Until Dawnとは、2015年8月27日(北米版は25日)に発売されたプレイステーション4専用ホラーアドベンチャーゲームである。国内版での正式名称は『Until Dawn -惨劇の山荘-』。
発売元と開発元はそれぞれソニー・コンピュータエンタテインメントとSUPERMASSIVE GAMES。
シリーズ2作目の番外編「Until Dawn: Rush of Blood」はPSVR専用で開発中となっている。
「アンティルダウン」と読み間違われることが多いが、正しくは「アンティルドーン」である。
概要
ハリウッドで活躍する役者やスタッフを起用し、海外映画・ドラマで使われる演出手法を取り入れたホラーゲームで、公式では「惨劇の物語を追体験しながら生き抜くアドベンチャーゲーム」と銘打たれている。ストーリー中で登場人物が死亡する事があってもそのまま話は進む、ゲームオーバーのない作品となっている。
本作の一番の特徴は、プレイヤーの選択や緊迫したシーンでのQTEの成否でその後の展開や登場人物の運命に影響していくという『バタフライエフェクトシステム』。何気ない選択が後になって思わぬ展開に至ることもあるので、プレイヤーには慎重な選択が求められる。無論わざとヤバそうな選択肢を選んだりわざとQTEを間違えるのもアリである。
ストーリー(公式サイトより一部抜粋)
真冬の山荘に休暇に来た10人の若者たち。そのうちの1人であるハンナは、仲間からの悪質なイタズラにショックを受け山荘を飛び出してしまう。双子の姉妹であるべスがハンナの後を追うが、そのまま2人とも行方不明になってしまう。
1年後の冬、双子たちの兄であるジョッシュの呼びかけで再び山荘に集った仲間たち。しかし誰もいないはずの山荘で8人は何者かの存在に気付き始め、それと同時に彼らの周りでは奇怪な現象が起こり始める。
自分たちしかいないはずの山荘を脅かす謎の存在。次々と起こる怪奇現象。吹雪によって閉ざされた逃げ場のない雪山。彼らは果たして、忍び寄る死の運命から逃れることができるのだろうか・・・。
登場人物
サム(CV:白石涼子) ハンナの大親友・まじめ・仲間思い・冒険家
優しさと正義感を兼ね備えた正統派ヒロイン。自然をこよなく愛し、得意のクライミングで時に活路を切り開く。群像劇の様に操作キャラが変わる本作での主人公的な役割も担っている。
ジョッシュ(CV:阪口周平) ハンナとべスの兄・複雑・思慮深い・愛情深い
一年前に行方不明となった、ベスとハンナの兄。今回、山荘に再び仲間たちを呼び集めた人物。
アシュリー(CV:東條加那子) クリスのことが好き・勤勉・詮索好き・素直
頭脳明晰で真面目な女性。クリスの気持ちに気づいているが、中々告白してこない彼にやきもきしている。
クリス(CV:小森創介) アシュリーのことが好き・論理的・人思い・ユーモラス
アシュリーに恋心を寄せる雑学と機械が大好きな青年。ジョッシュとは親友の仲で、ベスとハンナを失った彼を気にかけている。
マイク(CV:松風雅也) エミリーの元彼氏・知的・活発・口がうまい
学校の人気者でプレイボーイ。エミリーと付き合っていたが別れ、現在はジェシカと付き合っている。
エミリーの現彼氏であるマットとは度々ぶつかり合う。
ジェシカ(CV:植竹香菜) マイクの新しい彼女・自信家・信頼深い・無礼
明るくいたずら好きな女性。 マイクをめぐって、エミリーと険悪な関係。
マット(CV:鶴岡聡) エミリーの新しい彼氏・熱心・野心家・エネルギッシュ
アメリカンフットボールの選手で、献身的な性格の青年。優しさ故にエミリーに良いように使われ気味。
エミリーの元カレであるマイクが未だにエミリーに親しくすることをよく思っていない。
エミリー(CV:田中晶子) マイクの元彼女・知的・臨機応変・口がうまい
ファッションにこだわりを持つ意思の強い女性。
ジェシカにマイクを奪われた為、あまり好みではないマットと現在は付き合っている。
余談だが、本編のとあるシーンで行われる「プレイヤーが本作のキャラに抱く好感度アンケート(仮称)」にて、彼女がブッチギリで最下位を記録している。・・・やはり顔か!顔なのか!?
ジョッシュの双子の姉妹。本作の物語が始まる1年前に同じ仲間たちとこの山荘を訪れたが、
ある出来事をきっかけに二人共行方不明となる。
関連動画
Until Dawn: Rush of Blood
海外で2015年10月27日に発表されたシリーズ2作目で番外編。恐怖のジェットコースターを舞台にして繰り広げられる、ペースの速いアーケードスタイルのシューティングゲームとなっている。PS4のPlayStationVR専用タイトル。日本での展開は未発表。
外部リンク/関連項目
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