the mysterious mallets(ザ・ミステリアス・マレッツ)とは、テレビドラマ『金田一少年の事件簿』を象徴するトラウマBGMである。
概要
堂本剛主演版である第1期および第2期のメインテーマ。後に山田涼介主演版『金田一少年の事件簿Neo』でもメインテーマとして流用された。
作曲は同作の音楽担当の見岳章。いわゆるロング版である「-extended version」と2つのバージョンがあり、どちらもサントラに収録されている。
番組プロローグで流れ、当時見ていた人にとっては同時に綴られるともさかりえ(美雪役)のナレーションが記憶に残っているだろう。他に真相解明シーンの導入や次回予告、番組CMでも使われていた。
さらに、放映直後から現在に至るまで、ニュースやバラエティなど放映局を選ばず数多のテレビ番組でこの曲が流されてきたので、世代を問わずこの曲を聴いたことがある人は多いと思われる。
不安感をあおるような旋律と7拍の変拍子で紡ぎ出されるメロディが、グロ演出が際立っていた本編のインパクトをさらに高め、多くの視聴者にとってのトラウマBGMとなった。先述したように番組内外を問わず多くの場面で流れていた(特に毎回ほぼ必ず誰かが死んでるシーンが出ていた番組CMとか)ことも恐怖の印象を強める一因になったのではないだろうか。
それだけ怖い分、タイトルトラック「bicycle ride」の軽快な曲調が際立つ。この2曲の関係性は、とことん怖い中に織り交ぜられるギャグシーンで癒されたり、当時の視聴者から「トラウマだけど一番好き」などの評価がされやすい堂本版金田一を象徴しているかのようである。
曲名は、直訳では「不可解な木槌」だが、主旋律を奏でる鉄琴を鳴らすばちのこともマレットと呼ばれるので、それを指して「怪しいマレット」とも取れるか。それとも木槌を凶器として使うことを指すのか・・・。
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