異なる意味のSIRIUSを知りたい場合は、こちらをクリックしてください。
SIRIUSとは、おおいぬ座のα星(星座の中で最も明るい星)。
本稿ではその星をイメージモチーフにした、beatmania IIDX 17 SIRIUSについての説明を記述する。
概要
beatmania IIDXの18作目のタイトル。
(1st styleと2nd styleの間にsubstreamがあるため)
新ノート、PARTYモード、時限解禁ではない隠し、CSスタッフのAC参加、など新規要素を多く盛り込んだ意欲作。
本作のシステム画面は、白・黒・アクセントの青を主体にしたスペースSFテイストで構成されている。
ロケーションテスト版からも大幅な改修が為されており、インターフェース面の再構成に注力しているタイトルと言える。
新要素
新ノート
- チャージノート(CN) 始点から押し続け、終点で離すノート。
KEYBOARDMANIA、pop'n musicのミッキーチューンズにも近しいノートが存在している。
それらとの相違点は終点を押し続けたときの評価がBADになることである。(前2作では最低評価が下る)
イメージとしては、KEYBOARDMANIAのロングノートに近い。 - バックスピンスクラッチ(BSS) 始点からスクラッチを回し続け、終点で反対方向に回転させるノート。
スクラッチを回し続ける必要があるため、ほぼ片手が封じられた状態に近くなる。
なお、これらをカットするLEGACYオプションが用意されている。 これを使用した場合はASSIST CLEARになる。
チャージノート、バックスピンスクラッチのあれこれ
ロケーションテストでお披露目されたが、前作までは鍵盤を打つ事を重要視していた。
なので、鍵盤を押して離す操作、片手プレイを強制されるに関しては前例がなかった。
そのため実際に目にせず、情報で知ったプレイヤー間では、お世辞にも良い印象だと言えなかった。
しかし実際のプレイにて、
「思ったより良かった。」「無理して譜面に導入しているわけではないので納得した。」
と言う意見も見られ、プレイ前の時よりは好評のようだ。
なお「演奏感が~」「ランカーでは~」というのはあくまで個人の主観的な感想・意見。
それを動画上で打てば、荒れる・トラブルの元などになりやすいので、極力コメントを打つ時には注意するように。
判定ズレの視覚化
ピカグレ(JUST GREAT,PG)以外の判定の場合、その判定のズレをFAST・SLOWと表示されるように。 オプションウィンドウ呼出し時にVEFXボタンを押すことで、表示位置を3種+OFFの中で切り替えられる。
オプションウィンドウの見直し
配置が見直され、キーにアサインされているプレイオプションが分かりやすくなった。 なお、MIRROR+RANDOMの組み合わせが行えなくなっている。
新モード
PARTY
初級者を対象とするシングルプレイ専用モード。
全てのセクションでプレイできる譜面はLv1(BEGINNER)~Lv6(NORMAL)まで。
各セクションごとに用意された楽曲をプレイし、一定以上のファン人数を集めることが条件である。
その条件をクリアすることで、次のセクションに進める。全6セクション。
ステージの開始・ノルマ達成時にはbeatmania IIDXのキャラクター達による会話イベントが展開されるほか、プレイ中の画面にもキャラクターが頻繁に登場するなど、従来以上にキャラクターの扱いが大きいモードである。
なお、本作稼働前に大ヒットを飛ばした同社製作の「ラブプラス」をもじり、「デラプラス」と言われる場合がある。
LEAGUE
2009年12月9日に新たに実装されたモード。「SCORE LEAGUE」「CLEAR LEAGUE」の2つが行われる。 beatmania IIDXの更新スケジュールは主に水曜日だが、LEAGUEは変則的な更新になる。
SリーグからDリーグの5つに分類、さらに「χ1」「χ2」「χ3」と3つのランクに分類される。 もちろんリーグにより譜面の難易度が異なり、上位リーグほど高難易度になる。
初めは段位認定と対応付けられ、各層の最下位からスタートする。(八段所持→A3、七段・六段→B3など)
上位リーグに進出する必要最低限として、規定回数をプレイしなければならない。これは所属リーグにより異なる。
そして更新日を迎えるが、これが2段階になっている。所属更新・楽曲更新である。
所属更新は毎週月曜日に行われる。対象は規定回数プレイした方で、昇格・残留・降格の3つに分類される。
昇格・降格ともにボーダーラインが設定され、それに超えているかどうかで判断される。
その結果表示は更新日以降で、モードセレクト前に必ず表示される。
楽曲更新は毎週水曜日に行われ、全員が対象になる。
各リーグの難易度に対応した楽曲を入れ替える更新である。
このモードは先に4曲決めてから開始になる。各曲でプレイオプションを変更することは基本不可能である。
ただし、プレイ中に変更できるオプションは随時変更可能である。
ステージ失敗をしても強制終了にならず、4曲保証されているのがこのモードの強みである。
PARALLEL ROTATION
Internet Ranking beat#1にもかかわらず、用意されたボスフォルダ。
現在のところ、末尾にIIDXRED~DJ TROOPERSと付けられたフォルダが5つが確認されている。
フォルダの中身は、種類としては「リミックス、家庭用からの移植、完全新曲」の3つがある。
楽曲としては「リミックス:1 家庭用からの移植:2 完全新曲:1」の4曲が準備されている。
この内、完全新曲を遊ぶためにはそれ以外の楽曲で同じ難易度に鍵マークをつける必要がある。
ボスフォルダに突入すると、選曲背景、選曲BGMが当時のバージョンのデフォルトに戻る。
プレイスキンもSIRIUSスキンに合わせた仕様ではあるが、当時のスキンに差し替えられる。
なお、Session 1 -Genesis-の演出が確定した場合、そちらが優先されるのでフォルダ出現の確認を忘れずに。
2010/1/27にbeat#2終了に伴い、PARALLEL ROTATIONに入ってる全ての曲が解禁された。
CS SIRIUSの事
本作は評価がDJ TROOPERS並の良作だったのか、CSEMPに続き本作のCS版を望む人が非常に多かった。実際にe-AmusementではCS SIRIUSの実現を目指そうと頑張った署名活動が行われていたり(しかも5千人以上がその署名活動に協力していた)、更にその望む人の中にSIRIUSのゲームプレイをファミコン風としてアレンジしたA4Paper(後にmaimaiにてUltranovaを提供)も居たり等で"CS SIRIUSを出してくれ!"の熱い要望がとても多かった。しかしコナミからは"CS SIRIUSを出すつもりはございません"と言う渋い回答のみしかなかった。
…そんな時が流れて2015年9月2日。そのCS SIRIUSのアンサー作品としてe-Amusement CLOUD(現在はコナステ)のサービスとしてbeatmaniaIIDX INFINITASが登場した。本作はシステムをSPADAからベースにした作品になっており、SIRIUS楽曲も勿論収録されている。10月下旬に行われたβテストの後、12月1日にて遂にサービス開始した。現在は400曲近くも収録されており、ライセンス等の都合上で全てではないものの、削除曲も含めたSIRIUS楽曲を沢山収録しており、Resort Anthem以降の楽曲も収録されている。
関連動画
収録楽曲
大百科に存在している楽曲のみ掲載した。
- Bad Maniacs
- being torn the sky
- bloomin' feeling
- Elisha
- Hydrogen Blueback
- MIRACLE MEETS
- Red. by Full Metal Jacket
- She is my wife
- Sorrows
pop'n musicからの移植曲。
PARALLEL ROTATION楽曲
IIDX RED
HAPPY SKY
DistorteD
GOLD
- GOLDEN CROSS
CSGOLDも上記についての説明なので是非見てほしい。 - mosaic
DJ TROOPERS
ONE MORE EXTRA
関連項目
前作 | 今作 | 次作 |
EMPRESS | SIRIUS | Resort Anthem |
外部リンク
- 2
- 0pt