Marvelous Entertainment Presents
午前0時の異変
この町の悪夢は
終
わ
ら
な
い
Red Seeds Profile
レッドシーズプロファイル
静かな田舎町"グリーンベイル"で起きた猟奇事件の正体とは──?
概要
Red Seeds Profile(レッドシーズプロファイル)とは、アクセスゲームズ開発(発売:マーベラスエンターテイメント)のXbox360,PS3用アクションアドベンチャーゲーム。
発売日は2010年3月11日。
プレイヤーはFBI捜査官であるフランシス・ヨーク・モーガンとなってアメリカの田舎町"グリーンベイルで起きた猟奇事件を捜査することになる。
評価
「評価が極端に割れるゲーム」として、日本国内のみならず海外でもその名が挙がるゲームである。
「ギネス・ワールド・レコード ゲーマーズエディション」というゲーム分野での世界一を紹介する書籍の2012年版には、「最も評価が極端に割れたサバイバルホラーゲーム」として本ゲームが掲載されている。
欠点と悪評
テクスチャー等グラフィック面のレベルの低さ・操作性の悪さ・単調な戦闘・貧弱な敵AIなど、プレイした殆どのユーザーが認める、目立った欠点が存在することは確かである。
そういった欠点を強調するようなプレイ動画や、意外すぎるラスボス戦の動画などが半ばネタ的な形でニコニコ動画含む動画サイトに投稿され、それが有名ゲームブログに紹介されるなどしたため、そういった情報を目にしたものにとっては「欠点の多いゲーム」「珍妙なネタゲー」として印象付けられてしまった。
その上、そういった欠点を列挙した紹介文付きで「クソゲーオブザイヤー2010」にノミネートされてしまったことも悪いイメージを決定付けたといえる(クソゲーオブザイヤーに関しては、「操作性は悪いがむしろ良ゲー」として後に「選外」とされた)。
さらにこのゲームはアメリカで先行発売されたのだが、アメリカの有名ゲームサイト「IGN」が「10点満点中2点」というひどい点数を付けていたこと、さらにアメリカではメーカー希望小売価格19.99ドル(北米で発売された2010年2月の為替レート1ドル=約90円で換算すると1799円。)という、日本版の希望小売価格8190円に比べて格段の安価で販売されていたことが明らかになった。
その結果、「海外ではロープライスでしか販売できないようなクソゲーを日本ではフルプライスで売り抜けようとしている」という印象が定着してしまい、もはや期待して購入するものはほとんど居なくなった。
意外な高評価
しかし、そういった悪評とは裏腹に、ゲームサイト「Destructoid」でのレビューでは、まさかの「10点満点」が付けられた。この1サイトだけが妙な採点をしたと言うわけではなく、「Gaming Target」では「8.5点」、「digital chumps」では「8.8点」、Game Informerでは「7.75点」といったように、比較的高い評価を贈るサイトが多かったのである。
海外では前述の安価でリリースされたことから「ロープライスゲームの割には頑張っている」として甘い評価になったという一面もあるだろうし、高評価を付けたサイトでも上記のような欠点は挙げていた。しかしそれでも殆どのレビューではほぼ一貫して、その奇妙で予測がつかないストーリーや独特の雰囲気、人物描写を高く評価している。
発売時のレビュー以外でも、その後ゲームサイト「Game Spot」における2010年「Most Surprisingly Good Game(意外と面白くてビックリ賞)」や、ゲームに関する番組「X-Play」における「2010年ゲームベスト10」中の「9位」(ちなみにファイナルファンタジー13は10位)等の様々な賞を獲得し、評価された。
監督・シナリオライターをつとめたHidetaka Suehiro(SWERY)氏はこのゲームによって、アメリカのゲーム業界誌「Game Developer magazine」の選出する「2010年のゲーム業界に貢献した50人のゲーム開発者」の1人に選出されている。選出理由として「この作品の舞台である町グリーンベイルでは、プレイヤーが見ていないところでもキャラクター達が実際に生活している」「メインキャラクターの人格・内面が深く描写されている」「ゲームキャラクターを書こうとする者は誰であっても、このゲームから何かを学べるはずだ」などという賞賛が贈られている。
「Games Radar」における2010年の「BEST WORST GAME」を受賞した際の短評はこのゲームの特性をよく物語っているかもしれない。「グラフィック、操作性、その他全てが現代の標準に達しないヒドい出来だ。しかしそれらが結合すると、何故だかベストゲームの仲間入りをする」。
そういった高評価はユーザーの間でも顕著であり、カルト的な人気を博している。しかし前述のように評価が割れるゲームとして有名であり、やはり全くの低評価しか下さないユーザーも数多い。
ついでの知識
- 海外ではDEADLY PREMONITIONの題名でXbox360専用で発売されている。
- 元々はレイニーウッズというタイトルで制作されていた。
- レイニーウッズだった頃の主人公の名前はデイビット・ヤング・ヘニング。
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関連項目
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