SDガンダム GGENERATIONとは、
バンダイ(現バンダイナムコゲームス)より発売されているシミュレーションゲームである。
略称はGジェネ。
概要
同じくガンダムを題材とするSLG「ギレンの野望」が戦争全体を扱うリアル志向のSLGであるのに対し、
本作は各ガンダムシリーズの個々の戦いを再現する戦術シミュレーションである。
「GGENERATION」という名前を冠しているが、トムクリエイト版(初代,ZERO,F,F.IF,NEO,SEED,PORTABLE,SPIRITSなど)と、ヴァンガード版(ギャザービート,モノアイガンダムズ,ADVANCE,DS,CROSSDRIVEなど)で、開発会社毎にシステムの異なるゲームが並行して発売されている辺り、他ゲームにはあまり見られない特徴である。
※下記の項目「特徴など」の内容は主に「トムクリエイト版」について記載されています。
マニアックな参戦作品
ガンダム作品ならアニメ・漫画・小説・ゲームの別を問わずに参戦している。
主な例としてはフォトストーリーとして展開した『ガンダム・センチネル』ゲームとして発売された『THE BLUE DESTINY』など多数ある。
また、「MSV(モビルスーツバリエーション)」と呼ばれるガンプラや設定のみで語られる機体も登場する。
機体開発や設計、コレクション要素
開発
捕獲した機体や持っている機体のレベルを上げ、編成画面で「開発」コマンドで行える。発展機や同系統の機体を作り出すことができる。
資金を払わずに新しいユニットが手に入るが、レベルが1に戻り、原則的に開発元の機体で強化したステータスなどは引き継がれない。
キャピタルの使用無しで戦力を強化する事が出来る為、資金不足の際等には大変有用であるが、戦闘で活躍しなければならないため、手間がかかる。特に基本ステータスの低い弱機体などは育成に手間がかかる。
設計
入手した機体同士を掛け合わせて新しい機体の設計図を作り出すシステム。開発と違い、まったく違う機体を作り出すことができるのが特徴。
2機以上のユニットさえあれば行え、組み合わせを探すのも楽しみの1つである。ただし、設計しただけでは機体は生産されないため、使用の際にはキャピタルを支払って別途生産する必要がある。
ステータスは低くとも、設計の素材として役立つようなMS,MAも存在する為、戦力だけにとらわれず様々なMSをコレクションする楽しみの原動力ともなっている。
なお、昔は生産リストに登録しなければコレクションにも登録されなかったが、最近のシリーズではストーリーモードで登場した機体も登録されるので少し楽になっている。
交換
G GENERATION WARSより追加されたシステム。レベル2以上の機体を資金を消費しレベル1で同等の強さを持つ別の機体へ交換出来る。
機体の強さは交換元となる機体や装備されたオプションパーツも考慮される。(ただし、交換する際機体に装備されたオプションパーツは消滅する。)
開発、設計で作られる機体は元の機体に関連した機体となる事が多いが、交換では全く関連性の無い機体を作る事が出来る。
交換に必要な資金は、生産に必要なキャピタルの30%増しになっており、単純に考えると通常の生産より効率が悪い。
しかし、交換の法則を把握してしまえば、通常では生産が難しい機体も簡単に手に入ってしまう。核装備の某ガンダムとか。
なお、それ以前の作品にも「交換」のコマンドは存在するが、これは編成中の機体を、ハンガーの機体と文字通り交換するだけの配置交換コマンドに過ぎない。
MPとテンション
登場するキャラクターにはMPというステータスが設定されている。これはキャラクターの性格を現す指標のようなもので、戦闘結果によって上下する。
MPの上下でテンションも変化し、最高潮の「超強気」の時は攻撃が必ずクリティカルになるという恩恵がある。また、通常は「防御」を選択した際にしか発動しないシールド防御が常時発動するようになったりする。
その他、MPは格闘武器や必殺技のダメージ、覚醒兵器(ファンネル等)の射程等、様々な点に影響を与えている。Gジェネにおいてビームサーベルとファンネルが強い主な理由である。
Gジェネ魂では「超強気」の上が設定されており、最大になると「超一撃」状態になる。
「超一撃」状態では通常のクリティカルを越えるダメージを叩きだせるが、一度戦闘するとクールダウンされ、MPが50%に戻ってしまう。
このクールダウンのデメリットが強烈であるため、、超強気になった場合、敵ターンで敢えて被弾(MP減少、強気に)→回避(MP上昇→超強気に)を繰り返して超強気を維持するテクニックが開発された。
WARSでは、クールダウンの発生条件が「被弾する」に変更された為、使い易くなっている。
自由な運用
作品にもよるが、約1000機近い機体が登場するため、非常に自由な部隊編成が可能となっている。機体は開発の素体とする以外にも、改造を施して強くすることが可能になっている。
改造は機体のレベルアップ時に行われ、好きなステータスにポイントを振り分けることで行う。
また、キャラクターには「指揮」や「整備」といった技能があり、これらは戦艦の各役職で重要になる。「整備」が高ければ戦艦に搭載したユニットの補給が早くなる…といった具合である。
マスターユニット
最近のシリーズでは「マスターユニット」という単機で戦う機体を設定できるようになった。
これは、作中で登場したイベント再現用の原作ユニットの仕様を自軍にも適用するもので、HPやENの自動回復や、所属チーム問わず支援攻撃を受けられる等の特典があるが、イベント用ユニットと同じく、撃破=ゲームオーバーになってしまうと言うデメリットもある。
魂では戦艦とは別に存在する独自のユニットだったが、WARSでは戦艦所属で各艦1機出撃させることが出来るユニットになった。
通常は、2機、3機分の枠をとってしまう大型モビルアーマーでも、マスターなら1機扱いで運用出来る。
キャラクター関連
本シリーズでは機体のみならず、原作のキャラクターを雇用して自由に乗せ替えができる。
作品を超えた組み合わせが可能である為、シャアがガンダムに乗ると言ったオーソドックスな形から、アムロが0ガンダムに搭乗する、と言ったネタ関連な組み合わせも可能。
ただし、攻略ステージが原作の再現であるという性格上、全てのキャラクターを全ステージで使えるわけではない(※Gジェネワールド以降では使えるようになっている)。
その為に全てのステージで使用できるGジェネオリジナルキャラクターが用意されている。あくまでゲームを進める上でのキャラである為、原作キャラとの絡みなどは一切発生しない。
シリーズ最大のボリュームを誇るFではオリジナルキャラクターの数も数十人規模に膨れ上がっていた。
最近ではオリジナルキャラクター全員にも声がつくようになり、容量の関係で大幅なリストラが行われているものの、一作限りでは勿体無いキャラクターもいる為、復活を望む声もあるようだ。
豆知識
Gジェネの原点
忘れがちだが、スーパーファミコンにスーファミターボを接続させて専用ソフトを差し込むゲームの 「SDガンダムジェネレーション」がGジェネの原点である。
一年戦争記、グリプス戦記、アクシズ戦記、バビロニア建国戦記、ザンスカール戦記、コロニー格闘記 と、6本リリースされており、作品別に分かれていた。5ステージクリアするとイージー、ノーマル、ハードの5ステージがプレイ可能になり、 強力な大型MAが戦艦に8体積まれているのが何隻もいたりと、1本でも満足できるほどの高難易度だった。
MSや戦艦の購入などの自軍強化や開発はこのゲームから存在し、開発でしか得られないマイナーな隠し機体があったりするなどプレイヤーをニヤリとさせた。ちなみにこのゲームにはパイロットの概念はない。
スーファミターボには2本のカートリッジ差込口があり、普通にプレイするときは左に接続するが、同ジェネレーションシリーズのソフトを右に接続すると、改造した機体を他のゲームに行き来することができ、攻撃力+99なんてことも可能(1作ではせいぜい+6が限界) 。
また、Wスロットを利用することで対戦も可能で、 どの組み合わせでも対戦できる幅の広さも作品ごとにファン層の違うガンダムシリーズには打って付けだったといえる。
だが、世間はポケモンブームによりGBでの対戦が花盛りであったし、PSならば同じことがメモリーカードを介すことで同じことが容易に出来てしまう。ガンダムゲーとしてはオリジナルストーリーであるSSの『機動戦士ガンダム外伝』に注目が集中していたり、 SFCの火が消えVB、N64へと任天堂ユーザーの目が行ってしまったこと等、 スーファミターボが逆境状態であり失敗したのも当然だった。
ただ、当時のゲームとしては(セーブデータが消えやすいということを除けば)秀作の部類で、 実際にGジェネレーションとしてのちに大ヒットすることになる。
シリーズタイトル
関連動画
戦闘デモ
ムービー
関連商品
関連コミュニティ
関連リンク
- 【外部】公式サイト
作品
トムクリエイト開発(F系)
- SDガンダム GGENERATION-ZERO
- SDガンダム GGENERATION-F
- SDガンダム GGENERATION NEO
- SDガンダム GGENERATION WARS
- SDガンダム GGENERATION WORLD
- SDガンダム GGENERATION 3D
- SDガンダム GGENERATION OVER WORLD
- SDガンダム GGENERATION GENESIS
- SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS
バンガード開発(ギャザビ系)
オリジナルキャラクター
男性
女性
オリジナル機体
- フェニックスガンダム
- シスクード
- デスパーダ
- テラ・スオーノ
- ザク50
- ネティクス
- タイタニア
- グロムリン
- ザンスパイン
- Dガンダム改
- ビギナ・ロナ
- エビル・ドーガ
- グレート・ジオング
- サイコロガンダム(初出はガチャポン戦記)
- トライア
- センチュリオ
- バルバトス(Gジェネ)
用語
- 15
- 0pt
- ページ番号: 789840
- リビジョン番号: 3164831
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