THIS IS JAPAN NAVYとは
のいずれかを指す英文である。
1の概要
SF小説『戦闘妖精・雪風』の劇中に登場。(アニメOVAでは4話に登場)
詳細は当該作品の記事に譲るとして、この作品の中でも「THIS IS JAPAN NAVY」という言葉が登場する。
劇中で深井(CV.堺雅人)ら主人公たちは国連の警戒空域に向けて飛行するのだが、途中で見つかってしまう。そこで日本海軍機が主人公らをインターセプトした際に
Belong to United Nations. You have been intercepted. Disarm and follow me!
と無線で伝えてくる。
その後ミサイルが発射され、深井は対処を命じられるのだが・・・
2の概要
上で紹介した台詞はあくまでフィクションの中での話であって、まさか現実の自衛隊がやるとは大多数の人は思いもしなかったのだが・・・
2018年12月20日、能登半島沖上空を飛行していた海上自衛隊所属のP-1哨戒機に対し、近くを航行していた韓国海軍籍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から、火器管制レーダー(FC)を照射された。
火器管制レーダーの照射はいわゆる「ロックオン」で、「いつでもお前を撃てるぞ」という意思表示でもある。銃で例えれば銃口を向けトリガーに指をかけるのと同じ行為であり、偶発戦闘を誘発しかねない危険な敵対行動とされる。
つまり、友好国であるはずの軍艦から火器管制レーダーを照射されるというのは、極めて異常な事態なのである。
当時韓国海軍は周辺で北朝鮮籍の船の救助活動を行っていたとしているが、であるならば敵対意思を示すようなFCの使用は理にかなっておらず、日本政府は繰り返し抗議している。が、韓国はFCを使用したことを一向に認めようとせず、日韓間に大きな認識の隔たりが起きてしまっている。
とまあ、それは置いといて。
日本の防衛省は同月28日、主張の根拠として当時の映像をYouTube上に公開した。
この動画の中でパイロットは韓国海軍艦艇に対し、FC照射の理由を尋ねる通信を行っているのだが、その際に自らを「海上自衛隊(Japan Maritime Self-Defense Force)」ではなく、日本海軍の意と取れる「JAPAN NAVY」と呼称していて、このことがインターネット上で大変話題になった。(上の動画だと09:10あたりから)
確かに無線で呼びかける際にJAPAN NAVYを名乗ることは一部では知られていたのだが、今まで実際に海自隊員が無線でそのように名乗る音声が広く出回ったことがなく、また発せられた際の「THIS IS JAPAN NAVY」という台詞が、上記1.の台詞を想起させるものであったことから、主にツイッターにいるアニメオタクたちを沸き立たせた。
問題のシーンの書き起こし
KOREAN NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971,
THIS IS JAPAN NAVY, We observed that your FC antenna is directed to us.
What is the purpose of your act ? over.
(韓国海軍艦艇、艦番号971、こちらは日本国海上自衛隊、貴艦のFCアンテナが我々を指向したことを確認した。貴艦の行動の目的は何ですか?)
関連動画
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関連項目
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