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GO、デルタアクセル!カモン!TG ハルバード・キャノン!
TGハルバード・キャノンとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するシンクロモンスターである。
概要
アニメでのカード名は「TG ハルバード・キャノン MAXXX-∞」であった。アニメ版テキストは以下。
デルタアクセルシンクロ・効果モンスター
星12/地属性/機械族/攻4000/守4000
シンクロチューナー+チューナー以外のシンクロモンスター2体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にして破壊することができる。
この効果はこのカードのシンクロ召喚の素材としたモンスターの数だけ行うことができる。
このカードがフィールドを離れた時、エクストラデッキの
「TG ブレード・ガンナー MAXX-10000」1体を自分フィールドに特殊召喚することができる。
相手フィールド上に存在するモンスターが、カード効果によってフィールドを離れる場合
その効果を無効にしてそのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせる事ができる。※遊戯王カードWiki より
アーククレイドル内で全ての記憶を取り戻し、遊星ギアの番人として遊星の前に立ちはだかるアンチノミーが使用したアクセルシンクロを超えるデルタアクセルシンクロモンスター。
限界を超えた境地、トップ・クリアマインドに達することでのみ使用可能となる。
「TG レシプロ・ドラゴンフライ」の効果によって、アクセルシンクロモンスター、「TG ブレード・ガンナー MAXX-10000」のシンクロを解除し、「TG ワンダー・マジシャン SCX-1000」と「TG ハイパー・ライブラリアン SCX-1100」を特殊召喚。そしてレシプロ・ドラゴンフライ、ハイパー・ライブラリアン、ワンダー・マジシャンの3体をシンクロ素材としてこのモンスターがデルタアクセルシンクロ召喚された。
最後の効果によって「シューティング・スター・ドラゴン」の自らを除外する効果を無効として攻撃力を下げ、一つ目の効果で新たなモンスターの展開を妨害して遊星を苦しめる。
しかし、遊星は攻撃力の低下を無効にしてその数値分のダメージを相手に与えるモンスター「バランス・シューター」と800ポイントの攻撃力を犠牲に戦闘破壊を免れる永続罠「エンデューロ・ソウル」、さらにそのターンの自分への戦闘ダメージを0にする「ネクロ・ディフェンダー」、そして自身の効果で3回連続攻撃が可能となった「シューティング・スター・ドラゴン」の自爆特攻コンボを組む。「バランス・シューター」の効果による計2400ポイントのダメージによってアンチノミーは敗れた。
このとき、「シューティング・スター・ドラゴン」は自爆特攻をしているが、演出の関係で、このモンスターが戦闘破壊されたように描かれた。実際に戦闘破壊したわけではないが、シューティング・スターがアンチノミーのデルタアクセルを超えたという意味での演出だろう。
作品中で明かされなかった裏設定として、アンチノミーには、「遊星の前に立ちはだかり、デルタアクセルシンクロの存在を教え、実際に目の前で見せつけ、追い詰めることで遊星がデルタアクセルシンクロの境地に、「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」にたどり着くように、という考えがあったようだ。しかし、遊星はデルタアクセルの境地には達せず、「シューティング・スター・ドラゴン」とほかのカードのコンボによってこのモンスターを破った。
そして最終決戦、自らの写し身であるZ-ONEとの戦いに臨んだ遊星は……。
以下は、少々ネタバレを含む解説。(ネタバレ部分を見たい方は「」内を反転頂きたい。)
「アニメ中に登場した唯一のデルタアクセルシンクロモンスターである。Z-ONEのいた未来と地続きになっている世界では遊星は「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」というデルタアクセルシンクロモンスターを使用していたようだが、実際にアンチノミーやZ-ONEが対峙した世界の遊星はトップ・クリアマインド、デルタアクセルシンクロをさらに超えるオーバートップ・クリアマインド、リミットオーバー・アクセルシンクロまで到達し、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を使用しているため、実際にアニメに登場することは無かった。」
他にも、このカードの「TG ブレード・ガンナー」を特殊召喚する効果は、最後までフィールドに留まったままだったため使用されることは無かった。
このカードが召喚されるときは、爆発が起き、炎を切り裂いて現れるというダイナミックな演出がなされた。
遊星「うわああああああああああああん!」
カード名後半のMAXX-10000の部分は読み上げるときに発音されない。
カード名に用いられている「ハルバード(halberd)」は15~19世紀ごろのヨーロッパで主に用いられていた武器。槍の穂先に斧が、反対側にはピック(突起)が取り付けられているいいとこ取りのような武器であり、多彩な使い方が可能であった。が、その分重量もあり、多彩な使い方から、適切な判断、迅速な対応を必要とする扱いにくい武器でもある。
星のカービィシリーズの「戦艦ハルバード」などでこの言葉を耳にした事のある人も多いだろう。
OCGにも「剣闘獣の闘器ハルバード」という装備魔法が存在する。
OCGにおいて
VSアンチノミー戦の少し後、2011年2月11日に発売された「EXTREME VICTORY」でOCGに登場した。
レアリティはウルトラレア及びアルティメットレア。テキストは以下の通り。
シンクロ・効果モンスター
星12/地属性/機械族/攻4000/守4000
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター2体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分か相手がモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、
自分の墓地の「TG」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。※遊戯王カードWiki より引用
アニメ版と比較した場合、まずカード名が「TG ハルバード・キャノン」と変更されているほか、シンクロ召喚以外の方法による召喚が不可能になってしまった。召喚無効効果は、シンクロ素材の数による制限がなくなった代わりに、1ターンに1度しか使用できなくなった。特殊召喚効果は、対象が広がった代わりに条件がフィールドから墓地へ送られる、と厳しくなり、召喚できるモンスターのいる場所も異なっている。最後のフィールドを離れるのを無効にする効果は完全になくなった。総合的に見て弱体化している。
ステータスは攻守共に4000と高く、さらに召喚を一回無効にできるので、相手が機械族の敵である「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」のために「サイバー・ドラゴン」を召喚してきてもその場で無効にして防げる。さすがに2体目以降の「サイバー・ドラゴン」を連続で出されてしまうとつらいが。
シンクロモンスター3体という条件はかなり厳しく、まず素材をフィールドにそろえるのが大変な上、仮にシンクロ召喚に成功したとしても、破壊耐性は一切ないので、「奈落の落とし穴」「次元幽閉」「ライトロード・ハンター ライコウ」などで簡単に除去される可能性が高い。苦労して3体のシンクロモンスターを失ってまでこのカードを出したのに簡単に除去されてしまったのではしゃれにならない。こちらを呼び出すより素材のシンクロモンスターで総攻撃を仕掛けたほうがいい場合も多い。使うならこのカードの召喚に特化した専用デッキが必要だろう。
もともと厳しい召喚条件から使用しにくいモンスターであったのだが、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」の登場によってこのカードの立場がさらに危うくなっている。このカードと同じシンクロ素材で、連続攻撃能力に加え、効果無効化能力を持ち、墓地送り以外の方法でフィールドから離れても後続が呼び出せる、というこのカードの足りない部分が補われているので、基本的には向こうが優先される。
むこうはアニメ的にもこちらを上回るものとされているため、仕方ないといえば仕方ないのだが。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 遊☆戯☆王ファイブディーズ
- ブルーノ(遊戯王5D's) / アンチノミー
- シンクロ召喚
- TG ハイパー・ライブラリアン
- シューティング・クェーサー・ドラゴン
- 遊戯王OCG
- 遊戯王OCGカードリスト
- 遊戯王関連項目の一覧
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