TERUとは、日本のロックバンド・GLAYのヴォーカリストである。
1971年6月8日生まれ、北海道函館市出身。本名・小橋照彦。
- TERU(本名:内村光良) - 日本のタレント内村光良のポケットビスケッツとして活動時の名義。
- TERU(本名:浦上照彦) - 日本の小人俳優。
- TERU(本名非公開) - 日本のバンドVersaillesのギタリスト。
概要/GLAYのメンバーとして
1988年、小学校時代からの友人TAKUROに誘われ、初期メンバーとしてGLAYに加入。
当初はドラムを担当していたが、ある時TERUが何気なくTAKUROのデモテープに仮歌を吹き込んだところ、その歌声を聞いて度肝を抜いたTAKUROによって即日ボーカルに配置換えさせられた経緯を持つ。
疾走感溢れるナンバーもしっとりとしたバラードも、HISASHIのぶっ飛んだ歌詞でさえ真っ直ぐに歌い上げる、唯一無二の声を持つヴォーカリスト。他メンバーをして「どんな曲でもTERUの歌が乗ればGLAYの曲として成立する」と言わしめる独自性と安定感を併せ持つ。
「HOWEVER」や「Winter, again」などで顕著だが、曲中にとんでもないハイトーンのヴォーカルを入れることがあり、これがカラオケで出せることが当時の男子のステータスになってたりしていた。
50歳を超えた現在もほぼ全ての楽曲を当時のキーのまま歌い上げ、hihiCを超えるハイトーンも健在。なんなら全盛期よりも安定してるまである
運動神経抜群で中学時代は野球部、高校はバンドを始めるまでサッカー部に所属していた。 40歳を超えた現在でもスタジアムライブ400mトラックを走り回りながら歌う。
イラスト・デザインも得意としており、VIDEO GLAY4、5のジャケットワークや、GLAY EXPOのロゴマークを手掛けたこともある。また、ドラクエファンでありゲームも趣味にしている。 中学時代にはイラストコンテストで優秀な成績をおさめている。
メンバーのTAKUROがこれまでに衝撃を受けたのはTERUの歌声を聴いた時と BOØWYの「B・BLUE」を聴いた時。
「HOWEVER」で社会現象を巻き起こしていた頃は、全国のホストがTERUの髪型を真似していた。芸能界でもEXILEのTAKAHIROなどTERUに憧れていた人も多い。
ライブなどでおなじみの両手を大きく広げるポーズはよくモノマネのネタにもされているが、GLAYを象徴するものとしてアルバム「GLAY」のジャケットに使われている。
また、HISASHIは「GLAYの強みはどんな曲でもTERUの歌声が乗ればGLAYの曲になること」と発言しており、音楽面においてもGLAYを象徴する存在である。
多岐にわたる才能
唯一無二の声を持つボーカリストである一方、音楽以外でも多岐にわたる趣味・特技を持つTERU。時にはその趣味の活動の中で得た経験や、持ち前のフットワークの軽さによって生まれた出会いが、本業であるGLAYの活動に還元されることもある。
- 小学校時代に野球少年であり、野球漫画「ダイヤのA」を愛読していたことから同アニメ主題歌のタイアップを打診され、2014年以降「疾走れ!ミライ」「HEROES」「空が青空であるために」「はじまりのうた」「流星のHowl(この曲のみTAKURO作詞)」と5曲連続でアニメの主題歌を担当。このうち「空が青空であるために」が収録されたシングルはオリコン1位を記録した。
なお同アニメの1エピソードにおいて、TERUが本人役でカメオ出演(声優)を果たしている。
- 雪国出身ということもあり、スノーボードが得意。夏のオフにはわざわざ南半球のニュージーランドなどにスノボをしに行くほど。スノボの技術を磨くために教えを乞うたスノボの先生(「カービングの神様」と呼ばれる平間和徳氏)との会話の内容から着想を得て、新曲「限界突破」を制作した。
- 人気MMOのFF14をプレイしており、同ゲームを題材としたブログ日記「光のお父さん」がドラマ化・実写映画化された際の主題歌「the other end of the globe」「COLORS」を担当した。
- 絵を描くことが好き。もともとGLAY EXPOのロゴデザインを作成したり、GLAYグッズの代表格ともいえる公式マスコット「ズラー」を生み出したりしていたが、特に50歳を超えてから創作意欲が爆発、2022年以降100点を超える現代絵画を作成。TAKUROのソロアルバムのジャケットも手掛けたほか、2023年には地元函館で活動初期にお世話になったライブハウス「あうん堂」を貸し切って自身初の個展を開いた。
また地元志向の強いGLAYメンバーの中でも特に、北海道・函館に対する思い入れが強く、2018年には函館市内に自身のプライベートスタジオを作り、以降はボーカルレコーディングの大半をそこで行っている。
2022年にはHISASHIに次いで2人目となる個人のYouTubeチャンネル「GENTEN.HAKODATE」を開設。函館市周辺のおすすめスポットやTERU思い出の場所などをロケレポ形式で紹介する動画を定期的に投稿している。
その他、「レッドリボンキャンペーン(AIDS予防運動)」や「スペシャルオリンピックス(知的発達障害者のスポーツ促進運動)」などの社会活動にも積極的に参画している。
その他
- 大きな屋外ライブの前日にどれだけ大きな台風が来ようと、ライブ当日には絶対晴れさせるという驚異の晴れ男。だったが、故郷・函館でのライブでは大雨が降り、晴れ男伝説が途切れる事となった。同時にHISASHIの雨男ぶりが勝った瞬間でもあった。なお、この事については「晴れ男としてのプレッシャーがなくなって気楽になれた」との事。
- そのMCで時折、メンバーが予想していなかった事を突然言い出したりする。(例:予定にはなかった楽曲のシングル化など。GLAYは"有言実行"を大切にしているので、リーダーTAKUROは必ず実行に移している。その度にTAKUROの寿命が縮むのだが。)
- ドラムをやっていたこともあってか、リズム感覚が優れている。また、ライブにおいては歌詞の一部分をアドリブで歌ったり、曲中での手振りなどを即興で付ける。
- HISASHIほどではないようだが、彼もデジタルには強い方。
- GLAYのマスコットキャラクターである、ズラーを落書きから生み出した本人。最近ではこのズラーを使った育成ゲーム”ズラーコレクション”をプロデュースした(このゲームはGLAYの公式モバイルサイト、”GLAY MOBILE”会員のみ利用可能)。
- それ以外にもDVDのジャケットやグッズをデザインするなど、メンバーの中で1番絵を描くのが得意。また、書道を習っていたこともあり、時折その腕前を披露する事もある。
- 11・12枚目のアルバムタイトル"JUSTICE"と"GUILTY"の文字もTERUが書いている(※両アルバムの歌詞カードで確認することができる)。
関連動画
関連項目
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