Rise of the Half Moonとは、Googleが2024年10月24日以降に月1回公開しているゲームである。通称「ハーフムーン」「月の満ち欠けゲーム」「Googleの月のカードゲーム」など。
概要
大きな半月のキャラクターである「ハーフムーン」と、月の満ち欠けを示すカードで対決するゲーム。10月の下弦の月の日に、Googleのロゴが変化する「Doodle」の形で初公開。24日の時点では日本語版もあったが、以降は英語版のみでDoodleのサイトから遊ぶことができる。また、次の下弦の月の日の前日である11月21日には「Rise of the Half Moon November」という11月版のゲームも公開された。
あらかじめ設定された盤面にカードを1枚ずつ交互に並べ、線で結ばれたところで隣接させて組み合わせを作っていく。組み合わせの種類は以下の3つ。
- 月相ペア(Phase Pair)
- 同じもの2枚同士。1点が入る。成立させると「○○」の記号が線の両側に出現する。
- 満月ペア(Full Moon Pair)
- 合わせると満月になる2枚の組み合わせ。2点が入る。堅実に得点しやすい。成立させると「●」の記号が線の上に出現する。
例:🌒+🌖 - 満ち欠け(Lunar Cycle)
- 月の満ち欠けを連続で示すカードの3つ以上の組み合わせ。繋げた数に応じて3点以上が入る。満月や新月を間に挟んでも成立し、直線的に並べなくてもよい。高得点が狙えるが、相手にひっくり返される(後述するように色を塗り替えられる)リスクもある。思いもよらないところで繋げられ、終盤で一気に逆転される場合もある。また端同士をつなげてループさせるとフリーズする場合があるので注意が必要。成立すると線が白くなる。
- 例:🌘-🌑-🌒-🌓-🌔-🌕-🌖(7点)
組み合わせを作ったカードは自陣の色に変化する。後で新しく組み合わせを作った場合、色を塗り替えることもできる。最後に残った自陣色のカードの合計枚数もポイントとして加算され、最終ポイントが多いほうが勝ちとなる。つまり陣取りゲームの要素があるカードゲームとなっている。
連勝式で進んでいき、1回勝利するとレベルが1上がる。特にレベル10を超すとハーフムーンの無駄な行動がほとんど無くなり、組み合わせを積極的に狙ってくるため難易度が高くなる。1回負けるとゲームオーバーとなり、レベル1からやり直し。
レベルが3上がるごとに1枚、特殊な効果を発動できる「伝説のスペシャルカード」を手に入れることができる。スペシャルカードは1回のプレイにつき一度までしか使えず、効果は次のレベルには引き継がれない。
スペシャルカードは4枚集めることが可能で、2回目以降もレベル3をクリアすれば1枚もらえる。カードコンプリートだけなら途中でゲームオーバーになっても大丈夫で、レベル12までクリアする必要はない。
- ハンターズムーン(Hunters Moon)
- ボード上のハーフムーン(相手)のカードを全て破棄し、デッキに戻す。
- しし座流星群(Leonids Meteor Shower)
- ランダムに選ばれた盤面のカード2枚が破棄される。
- スーパームーン(Super Moon)
- 自分の満月ペアの得点が2倍になる。
- さそり座(Scorpio)
- ハーフムーンが終了時にボーナスポイントを獲得できなくなる。
11月版は以下の通り。
- ビーバームーン(Beaver Moon)
- ボード上の月カードを1枚選択し、左右に反転させる。
- ふたご座流星群(Geminid Meteor Shower)
- ボード上のハーフムーンのカードを半分奪う。
- 冬至(Winter Soltice)
- 自分が獲得したカードをハーフムーンに奪われなくなる。
- いて座(Sagittarius)
- 次に組み合わせを作った際の得点が3倍になる。
一応レベル12までクリアすれば4枚のカードはゲームオーバーにならずに揃うが、ゲーム自体はレベル13以降も続いていく。
落ち着くBGM・効果音やかわいらしいグラフィックなどで評価は高め。プレイ中のハーフムーンはずっと微笑んでおり、プレイヤーが組み合わせを作ると明るい側の右目で盤面を見て、自分が組み合わせを作ると暗い側の左目でプレイヤー側を見てくる。プレイヤーが勝利すると満月の顔になってうっとりし、逆にプレイヤーが敗北すると新月に変化して不満そうな顔になる。
Doodleのページでは没案が公開されており、ハーフムーンが当初はかなりコミカルなデザインだったほか、星のキャラクターもいたようだ。また、Google社員もアナログのカードゲームでテストプレイしていたらしい。
なお、Doodleの説明では「This monthly recurring card game...」と書かれているので、今後は毎月の下弦の月の日の前後に遊べる可能性がある。
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