QTE とは、Quick Timer Event (クイックタイマーイベント)の略称。
制限時間付きで、いきなりレバー操作やコマンド入力を求められる例が多い。
概要
ゲーム内で画面に表示された特定のボタン・キーを入力をするイベントの一種。連打、コマンド入力、レバガチャ、タイミングが求められるものなど、形式は様々である。主にカットシーンやムービーの間で使用されることが多い。
元々の成り立ちはムービー(動画)で構成されているLDゲームであると言われており、それらはムービー中に表示されるコマンドを入力するかどうかでその後の展開が分岐するというものであった。
現在におけるQTEのシステムは「シェンムー」で導入されたものが代表的であり、それまで鑑賞するものでしかなかったカットシーンをゲームプレイと結びつけインタラクティブなものへと変化させ、新しいゲームプレイを産み出した画期的なものであった。近年では「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」や「マスエフェクト」等で物語の分岐となる動的な選択肢として導入されている例もある。
Quick Timer Eventの名称は、シェンムー 一章 横須賀に導入された同システム名によるもの。
Quick Time Eventは間違い。
疑問視されるQTE
一方で単なるムービー・カットシーンの代用として乱用されている、アクションゲームにおいて単純なQTEばかりでゲーム性が失われているなどとゲームの内容に悪影響を与えているという批判の意見は国内外問わず多く見られる。疑問視されるQTEの具体的な例として以下のようなものが挙げられる。
- 一度失敗するとゲームオーバーになる場合も珍しくない
- コマンド入力が1つの場合もあるが、その場合は特に制限時間が短い場合も珍しくない。(1秒以内)
- 何度も繰り返されると次第に面白さが失われてしまう(作業感)
- QTEの挿入が多く、本来のゲーム性が失われている
- 類形の内容で他のゲームと類似してしまっている
- 多機種への移植作においてボタンやキーの配置が元のままで不適切など・・・
- 特に嫌らしいものは「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか」と言わんばかりの鬼畜仕様
- 難易度によっては単純化・簡略化される場合もあるが、何度もやらされるとダルい。
しかしながら、ゲームプレイを簡略化することにより初心者やカジュアル層でもゲームが楽しめる設計になっているという意見もある。そして、「シェンムー」や「HEAVY RAIN」をはじめ、QTEを上手くゲームデザインとして使って高い評価を得ている作品は数多く存在する。短絡的に「QTEがある=クソゲー」と決め付けるべきではないだろう。
もちろん「バイオハザード4」で好評だったため調子に乗ってしまい
次作、次次作においてQTEを過剰に多用しボロクソに叩かれてしまった事例もあるなど
何事も限度が必要である。
…
[R1](デデン!) 制限時間:1秒
でもこのように
いきなり初見で現れるとハッとしてしまい、初見殺しにされる方も多いかもしれない。
QTEが活用されているゲーム
関連動画
関連項目
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