SAN値直葬！闇バイト単語

サンチチョクソウヤミバイト

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SAN値直葬！闇バイトとは、ムクロメによるクトゥルフ神話をテーマにした4コマ漫画である。
『まんがタイムきららMAX』にて2022年 2月号～3月号にゲスト掲載、同年4月号から連載されている。単行本既刊2巻。

概要

怪しげなオカルトショップの高給バイトに応募した黒乃あかりと明治こよ。店長のアメンパインから指示されたのは「暗黒ぬい」の捕獲だった。かくしてあかり達の闇バイト稼業が始まるが……

本作はラヴクラフトのクトゥルフ神話をテーマにしており、専門用語が沢山出てくる。しかし作者が単行本1巻の巻末で述べている通り、専門的な前提知識は特に無くとも楽しく読める内容になっている。まんがタイムきらら系列の漫画としては萌えよりもむしろ猟奇的な描写が目立つが、それも本作の面白さを損なうものではなく、ストーリーやキャラクター達と合わさってむしろ独特な雰囲気を作り上げているといえる。

COMIC FUZで、2024年 7月29日より月曜日更新で追っかけ連載が開始された。

主な登場人物

黒乃あかり（くろのあかり） - 父親の会社が倒産して以来貧乏暮らしをしている女子高生。オカルトショップの高給バイトに応募し、闇バイト稼業に明け暮れることになる。がめつい性格で、金のためなら馬鹿力を発揮するが、金が入るとすぐ使ってしまう。
明治こよ（めいじこよ） - あかりと同じ学校に通う女子高生。あかりと同じ日に闇バイトを始めた。アメンパインによると魔術の才があるとのこと。バイトを始めた辺りから、不思議な悪夢を見るようになる。繊細な性格でよく気絶する。
アメンパイン - 「輝くトラペゾヘドロン」という店を経営している店長の女性。人間離れした魔術の持ち主。妙にノリが軽く、すぐ他人任せにするところがある。パインアメではない。
ショゴス - アメンパインがあかり達に用意した召使い。得体の知れない造形をしているが、あかりには懐いており、スマホ越しだとおじさん構文で会話する。
蟲野なごみ（むしのなごみ） - 単行本2巻より登場。闇バイトに応募した新人で、年齢はあかりやこよの1つ下。様々な虫をおびき寄せる体の香りの持ち主。普段は自分を卑下する態度を取り、母性本能に飢えている一面を持つ。（打算的な目的もあり）あかりはなごみに親しく接している。

その他の登場人物

成徳うらん（せいとくうらん） - あかりのクラスメイト。あかりの始めたバイトの内容が気になっている。
北野（きたの） - あかりのクラスメイト。友達が学校内で半魚人を見たという話をしてうらんと一緒に現場に見に行く。
ヘンリー・アーミティッジ - 店の商品倉庫にあった頭蓋骨からこよに取り憑いた「真理の探究者」の教授。
上鳥うるは（うえとりうるは） - ネクロノミコンを求めてきた女性客。ネクロノミコンを奪い取ろうとアメンパインを銃撃する。双子の妹がいる。
くてら - 「輝くトラペゾヘドロン」を訪問した幼い少女。こよの悪夢の中にも登場する。クトゥルフとヒトの娘。
異瑠美なてぃ（いるみなてぃ） - SNSで「最恐スポットばたんきゅー」という動画を配信している女性で、海辺の廃村のトンネルの探索をある人物の手伝いのもとで行う。元々一緒に彼女と活動していた相方らしき人物は、単行本2巻巻頭カラーの描き下ろし漫画に登場する。
日熊（ひくま） - こよと同じ美術部の部員。最近不気味な絵を描くようになり他の部員から避けられている。