リミッター解放、レベル2!
レギュレーターオープン!ナビゲーション、オールクリアー!GO、シンクロ召喚!
カモン、TG レシプロ・ドラゴン・フライ!
TG レシプロ・ドラゴン・フライとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
概要
アンチノミーが使用するレベル2のシンクロモンスター。自分フィールド上のシンクロモンスターをエクストラデッキに戻し、墓地の素材を特殊召喚する効果を持つ。
アーククレイドルでのVS遊星戦で登場。
「TG ドリル・フィッシュ FS-05」と「TG ギア・ゾンビ ZO-06」をシンクロ素材としてシンクロ召喚。効果によって「TG ブレード・ガンナー MAXX-10000」をエクストラデッキに戻し、素材の「TG ワンダー・マジシャン SCX-1000」と「TG ハイパー・ライブラリアン scx-1100」を復活させ、このカードと3体で「TG ハルバード・キャノン MAXXX-∞」のデルタアクセルシンクロを行った。
アニメではカード画像が表示されず、公式サイト「デュエルワンポイントレッスン」でも、とてもテキストなど読めないくらい小さいサイズでしか示されなかったため、ほかのTGにあるコードナンバーのようなものがわからない。
しかし、海外版サイトによればアニメ版のカード名は「TG レシプロ・ドラゴンフライ IX-00」らしい。
OCG版
「EXTREME VICTORY」(2011年2月11日発売)でOCGに登場。
シンクロ・効果モンスター
※「EXTREME VICTORY」収録のカード(EXVC-JP039)による
星2/風属性/昆虫族/ATK 300/DEF 300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「TG」と名のついたシンクロモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを墓地へ送る。
さらに、墓地へ送ったモンスターのシンクロ召喚に使用したシンクロモンスター一組が
自分の墓地に揃っていれば、この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
素材に戻すシンクロモンスターは墓地へ送らねばならず、復活させるモンスターはシンクロモンスターでなければならなくなった。また、カード名に「・」が1つ増えた。
レベル2のシンクロ召喚自体はそう難しくないが、TGに非チューナーのレベル1モンスターが存在しないため、「レベル・スティーラー」などを用意しなければならない。
効果は非常に範囲が限定された「シンクロキャンセル」に近いもの。
対象がTGでなければならないうえに、素材がすべてシンクロモンスターでなければならないため、実質「TG ブレード・ガンナー」か「TG ハルバード・キャノン」しか対象にできないだろう。特にこのカードを使うとすれば、ブレード・ガンナーの素材を戻して、このカードと共にハルバード・キャノンをシンクロ召喚する場合だろうか。
しかし、ハルバード・キャノンを出したいだけであれば、このカードを使わずとも、このカードを出すための素材でシンクロチューナーの「フォーミュラ・シンクロン」(あるいは「焔紫竜ピュラリス」)を出し、ブレード・ガンナーとそのシンクロチューナーを使えば出せてしまう。
一応、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を出すのであれば、少しでも素材数を多くできるこちらを優先するということもあるかもしれない……たぶん。
ただ、後述する効果の都合のために、ブレード・ガンナーの自身を除外する効果とこのカードの効果がかみ合わないため、非常に使いにくい。
一応、非チューナーでレベル2のTGであるため、一度シンクロ召喚した後に墓地へ置いておけば、「ジャンク・シンクロン」で復活させて「TG ワンダー・マジシャン」などのシンクロ召喚を狙える。ただ、この使い方であれば「TG カタパルト・ドラゴン」もある。
「フォーミュラ・シンクロン」自体が優秀なモンスターであるということもあり、チューナーモンスターでないという点を特に生かせない限りは、このカードを優先する理由はあまりない。2枚目以降とするにしても、シンクロチューナーである「焔紫竜ピュラリス」のほうが優先されるだろう。
エクストラデッキに余裕があるなら入れておけば活躍できる場面もあるかもしれないが、それが非常に限定され、実際のところそのために枠をあけるほどエクストラデッキに余裕はないことがほとんどだろう。
一応、シンクロモンスターを素材にしていないTGシンクロを対象にして効果を使うこともできるが、ただそのモンスターを墓地へ送るだけで終わる。そんなことをしてメリットになるTGは存在しないため、相手のTGを一時的に奪ったなど、よほど特殊な状況でない限り行うことはないだろう。
レベル2のシンクロモンスターの中で唯一チューナーモンスターではない。
レベル変更などを考えずに「ライフ・ストリーム・ドラゴン」から「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を出したい場合、非チューナーの組み合わせはこのカード2枚となる。
また、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を最も多い素材数でシンクロ召喚したい場合、レベル変更を考えなければ「フォーミュラ・シンクロン」(or「焔紫竜ピュラリス」)とこのカード5枚の組み合わせとなる。もっとも、「シンクロ・マテリアル」を使い、相手にこのカードを2枚は出してもらわなければならず、あくまで理論上可能であるというにすぎないが。
素材を復活させる効果に関する注意点
これは類似する「シンクロキャンセル」でも大体同じことが言える。
以下では例として、「TG ワンダー・マジシャン」と「TG ハイパー・ライブラリアン」を素材としてシンクロ召喚された「TG ブレード・ガンナー」を考える(3体ともシンクロモンスター)。
例1:一度破壊された場合
これは、シンクロ召喚したモンスターが一度フィールドを離れ、別の方法で特殊召喚してしまった場合、そのシンクロモンスターが何を素材にしてシンクロ召喚したかという情報が失われてしまうと考えるとよい。
例1.1:除外された場合
- ブレード・ガンナーシンクロ召喚。
- ブレード・ガンナーが自身の効果で除外される。
- 次のスタンバイフェイズにブレード・ガンナーが自身の効果で特殊召喚される。
- このカードの効果でブレード・ガンナーを墓地へ送る。素材は特殊召喚できない。
これも墓地へ送られるのと同じ理屈で、一度別の方法で特殊召喚すると何を素材にしたかという情報が失われてしまうため。しかし、次のような場合は例外になるので注意したい。
例2:除外したモンスターを「戻す」場合
- ブレード・ガンナーシンクロ召喚。
- 「亜空間物質転送装置」の効果でブレード・ガンナーを除外する。
- そのターンのエンドフェイズ、ブレード・ガンナーがフィールド上に「戻る」(重要)。
- このカードの効果でブレード・ガンナーを墓地へ送る。素材は特殊召喚できる。
これは、「亜空間物質転送装置」が除外したモンスターを「特殊召喚する」のではなく、戻す効果であるためである。戻す効果の場合は問題なく素材を出せると裁定が出ている。ただ、戻す(戻る)周りの裁定はいろいろとややこしい。
同様に戻す効果のカードには、「銀河眼の光子竜」、「ジャンク・アーチャー」などがある。
ただ、除外された状態で「異次元からの埋葬」を使って墓地へ戻し、それを「死者蘇生」で特殊召喚した場合は例1と同様になる。
例1.1と例2の違いは、他の方法で特殊召喚されたか否かというところである。
例3:素材が一度墓地を離れた場合
- ブレード・ガンナーシンクロ召喚。
- 「D.D.クロウ」の効果で墓地のワンダー・マジシャンを除外。
- 「異次元からの埋葬」で除外されたワンダー・マジシャンを墓地へ戻す。
- このカードの効果でブレード・ガンナーを墓地へ送る。素材は特殊召喚できない。
これは、素材にしたワンダー・マジシャンが一度墓地を離れたために、ブレード・ガンナーの素材にされたという情報が失われてしまうためである。プレイヤーの目から見ればそれが素材に使用されたものであることは明らかだが、ルールとしてはそういう処理になる。
ここでは除外を例に挙げたが、フィールド上に特殊召喚して再び墓地へ送られた場合など、行き先がどこであれ墓地から離れれば同じ結果になる。
「素材に使用したモンスター」というのは、ワンダー・マジシャンを素材にしたとしても、「『TG ワンダー・マジシャン』という名前のモンスター」という意味ではない。墓地に同名モンスターが2体以上いても、素材にしたのがワンダー・マジシャンAであれば、素材にしていないワンダー・マジシャンBはこのカードで特殊召喚できない。
そのため、墓地に同名モンスターが複数ある場合、どれがシンクロ素材にしたものなのかは互いに覚えておかなければならない。
墓地の並び順を入れ替えるようなことをしなければ(入れ替えるのは反則だが)、並び順でわかるだろう。
その他の作品において
ゲーム「タッグフォース6」では、このカードの効果対象にシンクロモンスター以外のTGまで選択できてしまうバグがある。当然ながらシンクロモンスターでもないのにシンクロ素材などはないので、素材復活の効果は使えない。
また、ゲームオリジナルカードとして「TG ドリル・フィッシュ」が収録されているため、TGだけでこのカードを出せるようになっている。
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関連項目
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