【急募】ツナグくん
RCA端子(RCA connector)とは、主に映像・音声信号の送受信に用いられる端子である。ピンプラグ(出力側)・ピンジャック(入力側)とも。
概要
RCAは米国の電器会社Radio Corporation of America(アメリカ・ラジオ社)※1に由来しており、また海外ではシンチコネクタ(Cinch connector)と呼慣わされている。RCAがシンチコネクタを採用したからこのようになっている。
似ているコネクタにフォノコネクタ(phono connector)があるが、レコードプレイヤーとフォノイコライザーアンプ間の音声信号伝送を目的としたもので、信号回路のシールドを目的としたアース端子がある。
家庭用では長年に亘って最も普及してきたコンポジット映像信号(黄)およびステレオ音声(白、赤)入出力の三本セットで馴染み深いが、他にもサラウンド音声やS/PDIFの入出力端子として用いられている。
安価で脱着が容易な反面、信号の種類に応じた本数のケーブルが必要になるなど煩瑣な所もある。
1937年登場。当初は蓄音機(レコードプレイヤー)とAMラジオ受信機を接続するための端子だった。とはいっても現在のように筐体外部にメス端子があるわけではなく、筐体内部の増幅部(アンプ)にメス端子があった。理由は修理の際トラブルシューティングをするためである。機種はRCA U-109ラジオ蓄音機、RCA R-97蓄音機で、前者はラジオチューナーとレコードプレイヤーからのオス端子を、後者はレコードプレイヤーからのオス端子を接続できるようになっていた。ちなみに1937年は昭和12年。太平洋戦争開戦年は1941年(昭和16年)。戦前生まれで驚いた。
翌1938年に多くのラジオ受信機の背面パネルにメス端子を設けるよう変更し、ユーザーが蓄音機やテレビ受信機を接続するようにした。端子には「Victrola」、「Phono」、「Pick-up」、「Television」のラベルが貼られていた。
1980年代後半から1990年代前半のバブル景気時、女性にとって都合のよい男性の俗称の一つで「ツナグくん」というものがあった。テレビやビデオデッキ、オーディオ機器、ゲーム機などの配線を繋いでくれる人。男性は自身の得意分野をアピールして交際関係を求めるものの、女性は便利な人として扱うだけで本命になりえない可哀想な人。
※1:RCA(アメリカ・ラジオ社)は1919年設立。アメリカ海軍の長距離無線技術を国内の会社にとどめたいとの意向を受けて、ゼネラル・エレクトリック社(GE、General Electric Company)がアメリカ・マルコーニ社(イギリス資本)の無線通信部門を買収して設立した。アメリカにてラジオ局などメディア企業を傘下に収めていた。
構造
映像端子
コンポジット端子
RCA端子の内コンポジット映像信号(Composite Video Baseband Signal)※1に使われているもの(通例:黄)をコンポジット端子と呼んでおり、SD[アスペクト比4:3、解像度720x480]まで対応している。
コンポジット端子はテレビであれば最新機種にも付いている事が多い。
1本で映像信号を送ることができる一方、受信側で信号分離する際に信号が変化し劣化しやすい(ドット妨害、クロスカラー)。
※1:コンポジット映像信号とは色信号と輝度信号、水平同期信号、垂直同期信号を複合させた映像信号のこと。信号方式は、NTSC、PAL、SECAMがある。
コンポーネント端子
コンポーネント映像信号(Component Video Signal)を送受する端子をコンポーネント端子と呼んでいる。
この規格では3本のRCA端子を用いる。
色の三原色に対応したR(赤)・G(緑)・B(青)に分解する方法があり高画質であるが、色差にしたほうが効率がよいことから色差で伝える方法が普及している。
コンポーネント端子はD端子と相互変換が可能で、変換ケーブルを使った入出力が行える。
S/PDIF端子(メタル)
デジタル音声信号規格であるS/PDIFの内、メタルケーブルを使う同軸(コアキシャル)デジタル音声端子にはRCA端子が用いられている。カラーコードは橙または青。
音声端子
モノラル音声端子
ステレオ音声端子
家庭用ゲーム機
1983年のファミリーコンピュータ登場時は多くのテレビ受像機にRCA端子が設けられていなかった。RFモジュレータ回路とRFスイッチを組み合わせてアンテナ端子に接続していた。1990年のスーパーファミコン登場時になるとRCA端子が設けられている受像機が普及しはじめたので、AVケーブルやS端子ケーブル、RGBケーブルによる接続端子「音声/映像出力端子(MULTI OUT)」が設けられた。AV仕様ファミリーコンピュータ(1993年)やNINTENDO64(1996年)の時代になるとRF出力端子が廃止された。
ツインファミコン
シャープのツインファミコン(1986年)の場合は市販品のケーブル2本で接続可能である。
スーパーファミコン
- モノラルAVケーブル(SHVC-007):モノラル対応テレビ用。RCA端子白:音声、RCA端子黄:映像
- ステレオAVケーブル(SHVC-008):ステレオ対応テレビ用。RCA端子白:音声左、RCA端子赤:音声右、RCA端子黄:映像
関連動画
関連静画
関連項目
テレビとの接続
アナログ信号
デジタル信号
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