theresia-テレジア-とは、ワークジャムが開発した携帯アプリの脱出ゲームである。
記憶を失った主人公が、数多くのトラップが仕掛けられた洋館の中で目覚め、館内を彷徨いながら記憶を少しずつ取り戻し、脱出するというのが基本的な流れ。
概要
2006年7月5日に、1作目のファーストステージが公開。当初はi-mode専用だったが、後にS!アプリ、EZweb用も配信され、現在はiPhoneでも遊ぶことができる。全4ステージと、エピローグが1つ存在する。
※2011年11月に、開発元のワークジャムがソーシャルゲーム事業から撤退したため、運営していたダウンロードサイトの閉鎖や、Mobageからもページが削除されたため、アプリのダウンロードが不可能になった。
また「Ⅱ」に関してはサービスの提供も終了し、プレイすることが出来なくなった。
しかし、無印版はアプリさえダウンロードしてあれば現在も遊ぶ事はできる。（i-modeで確認。2012年9月現在。）
新規で遊びたい場合、DS版の「Dear Emile」を購入する以外方法が無くなっている。
システム
記憶を失った主人公が、不気味な密室の洋館、または地下施設などから脱出を図る。
脱出するためには様々な家具や怪しい場所を探る必要があるが、舞台となる建物の中には、至る所にトラップが仕掛けられており、うかつに手を出せば刃物や毒といったトラップに身を削られ、血を奪われる。
そういった色々な場所を好きに調べられる反面、慎重に進まなければトラップに命を奪われてしまうという恐怖と戦うことになる。
また単に脱出すれば良いという訳ではなく、主人公の記憶の欠片となっている「日記の破片」を集めていくことで、失われた記憶が徐々に取り戻され、ストーリーが進んでいく。
息絶える事無く記憶を取り戻し、無事に洋館を脱出することが目的である。
戦時中のヨーロッパを舞台にしたストーリーはなかなか精巧で、続編2作も同じ時系列で繋がっている（舞台やキャラクターは作ごとに変わる）。音楽やグラフィックのクオリティも高く、ユーザーからの評価は高い。
PAST TIME＆LOST TIME
本編で謎だった部分がノベル形式で紹介される、エピローグ的なもの。ファーストステージに至るまでのいきさつでもあるため、プロローグと捉えることもできる。
続編
theresiaⅡ -テレジアⅡ- Dear Lizst
前作の続編。2010年現在、i-mode専用であるほか、製作はワークジャムが行っているが、配信はMobageが行っているため、Mobageの会員でなければダウンロードすることができない。
ストーリーは、舞台やキャラクター達は一新したが、時間軸や背景は前作から繋がっている。ちなみに、時系列はこちらの方がDear Emileよりも後の話である。（ある条件を満たすと、Dear Emileに関する資料と後日談的な物をほんのわずかだが見ることが出来る。）
システムは基本的に変わっていないが、消費アイテムが次のステージにも引き継がれるようになった。またストーリーの進行に影響の無いアイテムも追加され、それらの取得やゲームの進行度によって増加する「達成率」が新しく設定されており、ゲームをクリアした後も取り残したアイテムを探せるというやりこみ要素が加わった。
先述の通り、サービスの提供は既に終了しており、現在はプレイする事ができない。
theresia -テレジア- Dear Emile
ニンテンドーDSで発売された、第3作目。ただし、時系列はこちらの方が「Dear Lizst」よりも先である。
ニンテンドーDSの特性を生かし、タッチペンで物を自由に見たり触ったりすることができるようになり、別々のアイテムを合成して使うことも可能になったため、より謎解きに幅が生まれた。マップの広さも容量が増えたためか、非常に広い。
またシリーズ初の女性が主人公。かけ声や悲鳴などのボイス付き。
関連動画
関連項目
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