『SHY』とは、
- 「shy」英単語 (形容詞 恥ずかしがり・内気な・引っ込み思案な・ためらって等)
- 日本のシンガーソングライター(野田麗子氏が2003年よりSHYという名義に変更)
代表的な曲は化粧品のプロアクティブでCMで使われた「ずっとラプソディ」「ラッキーカラー」等 - 週刊少年チャンピオンに連載されている作・実樹ぶきみが描くヒーロー漫画。
以上を差す。本項では主に3について解説する(1の意味合いも若干含む)。
概要
SHY | |
漫画 | |
---|---|
作者 | 実樹ぶきみ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載 | 週刊少年チャンピオン |
掲載期間 | 2019年8月1日(2019年35号) - 連載中 |
巻数 | 23巻(最新刊) |
アニメ | |
監督 | 安藤正臣 |
助監督 | 谷口工作 |
製作 | エイトビット |
放送期間 | 2023年10月2日 - 12月18日 第二期制作中 |
話数 | 全12話 |
世界各国にヒーローがいる中、日本のヒーローは“恥ずかしがり屋”の少女だった!!
彼女を待ち受けるのは…!?心優しき少女のヒーロー成長譚!
週刊少年チャンピオンより引用
秋田書店が2016年度に企画した【第二回NEXTCHAMPION】にて大賞を受賞した作品。週刊少年チャンピオンの2017年7号にて読切版が掲載、その後評価を受けて2019年8月1日発売の35号にて本格的な連載が始まった。
主人公「紅葉山テル」がヒーロー像とはかけ離れた相反的な内気な性格で、周りの重圧やヒーローとしての責務との葛藤、突如現れた謎の集団「アマラリルク」を前に、ヒーローとして立ち向かう成長譚である。
ヒーローの実力がありながらの自身のギャップや周囲の期待や想い等の作風や内気ながら熱い思いを持つ主人公、作者の高い描写力から高い支持を受けている作品で、2020年度の『次にくるマンガ大賞』にノミネートされている。
(なお週刊少年チャンピオンからはもう一作品として『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』がノミネートされている。)
海外でも人気のある作品で、Twitter(現 X)等ではとりわけフランス等で人気がある模様。
ストーリー
21世紀中頃個性的な姿をした『ヒーロー』達の活躍により、戦争がなくなった。
平和な世の中になっても、ヒーロー達は人命救助や防犯、寄付義援等を行い世界の平和の為に日夜活動をしていた。そんな中日本のヒーローは一人の年端の行かない少女だった。彼女の名は「シャイ」
普段は中学生「紅葉山テル」として生活をし、有事の時にはヒーローとして活躍をしていた。
ある事故がキッカケで知り合った「小石川惟子」と彼女に迫る謎の少年「スティグマ」が率いる謎の集団「アマラリルク」。そこからシャイはヒーローとして彼らに立ち向かう・・・!
登場人物
※内容は原作漫画基準となります。(一部ネタバレ防止加工済み)
ヒーロー
- シャイ/紅葉山 輝(CV:アニメ版:下地紫野/秋田書店ラジオ版:赤崎千夏)
本作品の主人公。たんぽぽ第一中学校に通う中学2年生の少女で、とても恥ずかしがり屋で内気な性格。
日本の『ヒーロー』だが、内気な性格な為インタビューとか受けると逃げ出したり吐き気がしてしまう程。
他の国のヒーロー達と比べたらまだヒーローになって数ヶ月位の新米であり、身体能力以外での戦闘経験や特殊能力を持っていない為、他国の面々に比べたら見劣りやすい。
しかし人一倍に優しい心の持ち主で、己の信念を貫くために無茶をする程の正義感がある。
好きな食べ物は納豆で趣味はホラー映画鑑賞。名前の由来は童謡「もみじ」の歌詞より。
シャイン/紅葉山明(CV:???)
先代の日本のヒーローで、テルの姉。故人。
「六輝星」のメンバー達から慕われていた存在。
人々を平等に見たいという精神から、恋人や大切な人を作らない様にしていた。
なお、アニメ版では1期最終回の12話で声を当てられているがCAST欄には記載はない。
ケンシン
シャインの前の代の日本のヒーロー。鎧武者風な格好をした時代劇の浪人風の男性。
心の力が暴走していた幼き日のメイを保護し、転身輪を託す。その後元々あった持病により1年後に病没。 - エヌ=ヴィリオ(CV:杉田智和)
シャイの相棒で海老の様な外見をしているヒーロー達の使い魔的な存在。通称『えびおさん』転写機替わりに他地方のヒーローや統括のユニロードに情報のやり取りをしたり、市民との交流の場を作ったりマネジメント等も行っている。先代のヒーローのシャインにも仕えていており、テルにある重要な事実を伝える。
なお他のヒーロー達も基本的に同じ個体をしているらしく、ユニロードのサポートをしているのも同じ姿の個体で料理の手伝いをしていた。
エミ=ヴィリオ
シャインがユニロードに頼んで、黒十字の運営する老人ホーム施設「すずしろ荘」に派遣されたエヌ=ヴィリオの兄妹機。通称『えび美』。テルたちの祖父であるヨウの身の回りの世話をしている。 - スピリッツ/ペペシャ=アンドレアノワ(CV:能登麻美子)
ロシアの『ヒーロー』で飲んだくれの金髪の長身の美女。
自身を煙の様に透過する能力を持つ。ロシアの孤児院で育っており、素面の時は大人しいが
お酒が入ると陽気になる。新米のシャイを気にかけている。変身前はペペシャと呼ばれ、孤児院や母親等極親しい間からはペーシャと呼ばれている。会う時は大体お酒が入って酔っている状態なので、普段から明るい人と勘違いされやすい。 - スターダスト/ディヴィー=W =ジョン(CV:アニメ版:三木眞一郎 秋田書店ラジオ版:伊藤健人)
揺るがぬ事を良しとするイギリスの『ヒーロー』で、普段はロックスターであり俳優業にも就いているサイコパス。
周囲の流れを操る能力を持ち、実戦派のヒーロー。流れを読む為か、常に心がないような無表情でいる。
シャイの身体的な実力に疑問視しており、統括のユニロードにもヒーローとして向いていないと断言する。 - ドクター・シュヴァルツ/ゲルム=シュタイン(CV:楠見尚己)
ドイツの『ヒーロー』で医師である。スターダストが設立した国際救護団体『黒十字』で医療部長を務めている。主に世界各国での災害やヒーロー達の治療などを担当する。 - レディ・ブラック/ピルツ=デュナン (CV:鈴代紗弓)
スイスの『ヒーロー』で黒髪のロングツインテールの若き看護学生。シュヴァルツ同様黒十字の看護師で
治癒の力を持つ。ヒーローらしく前口上があり「命をあきらめない」が彼女の信条。
性格はきつく負けん気が強い、反面ツンデレ要素もあり面倒見が良い所もある。
幼き日に事故で両脚が無く義足でいる。
ヘクセン/タバサ=バッククラフト
先代のスイスのヒーロー。現役時代時104歳の高齢を思わせない大柄の魔女風のいで立ちをしている。小説家でもあり、その作品は数百種類書き連ねてており、その作風は後味の悪い終わり方が多い為「バットエンドの魔女」とも言われている。 - ミェンロン/李=明明(CV:村瀬歩)
中国の『ヒーロー』でパッと見女の子に見えるがカンフーの心得がある男子。
相手の神経に干渉する能力を持ち、気で作った爪で相手を眠らせたりもできる。
初対面でよく女性と言われるので若干コンプレックス気味で言われると、気分が沈んでしまう。
4人兄弟の末っ子で普段の姿も女の子っぽく見えてしまう。
夜龍(イェロン)/李=睡眠(リースイミン)
先代の中国のヒーローであり、ミェンロン同様「龍眠拳」の使い手。中国の男の子の憧れでもあった謎多きヒーロー。通称「ドラゴン・ナイト」と呼ばれている。どこかのガリにそっくり(
その正体はミェンロンの母親のスイミンで、幼少期の出来事から眠る事にトラウマがあり、その中でヒーローとしての資質が目覚めた。テルの母親であるハルと旧知の仲。 - センチュリー/アダム=ロックウェル(CV;羽多野渉)
アメリカの『ヒーロー』で某マーベラスの様な風貌で、健康志向の実直堅剛な男性。
普段は軍に所属している兵隊で、トレーニングを欠かさず行っている。一女の父親で重度の親バカである。
重力を操る能力を持つ。 - ラヴォワール/ラルク=マテリア=ルノアール
フランスの『ヒーロー』で「宇宙アーティスト」で知られる「銀河を救う芸術の革命児」
幻想的な空間を出したり、壊れたものを修繕もできたり他の人物に変装させたりする。
大の悪戯好きで懐かしの板ガムでのトリックで、シャイを驚かせたりしている。 - 六輝星(シャイニング・シックス)
各国のヒーローで構成されたチームでニルヴァーナをリーダーとして活動する。
元々は世間から見放された荒くれもの達だったが、シャインとの出会いからヒーローになるまでに
心身共に磨かれ、ヒーローとして認められた。
ニルヴァーナ/アナンダ=ヴァルナ
インドの『ヒーロー』で褐色の爽やかな顔立ちの青年。六輝星のリーダー
アマラリルクの面々から恐れられていて、タルムー等が姿を見るや即座に撤退の手を打つほどの手練れ。
シャインとは幼少期からの修行仲間であり、彼女には恋心もあり思いを告げた事もあったが、降られてしまっている。
インドラ/セーヴァ=ワングチャイ
タイの『ヒーロー』で少しひねた感じのする若い青年。
電光石火の一撃を放ち、愛歌=セキララの魔の手からテルの危機を救っている。
バヴォレア/ロザリア=ピーコック
スペインの『ヒーロー』で、大人の雰囲気を醸し出す女性。
かなりの好色家で男女問わず言い寄ってくる。その為かピルツは胸とか触ってくる彼女が苦手である。
ジャガナードとは夫婦の関係である。元は暗殺者だったがマフィア組織と共にシャインを抹殺しようとしたが逆にシャインに助けられてしまう。その際にロドリゲスと出会っている。
ランペイジ/ニェルコ=アームストロング
ギリシャの『ヒーロー』で、活発な女の子。歌っている時など何かやってる時に邪魔されるとキレる質。
猫っぽい仕草から強力な一撃を与えるパワータイプ。
ジャガナード/オメガ=ロドリゲス
メキシコの『ヒーロー』で強面の屈強な男性。元はヒールのプロレスラーでマフィアの用心棒をやっていたが、シャインと出会って以降は妻のバヴォレアと共に彼女に付き従っている。
パルス/ウェイブ=ワン
シンガポールの『ヒーロー』で大人しい男子。暗い性格で機械の解体等やハッキング等イジるのが大好き。
人と面と向かって話すのが苦手。能力として1分間だけリミッター解除して攻撃できる能力を持つ。
使用後は反動で肉体疲労が起こってしまう。長野での見回り時にシャイと共に行動をして以来、シャイ=テルに淡い恋心を抱いているが、元々の性格のせいか捻くれた対応をとってしまう。 - アニマ/ロマン=アブドウルマジド
ナイジェリアの『ヒーロー』で褐色肌の青年。黒十字のピルツがナイジェリアに来た際に同行していた。 - ハルディア/カノン=アホネン
フィンランドの『ヒーロー』でおっとり屋さんののどかな印象がある女性。通称「ハッピーちゃん」
能力は草木や花を操る「ガーデニング」の能力を持つ。 - デモン・ワーカー/ハン=ロウドゥ
韓国の『ヒーロー』で、全ての劣悪な労働環境と残業の絶滅に命をかけるオフィスワーカー系ヒーロー。
生真面目なビジネスマンでスケジュール管理も怠らない。 - ユニロード (CV:井上喜久子)
全てのヒーロー達を統括する布に覆われた仮面の様なものを被っている女性?らしき人物で
料理を作って振舞ったりする等意外と家庭的な面や冗談とかを言ったりノリが軽い所がある。
民間人・協力者
-
- 小石川惟子 (CV:東山奈央)
弟と共に遊園地に行った時に遭ったジェットコースターの停止事故で、唯一の事故の負傷者。
事故から回復した後テルのいる中学校へ転校してきた。事故の後遺症から心の闇を抱くようになり
そこを『アマラリルク』に目を付けられて、スティグマにより半身が異形のものに変化する。
シャイの活躍により、異形化が抑えられた後、シャイの正体を知り、以後友人として寄り添う様になる。ヒーローものが大好きな活発なアウトドア派。
シャドウ
イコの指輪に宿っていた闇の部分が、自ら意思を持った存在。アマラリルクの内情を知っている。
小石川ダイゴ(CV:井上ほの花)
ヒーローが大好きな男の子でイコの弟。ジェットコースターの事故で救助された被害者の一人。
大のヒーロー好きで姉のイコも影響でヒーロー好きになる程。 - 紅葉山 陽(もみじやま ヨウ) (CV:内田直哉)
テルの祖父で、姉のメイの葬式の際には、幼きテルに寄り添っていた。現在はすずしろ荘の施設の中で暮らしている。老いの為かやや認知症を患っている様子。 - 紫すずり(CV:村上まなつ)
書道部に所属している中学2年生。長身で寡黙な印象の女子だが、書道に込める思いが強い。
テルが自身のヒーローの能力に目覚めるキッカケとなった一人。
アニメでのCVで声を当てられてるがキャラ名が『のっぽ』となっている。コンプレックスなのになぁ。
一応名前については、ちゃんと書いた字の近くに名前が載っていたり。 - 柳葉緑(CV:佐藤元)
書道部の部長で中学3年生。字に宿る力をテルに説明した所からテルのヒーローとしての力が覚醒するキッカケを作った一人でもある。 - 華輪 紅(CV;古賀葵)
廃部になった文芸部所属の3年生。現在は新聞部と統合されてる為そちらの部員。中二病全開の怪しい感じの女性だが、雷が苦手。図書館にて学校の七不思議を追っている。 - 鳩森ナナ
テルやイコのクラスメイトでショートヘアの女の子。少々気が短い所もある。平凡な自分とヒーロー等の力の差等の格差な面に嫉妬している節がある。 - 野田アリス
新聞部所属の3年生でで金儲けやパパラッチも行う典型的なマスゴミ気質な女子。テルの学園生活を激変させた元凶でもある。 - イサーク(CV:安原義人)
ロシアのユーリイ孤児院の院長で物腰が柔らかい年配の男性、ペペシャが幼少期から孤児院を離れるまでお世話になった人物の一人。 - ナタリア(CV:伊藤美紀)
ロシアの孤児院で孤児の面倒を見ている女性で、ペペシャが孤児院に引き取られてきた時から面倒をみていた。ペペシャからはナターシャとも呼ばれ、酒豪であるため会う度にペペシャと酒を飲んでいる。ペペシャの母親のレターナとは幼少期からの友人でもある。 - 飛鳥とじ子(CV:富田美憂)
アキタ出版の新米記者。たまたまシャイが人命救助をした場面に出くわして、突撃インタビューをしたりしている。 - 天王寺 曖(てんおうじ あい)(CV:小岩井ことり)
霜賀の里に生まれ育った双子の姉で、おっとり・のんびりした性格で都会とか外の世界や情報に疎い
お嬢様の様な長髪の美人さん。忍びの技術がある為とある目的の為に上京、シャイ達に協力する。
心刀・無垢を持ち心刀を持ったものの声を聴く事ができる。
幼少期にとある事件により胸に傷があり、その為心臓が弱くあまり激しい行動ができない。
名前の由来は「曖昧」よりきている。チャームポイントは左目の泣き黒子 - 朱鷺丸(ときまる)
隣里の里から天王寺家に仕える為に傍にいる青年、上京した曖を追ってきた。 - デュナン夫妻/マリー
ピルツの両親で、父ヘンリー、母フローラ、使用人マリーの家族。
ヘンリー・フローラ共に医療に携わり、家族愛が強いヘンリーに対してフローラは娘であるピルツにはキツく当たる。後にヒーローの機関の一つになる『黒十字』のスタッフとして家族で仕事に努めるが、そこで悲劇が起こり、ピルツにとって強いトラウマになってしまう。 - 藤原みみ
とじ子の同級生で水商売に身をやつしていており、男に言い寄られている所をとじ子に救われる。
思わぬ形で再会した二人だが、夢だった看護の仕事は辞めて汚れた大人の世界にいる事をとじ子に告げた後、童心に戻りたいと願う。その願いをクァバラの誘いにのり、闇に消えてしまう。 - イーラ/ムッカ/カチン
ドキによって夢の島に連れてこられた少年少女達、ぬいぐるみ王国の入国監査官を務めている。 - 李ファミリー
「龍眠拳」を使う流派の一族、母スイミン、長男シンミン、次男ゲンミンがミンミンの家族。
長男たちは道場の師範代として鍛錬をし。母はものぐさで木彫りの彫刻を作る以外の家事全般は苦手。 - 紅葉山晴(もみじやま はる)
戦争絵本作家の肩書を持ち世界をまたにかける女性で、テルやメイの母親。
戦争を終わらせるために現状報告等をまとめた「こども白書」を作成のため、メイや幼き日のテルを日本に残して、各国の状況を調べていた。久方ぶりにテルにあった時は知らないおばさん扱いされてショックを受けて、スイミン相手に愚痴ったりもしている。
その旅の最中、一人の放浪者を見かけ、別の市場で偶然再会したことを機に彼をボディーガードとして雇う。その放浪者には名前はなく、名前を付けてほしいと言われると旅の終わりまでに考えておくと約束する。しかし、旅の終わりに差し掛かった時にテロリストの襲撃にあい致命傷を負ってしまう。
- 小石川惟子 (CV:東山奈央)
アマラリルク
スティグマを中心とした謎の存在。
負の情念を具現化したり、欲望を開放したりし、世界を混乱に陥れる存在。
スティグマの元10人の子供達で構成され、世界を暗躍している。
※ネタバレ回避
- スティグマ(CV:田村睦心)
「アマラリルク”夢みるもの達”」を率いる謎の少年。転身輪と性質が似ている黒い指輪で惟子を異形のモノへと転身させた。ヒーローを心に優劣をつけ殺していると疎んじ、大人のいない世界を強く望んでいる。
【人の夢を叶える力】という能力を持ち、それは人が心の奥底で強く願うことを現実の中に形作る事ができる。故人等の強い願望等を呼び起こし使役するが、スティグマ自身にはその力で夢がかなえられない為、同士を作り上げて世界各地で暗躍している。 - ツィベタ=コオリスカヤ(CV:沢城みゆき)/レターナ=アンドレアノワ(CV:沢城みゆき)
スティグマによって凍土から呼び起こされた10代半ば位の少女。
氷を操る力を持ち、子供が苦しまない世界を望んでいる。
スティグマの指示で北極の地でヒーロー達をせん滅する為に待受ける。
その正体は故人であるスピリッツの母レターナで、スティグマによって具現化した際には10代の頃の姿で現れている。スピリッツと数回拳を交えている内に、スピリッツの転身輪を通じて少しずつ記憶を戻し、ロシアの孤児院で再度相対した時は、スピリッツの動揺を誘い力を引き出して記憶を取り戻している。 - シクシク=ティアナイト/ナミロ
北極の地でミェンロンによって眠らされたツィベタを回収しに来たスティグマに付き添った。
水を操る能力を持ち、ツィベタを回収する際にミェンロンを捕縛し苦しめた。
初登場時はフードに一つ目模様の眼帯をかけてたが、素顔はそばかすが無いスティグマに似た素朴な少年。
元々は海が好きな漁師の一家の長男で、海上の家を持ち家族は両親に弟がいるごく普通の青年だった。やや気弱な面もあり親からは強い大人になる様にいわれていた。しかしある日家を飲み込むほどの大きな津波に巻き込まれて、一家は勿論友人知人らも全て津波に飲み込まれてしまう。その絶望から誰かを好きになる事を拒んでいる。 - クフフ=ケケラケラ(CV:日高里菜)
世界中に笑顔をぶちまける為に行動する「ヒト型おもちゃ箱」を自負する少女。
ツィベタと共に行動し、ハリセンからナイフ・爆弾等の暗器を繰り出す。
常に笑顔であり面白がったり、面白がらせたりするがその笑顔の中には狂気を孕んでいる。 - ドキ=バラガキ(CV: 土岐隼一)/放浪者『ドキ』
世界中のぬいぐるみを集めてカワイイ世界で埋もれたいと願う、粗暴な男子。
トカゲのしっぽみたいなものや角等があり、半ばリザートマンな部分もある。
短気で喧嘩っ早いが、お世辞に弱くカワイイと言われると愛想よくなるが、逆にカッコイイとか言われると
プッツンを起こし、見境が無くなってしまう。
生まれた時の記憶があり、母親から疎まれた目で見つめられていたことを覚えている。
物心が付いた頃には既に放浪者として窃盗などをして生延びていた。ある日リンゴを窃盗して逃げている最中に「ハル」との出会いから、ハルのボディーガードとして一緒に同行する。一緒に同行している内にハルとの旅をずっと続けたく願うが、途中テロリストの銃撃によりハルと共に重傷を負ってしまう。ハルから「こども白書」と『ドキ』という名前を託され、こども白書を届ける為に脇腹に銃創を受けた状態で荒野を駆けるのであった・・・。 - イノリ=アレルヤ(CV:早見沙織)/シスター・イヴ=イルハン
フード姿でシスターを彷彿とさせる天使の様な風貌の盲目の女性で、愛と祈りを持って世界を平穏にしようとする。
空間に輪っかを作って捕縛をしたり、愛の矢で射止めた相手に愛を目覚めさせて、過度の愛情を相手に注がせて同士討ちを狙う事もできるが、相手の意思が能力を上回った場合効果が切れてしまう。
人間であった頃はトルコ出身の孤児で、神父に救われたことから修道女として自身の愛を伝えようとするが、ある日目が見えない為にならず者に神父の居場所を案内し、神父たちが襲撃されてしまうという悲劇に見舞われる。そこから自らの名前と祈りに対してはある種の憎しみの様なものを抱いている。 - ウツロ=カラクルリ(CV:上田瞳)/天王寺 昧(てんのうじ まい)(CV:上田瞳)
自身を駒と称し、この世に対して虚しさや悪夢といい心を無くし虚無である事を望む少女
スカイツリーを中心に広範囲の黒球を作り出し、空間に閉じこめた人々を黒く塗り替えてしまう。
彼女は天王寺 曖の双子の妹「昧(まい)」で、元々は心が優しく忍者の素質は誰よりも高かったが里の存在に疑問視をしていた。才があるが心の優しさ故に任務による殺生に心が耐え切れず、ある日を境に神刀・虚無を奪い師匠を襲撃し火を放つ、そしてその際に曖の胸を刀で貫き大けがをさせた後姿を眩ます。姉の曖とは対に右目に泣き黒子がある。 - クァバラ=クァバラ(CV;橘田いずみ) /ヴァルハラ=クララ
東京襲撃時にスティグマと共に現れた幽霊の様な少女で、物質を浮かばせる能力と相手の背後に憑りつくと相手の能力に関係なく攻撃を通したり、攻撃されたら同じ痛みを分かち合う能力を持つ。
世界に自身の存在を知らしめるスティグマの様子をカメラマンとして撮影した。
性格は気弱でシャイに負けない位内気で、スターダストと相対しても逃げ腰だった。
名前は怖い目に遭った時に言われる「くわばら、くわばら」よりきている。
反政府体制の活動家の両親の元で育った少女で、両親は元々は過激思想もなく平等を願う優しい人であったが、ヒーロー・・とりわけシャインの存在の大きさに自尊心が潰されてしまい、過激な思想に走る様になる。ある日国民館爆破のテロ行為を行おうとしたのを止めようと、クララは銃を手に取り両親を射殺。その直後に自身の存在もまたシャインの大きさに潰されていたと気付く。そして町で会った際に様子がおかしい事と思ったシャインと鉢合わせ、錯乱しつつ自らに銃を向け自害してしまう。 - タルムー=メンドゥーサ/ムムーナ・ムムーヌ・モハメッド
某ブラックジャックの様な顔に継接ぎの様なものがある黒髪短髪の子供。
名前からして面倒くさがりで死にたがりでもある、その為かクァバラと同様にネガティブな言動をする。
アンレットという犬のぬいぐるみの様なゾンビを使役して、諜報等を行っている。
動物が好きな医学者で、動物と会話するための発明を行っていたが、その過程で破壊兵器「心兵器シャイニー・サン」の開発に関わってしまう。その兵器をジジ達テロリストが奪ったと聞き、兵器の回収の為にカベ地区へ潜入。発見後内通しヒーロー達に回収してもらう様にしたが、ソト国の隠蔽と心兵器の威力の検証の為に切り捨てられてしまう、その後アッシュ達を地下シェルターへ避難させた後、心兵器の爆発を見て自害する。
アンレット/アッシュ
犬のぬいぐるみみたいな風貌で、二足歩行で歩きタルムーの身の回りの世話をする。
テルの趣味であるホラー映画のキャラ「ゾンビーヌ」に似てる事から、テルに可愛がられるが
それがセキララの怒りを買ってしまって刺されてしまう。
ムムーナが飼っていた犬で、沢山いる犬の中で唯一言葉を話せる装置を付けられている為、人と意思疎通ができる様になっている。自殺したムムーナを恨みながら力尽き、その際にアマラリルクの指輪を受け取るがそれを2つに分け、ムムーナに分け与えた。
ゾンビョウ
黒い猫の様なつぎはぎだらけの動物。
アンレットと同じくタルムーに追従しているが性格は冷静かつ冷酷。伸縮自在の鋼鉄の爪を武器にする。 - ルイズ=アイツヴァッカ
褐色の目つきのキツイ少女で、極度の潔癖症であり常に相手を妬ましく思う。妬み恨みは常に日記に記録しておく程。ただし妬ましく思うも相手に対する評価はちゃんとしており、ウツロの戦闘力の高さは評価している。自身の能力は変装で精巧に化ける為、ヒーロー達ですら気づく事ができない程。 - セキララ=ラブソング
まるで魔女っ娘アニメに出てきそうなロールヘアーのハートマークを浮かせる少女で、イノリの慈愛とは別に恋愛観をもって世界を統べたいと願う。仲間意識が強くラブを推している。
諜報活動時には『綺羅星 愛歌(きらぼし あいか)』と名乗り人と接触する。
テルと出会った時に運命的なものを感じ、色々とすっ飛ばして求愛を申し出る。
また凄く嫉妬深い性格でもあり、テルがアンレットを可愛がっている所にキレてしまい、アンレットを包丁で串刺しにしたりする。自身の能力は音波を利用した攻撃を行ったり、空間を開いたりする能力を保有する。
読切版
全43ページで、2017年7号に掲載。設定はほぼ連載版に近いものでここでの敵役は怪獣となっている。 【あらすじ】
・数年前に突如として出現した怪獣達!しかし、それとほぼ同時に出現したヒーロー達の活躍で、混乱は収まりつつあった。そして日本のタンポポ町にも一人のヒーローが・・・。
彼女はメディアへの露出を極度に嫌い、誰にもその素顔を見せたがらないからいつしか『SHY』と呼ばれるようになった・・・。
【登場人物】
・紅葉山テル/シャイ
ごく普通の中学二年生だったが、ある日突然全ての元凶タメギリ・ギーギース・マキモドシにより、ヒーローの力を与えられ、能力が本人が死ぬまで解除されない為嫌々ながらも怪獣達を退治している。
転身輪等の変身アイテムは使わず、タメギリにより身体能力を上げられている(但し視力はあまり上がってない模様)。その為衣装などは自前らしい。
<連載版との違い>
『紅葉山テル』
連載版のメガネは縁が黒色のウェリントン型で読切版が逆ナイロール、髪の色も連載版が黒だが読切版はトーン張りが無い為栗毛ともとれる。制服も白のセーラー服だが、読切版は紺のセーラー服である。
『シャイ』
単行本4巻にて巻末のおまけページに読切版シャイのイラストが記載されている。
作者の実樹氏のTwitterでも二人のシャイのイラストが公開されているのでそちらを参照。
端的に言うと目を覆うスカーフ部分やスカートの着用、また武器を持っている点などがある。
・タメギリ・ギーギース・マキモドシ
連載版でいう『エヌ=ヴィリオ』ポジションだが、自身のドジで怪獣の卵をばら撒いたり、勘違いでスーパーパワーをテルに与えてしまったりと中々のド畜生である。
アニメ版
2022年10月6日発売の週刊少年チャンピオン45号にて、アニメ化の告知がなされた。
それまでは秋田書店ラジオの「今週の1コマコーナー」にて暫定的に声が当てられただけだったが、本格的に動くテルに声が当てられる姿が見られるようになった。
アニメ化発表に伴いTwitterでも作者や公式Twitterでも情報が解禁された。解禁時点ではアニメ制作はエイトビット、監督は安藤正臣、声優では主人公のテル/シャイ役には下地紫野が担当することが明らかになっている。またYouTube内でもPVが解禁された。
2023年10月2日から12月18日まで放送され、最終話の12話発表時に第二期制作が発表、2024年3月14日に追加情報として24年の7月に第二期の放送の告知がされた。
その後7月1日に放送開始し、話は東京を舞台とした「東京奪還編/単行本4~10巻分」をメインとしており、開始は第13話と一期からの続きとして物語は進んでいく。
※(番組放送欄などについては、6月に発生したニコニコサイバー攻撃により、ニコニコdアニメや生放送等放送枠の変更がされています。状況を確認し編集・追記予定です)
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/SHY_off/status/1767928666946986458
●第一期(2023年10月2日~12月18日)
1期は原作の1巻から4巻途中までの全12話で、丁寧なアニメの作りと元々の原作の良さを壊さない様に、程よくアニメ独自の要素を取り入れている。またニコニコ生放送枠でのアンケートでは大体75%以上の数値を出し、11月5日におこなわれた1話~4話振返り放送では1(とても良い)が91.2%、5(全く良くない)が0%を出したりと、概ね好評である。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/bukimi397/status/1577691833026633728
放送局 | 放送開始日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
テレビ東京系列 | 2023年10月2日 | 月曜 | 24時00分~ | (テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送) |
BS日テレ | 24時30分~ | |||
NST新潟総合テレビ | 2023年10月5日 | 木曜 | 21時00分~ | |
AT-X | 2023年10月11日 | 水曜 | 23時00分~ | ※毎週金曜9時30分 毎週火曜日15時30分にリピート放送あり |
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
U-NEXT | 2023年10月3日~ | 火曜 | 12時00分~ | 見放題先行配信 |
dアニメストア (ニコニコ支店) |
||||
ABEMAプレミアム | 2023年10月6日~ | 金曜 | 12時00分~ | 順次配信開始 |
アニメ放題 | ||||
Amazon Prime Video | ||||
auスマートパスプレミアム | ||||
J:COMオンデマンド メガパック | ||||
TELASA | ||||
DMM TV | ||||
バンダイチャンネル | ||||
Hulu | ||||
milplus見放題バックプライム | ||||
Lemino | ||||
Amazon Prime Video | 2023年10月3日~ | 火曜 | 都度課金配信 | |
カンテレドーガ | ||||
J:COM オンデマンド | ||||
TELASA | ||||
HAPPY!動画 | ||||
バンダイチャンネル | ||||
ビデオマーケット | ||||
milplus | ||||
music.jp | ||||
ムービーフル | ||||
ABEMA | 2023年10月6日~ | 金曜 | 23時30分~ |
見逃し無料配信 |
Tver | 2023年10月7日~ | 土曜 | 12時00分~ | |
ネットもテレ東 | ||||
ニコニコ生放送 | 2023年10月8日~ | 日曜 | 20時00分~ | タイムシフトあり |
ニコニコチャンネル | 20時30分~ | 第1話常設無料 最新話無料配信 |
楽曲
- OP曲『「Shiny Girl」』
- 作詞・作曲:Misaki(SpecialThanks)
- 編曲:小山 寿
- 歌:MindaRyn(マイダリン)
ED曲『「シリタイキモチ」』- 作詞/作曲:塚田耕平
- 歌:シャイ/紅葉山テル(CV. 下地紫野)、小石川惟子(CV. 東山奈央)
第4話ED曲『「君だけがヒーロー」』- 作詞:常楽寺澪
作曲:ArmySlick、常楽寺澪
編曲:ArmySlick
歌:小石川惟子(CV. 東山奈央)
第5話ED曲『「私の青い空 ~As I am~」』- 作詞:yuiko
作曲・編曲:藤井健太郎(HANO)
歌:シャイ/紅葉山テル(CV. 下地紫野)
各話リスト
話数 | タイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | ニコニコ動画 | dアニメ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
01 | シャイなので | 中西やすひろ | 安藤正臣 | 末田晃大 | |||
02 | ありったけの心で | 谷口工作 | |||||
03 | 食卓会談 | 望月智充 | 北村 将 | ||||
04 | 心ない人 | 鎌田祐輔 | |||||
05 | 灯をともせ | 谷口工作 | 横浜二郎 | スタジオリンクス 清水拓磨 |
|||
06 |
氷白 |
鎌田祐輔 | 谷口工作 | 田辺謙司 末田晃大 |
|||
07 | 小島正士 | 葛西良信 | |||||
08 | さぷらいず | 吉田泰三 | valley gate | ||||
09 | 混戦、震える指先 | 鎌田祐輔 | 遠藤広隆 | 清水空翔 | |||
10 | 寂しい氷と小さな火 | A:谷口工作 B:山崎秀樹 |
A:谷口工作 B:井之川慎太郎 |
||||
11 | 伝わること、遺るもの | 寺東克己 | 鎌田祐輔 | 末田晃大 高井里沙 |
|||
12 | せきをすれば、ふたり | 山橋知子 | 葛西良信 | 大塚美登理 櫻井拓郎 |
関連動画
関連チャンネル
関連生放送
関連リンク
関連項目
- 週刊少年チャンピオン
- 実樹ぶきみ
- 漫画作品一覧
- ヒーロー
- 次にくるマンガ大賞(2020年度版にノミネートされた)
- アニメ作品一覧
- 2023年秋アニメ/2024年夏アニメ
- ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧
- 3
- 0pt