TOS-1とは、汚物を消毒するだけの簡単なお仕事をこなすための戦車である。
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',||i }i | ;,〃,, _) 汚物は消毒だ~っ!!
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概要
口径220ミリのサーモバリック弾頭を持つロケット弾を24発連射できるランチャーをT-72の車体に載せたもので、アフガニスタンでの戦訓をもとに1980年代に開発された。もっともその存在は1999年まで隠されていた。近距離から人員や軽装甲目標、陣地や建物を大火力で制圧する兵器であり、対機甲戦闘には向かない。[1]
開発背景
1980年代、当時のソ連はアフガニスタン内戦の只中にいた。ムジャヒディン(アフガン反政府ゲリラ)たちは廃墟となった都市の瓦礫や砂漠の渓谷に潜みソ連兵に損害を与え続けていた。怪我してハインドを呼ぼうものならスティンガーで叩き落され、Su-25で爆撃してもらっても渓谷の洞窟や瓦礫の地下にある陣地には無効、さらにゲリラの潜む場所を増やすという悪循環に陥っていた。
どうすればゲリラたちを駆逐できるか。その回答がObject634(TOS-1)であった。
ちなみに、Objectはソ連の頃から試作戦車を指して使われる単語である。
車両解説
T-72神の車台の上にまるで蓮コラのような30連装(前期型:TOS-1)及び24連装(後期型:TOS-1A)のロケットランチャーを背負う独特の風貌をしている。射程は6km~9km。同じソ連、現ロシアのスメルチやアメリカのMLRSが射程数十キロであることを考えるとえらく射程が短い。しかもこれは改良後の数値で、最初期には2.7kmしか飛ばなかったというから驚きである。それだけ射程を犠牲にしてでも1発あたりの火力を高めようとするあたりソ連陸軍の頃からの伝統の火力信仰が伺える。ちなみに何で車台がT-72なのかと言うと、射程の関係で装甲車ベースだと襲われた際持たないからなんだとか。
ロケットの弾頭は「サーモバリック爆薬」[2]が詰め込まれており、敵を衝撃波でなぎ払う。TOS-1はロケットを数秒で全弾打ちつくし、機体前方幅数百m、長さ数キロにわたって衝撃波で満たし敵を37564。衝撃波だから洞窟だろうが建物の中だろうが入り込んで人間を効率よく殺す。バグみたい。装輪装甲車クラスではこいつに耐えることは出来ない。 余談だが、本車両はサーモバリック弾頭にのみ対応している。通常弾はお断りします。
TOS-1AはSolntsepyokという名のシステムで構成されており、1両の戦闘車両であるOb.634Bと2両のOb.563弾薬補給車から1システムが構成される。両車両ともT-72A戦車の車体を流用している。
その用途が「歩兵に随伴して潜む敵を殺す、もしくはいぶりだす」という関係で、普通砲兵的に扱われるはずのロケットランチャー車両としては珍しく「火炎放射戦車」にカテゴライズされることがある。
用途が特殊だったせいか、TOS-1は秘密兵器として取り扱われていたらしく、公の場に姿を現したのは配備から10年近くたってからであった。現在ロシアの兵器市場では普通に売られてはいるが、長らく配備されているのはロシアを除くとカザフスタンに3両があるのみだった。2014年10月、イスラム国のゲリラに悩むイラクがTOS-1Aを購入、公開を行った。
関連動画
関連項目
脚注
- *ロシア使用の「燃料気化爆弾」は「TOS-1」か その兵器特性と見えてくる戦場の現状 2022.3.3
- *極論すると「ガス爆発」を戦場で起こす爆薬。初期は本当にアセチレンとかが使われていたが現在はハロゲン系酸化剤やアルミニウムなどで構成、任意で混合され爆発を起こすようになっている。
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