The Shrouded Isleとは、終末カルトの管理シミュレーションゲームである。Steam、Nintendo Switchにて配信中。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | シミュレーション |
開発元 | Jongwoo Kim Erica Lahaie FX Bilodeau Tanya Short |
販売元 | Kitfox Games |
機種 | Windows macOS Switch |
発売日 | 2017年8月5日 |
価格 (税別) |
¥ 980 |
対象年齢 | -- |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
チェルノボグという神を信仰する島の司祭長となり、チェルノボグが降臨するまでの5年間、村の運営を行いながら生贄の儀式を執り行い、 村の中に潜む重大な悪徳を持った村人を全員消すにすることが目的のゲーム。
ルールが少々複雑かつチュートリアルもなく突然放り出されるためとっつきにくいものの、ルールが分かってくると途端に楽しくなってくる。
隠れている悪人を探すということから「人狼のようだ」と評されるものの、狼を全員吊ると終了する人狼と違い、重大な悪徳を持った村人がいない状態でも生贄を捧げ続けないといけないので、村の状況にあった村人を生贄に捧げなければならない。
基本的な流れ
1年は4つの季節で構成されている。1季節は他ゲームで言う所の1ターンで、2つの季節をまたいでステータス、一族の是認が赤字になっているまま(赤字が点滅している状態のまま赤字が回復できなかったら)だとゲームオーバー。
今回は説明の都合で1季節を「基本パート」「運営パート」「生贄パート」に分けて説明する。
「基本パート」
大聖堂のイベントの確認、一族の管理、顧問の任命、塔の管理等が行える。
各一族の家では村人の確認と尋問と顧問の任命と浄化の塔への監禁が行える。所属する村人は毎回ランダムに決まる。 村人は「徳」と「悪徳」を持っていて、運用パートで仕事を行わせると一族ごとの責務の他にその数値の分村のステータスに影響を与える。 また、「悪徳」が-30のものは重大な悪徳で、チェルノボグが降臨するまでに村から重大な悪徳をもった村人を全滅させることがゲームの基本的な目的である。 ここでも尋問を行うことができるが、一族の是認が低いと尋問を行うことができない。
チェルノボグの指定した村人を生贄にした後だと、このパートの直前に次の生贄の指定が入る。
「運用パート」
顧問に任命した村人たち最大3人に仕事を行わせることができる。 仕事を行わせると「担当責務」と「徳」と「悪徳」の影響を村のステータスに与え、一族からの是認が上がる。(選ばれなかった一族からの是認は下がる。)
この時、判明していない徳と悪徳が判明することもあるし、一族の是認を消費して尋問することもできる。 また 未判明の状態でもゲージの増減でそれとなく徳や悪徳を察することもできる。 仕事を任命された人数が多い程1人あたりの影響が少なくなる。
「生贄パート」
顧問に任命された村人から1名を生贄に捧げる。 生贄に選ばれた一族からの是認が下がり、生贄の徳と悪徳に対応したステータスが増減する。 この時、重大な悪徳(-30)の村人を生贄にするとデメリットが最小限に抑えられるが、 軽微な悪徳の村人等を生贄にすると一族からの是認が大きく下がる。(連続で同じ一族を生贄にするとものすごく下がる。)
「チェルノボグの声」
最初の夏、次からは指定の生贄を捧げた次の季節の頭に発生するイベント。
チェルノボグが次に生贄にして欲しい村人の悪徳と性別を提示してくれる。 指示に従わなくても(おそらく)問題はないが、その間他の重大な罪を持った村人の悪徳と性別のヒントが聞けなくなるのでできれば叶えたいところ。
重大な悪徳をもった村人いなくなると軽微な悪徳を指定してくるため、重大な悪徳を持った村人が残っているかの確認にも使える。
施設と一族
大聖堂
季節の始まりにミニイベントが発生したりしなかったりする。 返答によっては後に続きのイベントが発生することも。
浄化の塔
5年版(今のバージョン)から追加された村人の病気を治すための塔。一度に3人まで収容できる。
「尋問」では1ターンかけて村人の徳、悪徳を1段階調査する。(村人が病気だと病気の調査が優先される。)
「浄化」では病気が治る、徳が上がる、悪徳が悪化する、溺死するなどの効果が発生する。
一族
村を代表する5つの一族で、司祭長の手足となって働いてくれる。 仕事をさせると一族の長からの是認が上がり、仕事をさせないと是認が下がる。
ケグンニ家
担当責務は無知で、本焼きを執り行う。 広大な農地を抱えていて、村民の食を支えている。
一族の長は上品な女性の監督官ケグンニ。 少しズレた発言もするが、細やかな気配りができるしっかり者。 爪先が木でできているらしい。
イオセフカ家
担当責務は情熱で、記念碑の建造を執り行う。 木工と石工に優れている一族。
一族の長は若い女性の仲裁者イオセフカ。 自らも優れた腕を持つ職人で、場合によっては自ら腕を振るって像を作ることもある。
カドエル家
担当責務は自制で、品物の没収を執り行う。 採掘工かつ商人の一族。
一族の長は太った男性のカドエル卿。 密告を疑われるくらい自分の一族からの信頼は薄いものの、本人としては一族の者たちを大切に思っているようだ。
エファソン家
担当責務は後悔で、罪人への鞭打ちを執り行う。 熱心にチェルノボグを崇める一族。
一族の長は目に黒い布を巻いている司教代理エファソン。 見た目は恐ろしいものの、言動から優しさが垣間見える。
ジシュカ家
担当責務は服従で、異端調査を執り行う。 村の衛兵の管理をしていて、必要とあらば反逆者たちの取り調べを行う。
一族の長は若い男性の審問官ジジュカ。 男女問わずに人気がある模様。村人の中に恋人がいるらしいが…?
小ネタ
- 昔はチェルノボグ降臨までの期限が3年で、大まかな流れこそ同じものの、細かい点が異なっていてプレイ感も異なる。(3年版は病気システムが無い代わりに調査にかなりの制限がかかっているため、現バージョンより「重大な悪徳を持った村人を探す」ことがメインになっている。)Steam版ではプロパティのベータタブから[original]を選択すると、こちらのバージョンで遊ぶこともできる。
- タイトル画面は、3年版(旧バージョン)では島の全体が描かれていて、5年版(今のバージョン)では浄化の塔が描かれている。
- 「the Morbid One」とは「悪趣味」のこと。 (日本語に「死や暗い事柄に強い興味を持つこと」を意味する単語が無い為、翻訳に難航した形跡なのかもしれない。)
- 一族の長は所謂NPCで、一族が全滅してもいなくならない。 また、一族が全滅してもゲームオーバーにはならない。 (一族に村人がいなければ反逆は起きない。ただし、一族の担当責務のステータスが上げにくくなる。)
関連動画
紹介・説明動画
3年版
関連リンク
関連項目
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