SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)とは、鈴木祐斗による漫画作品である。週刊少年ジャンプ2020年51号から連載中。
概要
SAKAMOTO DAYS | |
漫画 | |
---|---|
作者 | 鈴木祐斗 |
出版社 | 集英社 |
掲載 | 週刊少年ジャンプ |
掲載期間 | 2020年11月- |
巻数 | 既刊17巻 (2024年11月時点) |
アニメ | |
監督 | 渡辺正樹 |
シリーズ構成 | 岸本卓 |
製作 | トムス・エンタテインメント |
放送期間 | 2025年1月- |
漫画・アニメテンプレート |
『ロッカールーム』『骸区』などの読み切りで好評を博した鈴木祐斗による漫画。ジャンプGIGA 2020 WINTERに掲載された読切『SAKAMOTO-坂本-』を原案として、週刊少年ジャンプ2020年51号(2020年11月21日発売)より連載開始。
「元殺し屋」の主人公が、家族との平和な生活を守るため、差し向けられる刺客たちと戦う「バトルアクション」漫画。
「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門9位&特別賞のU-NEXT賞を受賞。「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」で第6位を獲得。
コメディタッチな雰囲気ながら凄味の溢れるアクション作画が特徴。伝説の殺し屋が引退し、平穏な生活を送る日常と非日常が絡み合うユニークなストーリーであり、緊迫感あふれる戦闘シーンのみならず、家族愛や仲間との絆もテーマなっており、単なるアクション漫画に留まらない作品となっている。
YouTubeにアップロードされた第1話のボイスコミック(前編)が早々に100万再生を突破するなど、人気を博している。単行本の累計発行部数は2024年10月時点で600万部を突破。
2024年5月には、テレビアニメの製作が発表。2025年1月より放送される。
『最強ジャンプ』(2024年7月4日発売)8月号よりスピンオフ作品『SAKAMOTO HOLIDAYS』が連載。漫画は大川哲が執筆。こちらは坂本太郎が平和な商店街を目指すため奔走する町おこしストーリーとなっている。
あらすじ
最強の殺し屋がいた その名も坂本太郎。
彼はすべての悪党から恐れられ―― すべての殺し屋の憧れだった...
しかしある日――
彼は恋をした!!!
引退、結婚、出産。そして――
坂本は太った!!
商店を営むふくよかな男。しかし正体は 元・伝説の殺し屋!!
一児のパパとして、迫りくる危険から家族と日常を守れ!
ソリッドなバトルとコメディが交わるネオアクションストーリー開幕!
登場人物
CVの左側はテレビアニメの声優、右側はボイスコミックの声優。
坂本商店
- 坂本太郎(さかもと たろう)- CV.杉田智和 / 深澤純
- 主人公。27歳。凄腕の殺し屋だったが突然の恋をきっかけに引退し、現在は個人商店「坂本商店」を営む。元「ORDER」の一人。次々と襲い来る殺し屋から日常を守るため、殺しを避けながら戦う。
常に寡黙。本編ではシンの能力により坂本の思考が台詞化されている。
また、戦闘時の消費カロリー次第で激ヤセする体質だが1日でリバウンドする。 - 朝倉シン(あさくら しん)- CV.島﨑信長 / 伊藤節生
- 殺し屋(エスパー)。20歳。半径20m以内の人の心を読むことができる。坂本を慕っており、命を救われたことを期に殺し屋を辞めて坂本商店に勤めるようになる。
- 陸少糖(ルー シャオタン)- CV.佐倉綾音
- 元マフィアで中国拳法の使い手。18歳。坂本に助けられたことをきっかけに坂本商店に勤めるようになる。
ゾンビが苦手。酔うと泣き上戸になったり笑い上戸になったりと感情の振り幅が激しい。 - 坂本葵(さかもと あおい)- CV.東山奈央 / 齋田華帆
- 坂本の妻。26歳。坂本とともに坂本商店を営みながら、娘の花を育てる。坂本に「人を殺さない」という家訓を守るよう約束している。
- 坂本花(さかもと はな)- CV.木野日菜 / 琴石ゆうひ
- 坂本の大切な一人娘。母の葵に似て、明るく優しい活発な女の子。赤ん坊の頃に花が咲いたような笑顔を見せたことから「花」と名付けられた。
- 眞霜平助(ましも へいすけ)- CV.鈴木崚汰 / 峯田大夢
- 殺し屋(スナイパー)。21歳。自身を解雇した組織を見返すために坂本の命を狙ったことがきっかけで店の常連となる。射撃以外はドンくさい男。人情家で涙脆く、時折クソどーでもいい思考が渦巻く。
JCC在学時に銃の試験で最高得点を叩き出していた過去がある。
ORDER
日本殺し屋連盟(殺連)の中でもトップクラスの実力者によって構成されている上位組織。”殺連の番犬”とも称される。痩せていた頃の坂本も結婚するまで属していた。現時点では判明している面子に加え、残り数名の存在が示唆されている。
殺し屋界の秩序維持を目的に活動している。殺連の殺し屋を殺し続ける×(スラー)を危険視し、独自に調査を進めている。
- 南雲与一(なぐも よいち)- CV.花江夏樹 / 汐谷文康
- 坂本の元同期。27歳。殺し屋連盟に所属している。虚言で他人を振り回すことが多いが、シンに思考が読めないほどの変わり身などを得意とするトリックスター。
- 神々廻(ししば)- CV.八代拓
- ロン毛に関西弁の男。出されると相手を滅多刺しにする位のタマネギ嫌い。
武器は普通のハンマーだが、高い身体能力と技術が合わさり殺傷能力は桁違い。 - 大佛(おさらぎ)- CV.早見沙織 / 古賀葵
- 現時点では唯一のORDERの女性メンバーで最も新人。ミステリアスな風貌だが可愛い物好き。
手刀でコンクリートを斬れるほどの斬撃拳の持ち主。他にも電動丸ノコで相手を瞬時に切り刻む。 - 篁(たかむら)
- 高齢で普段は呆けている男性。居合の達人。スラー達でもその素性は不明であり、一派が最も危険視する人物の一人。
ベースとなった人物は本誌連載前に執筆した読み切り作品『骸区』の爺さん。 - 豹(ひょう)
- イカつくガタイの良い男。虚言癖のある南雲は物騒な振る舞いをするほど信用できない。
- 京(かなぐり)
- 殺し屋でありながら映画監督としても活動する男。
シンが熱心なファンであるマーダーフィルムの代表であり、坂本行きつけのレンタルビデオ式情報屋に陳列されている作品を数多く手掛けている。
JCC入試の試験官のバイトとして久々に坂本と邂逅した。映画の為ならスラー一派と協力したり、同じORDERの面々でも容赦なく殺す程の映画狂であり、JCC学内でも坂本と激突している。 - 上終(かみはて)
- 殺連史上最強のスナイパー。人前に出るのが苦手な極度の引きこもり。
長距離狙撃のギネス記録を持っており、「最も影響力のある100人の殺し屋」にも日本人で初めて選出される。 - 沖(おき)
- 長髪を束ねた眼鏡の男性。ORDERのリーダー的存在。時間に厳しく嫌みな性格。部下からはウザがられている。
- トーレス
- ギャンブル中毒でサンドブラストを扱う。借金は602億。
- 七夕(たなばた)
- プロミュージシャンの青年。殺しからインスピレーションを受けて作曲するらしい。
- キンダカ
- 坂本のJCC時代にORDERに所属していた殺し屋。四ツ村と共にORDER設立メンバーの一人。
殺し屋達と町の人々
- ボイル
- どんでん会に雇用されている殺し屋の一人。坂本や南雲とは同期の関係にあるハードボイルドな男。
標的以外の殺生を好まず、女性に相応の振る舞いを求める熱く優しい性分。 - 帯黒(おびぐろ)
- ボイルと行動を共にする女性。本編から2年前のロンリコ抗争では二人で100人以上殺した実力者。
空手の使い手で強い子大好き。 - タツ
- どんでん会のバイト。毒使いで遊園地にてシンとやり合った。
- 宮バァ
- 殺し屋達行きつけの整体師。98歳と高齢だが、熟練された技術と観察力でどんな不調にも対応する。
- 赤尾リオン(あかお りおん)
- JCC時代に坂本、南雲と同級生だった女性。晶は音信不通になった彼女を追ってJCC編入試験を受けた。
過去の出来事が原因でスラー=有月に殺された、と言っているが、詳細は不明。 - 陸無糖(ルー ウータン)
- ルーの家でマフィアとして活動していた男。彼女とは幼少時からの付き合い。
高い頭脳を武器に組織で頭角を現した切れ者。 - 四ツ村暁(よつむら さとる)
- 元ORDERで現在はフリーの殺し屋。周の父親でもある。
新人時代の神々廻の先輩。8年前にORDERを抜けた頃からの因縁がある。組織設立に関わった古株。
JCC受験/在学生・教諭他
- 赤尾晶(あかお あきら)
- リオンの姪で、音信不通になった彼女を追ってJCCへ入学。
気弱で武器も不慣れ、他人の目を見れない性格ではあるが、あらゆる「道筋」を見定める事が出来る観察力の持ち主。 - 勢羽夏生(せば なつき)
- JCC武器製造科研究室の一年生で、初登場時はバイトで雇われた鹿島の部下の一人。特殊透明スーツを着用しており、触れた物も透明に出来る。仕事は定時で終わらせる派。
他にも脳波遮断フードなどの様々なアイテムを開発している。 - 勢羽真冬(せば まふゆ)
- 弟の方の勢羽。常にマスクをしている陰キャで極度の潔癖症。
JCC編入試験でシンと同班になった事で友達になったが、試験後に虎丸と共にスラー一派に拉致された。 - 虎丸尚(とらまる なお)
- 坂本限界オタク女子。過去に(痩せている方の)坂本に救われたことで殺し屋を志すようになった。
推し活の障壁や解釈違いには容赦なく刃を振りかざす。 - 四ツ村周(よつむら あまね)
- 四ツ村の息子。クラブジャムの催眠術の支配に置かれており、JCC学内でスラー派の勢力を広めていた。親子内で確執があり、それを機に鹿島と接触している。
JCCでの防衛戦を終えた後はバンコクへ同行すべく坂本らと合流。祖父譲りの瞬間記憶能力を持っており、鹿島のスケッチからスラー達の潜伏場所を割り当ててみせた。 - 加耳丈一郎(かじ じょういちろう)
- 推薦組の一人でJCC編入試験の合格者。極度の人見知りで口数が少ない。驚異的な聴力を持つ。
- ヤナヤ・ツー
- 通称キルベイビー。JCC編入試験を5浪しており、新人いびりを好む。
- 佐藤田悦子(さとうだ えつこ)
- JCC教諭の一人。物腰柔らかな女性だが、在学中の坂本らも敵わないほどの実力者。
生徒を誰よりも重んじる教育者であり、 その教えは死してもシンらに受け継がれている。 - 四ツ村廟堂(よつむら びょうどう)
- JCCで用務員として勤務する高齢の男性だが、その実は"データバンク"の異名を持つ超記憶力の持ち主。これまでの殺し屋の情報が全て彼の頭脳に詰まっている。
スラーとその関係者
殺連の壊滅を図る謎の一派。メンバーの多くがかつて存在した殺連直営の児童養護施設「アルカマル」出身の孤児。
- 有月憬(うづき けい)/×(スラー)
- 殺連の殺し屋を殺しまわる謎の男。本名よりもスラーの名で呼ばれる方が気に入っている。現場の壁に血で×印を描くことからこの名で呼ばれるようになった。二重人格の疑いがある。
現役時代の坂本はスラーに唯一傷を付けた人物で、リオン殺害にも関与しているらしい。 - 鹿島(かしま)
- シンの育った施設・LABOを乗っ取った男。鹿の被り物をしており、全身に武器を仕込んでいる。スラーとは自身の才能を見出した関係であり、敬意を示している。
坂本にはラボでの戦いで一度破れており、次の一手として4人の死刑囚を送り込んだ。 - 楽(がく)
- スラーと共に関東殺連を襲撃する殺し屋。一撃で警官の肉体を吹き飛ばす程の実力者。JCC在学中にスラーの誘いを受けて合流している。
- 宇田(うだ)
- 殺連にスパイとして約1年ほど潜入していた殺し屋。きれいな七三分けのヘアスタイルで、耳のピアスとあごの一点のほくろが特徴的。
- キャロライナ・リーパー
- 顔面に包帯を巻いた男。辛党でクラブジャムを愛する兄。
- クラブジャム
- 催眠術の使い手でドM。JCC学内でデータバンク=周の祖父を抹殺すべく暗躍する。
- 熊埜御(くまのみ)
- スラー一派の紅一点。電磁石の能力を持ち、磁力を操るグローブで周囲を巻き込み攻撃する。
- ハマル
- 顔にタトゥーを施した糸目の長身男性。殺し合いを公平にするためにスポーツの動きとルールを下に戦う。
- 天弓(てんきゅう)
- 殺連監獄に囚われている眼帯をした半裸の男性。弓使い。
死刑囚
スラーが雇った死刑囚達。いずれも多くの人間を手に掛けた凄腕。
- ダンプ
- 独占欲で捻じ曲がった恋愛脳の女性殺人鬼。身体に仕込んだ突起物で敵に穴をあけて攻撃する。人が死ぬ前の恐怖の顔を好む。
- ソウ
- 元軍人で斧を武器にする快楽殺人鬼。
- アパート
- ピアノ線の様な武器で相手の体を切り裂く殺人鬼。分解することでその人のことを理解できると考える。異様な程の几帳面なところがある。
- ミニマリスト
- ドレットヘアーの体格の良い黒人。異様なまでの怪力自慢で様々な物を圧縮出来る。
テレビアニメ
2025年1月11日よりテレビ東京系列ほかにて放送開始。アニメーション制作は『Dr.STONE』のトムスエンタテインメントが担当。
監督は『BAKUMATSU~恋愛幕末カレシ 外伝~』の渡辺正樹、シリーズ構成は『ブルーロック』を手掛けた岸本卓が担当する。
2クール放送され、第2クールは2025年7月より放送される。
スタッフ
- 原作:鈴木祐斗(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
- 監督:渡辺正樹
- シリーズ構成:岸本卓
- 美術監督:丸山由紀子
- 色彩設計:笹愛美
- 撮影監督:蔡伯崙
- 編集:肥田文
- 音響監督:明田川仁
- 音楽:林ゆうき
- キャラクターデザイン:森山洋
- 制作:トムス・エンタテインメント
主題歌
放送・配信情報
放送局 | 放送日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
テレビ東京系列6局 | 2025年1月11日 | 土曜 | 23時00分~ |
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Netflix |
放送局 | 放送日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
テレビ東京系列6局 | 2025年7月 | 月曜深夜 | 24時00分~ |
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Netflix |
関連動画
関連項目
関連リンク
- 『SAKAMOTO DAYS』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式
- 坂本商店【SAKAMOTO DAYS公式】 (@SAKAMOTO_STORE) · Twitter
- TVアニメ「SAKAMOTO DAYS」公式サイト
- ボイスコミック第1話前編(YouTube)
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