概要
SteamVRとは、Valve社が提供するPC用VRプラットフォームである。これを経由することで、Steamで販売されているVR対応タイトルを遊ぶことができる。
SteamVRはハードウェアであるHTC VIVEも含めて指していたが、SteamVRがVRプラットフォームとして他のVRハードウェアにも対応してきており、HTC VIVEのみにとらわれなくなってきたため、独立記事としてみた。
DLsite等Steamで販売されてないゲームもSteamVRで動かすものがある。
対応VRハードウェア
- HTC Viveシリーズ
- Oculus Quest(Meta Quest)シリーズ
- Oculus Riftシリーズ
- Valve Index
- Pico4
- Windows MR対応ヘッドセット にも対応製品あり
SteamVR Home
SteamVRを導入すると、VRを起動した際に標準で起動する仮想空間ソフト。それ自体が仮想空間ソフトであることともに、各VRタイトルの起動など、VR内で操作が完結するようになっている。
初期環境は山中にあるベランダ付きの一室であるが、環境を切り替えることで様々な場所を体験することができる。また、ボールや家具などのアイテムを呼び出して遊んだり飾り付けたりもできる。他人を同じ環境に呼んで一緒に楽しむことも可能。
Steamワークショップに対応しており、他人が公開している様々な環境を楽しむことができる。
VRに必要なスペックの確認
VR Readyという規格がある。これは、そのPCで各種VRタイトルが快適に動かせるかどうかを確認するための指標である。SteamVRでは、Steamで配信されているVRベンチマークソフト「SteamVR Performance Test」でVR Readyかどうかを確認することができる。
このベンチマークで緑色のReadyになっていれば、各種VRタイトルを快適に動かすことができる。黄色のCapableは、一応は動作するが非推奨といったところなので、ハードウェアの強化をおすすめする。
実はVR Readyには各社ごとに設定されており、SteamのVR Readyがどれを指すのかor独自のものなのかはわからない。(Oculus Ready, HTC VIVE VR Ready, GeForce GTX VR Ready, Radeon VR Ready等)
CPU | Intel Core i5-4590 以上 |
GPU | GeForce GTX 970 以上 GeForce GTX 1060(VRAM6GB) 以上 Radeon R9 290 以上 Radeon RX 480 以上 |
メモリ | 8GB以上 |
出力端子 | HDMI 1.4 ×1 USB (VRハードウェアによって必要なポート数は異なる、QuestのAir Linkで無線で繋ぐ場合は端子は気にしなくていい) |
OS | Windows 7 SP1(64bit) 以上 |
なお、タイトルによって必要なスペックが上回ることもあるので注意が必要。(例えばVRChatでは少人数の軽いワールドでは上記スペックでも問題ないが、ポピ横等多くの人が集まるワールドだとRX6800(VRAM16GB)等大容量のVRAMが必要、せめて3060の12GBくらいはほしい)
セットアップ
ルームスケールとはVR中を歩き回れる環境のことで、各種VRハードウェアに対応したセンサーおよびコントローラーが必要。また、部屋自体も最低で2m×1.5mの広さが必要。
立位のみの設定では、部屋の広さを必要としないが、遊べるタイトルが限られる場合がある。
代表的なタイトル
ここでは「Steamで販売中のゲームの一覧」に記載されているVR対応タイトルを幾つか抜粋する。
- VRChat
- cluster
- Beat Saber
- DCS World
- The Elder Scrolls V: Skyrim
- Fallout 4
- Half-Life:Alyx
- SUPERHOT
- WarThunder
その他、Steamで販売されているVR対応ソフト: Steam上のバーチャルリアリティ
関連項目
関連リンク
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