニコ動画では、VOCALOID曲に映像をあてた動画を統括するタグとして「VOCALOID-PV」が長らく使われている。このタグが発生した2007年当初、VOCALOID曲のPVと言えば派生型PVが主流であったため、これらの検索に十分有効であった。
しかし近年では楽曲に対する付加価値としての映像が注目されるようになり、楽曲制作者が自分で、もしくは動画制作者とコラボレーションして、最初からPVが付いている原曲動画が激増した。これらの動画にもVOCALOID-PVタグが付けられたため、派生型PVのみを目的とした検索は事実上不可能な状態に陥っていた。
2011年初旬、この状況を打開するため、twitter上で棲み分けタグの必要性が提起され、有志の話し合いの末に運用に乗り出すこととなった。話し合いの経緯は以下のリンク先に詳しいためそちらを参照されたい。
→Togetter - 「ボカロ(のみ?)後付けPVタグ「PVつけてみた」の創設について」(まとめページ)
このようにVOCALOID文化から発生したタグではあるが、タグの名称はあくまで「PVつけてみた」という行為を基準としている。このため、UTAUやニコニコインディーズ、商業曲など、楽曲のジャンルを問わず、二次創作以降の映像作品に幅広く適用できると考えられる。
関連動画
派生型PV制作者の生態
♪ 愛する曲があるから 想い表現したくて描く! ・・・・・・けど、(ry)
注:この動画自体はPV付きの楽曲動画であるため、「PV付けてみた」タグは適用外になります。
関連項目
- 描いてみた
- VOCALOID-PV
- UTAU-PV
- Medley-PV
- 東方アレンジPVリンク
- ポップン曲PV化計画
- アニメ・ミュージック・ビデオ (AMV)
- KineticTypography(文字PV)
- MotionGraphics
- MikumikuDance
- 手描きPV
- ~てみたの一覧
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