Warframe (ウォーフレーム) とは、カナダの開発会社 Digital Extremes が開発・運営している、PC・PS5・PS4・Xbox One・Xbox Series X/S・Nintendo Switch 向けのオンラインTPSアクションゲームである。キャッチフレーズは「ニンジャなら無料 (Ninjas Play Free)」。
2013年2月から今日までオープンベータテストが行われている(正式サービス開始日は未定)。その為頻繁にアップデートが行われており、ゲームの仕様が大きく変わることもある。
PC版は公式サイト、もしくはSteamやEpic Games Storeからゲームクライアントをダウンロードすることができる。コンソール向けバージョンは、各コンソールの公式ストアでダウンロード可能だ。
なお、本作は複数の機種に向けて配信されているゲームではあるが、PC版とコンソール版ではバージョンに差がある(基本的にPC版の方が更新頻度が多く、バージョンは進んでいる)。その関係で、現状ではクロスプラットフォームによるマルチプレイには対応していないため、特に友人とプレイしたい場合などは注意されたい。2021年の公式イベントで、今後クロスプレイが実装される予定であることが公表されたため、それについては気長に待とう。
また、本記事には一部、ストーリーのネタバレとなるような記述が含まれている。物語の重大な核心に迫る部分のみ、編集者が気付いた範囲内でネタバレ←このように背景色と同化させているが、説明上ネタバレであっても隠せない部分も存在している。もし本記事に目を通す場合、その点には注意していただけるとありがたい。
概要
かつて「テンノ」と称された剣と銃の戦士、装甲 Warframe を身に付けた達人。かつての戦争を生き延びた戦士たちは廃墟をさまよい、今一度、必要とされています。
グリニア帝国は巨大な兵団を率いて軍を太陽系中に展開しています。叫び声は星系全体に響き渡り、テンノをかつての戦地に呼び戻す・・・そう、あなたを召還するのです。
Lotus があなたを導きたらんことを。Lotus は冷凍睡眠用ポッドからあなたを救出してくれ、生き延びるチャンスを与えてくれました。やがてグリニア軍があなたを発見するでしょうから、それに備えねばなりません。Lotus が Warframe の生き方とアビリティを解き放つ秘訣を伝授してくれます。
さあテンノよ、そなたも戦うのです。
遠い未来、様々な勢力やクリーチャー、そして科学技術に支配された太陽系が舞台。
プレイヤーは古代文明「オロキン」の時代に存在した戦闘種族「テンノ」の一人であり、文明崩壊後にコールドスリープについていた。数百年後、とある敵の手に落ちようとしたところを、協力者を名乗る謎の存在「Lotus」によって救い出され、覚醒する。
様々な特殊能力を持つ強化外骨格「Warframe」を駆使し、太陽系支配を目論むクローン種族の帝国「グリニア」・太陽系を股に掛ける超巨大企業にしてカルト「コーパス」・テクノサイトウィルスに侵された者の成れの果て「感染体」などを相手に、様々なミッションを遂行していく。
「ニンジャ」を売りに広告を出しているが、その世界観はSFニンジャアクションといったところ。忍者ではなくニンジャ。ここ重要。射撃武器に加え、超人的な高速移動、派手な殺陣、特殊なアビリティを使ったアクションにより爽快なTPSアクションとなっている。
同社製のEvolution Engineによる美麗なグラフィックとダイナミックなエフェクトも売りのひとつ。海外のゲームだが、日本語も公式サポートしており、ほぼ完全に日本語化されている。 (一部未翻訳部分もあるが、順を追って日本語化・誤訳修正が入るのでご安心ください。公式フォーラムには日本人プレイヤー向けフォーラムもあり)
システム
最大4人でのCOOPが可能なミッションクリア型のTPS。対人戦(PvP)も実装されているが、オンラインでの協力プレイ(PvE)がメインコンテンツとなる。マップはランダム生成。ミッションには妨害・救出・掃滅・潜入・防衛・ボスの抹殺等がある。ミッション詳細は後述。
ランダムマッチメイクによる野良COOPの他に、フレンドを招待したり、クランを結成してミッションに挑むことができる。COOPではボーナスの経験値も入る。ミッション中は基本的にマップのマーカーに向かうだけで良いが、慣れないうちは他の人に付いて行くとよいだろう。
ミッションでは、各Warframeが持つ4つのアビリティとプライマリウェポン・セカンダリウェポン・近接といった武器、戦いを補佐する様々なアイテムを駆使して戦う。
プレイヤーは太陽系の様々な惑星を飛び回り、敵を倒して様々な素材やMOD (後述) を集め、Warframeや武器を作り強化してゆくのが目的となる。銀河の調停者として、或いは金次第で動く傭兵として。
アクション
本ゲームの最大の売りと言えるのが、スピーディーかつ非常に自由度の高いアクションである。
ゲームのベータ開始当初は各種特殊アクションを取るのに「スタミナゲージ」を消費するという仕様であったため、アクションに一定の制限があったが、後のアップデートでこれは撤廃された。スタミナゲージ撤廃後のアクションの仕様は「パルクール2.0」と呼ばれ、非常に自由度の高いものとなっている。壁走りやスライディング、ハイジャンプなどのテクニックを組み合わせることで、スピーディーで爽快なアクションが楽しめる。
SF的ニンジャだけあってフレームの素の機動力も非常に高く、重量級に分類されるフレームであっても、操作次第で中々のスピードを出せる。操作に熟練すれば、どれほど高い壁であっても身一つで登りきる、大きく口を開けた崖を対岸まで一っ飛びで渡るといったアクションもこなせるようになるだろう。
様々なアクションを取ることができる本作だが、以下では特に使用されることが多いアクションを紹介する。
ジャンプ系
- ジャンプ
基本的なジャンプ。前後左右への移動を入力していればその方向へジャンプし、そうでない場合はその場で垂直にジャンプする。 - ダブルジャンプ
ジャンプ中にもう一度ジャンプボタンを押すことで、空中ジャンプを行う。 - バレットジャンプ
しゃがみ中またはスライディング中にジャンプすることで、身を錐もみ回転させつつハイジャンプする。移動キーを入力している方向へジャンプする通常のジャンプとは異なり、「照準方向に向けてジャンプする」という性質がある。そのため、単に高い段差を超える手段としてのみならず、水平方向への高速移動手段としても使える、本作での高速アクションの肝となる操作だ。 - エイムグライド
空中で照準操作を行うことで、一定時間重力の影響を軽減させ、滑空状態となる。バレットジャンプと合わせ、通常のジャンプでは届かないような崖や障害物を乗り越える際に重要なアクション。 - ウォールジャンプ
壁に接触した状態でジャンプボタンと前方移動ボタンを入力し続けることで、壁をよじ登る。どれだけの高さがあっても登り切ることが可能だが、壁にネズミ返しのような出っ張りがあると引っ掛かってしまう。 - ウォールラッチ
壁に接触した状態で照準操作を行うことで、一定時間壁に張り付くことが出来る。
ダッシュ・スライディング系
- ダッシュ
走ることで移動速度を上げる。 - しゃがみ
しゃがみボタンを長押しでその場でしゃがみ込む。しゃがみ状態での移動は速度が通常歩行以下になるが、被弾判定が小さくなる他、未警戒の敵から視認されにくくなる。 - ローリング
しゃがみボタンを短押しすると前転し、前方へ一定距離移動する。ローリング中は被ダメージが軽減されるほか、体に付着してダメージを与えてくるタイプの敵を振り落とせる。 - スライディング
歩行またはダッシュ中にしゃがみボタンを長押しすることで、足を前方に突き出して滑り込む。出始めはダッシュ以上の速度が出るが、継続すると速度が低下し、最終的には停止する。 - 慣性乗せ
歩行またはダッシュ中に一瞬だけスライディングすると、出始めの慣性が上乗せされる。 - ウォールダッシュ
壁に接触した状態でジャンプボタンと左右の移動ボタンを入力し続けることで、壁に張り付いたまま左右に移動できる。 - 飛び蹴り
空中でスライディング操作を行うことで、ライダーキックのような飛び蹴りを放つ。ダメージは低いが当てた敵を転倒させられる他、高所からの着地時の硬直モーションを発生させない効果がある。またこの状態で着地するとそのままスライディングへと派生し、そこからバレットジャンプにつなげることも可能。操作に慣れたテンノが、これとバレットジャンプを交互に繰り出すことで恐ろしい速さで移動する光景は、このゲームの名物の一つと言えるだろう。
ミッション
通常、ミッションでは定められた目的を達成すれば、後は脱出するのみとなるが、中には脱出可能となっても作戦を続行できる、エンドレス型ミッションも用意されている。これらのミッションでは、作戦を続行することで追加の報酬が得られるが、基本的に長時間滞在すればするほど、敵のレベルも跳ね上がっていく。そのため、エンドレスとは言え本当に何時間も続行される場合は少なく、長くても1時間程度の適度な時間で切り上げ、脱出する場合がほとんどである。
マップは、惑星ごとに用意された環境である「タイルセット」(後述) に応じて、あらかじめ用意された部屋や通路が、ランダムに組み合わさった物になる。また、通常は一つのミッションでは固定された一つの敵勢力と交戦することになる。
ミッションの種類 | 内容 |
掃滅 Exterminate |
指定された数の敵を倒す。ミッションのレベルが上がるほど、指定数も増えていく傾向にある。 エンペリアンでの掃滅ミッションはコーパス勢力のもののみが存在し、コーパス宇宙船外装の重要部品を破壊した後、船内に突入し兵士たちを掃討するという流れになる。 |
確保 Capture |
ターゲットという特殊な敵個体に一定量のダメージを与えダウンさせた後、捕獲する。ターゲットはマップ内を逃げ回り、最後にはマップから脱出してしまう。脱出されるとミッション失敗となる。 また、ターゲットをあまりにも長時間ダウン状態のまま放置した場合、ターゲットが死亡してミッション失敗となる (確保ミッションの目的は、ターゲットを生かしたまま連れ帰ることであるため)。 |
妨害 Sabotage |
敵施設への破壊工作を行う。タイルセットによって実施される破壊工作の内容と手順は異なり、中には何段階もの手順を経なければならないものもある。 また多くの妨害ミッションでは、マップ内に「貯蔵庫」とよばれる特殊なアイテムロッカーが3か所設置される。これを発見し開けることで、ミッション成功時に追加の報酬が得られるものの、ミッション成功のための必須目標ではないため、Lotusからの通信や画面上のUIでは詳細な場所は示されない。貯蔵庫はその近くに、何とも言えない独特の音を発しているという特徴があるため、見つけたい場合は音を頼りに探そう。ヘッドフォンやイヤフォンを使用しながらプレイするとより効果的だ。 |
潜入 Spy |
3か所のデータ保管庫に忍びこみ、データを盗み出す。保管庫には様々なセキュリティシステム (監視カメラ、各種センサー類、警備員の巡回等) が仕掛けられており、それらに発見されるとデータの抹消作業が開始され、一定時間経過後データが抹消されてしまう。回収ノルマ以上のデータを抹消されるとミッション失敗となる。 これらのデータ保管庫には敵側に検知されづらい隠し通路が用意されており、それを利用してデータ端末までたどり着くのが基本となる。またデータ抹消は即座に完了するわけではなく、保管されたデータ端末にたどり着けさえすれば、抹消作業中に回収することもできる。見つかっても諦めず回収に挑戦しよう。 |
救出 Rescue |
牢獄に捕らえられた味方NPCを解放する。牢獄では看守 (ワーデン) が巡回しており、見つかると処刑装置のタイマーを作動させる。これによる処刑が完了する、または解放後のNPCが攻撃を受け続け死亡するとミッション失敗となる。 潜入と同じく、ワーデンに見つかりにくい隠し通路が用意されているので、通常はこれを利用するのが一般的。 |
防衛 Defense |
エンドレス型ミッション ウェーブ単位で襲ってくる敵から防衛対象を守る。ウェーブごとに発生する敵を全滅させないと次のウェーブへ進行しない。防衛対象のヘルスが0になるとミッション失敗。 防衛対象は基本的にその場から動かないオブジェクトであるが、イベントやソーティー、仲裁などの特殊なミッションではNPCを防衛する場合もある。 コーパスのエンペリアンミッションにも存在する。こちらも掃滅と同じく、主目的の開始前に宇宙船の重要部品を破壊するパートを行う。 |
機動防衛 Mobile Defense |
Lotus による敵施設へのハッキングを補助する。具体的には、スタート地点に置かれたデータマスを数か所にある端末に順番に運び、接続すればよい。ハッキングにはそれぞれの端末につき1分程度の時間を要するため、その間端末を敵の攻撃から守る必要がある。防衛と似ているが、こちらは必ずしも敵を全滅させる必要はない。 |
耐久 Survival |
エンドレス型ミッション 陽動のために警報を鳴らした後、5分以上生き残る。警報作動後は「生命維持装置」がシャットダウンされるため、敵を倒すと落とす小型生命維持カプセルや、Lotusが一定間隔で送ってくれる大型生命維持装置を利用しながら生き残る必要がある。 |
傍受 Interception |
エンドレス型ミッション 4か所の通信タワーを占拠し、敵より先に暗号通信を傍受・解読する(具体的には、パーセンテージを100にすればよい)。敵はテンノが占拠した通信タワーを、占拠したそばから取り戻そうとするため、単に敵を倒しながらタワーを順番に占拠しているだけでは失敗しやすい。楽にこなすなら、敵を足止め・拘束するクラウドコントロール系のアビリティを活用すると良いだろう。 |
発掘 Excavation |
エンドレス型ミッション 採掘機を設置した後、それにパワーセルを供給しつつ、敵の攻撃から防衛する。採掘機は同時に複数設置することも可能。「クライオティック」というこのミッション固有の素材を手に入れることができる。 |
ハイジャック Retrieval |
大型の奪取対象を前進させ、敵の攻撃から守りつつ回収地点まで運ぶ。前進させるには、Warframeのシールドをエネルギーとして奪取対象に吸収させる必要がある (ただしシールドを持たないNIDUS, INAROS を使用する場合、代わりにヘルスを吸収させる)。また、奪取対象は敵を攻撃を受けずとも一定間隔でヘルスが減っていくため、あまりに時間をかけすぎると失敗となってしまう。 |
脱出 Defection |
エンドレス型ミッション Kavorと呼ばれるグリニアから離反した者たちの脱出を補助する。Kavorのいる場所は感染体によって汚染されており、汚染によってKavorの体力は徐々に減っていく。このため、途中に設置してある回復ステーションを起点にする必要がある。更に、一定間隔でグリニアの「General Sargas Ruk」やシンジケートの「レッド・ベール」が刺客を送り込んでくるため、それらにも対処する必要がある。 |
クロスファイア Crossfire |
通常のミッションと違い、複数の敵勢力と交戦する。ミッション目的は敵を一定数倒す掃滅であることが多いが、時たま潜入や妨害が指定されることもある。 |
感染回収 Infested Salvage |
エンドレス型ミッション 感染体に侵されたコーパス船の積荷目録を回収するため、Lotusが感染体に侵されたコンソールにアクセスするのを補助する。具体的には、バーポライザーと呼ばれる装置に敵が落とす抗体を注入し、感染体を除去するフィールドを発生させ、それがコンソールを包み込んだ状態を維持するという手順である。 このミッションで発生している感染体による汚染はフレームの装甲を徐々に腐食させ、最終的には0にしてしまう。バーポライザーのフィールド内にいる間は腐食の進行が止まる他、回復装置 (バーポライザーとは別) に抗体を使うことで装甲値を元通りに回復可能。 |
分裂 Disruption |
エンドレス型ミッション Alad Vによって開発された「コンジット」と呼ばれる資産セキュリティシステムに侵入し、敵資産を強奪することを目的とする。 コンジットは、強力な敵個体が所持している「コンジットキー」、プレイヤーや敵、周辺環境に様々な特殊効果をもたらす「コンジットバフ / デバフ」、そして侵入されたコンジットを目指して移動し、自爆によってこれを破壊しようとする「デモリッシャー」という三重のセキュリティによって守られている。 まずは強個体を倒してキーを入手し、これをコンジットに接続しよう。するとコンジットへの侵入が開始され、バフやデバフが発生すると共にデモリッシャーがマップ内のどこかに登場する。デモリッシャーはコンジットめがけて一直線に走ってくる上、元となった敵に比べ体力等が大きく強化されている。ミッションオペレーターからは「コンジット周辺を徹底的に守れ」といったことを言われるが、上記のような体力強化の仕様のため、コンジット間近でデモリッシャーを迎撃しようとしても間に合わないことが多い。そのためデモリッシャーが発する独特のビープ音を頼りに、むしろ積極的に居場所を捜索した方が良い。自爆前にデモリッシャーを倒すか、アビリティ等で拘束し続けて一定時間コンジットに到達させなければそのコンジットは防衛成功となる。 コンジットは1ラウンドに付き4つ配置され、そのうち1つでも防衛成功していれば、そのラウンドは成功扱いとなる。 |
抹殺 Assassination |
いわゆるボスステージ。いずれのボスも雑魚敵とは一線を画す攻撃力・耐久力を持ち、更に一部の例外を除いて、倒すには複数の手順を踏むことや、特殊なギミックを利用することが求められる。単なるゴリ押しは通用しない場合も多く、一筋縄ではいかないだろう。 |
ジャンクション Junction |
新たな惑星へ進むための関門となるミッション。 ジャンクションの入り口に示された課題を達成した後に、中にいる様々なフレームの姿を模したボスを倒すことで、新たな惑星への道が開かれる。 内部でのボス戦は他の多くのミッションと異なり、一人 (ソロ) の状態でのみ挑むことが出来る。 |
追跡 Pursuit |
アークウィングのミッション。輸送船「クオリア」の動力を停止させ、ブラックボックスを入手することを目的とする。 |
ラッシュ Rush |
アークウィングのミッション。制限時間内に輸送船発着場にたどり着き、3隻のコーパスの輸送船を破壊することを目的とする。 |
小戦 Skirmish |
グリニア支配地域でのエンペリアン専用のミッション。現状、グリニア勢力のエンペリアンミッションの種別はこれのみである。 敵の小型戦闘機の一定数撃破と、「クルーシップ」と呼ばれる大型兵員輸送船内部への侵入及びリアクター破壊工作という、「掃滅」と「妨害」を組み合わせたようなミッション内容を基本とする。更に序盤以外の小戦ミッションは、これに加えグリニア基地への破壊工作や要人の抹殺などの追加目標を持つ。 |
揮発 Volatile |
コーパス支配地域でのエンペリアン専用のミッション。 コーパスの宇宙船内部のリアクターをハッキングした後に一定時間適温 (高すぎても低すぎてもダメ) に保って暴走させ、最後に露出した宇宙船の弱点をレールジャックの前方重砲で破壊する。 |
オルフィクス Orphix |
コーパス支配地域でのエンペリアン専用のミッション。 元々は「オルフィクスの毒牙」イベント専用のミッションとして導入されたもので、センティエントがコーパス船に送り込んできた妨害兵器「オルフィクス」を迎撃、破壊するという内容。このオルフィクスはあろうことか近くにいるWarframeを完全に無力化するため、その影響を受けないネクロメカを使って戦うことになる。 またミッションの性質上、コーパスだけでなくセンティエントの戦闘ユニットも多数登場する。 常設のミッションとしては2番目となる、フレーム用アルケインを得られるミッションでもある。 |
特殊なミッション
本ゲームのミッションの中には、上記の通常ミッションをベースに特殊な仕様を追加した、特殊なミッションも多数存在している。いずれのミッションも、通常ミッションでは得られない報酬を得られる場合が多い。
ランダム・期間限定タイプ
-
アラートミッション
時間制限付きで発生するミッション。通常のミッションよりも多めのクレジットがもらえ、希少なアイテムやMODが報酬になることがある。アップデート24.3にて、下記のNightwave に置き換えられる形で、通常のアラートミッションは発生しなくなったが、運営側からのプレゼントとして、とても貴重なアイテムが報酬に設定される「Lotusからの贈り物」のような、特殊なアラートミッションは現在でも発生する。
- Nightwave
Nora Night が主催する海賊ラジオ。毎週新しく指定される課題をクリアすることで地位ポイントを稼ぐことができ、地位が一定以上貯まるごとに報酬を受け取ることができる。この報酬として受け取ることができるものの中に「クレド」という通貨があり、これを支払うことで、かつてアラートミッションの報酬となっていた様々なアクセサリー・外装品の設計図や、各種オーラMODなどを購入できる。
Nightwaveは一定期間ごとに「シリーズ」が切り替わるようになっており、シリーズごとに異なるランク報酬が提供される他、各シリーズで語られるストーリーに関連した特殊な敵と戦う機会も提供される。メインシリーズの期間と期間の合間には「幕間」シリーズが設定され、幕間期間中は過去のシリーズで提供された報酬が再度提供される。また、クレドはシリーズごとに別種のものが登場するため、異なるシリーズ間で流用することは不可能。よってシーズンの終了時にはクレドを使い切っておくのが良いだろう。
-
Void亀裂
主にエンドレス系ミッションの報酬でもらえる「Void レリック」を開封するためのミッション。ミッション中にVoidエネルギーの亀裂が発生するようになり、そこから本来はVoidにのみ登場する「コラプト」と呼ばれる敵ユニットが登場したり、既存の敵勢力のユニットが亀裂のエネルギーを受けコラプト化したりする。コラプトユニットがドロップする反応物質を10個集めることでレリックを開封でき、Prime装備のパーツや設計図を入手できる。
- 侵略
グリニア・コーパスによる互いのテリトリーへの侵略。どちらかの側の味方に付いて戦うことで特殊な素材アイテムや、特製武器のパーツを報酬として受け取れる。ミッション中はクロスファイアのように両方の勢力の敵ユニットが出現するが、自分が味方に付いている勢力は味方として振る舞い、共に対抗勢力と戦ってくれる。
なお侵攻時に対峙した勢力からは刺客 (Grustrag隊 / Zanuka Hunter) の出現フラグとなるメッセージが送りつけられる他、星系マップの侵略ミッションタブに「製作ステータス」というゲージがあり、侵略ミッションで勝利した側はこのゲージが上昇する。ゲージが満タンになることで、後述のリレー襲撃イベントが発生するようになる。
-
リレー襲撃
テンノリレーに対するグリニア / コーパス勢力による襲撃。前述の制作ステータスのゲージが満タンになると、現存しているリレーの内1か所が襲撃対象となり、リレーの破壊のための特殊兵器の進撃が開始される。期間中は特殊兵器の破壊のための専用ミッションが設置され、そのミッションで規定のスコアを取ることで報酬が支払われる他、特殊ミッションのクリア報酬としてレアなModや特殊武器のパーツ等を得られる。しかしリレー到達までに特殊兵器を駆逐できなかった場合、文字通り襲撃されたリレーは破壊されてしまう。
破壊対象の特殊兵器は勢力によって異なり、破壊のための手順も大きく変わる。- バロール・フォーモリアン (グリニア)
Vay Hekによって建造・指揮されるグリニアの超巨大宇宙戦艦。フォーモリアン船の破壊のためには、まず襲撃対象となったリレーがある惑星のミッション内で「オメガアイソトープ」という素材を集め、イベント用ギアアイテムの「フォーモリアン・ディスラプター」を製作する必要がある。このギアを装備した状態でアークウイングでフォーモリアン船に近づき、その心臓部を守るシールドのジェネレーターを破壊する→心臓部へ接近→ディスラプターを使用→無防備となった心臓部を攻撃するという流れで破壊することになる。
元々は2015年ごろに開催された「バロール・フォーモリア船の襲来」イベントで導入されたもので、この際は当時7ヶ所存在していたリレーのすべてに、同時にフォーモリアン船が差し向けられた。最終的に撃退には成功したものの、4ヶ所のリレーが相討ちとなる形で実際に破壊されてしまっている。 - Razorback (コーパス)
Nef Anyoによって開発されたロボット兵器で、専用の「Razorback Armada」艦隊によって攻撃対象のもとへ輸送される。Jackalをベースとしたロボットであるが、通常時はこちらの攻撃が一切通用しない無敵耐性を備えている。更に複雑な暗号で守られた金庫室内で保管されているため、破壊ミッションに挑むためにはコーパス勢力のアークウイングミッションでドロップされる「暗号記号: ALU」を集め、金庫室を突破するための暗号解除装置「Razorback サイファー」を製作する必要がある。
戦闘時には上述の通りこちらの攻撃が通用しない状態で出現するため、同時に出現する重武装小型ロボットの「バーサ」に攻撃を加えダウンさせ、ハッキングしてRazorbackを攻撃させる必要がある。バーサによる攻撃によって体勢を崩されると同時に無敵も解け、テンノ自身による攻撃も通るようになる。
- バロール・フォーモリアン (グリニア)
- イベントミッション
「○○作戦」という形で時折開催される、非常に大規模なイベントミッション。新規実装の特別装備等、報酬は豪華ではあるもの、難易度も相応に高い場合が多く、最後まで攻略するなら高レベルの装備が求められる。また、ゲームの世界観やストーリーにも密接に関わる場合が多く、イベントの成果次第では今後に何かしらの影響が出る場合がある。
多くのイベントは一度きりの開催で終了となるが、中には一定周期でリバイバル開催されるものもある。
ランドスケープ
敵の施設内などの、室内を舞台としたマップが多い通常ミッションとは異なる、広大な屋外空間を舞台とする特殊なマップ。ミッション名が「自由行動」となり、通常マップでは発生しない独自のミッションを受注できる他、モリ突き漁や宝石採掘、動物保護などのアクティビティに勤しみ、スロー(?)ライフを満喫することも可能。
最初に実装された「エイドロンの草原」時点では「オープンワールド風マップ」と呼ばれており、現在でもそう呼ばれることもある。
- エイドロンの草原
地球に存在するランドスケープ。
かつてオロキン帝国とセンティエントが争ったという古戦場で、現在はオストロンの民が住み着き、「シータス」の村を拠点に開拓を行っている。その一方、草原内では「タスク」の称号を持つグリニア兵が様々な場所に基地を設置し、侵攻を狙っている。昼夜の概念があり、昼はグリニア兵がそこら中を闊歩している他、上空から輸送船で送り込まれてくることもある。夜はグリニア兵の活動が縮小する代わりに、「ボンバリスト」や「テラリスト」といった古のセンティエントの亡霊がマップ内を徘徊するようになる。
- オーブ峡谷
金星に存在するランドスケープ。3つのランドスケープの中では最も面積が広く、起伏が激しい。
かつては灼熱の大地だったが、ソラリスの民がオロキンの遺産である「涙の塔」と呼ばれる冷却タワーを起動したことで、寒冷だが命溢れる土地に生まれ変わった。近年ではNef Anyo直属の、「テラ」の称号を持つコーパス兵たちの侵攻により、生態系が崩されつつある。これらのコーパス兵はグリニアと同様の輸送船による空輸の他、地上走行型の乗り物「コイルドライブ」や、青いワープゾーンによっても出現する。
昼夜がない代わりに気温の概念が存在し、温暖か寒冷かで出現する魚 (ただし生物ではなく「サーボ魚」と呼ばれる水中ドローンの類である) が変化する。
- カンビオン荒地
火星の第二衛星ダイモスに存在するランドスケープ。地表面積自体は3つのランドスケープの中では最も小さいが、他2つに比べ非常に構造が複雑かつ長大な洞窟が多数形成されているため、実質面積では引けを取らない。
感染体に覆いつくされたダイモスの中でも特に感染が進んでいる地域であり、植物のような造形を持つ「ダイモス種」の感染体が生息し、中には他地域では見られないほどの異様な姿へと進化を遂げた個体も見られる。感染体は空飛ぶ子宮と呼ばれる「ダイモス ジェネトリクス」から産み落とされたり、地面に成長するスポーンポッドの中から現れる。
敵以外も漏れなく感染の影響を受けており、各地に腫瘍のようなオブジェクトが散在し、感染した魚が粘液の池から浮上して空中を泳ぐなど現実離れした光景を生み出している。
その一方で、感染に適応した動物や魚も生息しており、決して敵感染体しかいない土地というわけではない。
VomeとFassという2体の龍のような感染体が終わることのない抗争を続けており、どちらが支配しているかが、カンビオン荒地に環境サイクルをもたらしている。支配者によって出現する魚が変化する他、Vome支配時には自立稼働する味方のネクロメカが出現するが、Fass支配時には壊れて停止してしまうといった違いが発生する。
エンペリアン
レールジャックを用いた、アークウイングのものとは大きく異なる宇宙戦ミッション。通常の星系マップとは別の、「プロキシマ」と名の付く専用の星系マップから受注できる。分隊内レールジャックの操縦、アークウィングによる遊撃、損傷個所の修理などの役割分担を行いながら、ミッションを遂行していく。以前は自前のレールジャックの作成に必要となる「乾ドック」の建造はクランDOJO内にしか行えず、必然的にレールジャックの所持のためにはクランへの加入が必須となっていたが、アップデート29.10.0以降は一部リレーにも乾ドックが設けられるようになり、クランへの加入は必要なくなっている。
ただし通常のミッションと比べて敵が強く、またミッション内でやるべきことが多い。挑戦する場合、どういったことをしないといけないのか、逆にどういった行動は取らない方が良いかを事前に確認しておきたい。
エンドコンテンツ
本ゲームのミッションの中でも難易度が高く、熟練テンノ向けとされるもの。とはいえ、敵のレベルなどには大きな差があることから、一口にエンドコンテンツといっても実際の取り組みやすさはまちまちといったところ。
- ナイトメアモード
一つの星の通常ミッションのすべてをクリアすることで、その星に出現するようになる特殊ミッション。ミッション全クリアを達成した星が増えれば、その数だけナイトメアの出現数も増える。ミッション地点が赤く染まっているものがそれだ。
内容としては、まず敵のレベルが通常ミッションから+10され、さらに敵の攻撃威力がアップする。それに加え、ヘルスダメージを防ぐシールドが無効化される、アビリティ用のエネルギーが猛スピードで減少するといった過酷な条件が課される。
報酬は、各ステータスの上昇値が通常より低い代わりに、複数のステータスが上昇する「ナイトメアMOD」という特殊なMOD。
- ソーティー
特定のクエストをクリアすることで挑めるようになる、3つ一組の高難度ミッション群。
難度の増加要因としては、手始めに単純に敵のレベルが非常に高い点。通常ミッションで敵レベルが最も高いマップはレベル40~45なのに対し、ソーティー第1ミッションの敵レベルは50~60、第2ミッションなら65~80、第3ミッションともなると80~100と、文字通り桁違いのレベルとなる。その上、特定の武器種のみ使用可能、敵の耐性アップといったナイトメアモードとはまた異なる特殊条件が課されるのも辛いところである。
3つ全てをクリアすることで、一日に一度だけ、Riven Modや大量のENDOに引き換えられるアイテムといった、本ゲームのレアアイテムの中でも貴重度の高いアイテムが手に入る。
- トライアル
通称レイド(Raid)。最大8人で挑める高難度ミッション。敵の数・レベルともに桁違いに高いものの、クリアするとWarframeに特殊効果を付与できるアイテム「アルケイン (Arcane Enhancement)」が手に入る。アップデート22.14.0 で無期限休止となり、現在はフレーム用アルケインの入手先は下記のエイドロンハントや、エンペリアンのオルフィクスミッションへと移っている。
-
アリーナ
PvPモードのルールの下で、強力な敵NPCと対戦するコンテンツ。通常ミッションと違い敵が回復アイテムをドロップしないためマップ内に設置されたもののみで賄う必要がある、各種ギア使用不可などの条件が課される。コーパスの「インデックス: 耐久」とグリニアの「Rathuum」がこれに該当する。- インデックス: 耐久
Nef Anyoが海王星にて開催している賭博デスマッチ。テンノとAnyoコーポレーションの「ブローカー」達が、ゲーム内通貨であるクレジットを賭けて戦う。このモードには「低リスク」「中リスク」「高リスク」の3つの難易度があり、ミッション開始時にまず、難易度に応じた額のクレジットを投資金として支払う(リスクが高くなるほど高額)。ミッション中は敵ユニットを倒すことで緑色の「インデックスポイント」をドロップさせ、これをゴール地点まで運んで得点を得ることが目的となる。試合には制限時間が設定されており、テンノが得点すれば延長されるが、ブローカー側が得点した場合は減少してしまう。
指定されたノルマ点以上を獲得して勝利することで、投資金に対して報酬となる大量のクレジットが上乗せされて返却される。逆に敗北すると、投資金が全て没収され赤字となる。
インデックスポイントの運搬中は「金融強制」と呼ばれるデバフが発生する。内容はヘルス最大値の低下とエネルギーの減少で、インデックスポイントを大量に拾うほど、デバフも蓄積していく。このため、こまめにポイントをゴールへ運んでデバフの影響を抑えるか、逆にデバフを顧みず一気に大量のポイントの獲得を狙うかといった選択を迫られることになる。 - Rathuum
Kela De Thaymがセドナで開催している公開処刑とグリニア兵向けの見世物娯楽を兼ねたアリーナ。Kela配下の「死刑執行人」たちと戦うことになる。先に25キルしたチームが勝ちとなり、Kela De Thaym自身の抹殺ミッションに挑むために必要な「審判ポイント」と、レアなスタンスMODなどを報酬として得られる。
対戦相手の死刑執行人たちは、常にテンノ側のメンバー数以上の数が投入され、数的不利を強いられることになる。更に、ランダムで特殊効果の「モディファイア」が適用される。モディファイアの効果は、執行人側に有利となるものが圧倒的に多い。「Rathuumの囚人にフェアプレイは存在しません」という公式の謳い文句の通りの不利な状況を打破する必要がある。
- インデックス: 耐久
- クバサイフォン
ミッション内にグリニア女帝の命により、「クバサイフォン」という装置が現れるミッション。この装置を特殊な手順で破壊することで、Riven Modのサイクルなどに利用できる「素材としてのクバ」を得ることができる。サイフォンの周囲には、ミッションの勢力に関係なくグリニアの女帝直属部隊が護衛に現れる。同時に1か所だけ現れる派生ミッションの「クバフラッド」は、クバを通常の2倍得られるものの、敵のレベルが跳ね上がる (ソーティーの最終ミッションと同等の80~100)。
- エイドロンハント
エイドロンの草原に出現する巨大センティエント「エイドロン テラリスト」およびその上位種である「エイドロン ガンツリスト」「エイドロン ハイドロリスト」を討伐するミッション。巨大な見た目に違わぬ桁違いの耐久力と強力な攻撃を持つ上、通常の手段ではダメージが入らないようになっている。トライアルに代わり、報酬としてフレーム用アルケインを入手できるミッションの1つとなっており、3種類それぞれでドロップする可能性のあるアルケインが異なる。
- オーブマザー討伐
オーブ峡谷に出現する、蜘蛛に似た巨大メカである「オーブマザー」を討伐するミッション。オーブマザーは「プロフィット・テイカー オーブ」と「エクスプロイター オーブ」の2種類がおり、前者は条件を満たすといつでも挑戦できるが、後者は定期開催イベント「サーミアの裂け目」中に入手できるアイテムが必要となる。
- サンクチュアリ交戦
セファロン・シマリスによる実験という設定のコンテンツ。シマリスの作り上げたデータ世界の中で、敵のデータと次々交戦し、効率よく敵を処理しつつ生き残ることを目標とする。出現する敵は全ての勢力の中からランダムに選ばれ、データエリアの移行ごとに切り替わる。通常モードの他、敵のレベルが2倍近くになり、アビリティの連続使用に制限がかかる「エリートサンクチュアリ交戦」が存在する。
- 仲裁
星系マップのすべての通常ミッションをクリアしたテンノに、アービターズ・オブ・ヘクシスから課される試練。開発名の「エリートアラート」「リーサルアラート」の名前で呼ばれることもある。アラートの性質上、1時間に1回のみ受注することが可能。
通常のミッションでは、敵に倒されても「復活ユニット」を消費して4回まで復活することができるが、仲裁ミッションでは分隊員が自分だけである場合、復活ができずにそこでミッション終了となってしまう。また分隊を組んでいる場合も、通常ミッションよりも複雑な手順を踏まなければ蘇生させることができない。
ミッション内では周囲の敵を無敵化するユニットが定期的に登場するため、これの処理がカギとなる。
各ミッションクリアや特定の敵のドロップで得られる「ビタス・エッセンス」を報酬と交換することが出来る。
-
クバ・リッチ
元は名無しのザコであったにもかかわらず、その力はボスを差し置いて複数の星を支配できるほどに強力。彼らの支配下にある星では、ミッションをクリアした際の報酬 (クレジット、素材、MODなどあらゆるものが対象。エンドコンテンツの限定報酬であろうと例外は無い) の一部を奪われてしまい、彼らを倒すまで取り戻せない。その上、元となるクバ・ラルブリングは、特定のクエストをクリアすると突然登場するようになるため、間違ってリッチ化させないように注意が必要。アップデート30.5以降は、完全に決着をつけるためにはレールジャックの開放が必要となっている点にも注意。
彼らの不死を打ち消すためには、Parazonに正しい順序で「Requiem MOD」と呼ばれるをセットした状態で、3度のMercyフィニッシャーを執行する必要がある。必要なRequiem MODの種類は、リッチ本体かそのしもべにMercyフィニッシャーを仕掛けることで、少しずつ判明するようになっている。3度のMercyフィニッシャーを成功させるとリッチの不死性が消滅し、土星プロキシマへと逃走するため、テンノ側もこれを追いかけて、専用のミッションで決着をつけることになる。
彼らを倒すことができれば、リッチを抹殺して彼らの持つユニーク武器を入手するか、彼らを味方として出撃させられるように転向させるかを選ぶことができる。
転向したリッチはミッション中に確率で出現し一定時間共闘してくれる他、クラン DOJO内に専用のトレード施設「クリムゾン・ブランチ」を建造することで他プレイヤーとトレードすることが可能 (トレードした場合は自分の元からいなくなり、ミッション中の援助にも来なくなる)。アップデート29.10.0のレールジャック改変以降は、指揮の性能値ランクを8以上に上げれば、レールジャッククルーとして戦わせることも可能。
- Parvos シスター
Parvos Granumに志願し「姉妹」となった女性コーパス労働者たち。Parvosのかつての兄弟が怠惰な男であったことから、そのような輩ではない、常に前進し続ける兄弟姉妹が欲しいという願いから組織されたという。
実態としてはコーパス版のクバ・リッチといったもので、ParazonとRequiem MODを用いなければ倒せない点や抹殺によりユニーク武器を得られる点、転向により味方に付けられる点などはそちらに準ずる。
主な違いとしては、金を崇拝するコーパスらしく報酬の強奪対象がクレジット (ゲーム内通貨) に限られる点や、現地にいるザコ敵をしもべとして使役するクバ・リッチと異なり「ハウンド」と呼ばれるシスター専用の4足歩行ロボット型コンパニオンを引き連れている点が挙げられる。
-
鋼の道のり
仲裁と同様の「星系マップのすべての通常ミッションをクリア」という条件で解禁されるコンテンツ。Teshinにより、さらなる高みへ上り詰めるための試練として課される。
内容としては、これまでの強化した装備を維持したまま地球から再出発し、再びの星系開拓に挑むというもの。これだけだと「強くてニューゲーム」のようなものにも思えるが、試練という名目である以上それだけでは済まない。敵に (ボスや刺客含め) 以下のような超強化が施されるため、「(敵も) 強くてニューゲーム」といった方が実態に近いだろう。- 敵レベルが通常マップのものから+100される (地球の最初のマップなら通常レベル1~3のところを101~103、終盤の通常40~45のマップなら140~145、といった具合)。ただしアークウイング専用ミッションでは、+100ではなく+50される。
- 敵のヘルス・装甲・シールドの基礎値が、それぞれ+150%増加する。これにより、鋼の道のりモード以外での同じくらいのレベルの敵と比べ、格段に硬くなる。ただしアークウイング専用ミッションでは、この補正は発生しない。
- 通常モードで発生する分隊メンバー数に応じた敵出現数の減少調整が行われない。鋼の道のりではたとえソロでのミッション挑戦であろうが、4人での挑戦時と同じくらいの敵が出現する。
- ヘルスやエネルギー、弾薬等を回復できる「リストア」ギアアイテムに1分間のクールダウンが付く (通常モードでは発生しない)。おそらくリストアを湯水のごとく使用し、アビリティや強力な攻撃を連発する戦い方 (通称ギアジャブ) が問題視されたために設けられた制限だと思われる。
- ミッション種別に関係なく、一定時間ごとにStalker配下のミニボスである「アコライト」たちが乱入してくる。ただしアークウイング専用ミッションと天王星の海底研究所の水中ゾーンには出現しない。
テンノ側の恩恵としては、アコライトのドロップや襲撃アラートのクリア、各星系の全ミッションクリアなどの特定条件で得られる「スティール・エッセンス」を限定報酬と交換することが出来る他、ミッション中の素材とMODのドロップ率が増えるため、敵に対処さえできるなら、通常マップよりも高効率でファーミングを行える点が挙げられる。
なお、このモードを開放すると星系マップ上のミッション地点が高レベルのものに置き換えられてしまうが、マップ画面右にある選択ボタンからいつでも通常レベルのマップに戻すことができるので、その点は安心できる。
- 隔離庫とアルカナ隔離庫
カンビオン荒地における特殊な依頼ミッション。カンビオン荒地では、他2つのランドスケープのような巨大ボス討伐のコンテンツが存在していないため、この隔離庫ミッションが実質的なエンドコンテンツとなっている。
通常の隔離庫依頼は、ダイモスの地下深くに隠されたオロキンの遺跡の探索、特に「隔離庫」と呼ばれるエントラティの宝物庫の内容物回収を目指すミッションである。敵としては、荒地の表層にも出現する通常型のダイモス種感染体はもちろんのこと、表層では稀にしか出現しない大型の固有種感染体や、普段はテンノ側として運用されるネクロメカが敵対して襲い掛かってくる。報酬はエントラティ製のネクロメカ武器用パーツの残骸と各種レア素材。また敵対ネクロメカがドロップするネクロメカ本体の残骸やネクロメカ用MODも、実質的には本コンテンツの報酬と言えるだろう。
アルカナ隔離庫の依頼は、通常の隔離庫依頼をクリアすることで開放される。発掘したエントラティの遺跡内で様々な実験や採集活動を行うことを目的としており、目玉報酬は新規実装のアルケイン各種。
PvP (対人戦)
本ゲームにはPvPコンテンツもあり、「コンクレーブ」というシンジケートと連携したコンテンツとして遊ぶことが出来る。PvPコンテンツを遊ぶことで専用の地位ポイントを得ることができ、それをPvP用のMODなどと交換できる。なお、MODの種類や装備設定はPvEのものとは独立しており、別々に設定しなければならない。
ゲームモードとしては以下の4つが存在する。
- セファロンキャプチャー - 一般的なシューターゲームのキャプチャー・ザ・フラッグに似たモード。4VS4の2チームに分かれ、セファロンを奪い合い、自陣へと運ぶ。規定ポイントを先取したチームの勝ち。
- 全滅 - 8人で戦うデスマッチモード。相手を倒すことでドロップする「オロ」を収集することが目的である。倒しただけではポイントにならないので注意。最初に25のオロを収集したプレイヤーが勝利する。
- チーム全滅 - 4VS4のチームで戦う全滅モード。やはりオロを収集することが目的となり、先に50のオロを収集したチームの勝利。
- Lunaro - オロキン時代の古代スポーツという設定のモード。3VS3のモードで、ボールを奪い合い、相手のゴールに入れることで得点する。これだけなら現実のスポーツにも近いものがあるが、そこはSF世界観のゲーム。同じプレイヤーがボールを5秒間持ち続けていると爆発するというギミックがあるので、適度にパスを回していく必要がある。20点を先取したチームの勝利。
強化システム
本作での装備類の主な強化手段としては「MOD」と「アルケイン (Arcane Enhancement)」が挙げられる。現状のシステムでは、MODは序盤から終盤まで常に重要となる基礎的な強化システム、アルケインはゲームをある程度進めた熟練者向けの発展的強化システムといった立ち位置になっている。
MOD
フレームや武器は、"MOD"と呼ばれるカードのようなアイテムを装着することで、性能を強化できる。
このMODは前述の通り、本作における最も基本的な強化システムにして、最も重要な要素である。ある意味では、フレームや武器そのものよりも重要と言えるかもしれない。
というのも本作では、基本的に「装備品のレベル (ランク) を上げるだけでは、ステータスはほんの一部しか強化されないか、あるいは全く強化がされない」という仕様になっているためである。
例を挙げると、フレームの場合、装備ランクを上げるとヘルス・シールド・アビリティ用のエネルギーの最大値といったステータスが上昇するが、その上昇量はMODを装着した場合と比較すると、決して高いとは言えない程度。また、一部の特殊なフレームを除いて装甲値やダッシュ速度といったステータスは一切上がらない。
武器の場合はより極端で、ランクの上昇に伴い上がるステータスは、「近接武器のフィニッシャーアタック(死角から仕掛けられる特殊攻撃) のダメージ倍率」のみ。ダメージやクリティカル率といった基礎ステータスは一切上昇しない。
このため、銃器類はレベルを上げても一切ステータスが上昇しないということになる。
こうした、ランク上げだけでは全く上昇しないステータスをMODで上昇させて、徐々に強くなっていく敵に対抗するのだ。
例えばフレームでは、先述の本体ステータスの他、索敵能力の追加や機動力の強化なども可能。各フレームのアビリティ効果の強化もMODによるものとなっており、アビリティの威力、効果範囲、効果時間、使用時のエネルギー消費効率をカスタマイズできる。
武器では、基礎威力や攻撃速度・攻撃範囲の増加、属性ダメージの追加といった基礎的なステータス強化の他、特殊なパッシブ効果や一定条件を満たすと発動する特殊効果の付加などが行える。威力を求めると共に、使いやすいようにカスタマイズしていきたい。
以上のように、本作では装備の性能を強化するならば、MODを装着することが必須となる。特にゲームを始めたばかりのプレイヤーの場合、ゲーム内での説明や案内が少ないのもあって、MODを装備しないままゲームを進めてしまいがち。もしまだ確認したことが無い場合、ぜひMODセグメントを一度確認してみよう。
MODの獲得と強化
MODの多くは、ミッション中のクリア報酬や倒した敵からのドロップで得られる。その他、MOD4枚と通貨を消費して、別のMODをランダムに1枚入手する「変換」という操作も可能だが、変換では出現しないMODも存在する点に注意。
MODにはランクがあり、同じMODでもランクが高いものの方が強化幅も大きい。例えば、フレーム本体のヘルスを上昇させる「Vitality」というMODであれば、ランク0(無強化)であれば「40%上昇」のところ、ランク3ならば「160%上昇」になる、という具合だ。
MODランクの強化は、ENDOという素材を合成することによって行える。……のだがこのENDO、敵ドロップでは1回あたりの入手量が少なく、特にゲーム序盤ではまとまった数を入手しにくい。加えて、合成の際に要求されるENDO数は、MODのランクを高めるごとに跳ね上がる。更に、ランクを上げると後述のMODコストも上がる。このため合成を行う際は、闇雲に最大まで上げようとするだけではなく事前に現在必要な強化量を検討しておくと良いだろう。
MODのコストと極性
MODにはコストの概念があり、装備に設定されたキャパシティを超えるコストのMODを装着することはできない。
装備のキャパシティを増加させる方法は以下の2つ。
- 装備のランクを上昇させる
装備をミッションで使用することでアフィニティと呼ばれる経験値を獲得し、ランクを上昇させる方法。装備の基本キャパシティはランクと一致した数字になるため、ランク4ならばキャパシティは4、ランク30ならばキャパシティは30ということになる (ただし後述のマスタリーランクによる影響もあるため、必ずしも全てこの通りになる訳ではない)。なお、基本的に装備の最大ランクは「30」であるが、クバ・リッチやParvos シスターの抹殺時に得られるユニーク武器、ネクロメカなど、最大ランクを「40」まで増やすことができるものもある。 - スーパーチャージを行う
装備に対して特定のアイテムを使用する「スーパーチャージ」を行うことで、キャパシティを2倍にすることが可能。スーパーチャージを行った場合、ランク4の装備ならばキャパシティは8、ランク30ならばキャパシティは60という風になる。
なお、スーパーチャージに使うアイテムは下記の2種類があり、それぞれ使用できる対象が異なるため使用の際は要注意。 - オーラMOD・スタンスMODの装着
一般のMODは、装着すると書かれている数値コスト分のキャパシティを消費するが、オーラMODとスタンスMODの2種類だけは例外。これらは、書かれている数値分だけキャパシティを増加させる。加えて、後述の極性がスロットとMODで一致している場合、キャパシティ増加量が2倍になる。
逆に、装着したMODのコストを減らす方法としては、極性を利用する方法があげられる。
各種MODを見ると、多くのものには以下のようなマークが描かれている。また、装備のMODスロットにも、こうしたマークが設定されているものがあるはずだ。
これらのマークを「極性」といい、装着するMODスロットの極性とMOD自体の極性を一致させることで、コストを半減(ただし、小数点以下は切り上げ)させることができる。逆にこれが一致していないと、コストが1.25倍に増えてしまう。
この極性は、武器やフレーム等のランクを最大にした状態で「フォーマ」という消費アイテムを使うことでスロットに対して1つ、自由に付与できる。しかし、フォーマを使用すると当該装備のランクは0に戻ってしまう。この状態でもう一度経験値を得て、装備のランクを最大にすれば、更にフォーマを使用できる。
このように、フォーマによる極性付与を繰り返し行い、同じキャパシティの中でもより多くのMODを装着できるようにすることが、Warframeにおいて最も重要な強化の方法と言えるだろう。
Riven MODについて
主に高難度コンテンツの報酬として手に入る、紫色の特殊なMOD。通称「Riven」。簡単に言うと、「使用できるマスタリーランクに制限があり、MODに書かれている武器にのみ装着可能かつ、ランダムで選ばれた複数の種類のステータスに補正をかけられる」というものである。
Riven MODは、手にした段階では何の効果も持たない「ベールRiven」の状態になっている。この状態では説明欄に課題が記されており、ベールRivenを武器に装着した状態で課題を達成した時、初めて武器と補正内容、使用できるマスタリーランクが明らかとなる。
Rivenによるステータス補正には、良い方向の補正だけでなく、デメリットとなる補正 (例: ダメージが減少する、リコイルが上昇する等) が付くこともある。通常、同じ武器かつ良い補正がかかる項目が同じである2つのRivenを比べた場合、デメリットのあるRivenの方が、無いRivenよりも補正量が大きい傾向にある。
各武器には、このRiven MODによる補正の量を示す「Riven性質」というステータスが設定されている。Riven性質は、大まかに●の数で表され、「●」~「●●●●●」の5段階が存在する。●の数が多いほど、その武器のRivenのステータス補正は大きくなる。ただしデメリット補正がある場合、デメリットの量も大きくなるので注意。
Riven性質は、ゲーム内で多くのプレイヤーが使う人気武器ほど低く、逆にマイナーな武器ほど高くなるように設定されており、定期的に見直しが行われる。
もう一つの特徴として、Rivenは「サイクル」を行うことで、ステータス補正の内容を変更できることが挙げられる。
サイクルには、クバサイフォンなどで得られる、クバという素材が必要となる。このクバを一定量消費することで、補正内容をランダムに再抽選できる。ただし、使用できる武器やMODの極性、使用できるマスタリーランクなどは変更できない。
余談
基本的には強化したMODを積めば積むほど、基礎ステータスやアビリティの効果は高まり、武器は強くなる……。のだが、それと同時に各惑星のボスのレベルも強化されるようになっている。もしどうしても特定のボスに勝てない場合、特にボス戦でほとんど使っていない装備をあえて外し、ボスのレベルを下げるという手も取れなくはない。
アルケイン (Arcane Enhancement)
装着することで、一定条件を満たした場合に特殊なバフ / デバフを発動できるようになる強化アイテム。実装当初はWarframe用のものだけが存在しており、各種外装アイテムに対して使用した後、その外装アイテムを装着することで効果を得るという形式であったが、現在の仕様では対象となる武装自体にアルケイン用の装備スロットが設けられており、このスロットにのみ装着可能。
強化アイテムとしては、MODとは別枠であるがゆえにMOD用スロットを消費せずに強化することができるという点が魅力。コストの概念も無いため、まだランクが上がり切っていない (=MODをフル搭載できない) 装備に装着することも可能。
その一方で上述の通り熟練者向けの強化要素と位置付けられているようであり、入手方法はエンドコンテンツの中でも手間のかかるものの報酬や、シンジケートの高ランクでの報酬などに設定されている。強化方法も特定の素材の消費によるものではなく、同じアルケイン同士を合成するという方式となっており、1つだけでも入手が大変なアルケインを何個も用意する必要がある。そういう意味では、MODによる強化だけでは到達できない境地への、更なるひと押しをするためのアイテムともいえる。
クエスト
いくつかの組み合わされた一連のミッションをクリアすることで物語を進め、完了時に報酬を得られるシステム。
本ゲームのクエストは、「Warframeというゲームのストーリーや世界観を掘り下げるストーリー重視のもので、アップデートで新たに実装されたフレームや装備の設計図、新コンテンツへのアクセス許可等がクリア報酬である」という形式であり、クエストという名前ではあるものの、実質的にはストーリーミッションに近いものと言える。
このため、以前は基本的にクエスト自体も一度完了すれば二度とプレイすることはできなかった。しかし、近年のアップデートでリプレイ機能が追加されたため、多くのクエストは繰り返しプレイができるようになった (もっとも、クリア報酬は初回クリア時の一度しか受け取れないので、主にクエストで語られるストーリー自体をもう一度楽しむための機能、という意味合いが強い)。また、一部依然としてリプレイ不可のクエストもある。
また一部のクエストのクリアは、新たな星への関門である「ジャンクション」開放の前提条件になっている。
戦闘用装備
本作には非常に多種多様な戦闘用装備が登場する。ここでは、プレイヤーキャラクターとなるWarframeとそのお供であるコンパニオン、戦闘に利用できる各種の乗り物、そしてそれらのための武器について紹介する。
また、こうした装備の中には「Prime」と名の付く上位版装備品が存在するものがある。Prime装備品の特徴については各装備の解説の中で簡単に触れる。またPrime装備品の入手については、ものにより制約が課せられている場合があるため、その注意点に関して項目の末尾で記述する。
Warframe
本ゲームではWarframe (単にフレームとも) と呼ばれる強化外骨格をプレーヤーキャラとして使うことができる。フレームは設計図や素材を集めて製作することで手に入れることが出来る。課金通貨での購入も可能。
各々が4種類の特徴的な「アビリティ」を持っており、専用のエネルギーを消費してそれらを発動することで、強力な攻撃や回復を行ったり、敵を撹乱することができる。
このアビリティは、「Helminthシステム」というものを利用して交換することも可能となっているが、これには制限事項も存在する(詳細は後述)。
以下の表で★の付いたフレームには、「Prime」と名のついた上位互換品が実装されている。Primeフレームはアビリティ内容には変化はないものの、基礎ステータスが上昇していたり、追加の極性を備える他、デザインがより豪華なものとなっている。
Prime品はVoid 亀裂ミッションにてオロキンの遺物である「レリック」を開封するか、他のテンノとトレードすることでパーツや設計図を入手できる。
Primeフレームの実装順は、大まかには元となったフレームの実装順に従うものの、順番が前後する場合もある。
また、長期間続いているゲームであるが故に、敵のインフレに性能的に付いていけなくなるフレームが出てくることもある。インフレに取り残されていると判断されたフレームに対しては、本体ステータスやアビリティの効果等の見直しである「リワーク」が行われる。
EXCALIBUR エクスカリバー (★) ※Prime版は現在新規入手不可。 |
「機動性と攻撃力の完璧な調和、初心者にとって理想的なWARFRAME」 剣の扱いに長けた男性型フレーム。初期選択フレームの一つであり、またWarframeというゲーム全体の顔役ともいえる存在でもある。ゲームのトレーラー映像や紹介スクリーンショット、バナーなどでも出番は多め。 戦場を駆け抜けながら敵を次々と切り裂く「Slash Dash」、強烈な光を放って敵の目をくらませ、足止めする「Radial Blind」、広範囲の敵にエネルギーのジャベリンを打ち込む「Radial Javelin」など、攻守共にバランスのとれたアビリティを持つ。また、初期選択フレームの中でも耐久面に優れており、冒頭に記したゲーム内の説明の通り、初心者にもおすすめのフレームである。後のリワークでエネルギーで形成された剣を召喚し、近接武器として振るうアビリティ「Exalted Blade」が追加されたことによって、より剣士としての特性が強くなった。 Helmithシステムで移植可能なアビリティは「Radial Blind」。 名の由来は、「アーサー王物語」に登場する、アーサー王の所持する聖剣。 また左記の通り、このフレームのPrimeバージョンは現在、いかなる手段によっても新規入手不可となっているが、これは本作のサービス開始初期に行われた「ファウンダープログラム」の限定特典であったという事情による。 そうした状況に伴い、このフレームだけのバリエーションとして「EXCALIBUR UMBRA」が存在し、ストーリーを進めることで入手可能。このバリエーションはPrime版と同等のステータス強化に加え、一部アビリティに既存の効果の他、更なる特殊効果が加えられている。更にオペレーター状態での戦闘時にフレームが自律稼働し、オペレーターに追従して独自に戦闘を行うパッシブを備える。 |
LOKI ロキ ★ |
「トリッキーなプレイを好むプレイヤーの要望に応え、敵を翻弄する能力に特化している。LOKIのアビリティに備わった創造力は敵をあざむき戦場を支配する」 高速・軽装甲の男性型フレーム。 ホログラムのデコイを召喚する「Decoy」や光学迷彩により透明化する「Invisibility」、対象と位置を入れ替える特殊なテレポート「Switch Teleport」で敵の目を欺き裏をかきつつ、ここぞという時には敵の射撃武器の一切を使用不能にする「Radial Disarm」によって味方をアシストする隠密特化・支援型。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Decoy」。 名の由来は北欧神話の気まぐれな悪戯・策略好きの神様。 |
MAG マグ ★ |
「MAGは周囲の磁力を自在に操り、敵を巧妙に始末することに長けている」 磁力を操る女性型フレーム。磁力によって敵を転倒させつつ引き寄せる「Pull」、弾丸を偏向させ敵の体に集める「Magnetize」、敵のアーマーやシールドを減衰させつつダメージを与える「Polarize」、敵の骨を磁化し、足止めしつつ大ダメージを与える「Crush」という攻防一体のアビリティを持ち、様々な局面に対応可能。初期選択フレームの一つ。 Helmith クリサリス・システムで移植可能なアビリティは「Pull」。 名の由来は、ずばり「磁気 (Magnetism)」。 |
EMBER エンバー ★ |
「大気を超加熱し、驚異的な範囲制圧力を発揮する。軽装の敵を焼きつくすその姿はまさに悪夢」 高熱の炎を操る女性型フレーム。以前は炎からイメージされる通りの、純粋な攻撃特化型であった。リワークによってターゲットに火球を放つ「Fireball」や広範囲の敵に隕石を落とす「Inferno」といった攻撃アビリティに加え、炎の鎧をまとって被ダメージを軽減する「Immolation」や炎の波を放ち敵を転倒させつつ、装甲を減衰させるクラウドコントロールとデバフの複合アビリティ「Fire Blast」を身に着け、単なる攻撃一辺倒ではなく、自衛や支援もこなせるようになった。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Fire Blast」。 その名は「燃えさし」または「残り火」を意味する。 |
RHINO ライノ ★ |
「攻撃力と防御力を併せ持った最重量級のWARFRAME」 重装甲の男性型フレーム。敵に向かって突進し吹き飛ばす「Rhino Charge」や表皮を硬化させダメージを遮断する「Iron Skin」、地面を踏み鳴らした衝撃で周囲の空間を歪め、敵を宙に弾き上げる「Rhino Stomp」を持つ豪快なパワーファイターだが、自身の雄たけびにより味方を鼓舞し、敵へのダメージを上昇させる「Roar」により、味方支援を行うことも可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Roar」。移植時はダメージ上昇量が減少する他、他のダメージ増加アビリティとは共存不可。 名の由来は頑強な皮膚と突進力に定評のある「サイ(Rhinoceros)」から。 |
VOLT ヴォルト ★ |
「電気を作り出し、自在に操る事ができる。銃にとって代わるほどの威力を持つ電撃を放つ攻撃力特化のWARFRAME」 電気を操る男性型フレーム。ゲーム内では攻撃力特化と説明されているものの、「Shock」や「Discharge」による放電攻撃のみならず、銃弾を防ぐ電磁シールドを展開する「Electric Shield」、一定時間自身と味方の移動と攻撃の速度を上昇させる「Speed」により、攻撃と味方支援のどちらもこなせる。特にSpeedに特化させることで圧倒的な移動速度を実現できることや、イカと呼ばれる特徴的なヘルムのデザインから、一部では神格化非常に愛されている。初期選択フレームの一つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Shock」。 名の由来は「電圧 (Voltage) 」。 |
ASH アッシュ ★ |
「隠密行動と近接戦闘を好むプレイヤーに最適のWARFRAMEである。攻撃と撹乱を兼ね備えた恐るべき能力を秘めている」 開発時はずばりNINJAという名前だった。元ネタずばりの「Shuriken」や、ENMAKUにより姿を隠す「Smoke Screen」、敵との距離を一瞬で詰めることのできる「Teleport」、分身を放って敵を次々にANSATSUしていく「Blade Storm」を持つ、ある意味では最もニンジャらしい隠密・攻撃型のフレーム。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Shuriken」。 現在は男性型であるが、実装前のコンセプトアートでは女性型としてデザインされていた。 名の由来は灰(ASH)。 |
TRINITY トリニティ ★ |
「支援向きのプレイヤーに最適のWARFRAME。ヒーリングテクノロジーを備え、テンノたちが窮地に陥った時の強力なサポートとなる」 治癒の力を持つ支援型女性フレーム。瞬時に味方の体力を回復し、敵からのダメージを減少させるバフ効果を与える「Blessing」や敵とエネルギーリンクを結び、受けたダメージを敵になすり付ける「Link」、敵にダメージを与えつつ、仲間に体力やエネルギーを分け与えて強化する「Well of Life」「Enegy Vampire」といったアビリティを持つ、治癒・支援に特化したヒーラータイプ。特に攻撃が激しい高レベル帯では貴重な存在。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Well of Life」。 その名は「三位一体」を意味し、ひいては「調和」を意味するものか。 |
FROST フロスト ★ |
「FROSTは大気中に存在する湿気や蒸気に干渉することで、強烈な冷気を用いた圧倒的な防御能力と攻撃を繰り出す」 冷気を操る男性型フレーム。狙った敵を氷漬けにする「Freeze」や鋭い氷の波で敵を攻撃する「Ice Wave」、周囲の敵全てを凍らせる「Avalanche」といった、冷気によって敵を凍結・粉砕する攻撃アビリティを持つ。また、外部からの射撃を一定分防げる冷気のドーム (通称:かまくら) を作る「Snow Globe」も持ち、定点防衛系のミッションでは定番のフレームでもある。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Ice Wave」。 その名は「霜」または「氷点下の温度」を意味する。 |
NYX ニュクス ★ |
「洗脳と精神攻撃を得意とするNYXは多くの敵から恐れられている。その力を用い、相手の意志を掌握し、術下におくことで多数の敵を翻弄することができる」 敵の精神を操る超能力を持つ女性型フレーム。テレキネシスによる弱化針「Psychic Bolts」で敵の守りを解いた後、範囲内の敵全てを混乱させる「Chaos」や、敵を洗脳して味方に付ける「Mind Control」によって同士討ちさせる戦法を得意とする。更に、空中でZAZENを組み、敵から受けた攻撃を吸収・反射させるアビリティ「Absorb」を持ち、とことんまで敵の能力を逆利用することを志向したフレームである。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Mind Control」。 名の由来は、ギリシャ神話における夜の女神。 |
SARYN サリン ★ |
「SARYNの毒を操る能力は敵を欺き、有機無機の区別なくすべてを死に至らしめる」 強力な毒素を操る女性型フレーム。蛇のように脱皮して毒をまとった抜け殻を残す「Molt」で敵を欺き、自身の攻撃全てに毒を帯びさせる「Toxic Lash」や腐食性の胞子を拡散させる「Spore」、広範囲に感染ダメージの瘴気を放つ「Miasma」で全てを溶解させる。後のアップデートでリワークが入り、アビリティ同士が強力な相互作用を生むようになった。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Molt」。 視線の届かない場所も含めて広範囲にダメージをばら撒くことが出来るため、広範囲殲滅が求められるミッションでは人気の一体。 猛毒である「サリン (Sarin)」がその由来だが、過去に起きたテロ事件 ![]() |
BANSHEE バンシー ★ |
「超音波による攻撃と聴覚による目標探知の能力を備えており、隠密行動に適している。アタッカー、サポートどちらの役割もこなすことができる」 音波を操る女性型フレーム。超音波を叩きつけ転倒させる範囲攻撃「Sonic Boom」や「Sound Quake」、敵の聴覚を潰して銃声察知能力を奪い、特殊な敵の持つアビリティも封印する「Silence」、敵の弱点を暴きだしてダメージを増加させる「Sonar」といったアビリティを持つ、隠密・支援タイプ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Silence」。 名の由来はケルト神話における、死を告げて泣き叫ぶ妖精。 |
VAUBAN ヴォーバン ★ |
「戦術的プレイに長ける『VAUBAN』には敵を感電させ、体の自由を奪い、粒子になるまですりつぶすことのできるトラップアビリティが備わっている」 防衛や攻撃支援に特化した男性型フレーム。敵を追尾して電流によるスタンを与えるドローン「Tesla Nervos」や4種類の使い分けが可能な設置型デバイス「Minelayer」、敵を宙に浮かべて動きを封じ込める「Bastille」といった設置タイプのトラップアビリティにより、敵の動線や進行を制御しながら戦う戦闘工兵型。リワークによって上空からの支援砲撃を要請するアビリティ「Photon Strike」が追加され、対応できる局面が広まった。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Tesla Nervos」。 名の由来は、要塞攻城の名手「セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン ![]() |
NOVA ノヴァ ★ |
「NOVAはその電磁能力を用い、危険な反物質の粒子を自在に操ることが出来る」 コミュニティのデザインを基に導入された、反物質を操る女性型フレーム。敵を自動的に狙い貫く反物質塊を生み出す「Null Star」や、敵味方のあらゆる攻撃を吸収してダメージを増幅させる反物質の爆弾を放つ「Antimatter Drop」といった攻撃アビリティの他、広範囲の敵に反物質をまとわせ、移動速度を制御しつつ連鎖爆殺させる「Molecular Prime」や、狙った場所にテレポートできるゲート「Wormhole」の設置が可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Null Star」。 その名は「新星」を意味し、星の爆発によって生まれる膨大な力になぞらえている。 |
NEKROS ネクロス ★ |
「NEKROSは自らの力で生きた敵だけでなく、死した敵ですら操る事ができる」 ネクロマンサーをモチーフとした男性型フレーム。敵の魂を抜き出し弾丸として放つ「Soul Punch」、対峙した敵に恐怖の感情を植え付け逃げまどわせる「Terrify」、倒した敵の影を多数呼び出して戦わせる「Shadows of the Dead」など、敵の死に関する事象を利用するダークなアビリティを持つ。特に、敵の死体から更にドロップアイテムを生み出す「Desecrate」は彼の代名詞的アビリティであり、エンドレス型ミッション等の長期戦が予想されるミッションや、ファーミングと呼ばれる特定のアイテムや素材の獲得を狙うプレイでは非常に重宝される。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Terrify」。 余談だが、コーデックス (解説ページ) は心臓が飛び出すほど怖い。 名の由来は、ギリシャ語で「死」を意味する「Nekro」。 |
VAKLYR ヴァルキア ★ |
「ZANUKAプロジェクトの一環として生み出された被験体。実験の恐怖と苦しみの中に、彼女は殺意を見出した」 コーパスの主導する非道なプロジェクトにより生まれた女性型の狂戦士フレーム。溢れ出す殺意を解放する事で無敵になり、怒りのままに鉤爪を振るう「Hysteria」やフックショット「Rip Line」で縦横無尽に戦場を暴れ回る。一方で、狂気に陥りながらも味方に対する恩義を忘れてはおらず、雄叫びを上げることで、敵を怯ませスタンや減速を与える「Paralysis」や、味方を鼓舞して攻撃速度を上昇させる「Warcry」により、味方支援を行うことも可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Warcry」。移植した場合、攻撃速度の上昇量が低下する。 名の由来は、北欧神話における戦乙女「ワルキューレ (ヴァルキリー, Valkyrie)」。 |
OBERON オベロン ★ |
「仲間の治療と敵の撃破の両方を得意とする。すなわちOBERONはテンノが維持すべきとされるバランスを体現している」 アビリティの効果とそれらの組み合わせにより、実に様々な能力を兼ね備えている高汎用男性型フレーム。敵から取り出した負のエネルギーを弾丸として放つ「Smite」、地面をグラフィック上は草原にしか見えない正義の炎によって浄化し、敵へのダメージと味方への状態異常防止効果を与える「Hallowed Ground」、周囲の敵全てを持ち上げた後、信念をもって叩き落しダメージを与えると共に短時間目を潰す「Reckoning」に加え、味方に徐々にヘルスを回復させる効果を付与する回復アビリティ「Renewal」を併せ持つ。前者3つの攻撃アビリティは放射線ダメージがメインで、混乱による同士討ちを引き起こす可能性がある。さらに、これらのアビリティは組み合わせて使用することで相互作用を発生させ、それにより敵の装甲減衰や味方の装甲増加まで行える。非常に多能なフレームといえるだろう。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Smite」。 名の由来は、中世文学における妖精族の王。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場したのが有名だろうか。ちなみに、彼の配偶者たる「ティターニア」も後にフレームの元ネタとして採用されている。 |
ZEPHYR ゼファー ★ |
「空中の攻撃と移動に特化しているZephyrは空から地上を支配する」 風を操る女性型フレーム。「Tailwind」によって空中での高速移動やホバー滞空、地上への急降下攻撃を可能とし、上空から各種武器や敵を弾き飛ばす効果と1か所に引き寄せる効果を使い分け可能な空気砲弾「Airburst」で攻撃を仕掛けるなど、空中での機動性、上空からの攻撃能力に長ける。このほか風による結界「Turbulance」で敵の銃弾を逸らしたり、強烈な竜巻を複数発生させ敵を宙づり状態にする「Tornado」といったアビリティを持つ。 ただ、以前は各種アビリティの持つ敵を吹き飛ばす効果がミッションの進行を遅らせる場合があるといった意見があり、特にCo-opプレイでは扱いづらいと言われるフレームであった。そうした声を受けてアップデート29.10.0でリワークが行われ、各種吹き飛ばし効果の調整が行われCo-opプレイでも使いやすくなったほか、Tailwindによるホバー飛行中の移動の解禁や急降下攻撃の基本威力大幅上昇、パッシブに従来の滞空時の重力軽減効果に加え、滞空中の武器攻撃のクリティカル率を上昇させる効果が加わる等の変更がなされ、空中からの攻撃性能にさらに磨きがかかっている。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Airburst」。 屋内で戦うことも決して不可能ではないものの、その性質上、彼女が最もパフォーマンスを発揮するのは屋外に面したエリア、特にランドスケープのような広いエリアであろう。 余談だが、彼女が主役のミニゲーム「Happy Zephyr」が実装されており、このフレーム自体かミニゲーム専用のアイテムを入手することでプレイできる。 名の由来は、ギリシャ神話における西風の神「ゼピュロス (Zephyros)」。 |
HYDROID ハイドロイド ★ |
「深海から姿を現した『Hydroid』は水を操り圧倒的な力を発揮する」 水を操る男性型フレーム。上空から水の砲弾を怒涛の如く降らせ、命中した敵を転倒させる「Tempest Barrage」、自身を大波に変化させ高速で前方に突進する「Tidal Surge」、底なし沼に姿を変え敵を引きずりこみ、溺死させる「Undertow」や、水の深淵から冒涜的な怪物とSHOKUSHUを召喚する「Tentacle Swarm」といったアビリティを持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Tempest Barrage」。 その戦いぶりは、容貌と相まってさながら名状しがたき……ああ!窓に!窓に! 名の由来は「水 (hydro)」+「型 (oid)」。 |
MIRAGE ミラージュ ★ |
「幻影の達人であるMirageは、優雅になおかつ壮大に敵をだまし困惑させる」 光と幻影を操る女性型フレーム。光と影からダメージ上昇と被ダメージ軽減のバフを得る「Eclipse」や全方位にレーザーを放つミラーボールを設置する「Prism」といったアビリティを持つ他、攻撃力を有した分身を召喚する「Hall of Mirrors」を交えての掃射火力は圧倒的。いたずら好きで、「Sleight of Hands」のアビリティでマップ内のオブジェクトやドロップアイテムに罠を仕掛ける事も出来る。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Eclipse」。移植時は他のダメージ増加アビリティとは共存不可で、効果量も減少する。 その名は「蜃気楼 (Mirage)」を意味する。 |
LIMBO リンボー ★ |
「Limboは空間の裂け目を操って、異次元空間に取り込まれた敵を打ち破る」 「Rift」と呼ばれる異次元を自在に出入りするフレーム。シルクハットにも見える頭部パーツがオシャレな、ちょっとキザなモーションが特徴的な紳士フレームである。「Banish」や「Rift Surge」で敵や味方を異次元に送り込みダメージを与えつつ被弾判定を消す、「Stasis」により異次元に送り込んだ敵の動きを完全に停止させるなど、異次元を利用する異質な性能を誇る。 異次元の大変動を呼び起こす「Cataclysm」により、広範囲のすべての物を異次元に飲み込ませることも可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Banish」。 上記のように敵を完全に隔離できる能力を持ち強力である一方、異次元に飲み込まれた物には現実の次元からは一切干渉できなくなり、その逆も然りという性質がある。そのため、下手にアビリティを使うと敵にダメージが与えられなくなってしまうことも。使用する際は、特に周囲や自身の状況に気を使うべきフレームでもあるのだ。 その名は「辺獄 (地獄にも天国にも行けない魂の住む世界) 」を意味する。 |
MESA メサ ★ |
「着実な技と神速の反応能力を揃えたMesaは、正真正銘のガンスリンガー」 西部劇のガンマンを彷彿とさせる、射撃特化女性型フレーム。射撃を行うことで後続の射撃の威力を更に上昇させる「Ballistic Battery」、敵の銃器を使用不能にしつつ味方のダメージを上げる「Shooting Gallery」、敵の射撃のダメージを軽減し相手に反射させる「Shatter Shield」により、身を守りながら銃撃戦を展開できる。そして彼女の代名詞ともいえる、自慢の愛銃による必中射撃を放つアビリティ「Peacemaker」は非常に高い殲滅能力を持ち、SARYNと並んで、大量の敵を始末する必要のあるミッションではよく使われる。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Shooting Gallery」。 その名は、西部劇の風景によく見られる「テーブル状の丘」を意味する。 |
CHROMA クローマ ★ |
「属性の達人であるChromaは、使用するライトカラーによって攻撃の属性を変化させることができる」 ドラゴンめいた外見を持つ、「とうの昔に忘れ去られた人種の置土産」。属性攻撃の達人であり、1番アビリティ「Spectral Scream」の発動ボタンを長押しすることで、4つの基本属性を切り替えて戦うことができる。アビリティとしては、属性に応じたブレスを吐いて攻撃する「Spectral Scream」、属性のエネルギーで自身と味方に様々な強化を施す「Elemental Ward」、被ダメージに応じて自身と味方の装甲と与ダメージを強化する「Vex Armor」や、外殻を分離させることで、自律攻撃を行う分身を召喚する「Effigy」を持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Elemental Ward」。移植した場合、どの属性効果になるかは移植先フレームのライトカラーで決定され、ミッション中の変更は不可。 各種の与ダメージ上昇アビリティの中でも、CHROMAの「Vex Armor」は最大上昇値が非常に高いため、敵の攻撃が激しく大ダメージが要求される、エイドロンハントやオーブマザー討伐のような大ボス討伐系のエンドコンテンツではよく見られる一体となっている。 その名は、ギリシャ語で「色」を意味する。また、「D&D」に登場する「クロマティック・ドラゴン」が元ネタとも。 |
EQUINOX イクィノクス ★ |
「昼と夜を分かつEquinoxは、攻勢形態と守勢形態を自由自在に操ることが出来る」 陰と陽を司る、優美なデザインの女性型フレーム。守勢に長けた「陰-形態」と攻勢に長けた「陽-形態」という2つの形態を持ち、「Metamorphosis」アビリティで自在に切り替えることが可能。他のアビリティの効果は形態に応じて変化する他、モーションも形態に応じて印章の異なるものに変化する。 「Rest & Rage」- 陰: ターゲットした敵を眠らせる。 陽: 敵を怒らせ与ダメージを上昇させるが、敵のスピードが上がる。 「Pacify & Provoke」- 陰: 敵からの被ダメージを軽減する。陽: 味方のアビリティ威力を増加させる。 「Mend & Maim」- 陰: 発動中に敵を倒すと味方のシールドを回復させ、アビリティ解除時にヘルスを回復させる。陽: 範囲内の敵に切断の状態異常を与え、解除時に切断ダメージを与える。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Rest & Rage」。移植した場合、どちらの効果が発動されるかは移植先フレームのライトカラーで決定され、ミッション中は切り替えることができない。 その名は、ラテン語で「EQUI (等しい)」+「NOX (夜)」、ひいては昼夜平分時 (昼と夜の長さが等しい中間点) を意味する。 (※暦では春分・秋分などが該当) |
ATLAS アトラス ★ |
「岩石の巨人、大地の強大なパワーの使い手」 地の元素を司り、大地のパワーを操る重装タイプの男性型フレーム。地滑りの如き強烈なスライドパンチ「Landslide」で敵を吹き飛ばしたり、堅牢な岩の壁を創造する「Tectonics」、硬化凝視により敵を石化する「Petrify」といったアビリティの他、二体の岩石の巨人「Rumblers」を召喚・使役できる。更にパッシブにより、石化した敵を倒した場合にガレキをドロップさせ、それを取得することで体力の回復や装甲値の上昇が可能。 Helminth クリサリス・移植可能なアビリティは「Petrify」。移植した場合、石化した敵を倒してもガレキのドロップは発生しない。 名の由来は、ギリシア神話において天空を肩に担いで支える巨人。 |
WUKONG ウーコン ★ |
「いたずら好きな原始の戦士」 トリックスターの心を持ち、抑制されない原始の戦士と評される男性型フレーム。「Primal Fury」による独自の棒術を自在に操り、雲に変化して高速飛行する「Cloud Walker」、体の一部から共に戦う双子の分身を生み出す「Celestial Twin」、敵の攻撃を全て受け止め自身の装甲を上昇させると共に、棒術によるカウンターを食らわせる「Defy」など、奇想天外なアビリティとアクションを見せる。更にパッシブにより、1ミッションにつき3回まで死を回避する事が可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Defy」。移植した場合、装甲値上昇量の上限が減少する。 名の由来は、「西遊記」でお馴染み、斉天大聖・孫悟空 (スン・ウーコン)。元ネタのためか、Warframeの中国向けビルドである「星际战甲」での先行実装を経てから、各国向けビルドへ本実装された。 |
IVARA アイヴァラ ★ |
「特殊な矢を操る優雅なハンター。彼女は静かに獲物を狙い音もなく仕留める」 フードと単眼めいたフェイスデザインが特徴の女性型フレーム。射手をモチーフにした、MESAに続く射撃特化型だが、こちらはより隠密性を重視した性能となっている。現在位置から命中箇所へのジップラインの生成 (飛行)、透明化フィールドの展開 (隠れ蓑)、命中箇所に発生させた金属音による敵の誘導 (金遁)、命中した敵の昏睡 (影縫い)という、4種類の特殊効果を持つ矢を放つ「Quiver」、自身の発射した銃弾を遠隔操作しターゲットに手動誘導させられる「Navigator」、透明化して敵に忍び寄りアイテムを盗み取る「Prowl」、一度の射撃で複数本の矢を放つ女神の弓矢「Artemis Bow」による攻撃アビリティを備える。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Quiver」。移植した場合、使える矢の効果は隠れ蓑と金遁の2種類のみとなる。 名の由来は、古ノルド語の「Ivarr (弓を持つ戦士) 」。 |
NEZHA ネジャ ★ |
「小柄で陽気なその姿には、強大な力が隠されている」 背中に背負った輪が特徴の、細めの少年体型の男性型フレーム。炎の輪と槍を操り、脚に炎を宿して、燃える航跡を残すと共に移動速度を上昇させる「Fire Walker」、炎の輪を投げつけて敵を攻撃しながら回復アイテムをドロップさせる「Blazing Chakram」、炎の輪の守護によりダメージを軽減させる「Warding Halo」、敵の足元からエネルギーで形成した槍を出現させ、周囲の敵全てを串刺しにする「Divine Spears」といったトリッキーなアビリティを持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Fire Walker」。 名の由来は、「西遊記」や「封神演義」に登場する少年神・哪吒 (ナーザ)。WUKONG同様に中国向けビルドで先行配信後、各国向けビルドに本実装された。 |
INAROS イナロス ★ |
「砂から浮上したInarosは、砂漠の恐ろしい力を使いこなす」 ミイラを彷彿とさせる、痩身の男性型フレーム。シールドを一切持たない代わりに、飛びぬけて高いヘルスを持つ。更に戦闘不能になると棺に入って、周囲の生物 (敵味方を問わず) から生体エネルギーを吸収して「復活」するパッシブスキルを持ち、実質不死身である。 ミイラモチーフだけに、アビリティでは砂に関するものを操る。呪われた砂を叩きつけて敵をスタンさせる共に、その呪いでヘルスを奪い取る「Desiccation」、敵を流砂に閉じ込めて貪り食った上に、食い尽くして死亡した敵を砂の傀儡に変えてしまう「Devour」、自らが砂嵐となって敵を飲み込む「Sandstorm」、スカラベの大群を身にまとい装甲として用い、更にそれを敵にけしかける「Scarab Swarm」といったアビリティを持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Desiccation」。 名の由来は、紀元前に実在したエジプトのファラオ・イナロス (1世と2世の二人が存在) 。 |
TITANIA タイテーニア ★ |
「いたずら好きな妖精で空を舞え」 太古に封印されていた女性型フレーム。レイザーフライと呼ばれる、鋭い刃の羽を持つ蝶型のユニットを搭載しており、戦闘時には自分の周囲に展開させる。敵を浮遊させ無力化すると共に、状態異常を治療する「Spellbind」、敵の魂を抜き取り、その魂に触れることでバフを得る「Tribute」、敵を浮遊する爆発物に変え、それに釣られた他の敵もろとも爆破する「Lantern」、自らを小型の飛行モードに形態変化させ、レイザーフライと共に攻撃を仕掛ける「Razorwing」といった、異質ながら多くの局面に対応する能力を持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Spellbind」。 名の由来は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場する妖精族の女王で、オベロンの妻でもある。「夫」が由来のOBERONにも似た、高汎用フレーム。 |
NIDUS ナイダス ★ |
「更なる破滅をもたらすべく感染体を指揮し、成長せよ」 真菌による感染と腐敗を司る男性型フレーム。INAROSに続くシールドを持たないフレームだが、あちらほどの圧倒的ヘルスの高さは無い。代わりに、常時ヘルスが自動回復するパッシブを持つ。また、「変異スタックゲージ」と呼ばれる固有の要素を備えるために運用は特殊。Warframeの素体である「テクノサイトウィルス」に輪をかけて凶悪な感染・浸食を可能としており、真菌で地面を裂き、命中した敵ごとに変異スタックを生み出す「Virulence」、敵を拘束して一ヶ所に集める蔓状のポッドを生み出す「Larva」、ターゲットと寄生によるリンクを結び、味方ならばアビリティ威力上昇、敵ならばダメージ転送をもたらす「Parasitic Link」、敵に取りつき食らい尽くすマゴット (蛆虫) を生み出すと共に、回復エリアを生成する「Ravenous」というアビリティを持つ。後者2つのアビリティは、通常のエネルギーではなく変異スタックの数値を消費して発動する。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Larva」。移植した場合、敵を拘束できる範囲が減少する。 その名は、ラテン語で「巣 (nest) 」を意味する。 |
OCTAVIA オクテイヴィア ★ |
「作曲した歌をMandachordの力で破壊の旋律に変換し、戦場に彼女の祝歌を響かせよ」 BANSHEEが「音波」をテーマとするのに対し、OCTAVIAは「音楽」をテーマとする女性型フレーム。Mandachord (マンダコード) と呼ばれるオロキンの楽器を身に着けた彼女は、音楽を創造し、戦場に響かせて戦う。Mandachordの「パーカッション」「ベースライン」「メロディライン」の楽譜はプレイヤー自身で編集することが出来、その音符の配置によってアビリティの発動タイミングなどが変化する。そのため、気になる人は娯楽用と実戦用の楽譜を分けておくのもいいだろう。 アビリティとしては、Mandachordの「パーカッション」の楽譜を奏で、それに合わせて敵に攻撃を刻み込む「Mallet」、「ベースライン」の楽譜を奏でて、敵を魅了し引き寄せる「Resonator」、「メロディライン」の楽譜を奏でて、それに合わせて行動するプレイヤーに様々なバフをもたらす「Metronome」、他のアビリティの奏でる音を含む周囲の様々な音を吸収し、与ダメージ増加効果に変換する「Amp」を備える。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Resonator」。 名の由来は「音階 (Octave) 」。ノリノリのモーションは必見。 |
HARROW ハロウ ★ |
「常に贄への準備が出来ている。この修道的なWarframeはVoidを使い仲間の守備を強化し火力を向上させる」 聖職者、特に苦行者をモチーフとした男性型フレーム。モチーフからか、自身を犠牲にして仲間を助けるという内容のアビリティが多く、特に高難度ミッションをチームでプレイする際に実力を発揮する。また聖職者として「振り香炉」を持っており、戦闘中にも使用する。 備えているアビリティは、エネルギー波を放って敵を拘束し、その数に応じシールドを回復する「Condemn」、自身のシールド全てを犠牲にすることで武器の攻撃速度とリロード速度を強化し、更にHARROWが敵に与えるダメージに応じて味方のヘルスを回復する「Penance」、振り香炉に自身のエネルギーを込めた後、Harrowが敵を倒すごとに味方へエネルギーを還元する「Thurible」、敵から攻撃を受けることで武器攻撃のクリティカル発生率を上昇させる陣を張る「Covenant」。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Condemn」。 名の由来は「苦しみをもたらす」という意味の動詞。 |
GARA ギャラ ★ |
「戦場がGaraの水晶の力に震え、彼女の響き渡る触れ合いは相手を脆い美の的へと変える」 ガラスを自在に操る女性型フレーム。 砕けたガラスの破片やガラス製の剣で攻撃する「Shattered Lash」、ガラスの破片を装甲としてまとわせ、味方のダメージを軽減する「Splinter Storm」、ガラス鏡の陣に敵を閉じ込め、自身の姿を攻撃させる「Spectrorage」、溶融ガラスを円状に展開して敵を固めると共に、溶融ガラスの硬化により円形の壁を生み出す「Mass Vitrify」といったアビリティを持ち、防御面に長けたフレームである。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Spectrorage」。 名の由来は日本語の「ガラス (Garasu)」から。また、Gara という単語にはヨルバ語で「結晶」の意味がある。 |
KHORA クォーラ |
「鞭と爪が赤に染まったテンノと獣。Khoraと彼女のキャバットコンパニオンVenariは万能殺戮兵器だ。2つの体に1つの意志」 蜘蛛をモチーフとした女性型フレーム。鞭を得物とし、特殊なキャバット「Venari」を従えて戦う。本体は鞭によるクラウドコントロール能力に長け、Venari はモード切替を行うことで、攻撃から防御、回復までこなせる。発表当初は物理属性3種を切り替えて戦うというコンセプトであった。このコンセプトは、Venari のモード切替に受け継がれている。 備えるアビリティは、鞭打ちにより前方を攻撃する「Whipclaw」、KHORAの体から生み出した「生体鋼」で敵を拘束する「Ensnare」、Venariのモード切替及び対象の指示を出す「Venari」、生体鋼で大規模なトラップドームを作り上げ、多数の敵を宙づりにする「Strangledome」。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Ensnare」。 フレーム名の由来は、プラトンが語った哲学上の概念を示す単語「Khôra」およびギリシャ神話の女神ペルセフォネの異名「コレー(Kore)」からと考えられる。 |
REVENANT レヴェナント |
「エイドロンの壊れた残骸から出でて、狂信の虜の大群を率いる」 エイドロン・センティエントの力を取り込んだ男性型フレーム。HILDRYNに次いで全フレーム中2番目に高いシールド値を持ち、クラウドコントロールに優れたフレームとなっている。 備えるアビリティは、敵を虜にして自らに従わせる「Enthrall」、センティエントエネルギーのオーラをまとい、REVENANTを攻撃した者をスタンさせる「Mesmer Skin」、体をセンティエントエネルギーの霧に変化させ突進し、敵から体力を吸収する「Reave」、センティエントエネルギーを、敵の耐性に有利になるように属性が変化する特殊なビームとして放ち、攻撃する「Danse Macabre」。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Reave」。 開発時は、ドラキュラ伯爵のモデルとして有名なワラキア公であるヴラド3世にちなみ、「Vlad」と呼ばれていた。 その名は「戻ってくる者」ひいては「亡霊」を意味する。 |
GARUDA ガルダ ★ |
「死の紅乙女であるGarudaは敵の血を浴び、自らの力と生気の源にする」 「血」とゴアをテーマとした、「死の紅乙女」の異名を持つ女性型フレーム。戦場に流れた血によって、自身と味方を強化しながらの戦いをコンセプトとするフレームである。 パッシブとして、敵をキルするごとに与ダメージが高まる能力を持つ。この際、ダメージ上昇量に応じて外装に返り血のようなエフェクトが追加され、最大量ともなるとまさしく「血みどろ」としか言いようのない外見となる。 こうしたスタイルのため、アビリティも血みどろな演出のものばかり。敵に爪を突き立てて生命力を吸い取り、シールドを生成すると共に体力の低い敵は即死させる「Dread Mirror」、敵を地面から現れた無数のトゲで串刺しにし、周囲の味方に体力を分け与える祭壇とする「Blood Altar」、自身のヘルスを消費してアビリティエネルギーを回復し、自身にかかった状態異常を取り除く「Bloodletting」、自身の爪を範囲内の敵に射出し、出血の確率を高める「Seeking Talons」を持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Blood Altar」。 またほかのフレームには無い仕様として、近接武器を未装備状態にすることで、アビリティ発動時に使用する鉤爪「GARUDA'S TALONS」を近接武器として使用できる。 名前の由来はインド神話の霊鳥「ガルーダ」で、両腕の巨大な鉤爪は翼のようにも見える。 |
BARUUK バルーク |
「忍耐強い者を怒らせてはならない。自制を超えて追い込まれれば、彼は内なる嵐を解き放つだろう」 平和主義者の僧侶をモチーフとした男性型フレーム。平和主義者だけあり、敵の攻撃をすり抜け回避する「Elude」、敵を深い眠りに誘う「Lull」、浮遊するダガー型ユニットで被ダメージを減らし、敵の武器を破壊する「Desolate Hands」といった、敵を無力化するアビリティを得意とする。 しかしながら、平和主義者というのは彼の一つの側面に過ぎない。彼はバトルモンク(武僧)としての側面も持っているのだ。上記3つのアビリティを使用すると、パッシブとして備えた「自制」ゲージが減少し、怒りが蓄積していく。そしてこの怒りが有頂天となった時、鉄拳剛脚を振るうアビリティ「Serene Storm」を開放して敵を怒りのままに蹴散らすことができる。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Lull」。 その名前は、ヘブライ語で「祝福」を意味する。 |
HILDRYN ヒルドリン |
「最大の防御は優秀な攻撃となる。Hildrynは自身のシールドを使ってアビリティを発動し、エネルギーで自身のシールドを回復させる」 ボディビルダーのような、鍛え上げられた肉体を持つ女性型フレーム。ヘルスが全フレームの中で最も低い代わりに、全フレーム中最大のシールド容量を持つシールドタンク型。また、HILDRYNはアビリティの発動に専用のエネルギーを必要とせず、その代わりにシールド値を消費してアビリティを発動する仕様となっている (エネルギー値自体は0で、エネルギー容量を増やすMOD等は効果が無い)。 専用のロケットランチャーを使用する攻撃アビリティ「Balefire」、周囲の敵のシールドと装甲を吸収し、自身のシールドを回復させる「Pillage」、自身とリンクした味方のシールドを強化する防御アビリティ「Haven」、敵を宙に浮かせ拘束しつつエネルギーオーブをドロップさせるクラウドコントロール兼補給アビリティ「Aegis Storm」を持ち、非常に尖ったステータス配分とは裏腹に、アビリティラインナップはバランスの良いものとなっている。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Pillage」で、他のフレームに移植した場合、発動にはシールドではなくエネルギーを消費する。 名前の由来は、古ノルド語で「戦い」の意味を持ち、北欧神話に登場するワルキューレの名でもある、「ヒルドル (Hyldr)」からと思われる。 |
WISP ウィスプ |
「自然を操り掴みどころがないWispは守護者であり門戸である」 かつて光を伝える媒質であるとされた物質である「エーテル」、および光そのものをモチーフとした女性型フレーム。複数のバフ能力を切り替えられ、かつ範囲内にいれば永続するバフをもたらす設置物「Reservoirs」を配置し味方を強化する、自身の幻影「Will-O-Wisp」を飛ばして敵を惑わせるという支援型のアビリティと、ダメージを与えた敵から追尾弾を生み出し、周囲の敵を更に攻撃する「Breach Surge」、太陽のプラズマエネルギーをビームにして照射する「Sol Gate」といった攻撃的なアビリティを併せ持つ。更に、パッシブにより空中にいる限り透明化することが可能。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Breach Surge」。 その名前は、世界各地で言い伝えられる鬼火の名前で、2番アビリティの名前の由来でもある「ウィル・オー・ザ・ウィスプ (Will-o'-the-Wisp)」から取られたものと思われる。 |
GAUSS ガウス |
「立ち止まることのない動力。Gaussのバッテリーは動くことにより充電され、壊滅的な動的アビリティを強化する。敵は動きが速すぎるものを倒すことはできない」 これまで最速であったLOKIを上回るスピードを持ち、動き続けることで充電されるバッテリーゲージを備えた、スピードスターというコンセプトの男性型フレーム。 物理エネルギーを操ることに長けており、物理的な属性のダメージ(衝撃・貫通・切断・冷気・火炎・爆発)を軽減し、エネルギーに変換する装甲をまとう「Kinetic Plating」や、運動エネルギーを吸い上げて周囲のものを凍てつかせる、もしくは逆に運動エネルギーを解放して周囲に火炎フィールドを生成する「Thermal Sunder」といったアビリティを使用可能。加えて、ただでさえ速い移動速度を「Mach Rush」によってさらに上昇させたり、バッテリーゲージをオーバーチャージさせる「Redline」により、移動速度のみならず攻撃速度をも強化することもできる。また、各種アビリティはバッテリーゲージの充電量によって効果が上昇する。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Thermal Sunder」。ダメージはGAUSSのバッテリーゲージが50%チャージされている時と同等の数値で固定。 名前の由来は、数学、物理学、天文学など複数の分野で活躍したドイツの学者「カール・フリードリヒ・ガウス」およびそれを由来とする磁束密度の単位「ガウス(Gauss)」より。 |
GRENDEL グレンデル |
「世界と他のすべてを捕食する者」 力士を彷彿とさせる佇まいをした男性型フレーム。一つ前に実装されたGAUSSとは、対照的な姿ながら相棒同士であり、当初の計画では、これら2体を同時に実装する予定であったらしい。 INAROSに次ぐ全フレーム中2番目に高いヘルスを持つ代わりに、シールド値は (シールドを持たないフレームを除くと) 最も低い。 「世界と他のすべてを捕食する者」という異名を持ち、1番アビリティ「Feast」を発動すると腹部に備わった巨大な口で敵を飲み込み、体内に収めることができる。 こうして飲み込んだ敵は、「Nourish」で消化して回復&バフの材料にしたり、毒液まみれして敵に向け吐き飛ばす攻撃「Regurgitate」に利用することができる。更に、敵を飲み込んでいる間のみ、球体状に変化して突進し道を塞ぐ敵を弾き飛ばすと共に、体内に収めた敵にもダメージを与える「Pulverize」を使用可能となる。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Nourish」。移植先ではFeastによる敵の飲み込みを発動に必要としない代わりに、バフの効果が3種類ある内の毒属性ダメージの付与のみに固定され、他2種類は使えない。 名前の由来は、叙事詩「ベーオウルフ」に登場する人食いの怪物から。 |
PROTEA プロティア |
「Proteaは数あるガジェットを使いいかなる状況をも打破できる」 テクノロジーの結晶である、多数のガジェットを操る女性型フレーム。VAUBANに次ぐ設置型アビリティの多い戦闘工兵タイプだが、攻防のバランスの良い能力を持ち移動速度も高いこと、アビリティの設置と発動が速いことから、機動戦にもある程度対応可能。 彼女の装備するガジェットは様々な機能を持ち、鋭い破片を飛ばすグレネードや、それを調整したシールドを補充する防御用グレネードを生み出す「Grenade Fan」による進路封鎖や防御、敵を自動的に狙い撃つプラズマタレットを設置する「Blaze Artilely」による攻撃、リソース (ヘルス、エネルギー、共用弾薬) 回復アイテムを放出する「Dispensary」の設置によるリソース面の補給支援まで、幅広い役割をこなすことができる。 更に、記録デバイス「Temporal Anchor」により時を操ることすら可能。このデバイスに自身の動きを記録させ、窮地に陥った時、記録開始時まで時を「巻き戻す」ことで、被ダメージやリソース消費、自身の死をも無かったことにした上、Temporal Anchorの爆発によりダメージを与えることができる。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Dispensary」で、PROTEA使用時よりも効果時間が短くなる。 その名前は、彼女の持つ多様な能力から、自由に姿を変えることが出来るというギリシャ神話の海神「プロテウス (Proteus)」、及びそこから名付けられた、アフリカに生息するヤマモガシ科の植物「プロテア(Protea)」と連想していったものであろうか。 |
XAKU ザク |
「性別という概念を持たない混成体。 初期のエントラティVoid探索で失われたWARFRAME達のパーツを繋ぎ合わせ、 XakuはVoidアビリティを駆使し敵を恐怖へと陥れる」 戦いの最中に破壊された3体のフレームの残骸をつなぎ合わせ、新たなフレームとした「混成体」と呼ばれるフレーム。その出自上、本作初の性別の概念の存在しないフレームとなっている。また、NOVAに続くコミュニティデザインを基としたフレームでもある。 基礎ステータスは97、153といったキリの悪い数値で構成されており、全体的に標準より低めの軽量級フレーム。敵の攻撃を一定確率で自動回避し、範囲攻撃のダメージを軽減するパッシブでそれを多少は補っている。 XAKUのアビリティは、その全てでこれまでフレーム単体では扱う方法のなかった「Void」のダメージ属性を扱うことできる。具体的には、武器攻撃にVoid属性を付加する「Xata's Whisper」、敵の武器を奪い、その武器を周囲に漂わせてVoid属性のレーザーを発射させる「Grasp of Lohk」、XAKUを構成する3体のフレームのアビリティの一端を開放する「The Lost」、そしてXAKUの外装を弾き飛ばして骨格状態となり、パッシブの自動回避の確率を上げると共に外装の破片で周囲を攻撃する「The Vast Untime」を持つ。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Xata's Whisper」で、他のダメージ増加アビリティとは共存不可。 また、名前の由来が他のフレームほどは明らかになっておらず、2020年12月現在でも、コミュニティでは考察が行われているようである。 |
LAVOS ラヴォス |
「この熟練の錬金術師は元素の力をたやすく操る」 錬金術と蛇をモチーフとした男性型フレーム。アビリティを通じて、様々な属性ダメージを操ることが出来る。またモチーフに通ずる蛇型のユニットを搭載しており、戦闘に利用する。 ヘルスと装甲値、移動速度が高めで、シールドも平均程度の高さと、全体的にステータスに恵まれているが、最大の特徴は他フレームと大きく異なるアビリティの仕様。 4つのアビリティ全てに共通する仕様としては、「アビリティごとに異なる属性を扱うと共に、各アビリティをボタン長押しで発動することで、次の発動アビリティにその属性ダメージを注入できる (複数回の注入操作を組み合わせれば複合属性を扱うことも可能)」「発動にエネルギーを消費しない代わりに、発動後にクールダウン時間が発生する」の2点がある。 以上の仕様のため、発動エネルギーさえあればアビリティの連発も可能なこれまでのフレームとは、また異なった戦闘スタイルが求められるだろう。各アビリティの詳細は以下。 「Ophidian Bite」: 蛇型ユニットを突進させ攻撃すると共に、ダメージに応じてLAVOSのヘルスを回復する。扱う属性は毒、クールダウンは8秒。 「Vial Rush」: 冷却液が封入された容器をばら撒きながら前方に突進する。扱う属性は冷気、クールダウンは5秒。 「Transmutation Probe」: 周囲に電撃を放つプローブユニットを前進させて攻撃すると共に、電撃を命中させた敵ごとに他アビリティのクールダウンを短縮させる。さらに、弾薬やヘルス・エネルギー回復アイテムに作用し、より高い効果を持つ回復アイテムに変換する。扱う属性は電気、クールダウンは10秒。 「Catalyze」: LAVOSを中心として八方に、高熱の液体をまき散らす触媒プローブを進行させて敵を攻撃する。扱う属性は火炎、クールダウン30秒。 Helminthシステムで移植可能なアビリティは「Vial Rush」。発動コスト0、クールダウン5秒の仕様もそのまま移植されるが、長押し発動でアビリティに冷気属性を注入する効果は使用できない。 また、LAVOSに他フレームのアビリティを移植した場合、共通してクールダウンは10秒になる他、移植されたアビリティに対しては自身のアビリティによる属性の注入は行えない。また移植によって置き換えたアビリティに対応した属性の注入も行えなくなる。 名前の由来は、ラテン語で「洗浄する」という意味の動詞「Lavo」からか。 |
SEVAGOTH セヴァゴス |
「嵐に襲われ、虚空をさまようWARFRAMEは、生きている魂を収穫するために戻ってきた。不用心なものを刈り取るため、影を送り出そう」 ありそうでなかった「死神」「死霊」をモチーフとした男性型フレーム。本体ステータスはどれもやや低めとなっており、アビリティを駆使して立ち回ることでカバーする必要がある。また倒された場合でも、後述のパッシブで復活することが可能。 死神だけあり、アビリティの内容はSevagothの半身たる「Sevagoth's Shadow」を前方に突進させ、放射線ダメージと耐性低下デバフを与える「Reap」、付近の敵に「死の種」なるものを植え付けて生命力をじわじわと奪う「Sow」、範囲内の敵を減速させ、自身を含めた味方の攻撃でヘルスを奪い取れる状態にする「Gloom」とどれもおどろおどろしい内容である。 さらにこれらのアビリティによって固有ゲージの「Death Well」を貯めることができ、一定量以上貯まった状態で4番アビリティの「Exalted Shadow」を発動することで、プレイヤーの操作対象を半身の「Sevagoth's Shadow」へと切り替えることが可能。Shadowの操作中はDeath Wellゲージは徐々に減少していく。 Sevagoth's Shadowは本体とは別のフレームとして扱われており、異なるステータスとアビリティを持つ。MODやアルケインも本体と別の構成にすることが可能。Shadowの操作中は専用の近接武器である「Shadow Claws」の使用が解禁される。 Shadowのアビリティ構成は霊の手で範囲内の敵を引き寄せ、塊にする「Embrace」、狙った敵のもとに突進し魂を引きずり出してShadowのヘルスを回復させる「Consume」、本体アビリティのReapよりも広範囲の敵を耐性低下状態にする「Death's Harvest」、操作対象を本体に戻すと共に、Shadow操作中に減少したDeath Wellゲージの量に応じて本体のヘルスを回復する「Reunite」。 本体の死亡時にも自動的に操作がShadowに切り替わり、Shadowを操作して一定時間内に敵を5体倒せば本体を復活させることができる。 またHelminthシステムでは本体アビリティの「Gloom」のみ抽出することができ、Shadowの持つアビリティを移植可能にすることはできない。 |
YARELI ヤレリ |
「常に行動しているYareliはまるで波のよう。ウェーブライダーの異名を持つ」 水をテーマとした女性型フレーム。水を操るフレームとしてはHYDROIDがいるが、彼とは容姿や戦闘スタイルは対照的である。 これまでに実装されている女性型フレームの中でも小柄かつ華奢な容姿で、少女的な印象を受けるフレームとなっている。モーションも手でハートを作る、Merulinaに抱き着くなどあざとかわいさ全開のものとなっており必見。なお余談だが、各フレームの専用モーションはプラチナでアンロックすることで他のフレームにも適用することができる。特にYareliのモーションは今までにないタイプのものとなっているため、お気に入りのフレームに適用してみるのもいいだろう。 ステータスとしてはエネルギー量とシールド値が高くヘルスも標準的な値であるものの、華奢であるためか装甲値は最低クラスの低さとなっている。アビリティを駆使して被弾は極力避けつつ戦いたい。 アビリティは敵を閉じ込める泡のトラップを展開する「Sea Snares」、エイのような水生生物を呼び出して背に飛び乗り、サーフィンのように移動しつつダメージを軽減する「Merulina」、自身に追従する水の刃を召喚し近づく敵を切り裂く「Aquablades」、渦巻く水柱を噴出させ周囲の敵を引きずり込む「Riptide」を備える。Helminthシステムでは「Aquablades」を抽出可能。 フレーム名の由来はネイティブ・アメリカン起源の女性名で、「水の女性」や「小さな蝶」を意味していたという。 |
CALIBAN キャリバン |
「Calibanは生存者にして適応者であり、有機的生命体とセンティエント生命体の二界を受け継ぐ。Erraの敷いたおぞましい計画から彼を解き放とう」 Warframeとセンティエントのハイブリッドである男性型フレーム。同じくセンティエントの力を操るRevenantに比べ、こちらはよりセンティエント側のものに近いデザインとなっている。 ステータスはシールド値と装甲値、ダッシュ速度が高め。ヘルス値とエネルギー量も平均程度はある。さらにパッシブとして敵から受けたダメージ属性に適応し、そのダメージを減少させる能力を持つ。 使用可能アビリティは、高速回転によって周囲に嵐を起こし敵に切断属性のダメージを与える「Razor Gyre」、地を這う衝撃波を起こして敵を宙に打ち上げつつその被ダメージを増加させる「Sentient Wrath」、味方NPCとして行動するセンティエントを最大3体まで召喚する「Lethal Progeny」、3本のビームを収束させて爆発を引き起こすと共に、爆破地点に敵のシールドや装甲を減少させるフィールドを設置する「Fusion Strike」。Helminthシステムでは「Sentient Wrath」を抽出可能。 フレーム名の由来は、シェイクスピアの「テンペスト」に登場する半人半獣の怪物。 |
GYRE ジャイア |
「Gyreは洗練された理論の具現化である。コイルとトランスミッターの導電で敵を全滅させる」 バレリーナをモチーフとした女性型フレーム。モーションでは、バレエでよく見られる「ピルエット」と呼ばれる回転を交えた動きを取る。渦や螺旋を意味する「GYRE」という名前も、こうしたモチーフになぞらえたものと思われる。 優雅な佇まいが印象的な彼女だが、能力はかなり攻撃的。体に備えたテスラコイルとトランスミッターで電気を生み出し、戦闘に利用する。 備えるアビリティは、近くの敵に放電しダメージを与えるスフィアを放つ「Arcsphere」、爆発して敵にダメージを与えると同時に、中心部に敵を吸い寄せる効果を持つスフィアを放つ「Coil Horizon」、攻撃のクリティカル率を上昇させエネルギー自動回復状態になり、更に敵を倒すことで効果時間の延長を図れる代わりに、60秒の発動クールダウンを持つ「Cathode Grace」、体に電気を纏わせて範囲内の敵にダメージを与えると共に、敵を攻撃時にクリティカルヒットが発生した場合、通常の範囲を超えて放電を発生させる「Rotorswell」。更に、電気ダメージの状態異常が発生している敵の数に応じて、攻撃のクリティカル率が上昇するパッシブを持つ。 Helminthシステムでは「Coil Horizon」を抽出できる。 |
※並び順は実装順
戦闘用乗り物
宇宙空間やランドスケープ、エンペリアンといった、特殊なミッションで利用できる戦闘用の乗り物。2020年12月現在では、「K-ドライブ(K-Drive)」、「アークウイング(Archwing)」、「レールジャック(Railjack)」「ネクロメカ(Necramech)」の4種類が存在する。特に後者3つは、搭乗中にはフレームとは異なる専用のアビリティが使えるようになるため、単なる移動手段というよりは「フレームとはまた異なる、乗り物という形をとったプレイヤーキャラ」とでもいうべき側面がある。
K-ドライブ
アップデート24で追加された乗り物。いわゆるホバーボードで、地面すれすれを高速滑走する。
行えることは現実のスケートボードに近く、単に走行する他に、ジャンプ中に特殊な操作を行うことで「トリック」を決められ、それに応じたスコアを「ベントキッド」シンジケートの地位ポイントとして得られる。また搭乗中にはセカンダリ武器を使用して攻撃が可能。
またオーブ峡谷とカンビオン荒地では「K-ドライブレース」が存在し、タイムアタックに挑むことが出来る。
入手方法としては、オーブ峡谷ミッションのチュートリアルクエストをクリアすることで、まず量産品K-ドライブが利用可能となる。加えて、「ベントキッド」シンジケートでの地位を高めてパーツを組み立てることで、オリジナルのK-ドライブの作成を行える。また、カンビオン荒地にのみ生息する大型の羽虫「ベロシポッド」は、背後から忍び寄って背中に飛び乗ることで、K-ドライブと同様の操作が可能。
他の乗り物と違い、基本的にはK-ドライブ自体にはアビリティや攻撃能力は無く(MODで多少の攻撃能力を追加することは可能)、戦闘能力に関しては搭乗者のセカンダリ武器に依存する。また地上すれすれを滑走する都合上、アークウイングに比べ段差や起伏に弱く、段差に高速で衝突した場合は振り落とされて大きなタイムロスとなるリスクがあることなどから、移動手段としてはあまり使われていないのが現状である。
アークウイング
アップデート15で追加された、個人用の水中 / 宇宙空間用機動装置。略して「AW」とも呼ばれる。使用時はフレームの背中に装着するため、名前通りあたかも翼が生えたかのような姿になる。またフレーム本体とは切り離された、独自のステータスとアビリティを備える (そのため装着中はフレーム本体のステータスが参照されず、フレームアビリティも使用不可)。
アークウイングを装備することで、巨大な宇宙船では侵入が難しい小惑星帯や敵艦心臓部などにおいて、それらに依存しない戦闘が可能となる。また、アークウイングランチャーモジュールというアイテムをクランのDOJOで研究・作成することで「アークウイングランチャー」というギアアイテムが解禁され、ランドスケープミッションでの飛行移動アイテムとしても利用可能となる。ランドスケープでも各種アークウイングアビリティは使用可能だが、効果範囲等はランドスケープ用に調整されたものとなる。
現時点で実装されているのは下記の4種。
ODONATA オドナタ ★ |
アークウイングの入手クエストで、最初に入手できるアークウイング。アビリティとしては、高熱のエネルギーシールド「Energy Shell」による防御や敵追尾弾のかく乱するフレアを撃ちだす「Disarray」による回避、ホーミングミサイル「Seeking Fire」による攻撃に広範囲クラウドコントロール「Repel」がバランスよく搭載されている。ステータスも尖った数値がなく、初心者にも扱いやすい機体となっている。まずはこれでアークウイングに慣れると良いだろう。 名前は英語で「トンボ目」を意味する。 |
ELYTRON エリトロン |
ヘルスやシールド値が高い代わりに、航行速度が少し遅めな重量級のアークウイング。 アビリティは遠隔起爆が可能な爆弾を射出する「Bloomer」や指定地点に連続で大爆発を発生させる「Thumper」、照準操作によって手動誘導が可能なミサイルを放つ「Warhead」といった爆発物を利用した攻撃がメインだが、高熱の排気を散布することで敵の発射物を打ち消す「Core Vent」により、かく乱も可能。 ただし、現状では中盤まではともかく、高レベルの敵のインフレしたステータスに対しては火力が追い付いていない状態が続いており、リワークが待たれる機体となっている。 名前の意味は、甲虫などが持つ硬い前翅である「鞘翅 (さやばね)」。 |
ITZAL イツァル |
アークウイング中最速の航行速度を持つが、ヘルスやシールド値は最も低い。フックショットの射出による高速移動を行う「Arch Line」や、その場で透明化する「Penumbra」、アイテムや敵を吸引するフィールドを生み出す「Cosmic Crush」、共に戦う戦闘ドローンを呼び出す「Fighter Escort」といった、アビリティを駆使した搦め手と機動力で本体の脆さをカバーする、隠密型のアークウイング。 透明化とアイテム吸引が非常に便利であり、アークウイングミッションでのファーミングにはよく利用される機体。 名前はバスク語で「影」を意味する。 |
AMESHA アメーシャ |
敵攻撃を一定回数無効化する「Watchful Swarm」や、敵の攻撃を味方の回復効果に転換する「Benevolent Decoy」、範囲内の味方の状態異常を防ぎ、敵には減速デバフを与える「Warding Grace」、味方のアビリティ威力を高めると共に被ダメージをエネルギーに変換する状態になる「Vengeful Rush」といったアビリティを持つ、支援特化のアークウイング。 装甲値は全アークウィング中第1位、ヘルスと航行速度も第2位である一方、シールド値はITZALと並ぶ最下位と、ややいびつなステータス配分の持ち主。 アビリティにより無敵状態になれることから、高レベルのアークウイングミッションはもとより、敵からの攻撃が桁違いに重く激しいエンペリアンでも人気の機体。 名前の由来はゾロアスター教の神である「Amesha Spenta (アムシャ・スプンタ)」からか。 |
レールジャック
オロキン帝国の時代に存在した大型宇宙戦艦を、セファロン・Cyの協力を得て再建したもの。いくつかのテンノリレーやクランのDOJO内で利用できる「乾ドック」を訪ね、特定のクエストをクリアすることで利用可能となる。
「エンペリアン」におけるテンノ側の母艦となる存在であり、同ミッションの要。レールジャックが破壊されることでエンペリアンミッションは失敗となる。
レールジャックの設備
テンノのオービターと比べてもかなり巨大であり、以下のような様々な設備を搭載する。
-
タレット
機首、艦上部、下部の計3か所に搭載される小型兵装。艦上部と下部のタレットはまとめて「回転タレット」と呼ばれ、構造上は分かれているもののシステム上は同じものを装備することになる (逆に機首タレットと回転タレットは違うものにしなければならない)。
特に機首タレットは艦の前方に位置するために下記の「前方重砲」と混同されることもあるが、タレットは主に敵小型戦闘機の撃墜用で、大型兵員輸送船である「クルーシップ」に対しては小ダメージの蓄積こそ可能なものの、致命傷を与えて破壊することはできない。
タレットの発射には弾薬を必要としない代わりに、発射するたびに熱が発生し、熱の蓄積が最大限に達してしまうと過熱状態となり一定時間発射できなくなる。
タレットには乾ドック内の研究コンソールで研究できる「シグマ」、各エンペリアンミッションで落ちる残骸を修理することで得られる「ゼットキ」「ビダール」「ラバン」の計4種類のメーカーが存在し、同じ装備でもメーカーによって性能が異なる。
また、同じメーカーのもの同士を合成する「バレンス・フュージョン」という操作を行うことで基礎性能の強化が可能 (上限あり) 。
現状では以下の9種類が実装されている。- アポック (Apoc)
クリティカル性能が高い実弾をフルオート発射する機関砲。レールジャック入手時に最初から所持しているタレットの1つ。素直な性能だが真価を発揮させるにはタレット関連のMODや性能値ランクが必要になるなど大器晩成型。 - カルシノックス (Carcinnox)
アポックと同様のフルオート武器だが、そちらに比べ連射力と状態異常率が高い代わりに一撃当たりのダメージとクリティカル性能は低い。最大の特徴は発射するものが毒素ヘドロである点で、これによる毒の状態異常は敵機の同士討ちを引き起こす。 - クライオフォン (Cryophon)
冷気エネルギー弾を放つ冷却波動砲。単発のダメージはピカイチであるが発射速度が非常に低く、システム上はフルオートながらほぼセミオート武器のような使い心地。加熱蓄積量も異様に高く、無強化だと4発も発射すれば過熱状態に入ってしまう。 - パルサー (Pulsar)
電撃弾を3点バーストで放つ電子パルス砲。レールジャックタレットの中では精度が高く、弾速が無い即着弾仕様の武器であるのが利点だが、その分正確なエイムが必要になる。 - フォトール (Photor)
高熱のレーザーを照射するフォトンランス。クリティカルと状態異常率はどちらもそこそこといった数値だが、パルサーと同様に精度が高く、発射するビームは敵機体を貫通する特性を持つ。 - グラジオ (Glazio)
つららのような尖った氷弾を射出する氷結ドライバー。非常に高いクリティカル性能と状態異常率を両立した性能を持つが、発射速度はクライオフォンの次に低い。 - レイス (Laith)
レールジャックタレットとしては初の散弾式兵器。性能はクリティカル重視型で、状態異常率は低め。 - タリン (Talyn)
高熱のレーザーを連射するレーザーキャノン。高精度かつ状態異常率が高く、いわゆるスピンアップがあり連続発射に応じて発射速度が上がっていくが、その分加熱蓄積も速くなる。 - ヴォルト (Vort)
水平に広い判定を持つ特殊な電撃弾を発射する電子パルス射出装置。メーカーの違いによるクリティカル関係と状態異常率ステータスの配分変化が大きいという他のタレットには見られない特徴がある。
- アポック (Apoc)
- 前方重砲
操縦席のやや後ろに位置する専用の銃座から利用できる。タレットに比べ破壊力の高いエネルギー弾を打ち出すレールジャックの主砲と言える武器だが、発射のためのチャージに非常に時間がかかる。タレットと違いクルーシップを破壊することが可能なので、もっぱらレールジャックから降りずにクルーシップを処理するために使うことになる。
前方重砲の発射には「ドームチャージ」を消費する。
- オードナンス
レールジャックのサブウェポンとなる特殊兵器。オードナンスとして利用できる武器は、敵を自動追尾し、近くの敵にも連鎖して攻撃できる高熱のレーザーを放つ「ガルバルク」、ホーミングミサイルを単発発射する「タイコ・シーカー」、直進する非追尾式のロケット弾を大量発射する「ミラチ」の3種類。
オードナンスの発射には「ミュニション」を消費する。
- アークウイング スリングショット
アークウイングを装着したテンノを、砲弾のように勢いよく発射する装置。レールジャック上部に取り付けられており、専用のハッチから入るか、宇宙空間に出たテンノが直接自身を「装填」することで利用できる。
利用には銃砲性能値のランク3を開放することが必要。
発射後のテンノは一定時間無敵状態になる他、クルーシップに命中させることでそのまま艦内に突入することが可能。また、発射にあたって特にリソースは消費しない。
- 星系マップ
ミッション地点を選択するためのマップ。なお、エンペリアンでは通常ミッションと異なり、ミッション完了後に脱出地点が出現することは無い。帰る場合は、星系マップから手動でDOJOを選択する必要がある。
- フォージ
簡易生産設備。素材を消費して、オムニによる船内の損傷修理に利用する「リボライト」、フレームアビリティ及び戦闘アビオニックの発動に必要な「エネルギー」、オードナンスの利用に必要な「ミュニション」、前方重砲の利用に必要な「ドームチャージ」の生産及びレールジャック船体の耐久値回復を行えるが、この際利用できる素材はそのミッション中に獲得したもののみである。
使用後は一定時間のクールダウンが発生するため、連続使用は不可。計画的に利用しよう。
レールジャックのカスタマイズ
レールジャックは、「構成パーツ(4種類)」「プレクサス」「性能値」によって性能のカスタマイズを行える他、外装の色や艦名などの、外観部分もカスタマイズ可能。
また指揮の性能値ランクを上げていけば、最大3人のNPCクルーを雇い、役割を割り当てることが可能。
-
構成部品
文字通りのレールジャックを構成する部品。以下の4種類があり、それぞれ異なった性能に影響を与える。またタレットと同様にシグマ、ゼットキ、ラバン、ビダールの4メーカーによる異なった性能のものが存在している。バレンス・フュージョンによる強化も可能。
-
プレクサス
レールジャック専用の特殊なMODシステム。プレクサスにレールジャック専用MODを搭載することで自分の所持するレールジャックはもちろんのこと、他人のレールジャックにゲスト搭乗している際にも効果が発揮される。
アップデート29.10.0よりも前は「アビオニック」という独自の強化システムであったが、これはホストプレイヤーによるアビオニックの強化度合を搭乗者全員が共有するシステムであったためにホストの負担が大きく、現在のシステムに置き換えられた。
レールジャック専用MODには「統合」「戦闘」「戦術」の3区分があり、搭載できるスロットもそれぞれ異なっている。
- 統合MOD
主にレールジャック本体や搭載兵装のステータスを強化する機能を持つレールジャックMOD。通常のMODの他、フレームのものと同様にMODキャパシティを増やすレールジャックオーラMODも存在する。レールジャックMODの中ではこの統合MODにのみコストが設定されており、フォーマによる極性付与が行えるのも統合MOD用のスロットのみである。 - 戦闘MOD
フレームでいうアビリティに相当する。レールジャックそのものは一種類しかない関係上、この戦闘MODを入れ替えることで使用できるアビリティを交換することになる。
フレームと同様にエネルギーを消費して効果を発動することで、兵装による銃撃とはまた異なった特殊な攻撃行動を行える。コストは存在しない代わりに内部でさらに「防御」「攻撃」「スーパー」の3種類に細分されており、それぞれ1種類ずつしか装備できないという制約がある (例: 「攻撃」区分である「Particle Ram」と「Shatter Burst」は同時に装備できない等)。 - 戦術MOD
発動することで戦闘補助効果を生み出すレールジャックMOD。発動時にエネルギーを消費しない代わりに、使用後はクールダウンが発生する。また戦闘MODと同様に「防御」「攻撃」「スーパー」に細分されている。戦術MODの区分はアビオニック時代には存在しておらず、現在では不可となったMODの組み合わせがあるため要注意。
- 統合MOD
-
性能値
性能値という名前ではあるが、レールジャック本体の性能というよりは、搭乗員であるテンノのレールジャックに対する熟練度を示すものに近い。内部システム上でも、レールジャックに対してではなくプレイヤー自身に紐づけられており、性能値によって開放したスキルは、自身のものでなく他人のレールジャックにゲストとして搭乗した場合でも有効となる。
内容としては、いわゆるスキルポイントシステムに近い。エンペリアンに出撃することで得られる「性能値」をスキル項目に振り分け、新たなスキルを開放していく仕組みである。各項目の最大ランクは「10」。
スキル項目の詳細は以下の通り。- 策略
専用の船内マップの表示やファストトラベルによる高速移動、ネクロメカの召喚・展開など、主に立ち回りを補助するスキルを開放する。特にランク4で開放される、レールジャック船外にいる時にワープでレールジャック内に戻れるようになる「帰還ワープ」は、形勢不利時の撤退手段やレールジャックに致命的な問題が発生した場合の高速帰還手段としてももちろんのこと、船外で移動不可になるバグの対策にもなるため、基本的にはどのようなプレイスタイルでも重要視される。特段の理由が無ければ、ランク4までは優先的に振っておくといいだろう。 - 操縦
エンジンブーストによる加速や敵の追尾弾を追跡を振り切る特殊機動のような、高度な操縦アクションや操縦を快適化させるスキルを開放する。序盤はレールジャック自体の脆さにより、無暗にレールジャックで戦闘を行うと返り討ちに遭う恐れがあるために優先度は低いが、レールジャックの装備が充実してくる終盤では役立つ。 - 銃砲
レールジャックに搭載された兵装やテンノの所持するアークウイング、ネクロメカの武装を強化するスキルを開放する。この項目のスキルはレールジャックの戦闘能力に大きく寄与するものばかりであるため、それなりの優先度で振っておきたい。 - 技術
船体損傷修理の高速化や、フォージにおける各リソース生産の効率化といった、補給面と態勢立て直しを補助するスキルを開放する。ランク1の修理高速化は多くの場面で役立つため、とりあえず振っておきたい。加えて、終盤ではレールジャック自身の兵装や戦闘MODの重要度が高まるため、それらを効率化するこの項目は役立つだろう。 - 指揮
NPCレールジャッククルーに関連するスキルを開放する。候補人員はフォーチュナーにいるTickerから紹介してもらうことができ、雇用料の支払いもTickerを介して行う。
スキルの開放を進めていくと雇用したクルーに訓練を施してさらに能力強化させたり、転向させたクバ・リッチ / Parvos シスターをクルーとして採用することも可能となる。
言わずもがな、ソロプレイでエンペリアンに挑む場合に大きな助けとなる項目である。ソロでなくとも分隊メンバーが4人未満の場合は、補充としてクルーが入ってくれる。
余談だが、この項目はレールジャック自体の実装からかなり遅れての実装となっており、長期間技術性能値の隣に項目名だけ存在する状態であった。
- 策略
ネクロメカ
かつてオロキン帝国において、古の大戦の最中に開発が行われた二足歩行兵器。Warframeの前身となるものであったようだが、そちらほど洗練されていなかったためか古の大戦中には本格的な運用に至らなかったようである。その後、大戦による混乱や開発元のエントラティ家の拠点が存在するダイモスの消失により、その技術は長らく失われたものと考えられていたが、ダイモスが再転位を果たし、再び星系上に現れたことで、テンノがこれを利用することが可能となった。
作中では「強力だが粗削りである」という趣旨の記述が見られる。それを反映してか、フレームと比べると機動性やアクションの自由度、柔軟性が低いものの、より高いヘルス・シールド・装甲値と攻撃力、強力なアビリティを備えている。またフレームに比べMOD用のスロット数が多く、それに合わせて最大ランクを「40」まで上げることができる仕組みが導入されている。
ネクロメカの製作は、共通して「損傷したネクロメカのパーツ」を修復することで行う。損傷パーツは「隔離庫」依頼に登場する敵対ネクロメカがドロップするため、入手のためにはこれを倒さなければならない。
現状では以下の2種類が実装されている。現在はランドスケープとエンペリアンでのみ利用可能となっているが、将来的には通常ミッションでも利用可能になる予定とのこと。
VOIDRIG ヴォイドリグ |
最初に実装されたネクロメカで、ダイモスの実装当時は唯一のネクロメカでもあった。カンビオン荒地のチュートリアルクエストでも、これを操作するシーンが存在する。 最初のネクロメカだけあって、バランスの取れた能力を持つ。搭載アビリティは、空中で撃ち落とすことで周囲一帯を炎上させる効果と、撃ち落とさずに地面に着弾させることで周囲の敵の移動速度を低下させる効果を併せ持つ容器を投げつける「Necraweb」、ダメージを一定量カットすると共に、攻撃してきた敵に反射ダメージを浴びせる電磁バリアをまとう「Storm Shroud」、前方に大量の地雷をばら撒く「Gravemines」、その場で動きを止め固定砲台化し、非常に高いダメージを持つ弾を連射できるようになる「Guard Mode」。 |
BONEWIDOW ボーンウィドウ |
アルカナ隔離庫と同時に実装された第二のネクロメカ。エントラティ家の女家長への敬意を表して生み出されたという。 VOIDRIGと比べると近接戦闘を重視したタイプで、シールド値とエネルギー値がVOIDRIGより低いが、ヘルスと装甲はVOIDRIGよりも高くなっている。 搭載アビリティは、敵を左腕に串刺しにしてヘルスを吸収し、更にその敵を投げつけることにより他の敵を攻撃する「Meathook」、巨大の盾を前方に掲げて敵の攻撃を防ぐと共に、盾で受け止めたダメージを敵に反射させる「Shield Maiden」、自身の周囲をエネルギー壁で薙ぎ払い、命中した敵へのダメージを増加させると共に、機体前方へと強制移動させる「Firing Line」、巨大な剣を取り出し独自の格闘攻撃を放つ「Exalted Ironbride」。 |
武器
Warframe の武器には、メインウェポンとなる大型の銃器である「プライマリ」、サイドアームとなる小型の銃器「セカンダリ」、いつでも使用できる「近接武器」、ハッキングおよび弱った敵へのとどめに使用する暗器「Parazon」、主にアークウイング専用のミッションで使用できる「アークウイングガン」、「アークウイング近接」の6種類がある。プライマリとセカンダリでは使用する弾薬が異なり、さらにプライマリ内でもいくつかの弾薬の種類が設定されている。
更にランドスケープマップの攻略を進めていくと、いくつかのパーツを組み合わせて独自の性能の武器を生み出せる「モジュラー武器」システムの利用が可能となる。
加えて、一部のフレームのアビリティには、特有の武器を召喚して持ち替え、強力な攻撃を行うというものが存在する。こうした武器はその利用方法から「召喚武器」「持ち替え武器」、代表的なアビリティであるEXCALIBURの「Exalted Blade」になぞらえ「Exalted Weapon」などと呼ばれる。これらの召喚武器も、内部システム上は上記6種類のいずれかに分類され、該当武器種のMODによって強化が可能。
フレームと同様、武器にもPrimeバージョンが存在するものがあり、レリックの開封やトレードでパーツと設計図を入手できる。あくまでステータスの違いにとどまっているPrimeフレームと異なり、武器のPrimeバージョンは元の武器にはない特殊効果が追加されていたり、射撃モードが変更されているなどして、元武器と全く違う使い勝手になっているものもある。そのため、単純な上位互換品とは言い切れない場合がある。
プライマリ
プライマリで使用する弾薬は、水色の「ライフル弾薬」、緑の「ショットガン弾薬」、紫の「スナイパー弾薬」の3種類。基本的に両手で持って使用する武器であるため、エネルギーセルの運搬中など、片手がふさがっている状況では使用できない。
ライフル弾薬を使用するもの
オーソドックスな銃 (フルオート、セミオート、バースト各種あり) の他、射撃ボタンを押し続けることで、ビームや炎を絶え間なく照射する「照射武器」、槍と一体化しており、武器自体を投擲できる「スピアガン」などの変わった武器もある。
ショットガン弾薬を使用するもの
ライフルと同様にフルオート、セミオートの区分がある。複数のビームを照射する「照射ショットガン」も存在。
スナイパー弾薬を使用するもの
スコープが使用可能な「スナイパーライフル」の他、射撃ボタンを押し続けて引き絞り、離すことで矢を発射する弓「ハンティングボウ」、爆発物やロケット弾などを発射する「ランチャー武器」もこの弾薬を使用する。
セカンダリ
片手だけに持つシングル銃と、両手に装備するアキンボスタイルの銃がある。シングル・アキンボにかかわらず、片手にエネルギーセルなどを持っていても使用可能。オーソドックスなスタイルの銃の他、照射武器、武器自体を投擲する手裏剣・クナイなどの「スローイングダガー」、セカンダリ版ショットガンの「ハンドキャノン」、爆発物を放つランチャー武器など、プライマリに負けず劣らずの種類がある。ただし、プライマリと違い使用する弾薬の区分はなく、全て赤色の「ピストル弾薬」で統一されている。
近接武器
弾薬補給を必要としない近接武器。Warframe の武器の中でも特に種類が豊富で、ソードやデュアルソード、カタナなどの扱いやすい武器からハンマー、ヘビーブレードなどの一撃の重さを重視した武器、ガントレットやクロウ、ヌンチャクなどの手数重視の超近距離用武器、スタッフやポールアームなどのリーチの広い武器、ブーメランやガンブレードなどの近接武器でありながら遠距離攻撃が可能な武器まで、幅広く取り揃えられている。またMODの項にもあるように、スタンスMOD を装着することで、攻撃のモーションや近接コンボを変更することができる。
モジュラー武器
いくつかのパーツから、独自のカスタム武器を組み立てることができるシステム。「クラフト武器」とも呼ばれる。
シータスのHokが取り扱う近接タイプの「Zaw」と、フォーチュナーのRude ZuudおよびネクロリスクのFatherが取り扱う銃器タイプの「Kitgun」が存在する。
Parazon
Warframe の右手に仕込まれた、小型のナイフのような装置。端末に突き刺すことでハッキングを行うことができる。ハッキングの際は、端末が設置されているマップの種類に応じたミニゲームが挿入され、これをクリアすることでハッキング成功となる。
また、弱った敵に対して「Mercy」と呼ばれるとどめの一撃を指す際にも使用される。クバ・リッチとの戦いでは、これが重要となる。
アークウイングガン
宇宙空間で行われる、アークウィングミッションで使用できる大型の銃器。宇宙空間で使用する場合、自動給弾機能が発揮され、撃っていない間に弾薬が自動で回復する。
更に以下の方法によって、地上のミッションでも利用することができる。その場合、プライマリよりも更にダメージ出力を出せる重武器という扱いになる。
- ネクロメカに搭載する
ネクロメカ用の銃器にはアークウイングガンを使用する。アップデート29.6よりも前のバージョンでは、ネクロメカに搭載するにあたってはMOD容量を2倍化するオロキンカタリストに加え、「グラビマグ」という装置の装着が必要であったが、それ以降は装備するのに特に条件は無くなった。
ネクロメカに搭載する場合は、引き続き自動給弾も行われる。現状ではネクロメカの呼び出しが行える場所の都合上、ランドスケープとエンペリアンでのみ可能な方法である。 - 「アークウイングガン展開装置」の使用
プロフィット・テイカー オーブに関する一連のミッションをクリアすることで得られる「アークウイングガン展開装置」を利用すれば、通常ミッションも含めたあらゆるミッションでアークウイングガンを呼び出すことが可能となる。ただしこの場合、アップデート29.6以降のバージョンでもオロキンカタリストとグラビマグの装着が必要である。また、この場合は自動給弾機能が発揮されず、あまりの重さのために壁張り付きが不可能になるなど、一部アクションが制限される。
アークウイング近接
アークウイングミッションで使用できる大型の近接武器。攻撃時に範囲内の敵を自動で追尾する機能がついているが、勢いよくすっ飛ぶために敵を通り越してしまったり、障害物に衝突する場合もある。
アークウイングガンと異なり、現状では地上ミッションで使用することはできない。
Prime装備品の入手について
Prime装備品のパーツは「Voidレリック」というアイテムを消費することで入手できるのだが、ゲーム内では全てのPrimeパーツを常時レリックから入手できるわけではない。
現在、ゲームには100種類を超えるPrime装備が実装されており、これらを全てレリックから入手可能な状態にするとドロップテーブルが過密化してしまい、目当ての装備の入手が著しく困難になる。
そこで、Prime Vaultと呼ばれる、その装備のパーツを含むレリックがドロップテーブルから除外される措置が取られた装備群が設定されている。これにより、新規のPrime装備が実装されると同時に、その時点で最も実装日の古いPrime装備が順次、Prime Vaultに格納されるというサイクルが繰り返され、ドロップテーブルの過密化を防止している。
Prime Vaultに格納された装備品は恒久的に入手できなくなるというわけではなく、下記のような入手手段がある。
- 格納前に入手したレリックの使用
Prime Vaultへの格納時は、あくまでドロップテーブルから除外されるだけで、既に入手したレリックが没収されることはない。したがって入手済みのレリックからは、格納済みPrimeパーツを入手できる可能性がある。 - トレード
1と同様に既に入手したPrimeパーツが没収されることはないため、パーツを持っているプレイヤーが居れば、トレードで入手することができる。 - Prime Vault開放
一定期間ごとに開催されるイベント。このイベント期間中、事前に告知されたPrime装備のパーツを含むレリックを、特定のミッションで入手できるようになる。 - Prime Resurgence
Prime Vaultに格納される装備品が増加してきたことに伴い、新たに開催されたイベント。
期間中、特定のミッションの報酬として「アヤ」という専用通貨を入手でき、これを支払うことで格納済み装備品のパーツを含むレリックを購入できる。また「リーガル・アヤ」という、このイベント限定の課金通貨もあり、こちらを支払うとPrime装備の完成品を購入可能。
第1回は2021年11月17日から2022年1月26日にかけて開催され、1週間ごとに入手可能な装備品の種類が変わるという形式であった。ただし、この初回は試験的な開催と銘打たれており、今後も同じ形式で開催されるのか、もしくはまた異なったイベントが開催されるのかは不明となっている。
オービターとランディングクラフト
オービター
オービターは、テンノの所有する個人用宇宙船を指す。単に移動用として使用するのみならず、内部には下記のような、テンノにとって非常に重要な設備の数々を備えており、テンノにとっても、プレイヤーにとっても無くてはならないものと言えるだろう。
オービターの機能はいくつかの「セグメント」ごとに分かれており、利用時は該当のセグメントの前で所定のキーを押す必要がある。
- 星系マップ
太陽系の惑星が表示されるマップ。ここから受注するミッションを選択する。 -
コーデックス
ゲーム内の様々な情報 (クエスト、Warframeと武器、敵とオブジェクトなど) を閲覧できるセグメント。敵とオブジェクトの情報を開示するには、コーデックススキャナーという装置で該当のものを規定回数スキャンする必要がある。 - マーケット
様々なアイテムを販売しているゲーム内マーケットにアクセスできる。購入には、クレジット (通常のゲーム内通貨) またはプラチナ (課金で得られる通貨) が必要。 - アーセナル
Warframeや武器の装備選択、MODによるアップグレード、外装 (スキンの適用や配色の指定など) の変更などを行うセグメント。 - ファウンドリ
入手した設計図と素材、クレジットを消費して、装備品やアイテムを製作するためのセグメント。基本的にここでアイテムを作る場合、完成までにはある程度の時間がかかる。 - ラジオ
Nightwave にアクセスするのに使うほか、傍受した敵勢力の通信音声を聞くことができる。 - MODセグメント
所持しているMODの管理を行えるセグメント。MODの効果を上げる「合成」の他、4つのMODとクレジットを消費して、ランダムに新しいMODを得る「変換」、不要なMODの売却なども行える。 - 孵化器
クブロウやキャバットといった動物型コンパニオンの管理を行うセグメント。 - Voidレリックセグメント
Warframeや武器の上位版である「Prime」装備品のパーツを秘めたオロキンの遺物、Voidレリックを管理するセグメント。レリックにはいくつも種類があり、それによって手に入る可能性のあるパーツが異なる。ここでは、どのレリックからどのパーツが手に入るか調べることができる他、レア度の高いパーツが出やすくなるように、レリックを「精錬」することができる。 - 扉
オービター最下層には意味ありげな扉が3か所存在するが、どれもゲームの新規開始時点では開けることができないようだ。また、星系マップの位置から進んだ時に左奥に位置する扉の前には、感染体ミッションで見られるような腫瘍が付着しており、ただならぬ雰囲気を漂わせている。 - Helminthルーム
左奥の扉の中身。この扉は、感染体の力を利用しているNidusで開けられる他、首元にピンク色の腫瘍が付着したフレームを操作中にも開くことができる。扉の前にあったモノから想像がつく通り、部屋の中は感染体によって汚染しつくされており、部屋の中央には異形と化した椅子、奥には巨大な口のようにも見える何かがあるなど非常に気味が悪い。Ordis曰く「気色悪いがWarframeの役に立つ」「必要悪」らしい。とても役に立つようには見えないが、その言葉は嘘ではなかったことが後に判明する。
Helminthシステム
アップデート29で実装された、Helminthの真の存在理由。
エントラティ家の「Son」から購入できる「Helminth モジュール」をファウンドリで組み立て、Helminthルーム内の装置に取り付けることで利用可能となる。
このシステムで行えることはズバリ、Warframeアビリティの入れ替えと、「活性化」によるフレーム能力の更なる強化の2点である。
アビリティの入れ替え
Helminthが提供する、感染体の力を用いたオリジナルアビリティはもちろんのこと、各フレームから取り出したアビリティを、全く別のフレームに移し替えることも可能。
まさに夢のようなシステムだが、それだけに注意点も多い。具体的には以下のような点。
- 無制限に入れ替えられるわけではない
各フレームには4つのアビリティが備わっているが、このシステムで抽出できるのは各フレームにつき決められた1種類のみである。例えばEXCALIBURであれば、抽出できるのは「Radial Blind」のみで他3つは抽出できない。
また、アビリティを移し替える「注入」にも制限がある。まず、1つのフレームに対しては一度に注入が行えるアビリティは1つだけである。加えてアビリティの数は必ず4つであり、5つ以上にすることはできない。すなわち、元々持っているアビリティの1つと交換する形になる。特にダメージを強化するアビリティの移植時は、必ず移植先フレームが元々持っているダメージ強化アビリティと入れ替えなければならない。
また一部のアビリティは、元の持ち主が使用した時と比べ効果が低下する場合があるのでその点にも注意。 - フレームを贄とする必要がある
各フレームアビリティの抽出を開放したい場合、該当のアビリティを持つフレームを贄として捧げなければならない。捧げたフレームはプレイヤーの手元からは無くなり、取り戻すことはできない。
特に注意したいのがPrimeバージョンが実装されていないフレーム (上記のフレーム一覧表のうち、★マークが付いていないもの)。というのも、Primeバージョンのフレームは贄にすることができないため、それらを間違って贄に捧げてしまう恐れは無いからだ。
逆にPrimeバージョンでなければ、それがたとえ手塩にかけて育て上げたフレームであっても、贄とすることが出来てしまう。現状、Primeバージョンの無いフレームは得てして再入手に手間がかかるため、その意味でも誤って贄としてしまうと痛い。贄とする際には「使用フォーマ数」が書かれた確認画面が出るので、必ず確認しよう。
なおHelminthのオリジナルアビリティの開放に関しては、特にフレームの贄は必要としない。 - Helminthへの給餌が必要である
アビリティの抽出と注入には、Helminthが物を食べた時に出す各種「分泌物」が必要である。すなわち、Helminthに与える餌が必要なのだ。この餌となるのは、ミッション中などに拾える各種素材である。
……のだがこのHelminth、大食かつ選り好みが激しい。
大食というのは、単純に素材の要求量が多いという意味。1回のミッションで1個も出ない場合もあるようなレア素材を15個要求してきたり、手に入りやすいコモン素材だからと言って万単位で要求してきたりする。考えなしに素材を与えていると、あっという間に素材が底をついてしまうだろう。
また給餌画面には、緑や赤で三角マークが表示されている。これはHelminthのその素材に対する飽き具合を表しており、赤い三角 (▼) の付いた飽きの来ている素材を与えた場合、分泌物の生産量が大幅に低下する。飽き具合は、緑の三角が付いた食べたがっている素材を与える他、時間経過でも回復するが、時間経過を待つ場合、最低状態から最高状態まで回復するにはリアルで48時間待つ必要がある。
以上のような仕様から、給餌の際は特定の素材だけでなく、まんべんなく色々な素材を与える必要がある。飽き具合の仕様から、素材を与える順番にもある程度気を配りたい。
このように注意点も多いシステムではあるが、やはりアビリティの入れ替えができるというのは魅力的である。もし開放したなら、存分に活用したいところ。
活性化
アップデート30.5で実装された、Helminthの新たな機能。これを有効化するには、Sonから追加で「活性化モジュール」の設計図を購入の上、組み立てなければならない。
内容としては、アビリティ入れ替え時と同様に分泌物を消費し、フレームを活性化することで大きな能力上昇やアビリティ効果強化を行えるというもの。ただし、こちらにもいくつかの制約がある。
- 全てのフレームを活性化できるわけではない
活性化の対象となるフレームは、原則としてHelminthが指定した3種類のみである。対象となるフレームは週ごとに再抽選されるが、プレイヤー側の任意で切り替えることはできない。ただし、10回活性化操作を行うごとに一度、任意のフレームに活性化バフを付与できる権限を与えられる。 - バフ内容はランダム
各フレームに与えられる活性化によるバフ内容はランダムで決定される。そのため、時にはフレームの役割と噛み合わないようなバフ内容が選ばれることもある。 - バフには期限がある
バフは活性化操作時点から7日間のみ持続する。期間中に再度活性化操作をして、期間を延長するといったことは不可。
ランダム要素が多い関係上、お気に入りのフレームに中々対象にならない可能性もあるものの、バフの効果量は非常に大きい。上手くハマれば高い爆発力を発揮する、アビリティ入れ替えとは別方面で夢のあるシステムと言えるだろう。
ランディングクラフト
ランディングクラフトは、テンノをミッション地域に送り届け、また脱出するテンノを回収する役目を果たす小型の宇宙船である。ミッション受注前の待機時にはオービターとドッキングして停泊している。ちなみに、現実世界におけるランディングクラフト (Landing Craft) は、軍用の上陸用舟艇を指す。
ミッション開始時のローディング画面では、テンノをミッション地域まで送り込むデモが流れる。この画面では、移動キーを入力することで自身のランディングクラフトをある程度動かせる。スキンの変更や着色が反映されるため、暇潰しついでにお互いのランディングクラフトを見せ合うのも良いだろう。
またミッション中、「エアリアルサポートチャージ」というギアアイテムを消費することで、ランディングクラフトを管理するOrdisに、戦闘支援を要請することができる。新規の支援効果は、新規のランディングクラフトを入手した時に同時にアンロックされる。
例えば、「ライセット」のみを所持している段階では、支援効果は「オーバーライド」のみしか選べない。この状態で「マンティス」を製作・入手すると、「オーバーライド」と「メディタワー」のいずれかを選べるようになる、といった具合だ。なお、支援効果はミッション中に変更することはできない。
LISET ライセット |
チュートリアルクエストで入手できる、最初のランディングクラフト。カブトガニに似た外観をしている。 支援効果は、敵の警報システムにハッキングを行う「オーバーライド」。単に警報を止めるのみならず、潜入ミッションのデータ抹消タイマーや、救出ミッションの処刑タイマーを一時的に停止させる効果もあるため、こうしたミッションが苦手なテンノは、知っておいて損はないだろう。 |
MANTIS マンティス |
カマキリの名を冠するランディングクラフト。その名に違わず、外観もどことなく昆虫を想起させるものとなっている。パーツ設計図の入手先は、ステージ内に低確率で置かれるレアストレージコンテナから。 アンロックされる支援効果は、起動することでヘルスを100回復する装置を設置する「メディタワー」。この装置は分隊員全員が使用でき、合計20回まで回復を行えるが、設置から20分経過すると消滅してしまう。 |
SCIMITAR シミター |
曲線的な、刃のようなパーツが多用された外観を持つランディングクラフト。名前の由来であるシミターとは、アラビア地方の湾曲した刃が特徴的な刀を指す。 パーツの設計図は、刺客 (Stalker, Grustrag隊, Zanukaハンター) が低確率でドロップする。 アンロックされる支援効果は、ランディングクラフトからの爆撃を行う「カーペットボム」。 |
XIPHOS シフォス |
ギリシャ時代の両刃の短剣の名を冠したランディングクラフト。名前に反して、外観は地球ゴマやジャイロスコープに似ている。 パーツ設計図は、妨害ミッションなどで主に出現する貯蔵庫(隠しロッカー)から。 アンロックされる支援効果は、敵を自動攻撃するタレットを設置する「セントリーガン」。設置されたタレットは、(敵の攻撃で壊されなければ) 60分間持続する。 |
Nightwave ナイトウェーブ |
Nora Nightへ敬意を表して建造されたランディングクラフト。鋭く尖った鋭角のパーツが目を引く外観をしている。入手はNightwave (シーズン3) のランク報酬から。 アンロックされる支援効果は、催眠音楽で一定範囲内の敵を眠らせる「ドリーマーズ」。 |
コンパニオン
戦闘に連れていくことができる味方NPCで、武器やフレームなどと同じくMODでステータスなどをカスタマイズできる他、特殊な極性を持つ「プリセプト」MODをセットすると、それに従って攻撃行動や支援行動を行ってくれる。「センチネル」「クブロウ」「キャバット」「モア」「プレデサイト」「バルパファイラ」「ハウンド」の7種類が存在する。一度に連れ歩けるのは1体のみ。
センチネル
テンノの周囲を浮遊しながら移動する、ドローンのようなコンパニオン。設計図と素材さえあればファウンドリですぐに作成することができるため、ほかのコンパニオンに比べ取っつきやすい。ただし一度破壊されると復活MODを使用していない限りはミッションを終えるまで復活することはなく、ヘルスやシールド値も他の種類のコンパニオンに比べて低めであるなど、耐久性に難がある。
センチネルの製作を完了させると、専用のプリセプトMODに加え、センチネルごとに異なる「ロボティック武器」が一緒に付いてくる。これらは (Deconstructorを除いて) 他のセンチネルやモアにも装備可能。
またセファロン・シマリスは、一部のセンチネルにより発展的な支援行動を行わせるプリセプトMODを販売している。
また、センチネルにも上位互換品であるPrimeバージョンやPrismaバージョンが実装されているものがある。これらのセンチネルは、制作時に付属する武器も対応する上位互換バージョンになっている。
実装されているのは以下の9種類。
CARRIER キャリアー ★ |
弾薬所持量を増加させ、違う種類の弾薬を所持している武器に合わせて変換するプリセプトを持つ。またシマリスから、範囲内のストレージコンテナを自動的に破壊するプリセプトを購入できる。 付属武器はショットガンの「Sweeper」。 |
DETHCUBE デスキューブ ★ |
通常の射撃攻撃の他、敵に高威力のビームを放つプリセプトを持つ、攻撃特化型のセンチネル。シマリスからは、一定回数キルアシストを行うごとにエネルギーオーブを生成するプリセプトを購入できる。 付属武器はフルオートライフルの「Deth Machine Rifle」。 |
DIRIGA ディリガ |
専用の射撃プリセプトは、センチネルの中では最も長い射程を持つほか、接近し攻撃してきた敵に対して電撃を浴びせ、スタンさせるプリセプトを持つ。 付属武器はスナイパーライフルの「Vulklok」。 |
DJINN ジン |
DIRIGAに次いで長い射程と、敵を攻撃を止めさせ、近くに誘導するプリセプトが特長のセンチネル。またシマリスから、破壊された場合に一定時間経過後復活するプリセプトを購入できる。こちらは汎用の復活プリセプトと違い復活回数に制限がないものの、即座に復活するあちらと違い復活までに比較的長い時間 (最短でも90秒) がかかる。併用することも可能。 付属武器は毒属性のダーツ矢を放つ「Stinger」。 |
HELIOS ヘリオス ★ |
戦闘中に自動で敵やオブジェクトのコーデックススキャンを行ってくれるプリセプトを持つ。ただし規定回数スキャンし、完全に情報が開示されている対象に対してはスキャンを行わない。またスキャン時にコーデックススキャナーかシンセシススキャナーを消費するため、これらを持っていない場合もスキャンは行われない。シマリスからは、スキャンを完了している敵に対し、「弱点」をランダムに付与するプリセプトを購入可能。 付属武器は、自身のパーツを飛ばして攻撃するブーメラン「Deconstructor」。パーツを飛ばすという都合上、HELIOSにのみ装備できる。 |
OXYLUS オキシラス |
各種素材の採集活動の補助に特化したセンチネル。素材コンテナを一定時間マップに表示するプリセプト、一定範囲内の水場のホットスポットを暴き、生息している魚を光らせてマーキングするプリセプトを持つ。シマリスからは、採集にスキャンを要する植物素材に対し自動スキャンを行ってくれるプリセプトを購入可能。付属武器はバーストライフルの「Multron」。 |
SHADE シェード ★※ ※Prime版ではなくPrisma版が存在 |
範囲内に敵が接近した際、テンノを透明化させるプリセプトを持つ。専用の射撃プリセプトは、他のセンチネルと違いテンノが攻撃された際に、攻撃してきた敵に反撃するという形式 (敵を発見次第、能動的に攻撃するということがない)。シマリスから、透明化解除時に3秒間だけ、テンノの与ダメージを上昇させるプリセプトを購入できる。 付属武器はバーストライフルの「Burst Laser」。 |
TAXON タクソン |
与えたダメージをシールドに変換し、テンノの耐久性を向上させるプリセプトを持つ。プレイの比較的初期の段階で設計図が手に入る、入門者向けのセンチネル。付属武器は冷気ビームを発射し敵を鈍化させる「Artax」。 |
WYRM ワーム ★ |
多数の敵が寄ってきた際、それらをスタンさせるプリセプトを持つ。攻撃とクラウドコントロールを併せ持ったバランス型のセンチネル。またシマリスからは、一定間隔で一度だけ、テンノの状態異常を防止するプリセプトを購入できる。 付属武器はフルオートライフルの「Laser Rifle」。また、Wyrmが主役のミニゲーム「Wyrmius」が実装されており、Wyrm自体かミニゲーム用アイテムを入手するとプレイ可能になる。 |
NAUTILUS ノーティラス |
エンペリアンミッションの補助を念頭に設計されているセンチネル。レールジャックの損傷を自動修理するプリセプトと、ターゲットした敵を中心に周囲の敵を密集させ、攻撃を当てやすくるプリセプトを持つ。 付属武器の「Verglas」は、センチネル付属武器はテンノ用の武器と比べ性能が控えめになっているというこれまでの傾向に反し、プライマリ武器にも並ぶ極めて高いステータスを持つ逸品。 |
クブロウ
犬に似た卵生の動物。育てるには、地球上にいる野生のクブロウの巣を破壊し、卵を入手する必要がある。更に卵の孵化には、専用のアップグレードパーツが必要。入手には手間がかかるが、その分センチネルよりも耐久性が高く、戦闘中にダウンした際も無条件で蘇生が可能。以下の6種類が実装されている。
HURAS クブロウ フラス クブロウ |
敵に突進攻撃を仕掛けるプリセプトと、敵が接近してきた際、テンノを透明化させるプリセプトを持つ。SHADEと似ているが、より敵の検出範囲が広い。 |
RAKSA クブロウ ラクサ クブロウ |
敵を怯えさせ、逃走させるプリセプトと、自身とテンノのシールドを回復させるプリセプトを持つ。 |
SAHASA クブロウ サハサ クブロウ |
地面の中からアイテムを掘り出すプリセプトを持つクブロウ。敵に対してフィニッシャー(組付き)攻撃を仕掛け、より大きなダメージを与えることもできる。 |
SUNIKA クブロウ スニカ クブロウ |
確保ミッションにおいて、逃げ回るターゲットを組み伏せるプリセプトを持つ。SAHASAクブロウと同様のフィニッシャー攻撃も可能。 |
CHESA クブロウ チェサ クブロウ |
破壊したコンテナや倒した敵から追加のアイテムを取り出すプリセプトと、敵の武器を無効化するプリセプトを持つクブロウ。 |
HELMINTH チャージャー ヘルミンス チャージャー |
感染体と融合したクブロウ。卵の孵化時に、Warframeの首元に感染した腫瘍(シスト)を吸入させるとこれが生まれる。HURASクブロウと同様の突進攻撃の他、相手をグラップリングフックの要領で引き寄せ、毒属性の攻撃を放つプリセプトを持つ。 更にフォーチュナーの高難度依頼ミッションの報酬として、一定間隔で小型の感染体 (マゴット) を産み落とすようになる効果と、それらから追加ダメージを得られる効果を併せ持ったプリセプトを入手できる。 |
キャバット
猫に似た動物。育てるには、遺跡船にいる野生のキャバットをスキャンして入手できる「キャバット遺伝子コード」を10個入手する必要があり、更に孵化器をキャバット対応のものにアップグレードする必要がある。現在、以下の3種が実装されている。
ADARZA キャバット アダルザ キャバット |
テンノの攻撃のクリティカル率を上げるプリセプトと、受けた攻撃を跳ね返すプリセプトを持つ。 |
SMEETA キャバット スミータ キャバット |
透明化したうえでデコイを出し、敵を引き付けるプリセプトと、テンノの運気を上げ、様々なバフを付与するプリセプトを持つ。 |
VASCA キャバット ヴァスカ キャバット |
攻撃しつつ敵の体力を吸収するプリセプトと、テンノがダウンした際に体力を代償にして蘇生させるプリセプトを持つ。 誕生させるには、VASCAキャバットの持つ遺伝子データが必要。誕生させたVASCAキャバット自身から採取できるほか、夜間のエイドロンの草原にて野生のVASCAキャバットと接触し、「VASCAウィルス」に感染した他2種のキャバットの遺伝子からも、データを採取できる。 |
モア
コーパスの戦闘用二足歩行ロボットを、テンノ用に改造したもの。「モデル」「コア」「ジャイロ」「ブラケット」の4つのパーツを、フォーチュナーで組み立てることで入手できる。モデルごとに異なるプリセプトMODが付属するが、センチネルなどと異なり、モデルによって装備可能なプリセプトが限定されることはない。他のパーツは、コアとジャイロがヘルス・シールド・装甲に影響し、ブラケットは極性に影響する。以下ではモデル一覧のみ掲載する。
PARA モア パラ モア |
反重力グレネードを投げ、敵を浮き上がらせるプリセプトと、敵を拘束する地雷を設置するプリセプトが付属。 |
LAMBEO モア ランベオ モア |
地を這う衝撃波を発生させ、敵を転倒させるプリセプトと、敵の弾速とダメージを低下させるフィールドを生成するプリセプトが付属。 |
OLORO モア オロロ モア |
近くのコンソールを自動でハッキングし、一定確率で機械・ロボット系の敵を洗脳するプリセプトと、エイムグライドの時間を延長するプリセプトが付属。 |
NYCHUS モア ナイチャス モア |
敵に飛び掛かり衝撃波を放ちつつ、シールドを大きく回復させるプリセプトと、近くの敵にキック攻撃を放つプリセプトが付属。 |
プレデサイト
カンビオン荒地に生息する、感染に適応した生物。3種類存在する。感染体に襲われ衰弱した個体を保護し、Sonに依頼して蘇生してもらうと入手できる。内部システム上はクブロウに分類され、クブロウ向けの汎用MODを装着可能。
ワズィール プレデサイト Vizier Predasite |
酸液により攻撃と目つぶしを行うプリセプトと、触れたもののヘルスを回復する胞子を出すプリセプトを持つ。 |
ファラオ プレデサイト Pharaoh Predasite |
寄生虫を放って複数の敵にダメージを与えるプリセプトと、毒霧を生み出し、触れた味方に毒ダメージバフを与えるプリセプトを持つ。 |
メジャイ プレデサイト Medjay Predasite |
突進によりダメージとスタンを与えるプリセプトと、組み付き攻撃を行うと共に敵に爆発性胞子を埋め込むプリセプトを持つ。 |
バルパファイラ
カンビオン荒地に生息する、感染に適応した生物。共通して、倒された際に自動的に復活するプリセプトを持つのが特徴。やはり3種類存在し、入手法もプレデサイトと同様。内部システム上はキャバットに分類され、キャバット向けの汎用MODを装着可能。
スライ バルパファイラ Sly Vulpaphyla |
敵を倒すことに主の回避率を上昇させるプリセプトを持つ。 |
クレセント バルパファイラ Crescent Vulpaphyla |
突進によりダメージとともに、敵を浮遊させ行動不能にするプリセプトを持つ。 |
パンザー バルパファイラ Panzer Vulpaphyla |
感染体の針を放ち、ダメージと共に感染性の胞子を付着させるプリセプトを持つ。 |
ハウンド
Parvos シスターが引き連れている4足歩行ロボット。彼女らを抹殺することで完成品を入手できる他、ドロップされるパーツを組み立てて入手することも可能。
組み立ての場合、「モデル」「コア」「スタビライザー」「ブラケット」の4パーツが必要。モアと異なる点としては、モデルに加えスタビライザーとブラケットにも独自のプリセプトが付属する点が挙げられる。
ギアアイテム
事前にアーセナルから装備しておくことで、ミッション中に使用できる様々なアイテム。その多くは消費アイテムであるが、中にはミッション中の窮地を救ってくれるようなものもある。ミッションで詰まったときには使ってみるといいかもしれない。ただし、特にエンドコンテンツにおいては、ギアの使用が制限される場合もある。例えば、ソーティーやナイトメアモードでは一部のギアが実質的に使用不可になり、サンクチュアリ交戦やアリーナにおいては、ギアメニュー自体が表示できなくなる。
- サイファー: ハッキング時のミニゲームを即座に完了させる。消耗品。特にハッキングの機会が多い潜入や救出ミッションで活躍するが、ソーティーやナイトメアでは使用不可。ある程度の練習はしておいたほうが良い…かもしれない。
- エアリアルサポートチャージ: ランディングクラフトに戦闘支援を要請する。消耗品。各ランディングクラフトの支援効果はランディングクラフト一覧を参照。
- コーデックススキャナー: 敵やオブジェクトのスキャンを行う装置。消耗品。スキャンすることで経験値が得られ、更にスキャンしたものの情報がコーデックス上で徐々に開示されていく。なおセンチネルのHeliosは、自動でスキャンを行う機能を持っているが、自動スキャンでもスキャナーは消費される。
- シンセシススキャナー: セファロン・シマリス特製のコーデックススキャナー。こちらも消耗品。スキャンを行うことで対象の情報を開示できる点はコーデックススキャナーと同じだが、スキャンした時に得られるものがセファロン・シマリスシンジケートの地位ポイントになっている他、シマリスの指定する特別なターゲット (シンセシスターゲット) のスキャンはこちらでしか行えない。また、シマリスの提供する「ウィジェット」という装置でアップグレードが可能で、これにより使っても消費させなくしたり、スキャン速度を上昇させることなどが可能。
- リストア: 戦闘中に消費される体力やリソースなどを回復させてくれる消耗品。Warframeのヘルス・シールド・アビリティ用エネルギー、銃器の弾薬の4種類に対応したものが用意されている。通常ミッションでは制限は無いが、鋼の道のりモードでは使用後にクールダウンが発生する。
- スペクター: AIによる自律行動で戦闘を支援してくれるクローン。大まかに、救出ミッションで手に入る「Warframeスペクター」と、シンジケートやBaro Ki'teerなどから入手できる「敵キャラクターのスペクター」がある。これらは全てナイトメアモードでは敵対状態で出現するため、実質的に使用不可となる。
- ドラゴンキー: ダイモスの遺跡船タイルセットに存在する、強力な効果とデメリットを兼ね備えたMODが眠る宝物庫の扉を開くためのギア。このキー自体にも強烈な副作用がある。ドラゴンキーにはBleeding、Decaying、Extinguished、Hobbledの4種類があり、それぞれ装備中は、「ヘルスが4分の1に低下」「シールドが4分の1に低下」「与ダメージが4分の1に低下」「移動速度が2分の1に低下」というデバフがかかる。複数のドラゴンキーを装備すれば、デバフも複数かかってしまう。このデバフ効果はドラゴンキーを装着している限り、ダイモス以外のミッションでも発生するため外し忘れには要注意。
-
モリ: ランドスケープにおいて、釣りを行うための道具。何度でも使用可能で、各ランドスケープの特性に合わせ、いくつか種類がある。
シータスで入手できるのは「LANZOモリ」「PERAMモリ」「TULOKモリ」の3種類で、それぞれ一突きで獲れる魚の種類が異なる。
フォーチュナーで入手できるものは「SHOCKPRODモリ」「STUNNAモリ」の2種類で、捕獲時に発生する、周囲の魚を痺れさせる電気ショックの範囲が異なる (STUNNAモリの方が広い)。
ネクロリスクでは「SPARIモリ」「EBISUモリ」の2種類を入手できる。両者ともカンビオン荒地の粘液の池を貫通し、水面から浮上していない魚を捕らえられる他、前者は投擲時に周囲の魚に気づかれにくい、後者は全く気付かれないという効果を持つ。 - NOSAMカッター、SUNPOINTプラズマドリル: ランドスケープの鉱石や宝石を採掘するための道具。何度でも使用可能。シータスで入手できる「NOSAMカッター」は3種類あり、高い地位ランクで手に入るものは性能的に上位互換となっている。一方フォーチューナーで入手可能な「SUNPOINTプラズマドリル」には、上位互換性能を持つものは存在しないものの、これ自体が最高位のNOSAMカッターと同等の性能を持つ。
- Echoルアー: ランドスケープでの動物保護に使用する、動物の鳴き声を再現して鳴らすための機器。対象の動物ごとに種類があり、何度でも使用可能。指定ポイントで使用することで、動物が出現する。
- 麻酔銃: Echoルアーと同じく、動物保護に使用する。何度でも使用可能。出現した動物に撃ち込むことで眠らせ、保護可能状態にする。
- アークウィングランチャー: アークウィングを装着し、飛行移動とアークウィングのアビリティ使用が可能な状態になる。何度でも使用可能だが、ランドスケープでのみ有効。
- K-ドライブランチャー: K-ドライブホバーボードを呼び出し、高速でのホバー移動が可能な状態になる。アークウィングランチャーと同じく、何度でも使用可能だがランドスケープでのみ有効。
- アークウィングガン展開装置: プロフィット・テイカー オーブ関連のミッション中に入手する、地上でアークウィングガンを使用するためのギア。何度でも使用可能。通常のミッションでも使用できる。
- ネクロメカランチャー: 照準地点に製作したネクロメカを呼び出す。初めてのネクロメカの製作が終わった際に自動入手する。やはり何度でも使用可能だが、ランドスケープとエンペリアンミッション (要策略性能値ランク5) でのみ有効。
- オムニ: エンペリアンミッション中に自動的に使用可能となる万能修復ツール。船体に発生する様々な種類の損傷を修復できる他、レールジャック船外では帰還ワープにも利用できる。
マスタリーランク / レジェンダリランク
マスタリーランクとは、いわばWarframeというゲームのやり込み度合を示すランクである。
ここまでで紹介したフレームやアークウィング、武器、コンパニオンといったゲーム内の装備のうち、初めて使用するものの装備ランクを上げることで、マスタリーランク用の経験値を得ることができる。こうしてマスタリー経験値を一定値まで稼ぎ、その上でロータスから課される試験に合格することで、マスタリーランクを上昇させることができる。
マスタリーランクを上昇させることで得られる恩恵としては、次のようなものがある。
- マスタリーランク制限のあるコンテンツの解禁
各種装備やプレイコンテンツの中には、一定のマスタリーランク以上でなければ使用できない・参加できないものがある。特に、このゲームに登場する武器のほとんどにはランク制限がかけられていると言ってよいため、欲しい武器を入手できるようになることはもちろん、更なるマスタリーランク向上チャンスにつながる。 - 初期MODキャパシティの増加
装備のランクが低い状態でのMODキャパシティは、マスタリーランクの数値と同じになる。最終的なキャパシティが増加するわけではないもののMODを全く装着できずに育成する期間が減るため、育成時の負担軽減になる。 - 一部のゲーム内ポイントの上限上昇
一日で稼げるシンジケートの地位ポイント上限や、レリックの報酬のうち、レア度の高いものを出やすくすることができる素材「Voidトレース」の所持上限といったものが、マスタリーランクに応じて上昇する。 - ログインボーナスの改善
マスタリーランクが高いほど、レア度の高い素材などが当たりやすくなる。
現状ではマスタリーランクの最高値は「30」となっている。マスタリーランク31以上に相当するものは「レジェンダリランク」という名称になり、到達するためにはより困難な試験に打ち勝つ必要がある。
勢力とNPC・ステージ
勢力
このゲームには非常に多くの勢力が存在している。ここでは、「ファクション」と呼ばれる主要な勢力と、それらに比べて小規模ではあるが大きな存在感を示している「シンジケート」に分けて紹介する。
ファクション (主要勢力)
Tenno テンノ |
古代文明オロキンの時代に存在していた戦闘種族。実際の発音は「テノゥ」に近い。 かつてはVoidと呼ばれる禁断の領域に生息しており、悪魔として忌み嫌われていたという。オロキンがセンティエントとの戦争に敗北した後、Voidから連れ出されたテンノが強化外骨格Warframeを与えられ、兵器として運用された。しかしオロキンが戦争に勝利した直後に謎の離反を遂げ、経緯は不明ながら冷凍睡眠に入る。 時が流れ、次々と覚醒したテンノは、庇護者であるロータスの下で寡兵ながら宇宙に強力な存在感を示す事となった。しかし冷凍睡眠前の記憶を失っている者がほとんどで、過去に何があったのか覚えていないという。 自らを厳しく律し、敵対する者には容赦がないが、示される報酬によっては戦力を貸すという傭兵的な側面を持つ。また強力無比な戦闘力を持つが、不死ではない。その為、戦いの中で命を落とすテンノもいる。 アップデート18「二番目の夢」にて更なる、そして驚くべき真実が明かされた。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけての重大なネタバレに注意。 ある時、オロキンの航宙船の一隻「ザリマン・テン・ゼロ (Zariman Ten Zero)」が、Voidのエネルギーを利用した長距離航行に失敗。その乗組員たちはVoid空間に飲み込まれ、そのエネルギーを浴びてしまう。結果、大人たちは発狂し、船内は乗組員たちが互いに殺しあう、地獄のような空間と化す。一方、子どもたちは違った。発狂もすることなく、逆にVoidのエネルギーに適応し、特異な力に目覚めたのだ。子どもたちは、その力によって発狂した大人たちを身を守り、Zariman船の事故における唯一の生存者となった。テンノとは、この特異な力、すなわちVoidエネルギーの制御能力に目覚めた子どもたちの呼び名である。 数年後に救出されたテンノは、上記のように始めは忌み嫌われる存在であり、一時はオロキン上部により処分されかけたこともあった。しかし、彼らに愛情をもって接したオロキン人の女性「Margulis」によって庇護され、彼女を慕うようになる。その後、研究者でもあったMargulisによって開発された「転移 (Transference)」と呼ばれる技術によって、Voidエネルギーの操作を通してWarframeを遠隔制御し、戦うことが可能となった。テンノがオペレーターを務めるWarframeは一騎当千の活躍を繰り広げ、古の大戦 (=オロキン対センティエントの戦争) において劣勢にあったオロキンの情勢を一気に逆転させた。この功績により、やがてオロキンの民からも崇められるようになる。 しかしながら、オロキンの腐敗ぶりを目にしていたこと、彼らが何よりも愛した「母親」であるMargulisが、オロキンによって反逆罪を着せられ、最終的に処刑されたことから、テンノ側はオロキンを憎み、反逆を企てるようになる。最終的に、古の大戦終結時の戦勝式典において、テンノはオロキンの民を虐殺。帝国を崩壊へと導くこととなった。 その後テンノたちは、センティエントを裏切り庇護者として活動し始めたNatah (=Lotus) の計らいにより、「リザーバー」と呼ばれるポッドに隠された上で、リザーバーが設置されたルアごとVoid空間に転移させられ、保護されることとなる。主を失ったWarframeたちは機能を停止し、長い冷凍睡眠に入ることとなったのであった。 |
Lotus ロータス |
作中でテンノを支援する唯一の組織。またミッションオペレーターを務める女性型ヒューマノイドも指す。名前の通り、蓮をモチーフにした衣装に身を包んでいる。かつてはビジュアルのせいで鼻フックという不名誉な綽名があった。 意図は不明だが、テンノの覚醒に呼応するかのように支援の手を差し伸べる一方で太陽系の戦況を伝え、様々な戦地へ赴かせている。 その由来は古代オロキンにまで遡り、センティエントとの関連も示唆されている。ロータス個人も何やら因縁を抱えているようだが……。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけての重大なネタバレに注意。 その正体は、敗北したセンティエント勢力が最後の策略として用意した、センティエントの工作員である。彼女のセンティエントとしての本名は「Natah (ナター)」といい、テンノへの接近とその破壊の密命を受けて暗躍していた。しかし、詳細過程は不明ながら、いつしかNatahは処刑されたMargulisと同じようにテンノへの愛情に目覚め、その成り代わりであるかのように振る舞い始める。 最終的にNatahはセンティエントを裏切り、Lotusと名を変え、テンノを破壊せずにVoid空間に隠すことで保護したのであった。 |
Grineer グリニア |
太陽系を支配せんとする超巨大帝国。両女帝 (シスターズ) と呼ばれる絶対的支配者の下、クローン技術によって大量に生み出される兵士達による人海戦術が最大の武器。 テンノについては太陽系支配を妨害する最大の敵と見なしており、抹殺を至上命令とする。初期は古代遺跡で冷凍睡眠しているテンノを見つけ次第始末しようとしていたが、ある時作戦に着手していたCaptain Vorが、テンノを捕獲・洗脳した上で「秘宝」として両女帝に献上することを目論んだことで、本作の物語は動き出す。 不完全なクローン技術を用いている為にグリニア兵たちには遺伝子の劣化が起きており、短命、奇形、知能退化などの様々な弊害が生じている。これを補う為に敵対勢力であるコーパスからサイバネティクス技術を購入しており、敵対しつつも微妙な共生関係が続いている。 実際のミッションで登場するグリニアのクローン兵士は、近接攻撃に特化したタイプが多い軽装兵、アサルトライフルやショットガンのような基本的な武装を備え、主力として最も多く出現する一般兵、個体数は少ないが重機関銃やロケットランチャー等の高火力武器を装備している重装兵といくつかのクラスに分かれている。また機械兵器が投入されることもあるが、クローン兵士に比べると絶対数は非常に少ない。 上記のように本作においては大きな立ち位置を占める勢力ではあるが、長らくその出自は不明であったのだが……。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけてのネタバレに注意。 その後アップデート19で実装されたクエスト「内なる紛争」にて両女帝が遂に登場、その出自に関する情報がわずかながら明かされた。 更にその後のアップデート29でのチュートリアル改変に伴い実装された新たなチュートリアルクエスト「目覚め」では、グリニアによく似た姿の兵士たちが、オロキン帝国のエリート兵士である「Dax」に率いられて戦う姿が描かれた。このことから、かつてオロキン帝国の奴隷階級兵士として生み出されたものが、グリニアの原型になったのではないかと考えられている。 |
Corpus コーパス |
太陽系を股にかけて商売を行い、作中世界の交易路を牛耳る一大企業。徹底した拝金主義であり、利益を求めるためならどのような極悪非道もしてのける。儲けになるなら敵であろうと商品を売りつけるほど。 所持する財産で組織内の地位が決まる為、仲間の追い落としや抹殺は日常茶飯事。ブラック企業の極みである。高度なロボット技術を所持しており、構成員数はグリニアよりも下ながら、戦力はグリニアに匹敵する。 古代オロキンの『失われた技術』に対する信仰というカルト的側面を持っている為、技術の結晶であるテンノは最高の獲物であると同時に、古代オロキンを滅亡させた「裏切者」として扱う。囚われてしまったテンノは徹底的な「研究」の末に切り売りされるという悲惨な末路を辿る事となる。 ミッション中に出現するコーパスの戦闘員は、2足歩行タイプのロボットである「モア」、独特の姿をした飛行ドローンタイプの「オスプレイ」、そして人型戦闘員の「クルーマン」の混成部隊として現れる。 |
Infestation / Infested 感染体 |
有機物・無機物を問わず感染し、罹患者を変容させる「テクノサイトウイルス」に感染し、異形の者へと変異した存在。作中に登場する感染体の敵は、元はグリニアやコーパスのユニットだったと思われる者がメイン。サイズはまちまちだが、いずれもおぞましい怪物然とした容姿をしている。 ウイルスに感染した者は激痛の中で発狂し、敵を見境なく攻撃する怪物となる。感染力は極めて強く、時には惑星一つを覆い尽くす程。事態を重く見たロータスの指示によりテンノが対応しているが、根絶には至っていない。 強力な感染体は人語を解する事が出来るほか、集合意識を代表してメッセージを発する事がある。特にテンノに対しては、どういうわけか「同胞」であるとして我々と同化せよと誘いをかけてくる。 通常ミッションでの感染体の敵は4足歩行タイプの「チャージャー」、2足歩行タイプの「ウォーカー」、上半身のみの状態で活動し両手を使って這い回る「クローラー」、非常に長い期間を感染体として過ごしたことで強化された個体である「エンシェント」、そして感染体となったAlad Vの手によって生み出された機械を素体とする感染体「ミュータリスト」のいずれかに属するものがほとんどである。 |
Orokin オロキン |
はるか古代に太陽系を支配していた帝国。「古の大戦」と呼ばれるセンティエントとの戦争で兵器を乗っ取られ、敗北寸前まで追い詰められたものの、対抗する為にテンノを勢力下に入れる事で逆転、勝利を収めた。 しかし戦勝の式典において突然のテンノの離反に合い、民は虐殺され文明は壊滅した。その遺跡が現在もVoidに存在しており、はるか未来でも防御機構が働いている。 古代の遺産を求めてやってくる者は多いが、防御機構によって洗脳装置を取り付けられ、「コラプト」と呼ばれる尖兵にさせられてしまい、侵入者に対して容赦なく襲い掛かってくる。 ミッション中に遭遇するオロキンの敵はほとんどがグリニア、コーパス、感染体のユニットがコラプト化したものであり、おおむね元となったユニットの特徴を受け継いでいるものの、中には攻撃方法などが変化している者もいる。 一方で、敵として描かれるのは上記のように洗脳された他勢力のユニットが主で、長らくそうした存在ではない、純粋なオロキン人のキャラクターは登場してこなかったが……。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけてのネタバレに注意。 「内なる紛争」クエストで、オロキン人の生き残りであるキャラクターが登場したのを皮切りに、作中でもオロキン帝国における民の暮らしぶりが明かされ始めるようになった。その伝承によれば、オロキンの起こりは次のようなものである。 ある時、クバと呼ばれる特異な物質が発見された。人類はクバの研究の末、意識を現在の肉体から切り離し、別の肉体へと移し替える儀式を生み出す。この儀式の恩恵を享受できる一部の特権階級は、やがて「オロキン」と呼ばれるようになる。オロキンの人々は、現在の肉体が死期を迎える前にこの儀式を行う、というやり方を繰り返すことで、実質不死身の肉体を得ることに成功する。 増長したオロキンの人々は、彼らの「帝国」の樹立を宣言。銀河系全土を支配するようになる。しかしながら前述の死の克服により、彼らの倫理観といったものは崩壊しており、ほんの一部の例外を除いて、オロキン帝国の民は腐りきった人格の持ち主ばかりであったという。こうした腐敗ぶりが、最終的にテンノの反逆による滅亡を招く一因となった。 |
Sentient センティエント |
はるか古代にオロキンと戦争して敗北したという謎の勢力。敵の兵器を乗っ取るという能力を持っていたらしいが、それ以外の詳細な情報は不明であった。 しかし近年になり、戦場で稀に見かけられるようになった「オキュリスト」と呼ばれる、謎のドローンの存在を通じて復活が疑われるようになる。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけてのネタバレに注意。 クエスト「Natah」において、Tyl Regorによりセンティエントの墓が発掘されたことで本格的に復活を果たす。「二番目の夢」クリア以降は、こちらの攻撃に適応して耐性を変える「バタリスト」「コンキュリスト」などの戦闘型個体が出現するようになり、テンノの前に立ちはだかる。 以降のストーリークエストでは、現在のオリジン太陽系の支配を目論むセンティエントの策謀が描かれ、センティエント対その他の勢力という対決の構図がストーリーの柱となっていく。 |
Wild 無所属 |
上記勢力にいずれにも所属しない、野生生物の類。 ランドスケープに出現するものは、麻酔銃を使った保護の対象となる。
|
エクシマスについて
本作に登場するザコ敵のほとんどは、低確率で「エクシマス」という強化個体としてスポーンする可能性を持つ。エクシマスは各種ステータスが通常タイプの敵から強化されており、通常個体は使用しない特殊な能力を備える。
ジャンクションやNightwaveのチャレンジなど、エクシマスの一定数撃破を求められる場面がある。
エクシマス自体はサービス開始初期から実装されており、長らく大きな変更はなかったのだが、2022年4月28日に実装された「アップデート31.5」にて、このエクシマスに大きな改変が加えられた。改変後は、戦闘能力・耐久力共に大きく上がっている。このアップデート以前にゲームを休止し、最近復帰したプレイヤーは要注意。
エクシマスには、特殊な仕様のものを除くと全部で8つの種類がある。8種全てが「オーバーガード」を持つのに加え、エクシマスの種類ごとに異なる「エクシマス専用アビリティ」を使用してくる。
- オーバーガード
ヘルス、シールド、装甲のいずれとも異なる、第4の防御ステータス。敵の上部に表示される体力バーを囲う青白い枠で表される。
これが存在する間は全てのダメージをオーバーガードで肩代わりされ、シールドとヘルスには一切ダメージを与えられない。それに加えオーバーガードが存在する敵は、冷気異常による減速以外の状態異常効果およびクラウドコントロールタイプのフレームアビリティを一切無効化する。
-
エクシマスの種類
先述の通り全8種類いる。纏うエフェクトやスキンの色、名称の違いにより判別可能。
全勢力で出現し得る「ブリッツ」「エネルギーリーチ」「リーチ」「アークティック」「ショック」の5種類には、感染体エクシマス専用の名称が用意されている。- ブリッツ エクシマス / ボラタイル エクシマス (感染体専用)
火花を伴う、オレンジ色の光のようなエフェクトを纏ったエクシマス。
前方一直線に衝撃波を放ち、命中した者にダメージ、爆発の状態異常、ノックダウン (転倒) 効果を与える。 - エネルギーリーチ エクシマス / パラシティック エクシマス (感染体専用)
吸い込まれるような紫色のエフェクトを纏ったエクシマス。
標的の足元に紫色のエネルギーフィールドを出現させ、数秒後にそれを崩壊させる。このエネルギーフィールドの崩壊に巻き込まれた場合、磁気の状態異常を負い、エネルギー減少効果とプレイヤーの画面上へのノイズを受ける。 - リーチ エクシマス / サングィン エクシマス (感染体専用)
脈打つような真紅のエフェクトを纏ったエクシマス。
標的の足元に真紅のエネルギーフィールドを出現させる。このフィールドはエネルギーリーチのものとは異なり、出現した瞬間から範囲内の標的のヘルスを奪い取り始め、リーチ エクシマス自身やその周囲の敵ユニットを回復させる。ヘルス吸収はシールドで防げないため危険。 - ガーディアン エクシマス
回転するエネルギーの盾で守られたエクシマス。コーパスの敵ユニットのみがこれになり得る。
このエクシマスのエネルギー盾はどのような銃撃も防ぐ他、MODで付与した壁貫通効果も無効化される。ただし、盾と盾の間や頭上の隙間からの銃撃は、見た目通り防ぐことはできない。また、近接攻撃も一切防げない。
また上記の盾に加え、周囲の仲間にダメージを90%減らす耐性を付与する。 - アークティック エクシマス / フローズン エクシマス (感染体専用)
青白いエフェクトを纏ったエクシマス。他の種類に比べエフェクトが目立たず、通常時は見分け辛い。時折、氷が砕けるような音と共に雪の結晶が舞い散るエフェクトを放つ他、後述の氷バリア展開時は見分けやすいか。
この種類のエクシマスに近づくとアクションの速度が低下する。速度低下はスタックするため、このエクシマスが複数いるところに飛び込むのは非常に危険。
また、FROSTのSnow Globeに似た、球形の氷バリアを生成する。このバリアは定点設置ではなく、本体の移動に追従するように動く。バリアは攻撃を加えられて耐久値が尽きるか、一定時間が経過すると消滅する。 - アーソン エクシマス
燃え盛る炎のようなエフェクトを纏ったエクシマス。グリニアの敵ユニットのみがこれになり得る。
EMBERのFire Blastに似た、円状の炎の波を放つ。EMBERのものと比べると広がる速度は遅いものの、当たってしまうと直撃ダメージに加え、火炎の状態異常による継続ダメージも受け、大きく消耗してしまう。この攻撃はローリングアクションで回避可能。 - ショック エクシマス / バイオエレクトリック エクシマス (感染体専用)
青色の放電エフェクトと、3つの電気エネルギーの球体を纏ったエクシマス。
先述の電気球を飛ばして攻撃する。この電気球は動きは遅いものの標的を追尾するうえ、ある程度近づくだけで放電によるダメージを受ける。 - ベノマス エクシマス
見るからに毒々しい緑色のエフェクトを纏ったエクシマス。感染体の敵ユニットのみがこれになり得る。
自身の周囲に毒のダメージゾーンを展開し、ゾーン内の敵に毒の状態異常を負わせる。毒異常を受けた場合、シールドを無視する継続ダメージを受けるので危険。
- ブリッツ エクシマス / ボラタイル エクシマス (感染体専用)
-
特殊なエクシマス
以下の敵がエクシマス化した場合、特殊な仕様が適用される。- アークウイングミッション専用敵
アークウイングミッション専用の敵は、エクシマス化するとアビリティは使用するものの、オーバーガードは持たない。 - グリニア ガードマン
グリニアのタイルセットの1つ「シップヤード」限定で出現するグリニア兵。これのエクシマスは「プロセキューター」と呼ばれ、単一属性 (冷気、電気、火炎、毒) のいずれかが名前に入っている (例: 「毒 プロセキューター」など)。プロセキューターは、名前に入っている単一属性に弱くなる代わりに、それ以外の属性全てへの耐性を高める効果を自身と周囲のグリニア兵に付与する。
それ以外のエクシマス専用アビリティは一切使用せず、オーバーガードも持たない。 - ワーデン
救出ミッションの牢獄エリア内に出現する特殊な兵士。これのエクシマスは、武器攻撃時にヘルスを回復する能力 (U31.5での改変前のリーチ エクシマスの能力と同じ) と、より高い移動速度を備えている。
プロセキューターと同じく、アビリティとオーバーガードは持たない。
- アークウイングミッション専用敵
シンジケート
主要勢力ほどの巨大組織ではないものの、太陽系の各所で暗躍し、一定の影響力を持つ勢力。テンノはその多くと協力関係を結ぶことができ、貢献に応じて「地位ポイント」を獲得することができる。地位ポイントはそのシンジケートが提供する商品と交換できるが、一日で稼げる地位ポイントには上限がある点に注意。
抗争シンジケート
本作でのシンジケートシステム導入と同時に、最初に実装されたシンジケート。「六大シンジケート」とも。これらのシンジケートには、その組織のシンボルを象った「シジル」が存在し、それを身に着けてミッション内で経験値を獲得することで地位ポイントを得る。
また、組織間の同盟・対立・敵対の関係が設定されており、全ての組織でまんべんなく地位を高めることは不可能 (どこかで地位を高めれば、それに応じて地位が低下するシンジケートが必ず発生する)。
そして地位がマイナスまで低下したシンジケートからは敵対状態とみなされ、刺客として特殊能力で強化された雑魚敵である「エクシマス」の大群を差し向けられる可能性が出てくる。もっとも、この敵対状態はあくまでゲームシステム上の話で、ストーリーに反映されることはない。そのため、敵対したシンジケートが依頼主であるクエストやイベントミッションを受注できないといった状態にはならないため、どこと協力するかは提供する品で決めても問題ない。また地位がマイナスに転落した状態であっても地位を稼ぎなおすことは可能なので、相応の手間はかかるものの時間をかければ全ての組織の商品を購入することも不可能ではない。
Steel Meridian スティール・メリディアン |
両女帝への忠誠心を持たずに生まれてきた者など、グリニア帝国内で異端とみなされ、帝国から離反した者達による、弱者保護・相互扶助の組織。各地でゲリラ戦を仕掛け、更なるグリニア離反者たちの手助けを行っている。リレー支部には歴戦の兵士が集っており、ものものしい雰囲気。 代表者は若い女性グリニア兵の「クレッサ・タル (Cressa Tal)」。 同盟相手は「レッド・ベール」、対立・敵対相手は「ニュー・ロカ」と「ペリン・シークエンス」。 |
Arbiters of Hexis アービターズ・オブ・ヘクシス |
オロキン時代のテンノ神話を否定し、その真実を求める組織。統制と鍛錬を重要視し、熟練のテンノに対して「仲裁」ミッションによる試練を課す。頭でっかちのきらいあり。リレー支部はさながら裁判所めいた厳粛な雰囲気。 代表者の名前は不明。声質から判断するに恐らくは男性。 同盟相手は「セファロン・スーダ」、対立・敵対相手は「ペリン・シークエンス」と「レッド・ベール」。 |
Cephalon Suda セファロン・スーダ |
好奇心のままに知識を追い求める組織。代表者である「スーダ (Suda)」はヒューマノイドの姿を取ってはおらず、セファロン (AI) の形で存在している。知識を重要視する為か、殺人をことのほか嫌う (とはいえ、敵対しているなら刺客はきっちり送り込んでくるが)。 同盟相手は「アービターズ・オブ・ヘクシス」、対立・敵対相手は「レッド・ベール」と「ニュー・ロカ」。 |
The Perrin Sequence ペリン・シークエンス |
拝金主義のコーパスから離反した、善良な商人・資産家達による組織。「助け合いは商いの基本」という理念の下、売り手も買い手もWin-Winな関係を重要視している。 代表者は「エルゴ・グラスト (Ergo Glast)」。 同盟相手は「ニュー・ロカ」、対立・敵対相手は「アービターズ・オブ・ヘクシス」と「スティール・メリディアン」。 |
Red Veil レッド・ベール |
自らを「浄化の炎」と定め、秩序の維持のためであれば暴力も流血も是とする過激派組織。リレー支部は赤色と炎に飾られており、捕まったグリニア兵が改造だか拷問だかを受けている他、その後ろには感染体が捕獲され、閉じ込められている。 アービターズと並んで代表者の名前が判明していない組織でもある。こちらも恐らくは男性。 同盟相手は「スティール・メリディアン」、対立・敵対相手は「セファロン・スーダ」と「アービターズ・オブ・ヘクシス」。 |
New Loka ニュー・ロカ |
かつて存在した、地球の人類を崇拝している組織。荒廃した地球を元の姿に戻し、繁栄させようとしている。リレー支部は美しい自然が溢れる癒しスポット。 代表者は女性の尼僧「アマリン (Amaryn)」。 同盟相手は「ペリン・シークエンス」、対立・敵対相手は「スティール・メリディアン」と「セファロン・スーダ」。 |
中立シンジケート
抗争シンジケート実装後に、新たに追加されたシンジケート。これらのシンジケートは、同盟・敵対のいずれの関係も存在せず中立を貫いており、全ての組織で地位を高めることが可能。また、地位ポイントの獲得方法がシジルによるものではなく、各々の組織が定める独自の方法になっている。
Cephlalon Simaris セファロン・シマリス |
セファロンの一体「シマリス (Simaris) 」が管理している、「滅びゆく生命体をデータ化・記録して保存し、後世に残す」ためのデータオアシス「サンクチュアリ」の構築を目指すシンジケート。構築中のサンクチュアリを用いた実験も行っている。 シンセシススキャナーで敵・オブジェクトをスキャンする (=シンセシス) 事で地位ポイントを獲得する。 |
Conclave コンクレーブ |
コンクレーブマスターの「テシン (Teshin) 」が管理するシンジケート。テンノ同士の戦い、すなわち対人戦 (PvP) を通じた自己研鑽と切磋琢磨により、更なる高みへの到達を目指す組織である。 本ゲームの対人戦コンテンツをプレイすることで地位ポイントを獲得でき、提供する報酬もそのほとんどが対人戦用のものである。 なお「鋼の道のり」の試練を課すのもTeshinであるが、そちらの遂行はコンクレーブの地位ポイントには貢献しない。 |
Ostron オストロン |
地球にある「エイドロンの草原」の開拓者たちのコミュニティであり、「シータス」という村に拠点を置く。代表者はシータスの長老である「コンズ (Konzu) 」。 地位ポイントを獲得するには、エイドロンの草原でのミッションをクリアしたり草原内での特定のアクティビティに取り組むか、草原内で得られる素材を住民に提供する必要がある。 |
The Quills クイル |
※ネタバレ防止のため反転 シータスの隠された場所にあるシンジケート。 ゲーム終盤に開放される要素であるオペレーター (Operator) のための装備品を取り扱う。代表者はオストロンの元歴史学者である「オンコー (Onkko) 」。 地位ポイントを獲得するには、センティエントがドロップする「センティエントのコア」を捧げる必要がある。 |
Solaris United ソラリス連合 |
金星にあるコーパスの強制労働施設「フォーチュナー」に収容された負債者のコミュニティかつ、同施設を牛耳るNef Anyoに対し真っ向から反旗を翻す反抗組織。女性の労働監督者「ユーディコ (Eudico) 」が代表を務める。 地位ポイントを獲得するには、オーブ峡谷でのミッションをクリアや峡谷内でのアクティビティへの挑戦、峡谷素材の提供などが必要。 |
Ventkids ベントキッド |
フォーチュナーの通気口内に住む孤児たちによるシンジケート。峡谷から盗み出したパーツによるK-ドライブの作成、K-ドライブによるレースやトリックの腕を磨くことを共通の目的とし、論理による絆で彼らの家族以上に強く結びついている。 地位ポイントを得るためにはK-ドライブレースをクリアしたり、トリックを決める必要がある。代表は、テンノのような余所者との窓口を務める「ポバー」グループのリーダー「ロキー (Roky)」と、レースの主催やパーツの調達などを行う、峡谷での実動部隊「クブロドン」グループのリーダーである「ブーン (Boon)」の2名体制。 |
Vox Solaris ヴォックス・ソラリス |
※ネタバレ防止のため反転 フォーチュナー内の「バックルーム」にあるシンジケートで、ソラリス連合の裏の顔ともいうべき組織。 クイルとつながりがあり、やはりオペレーターのための装備品を取り扱う。その他、EudicoとBizも参加して、とある計画が進められているようだ。代表者はソラリス連合のエージェントである「リトル・ダック (Little Duck) 」。 地位ポイントを獲得するには、オーブ峡谷内の洞窟などで手に入る「トロイド」という装置を捧げる必要がある。 |
Entrati エントラティ |
ダイモスのカンビオン荒地にある「ネクロリスク」に拠点を構える、ダイモスの調査を行っている一族「エントラティ家」の面々によるシンジケート。一家の母親である「マザー (Mother)」が実質的な代表者である。 高名なオロキンの研究者の一族であると同時に、太陽系のすべてのエネルギーの源である「ダイモスの心臓」と呼ばれる機構の管理を担う。 エントラティ家の面々は、いずれも巨大な人型の上半身と、感染体のつぼみのようなものに包まれた下半身という共通する身体構造を持つ。テンノに対してはおおむね友好的に接してくれるものの、過去の出来事のために家族仲が大変に悪く、互いにいがみ合っている。 地位ポイントを得るには、各メンバーの専門分野に対応するアクティビティに取り組むことで得られる「トークン」を交換する必要がある。 |
Necraloid ネクロロイド |
※ネタバレ防止のため反転 ネクロリスク内の隠された場所にあるシンジケート。ネクロメカの技術を蘇らせようとしており、ネクラロイドの提供する設計図を基に、壊れたネクロメカを復元することで、プレイヤー用のネクロメカを入手することができる。代表者はエントラティ家に仕えるセファロンの片割れ「ロイド (Loid)」。 地位ポイントの獲得方法は、隔離庫ミッションで入手できる「オロキンマトリックス」を捧げること。 |
NPC
味方陣営
Ordis オーディス |
テンノのオービター及びランディングクラフトを管理するセファロン (AI) 。テンノの事を「オペレーター」と呼ぶ。 オロキンの時代に作られた存在で、ランディングクラフトごと休眠していた。テンノの覚醒に呼応して再起動、以後は彼らを支える事となる。 休眠の間に記憶の大部分が失われ、またデータに異常をきたしているのか、その通信画面ではヒビを確認できる。そのためかAIの人格もだいぶポンコツ化しており、時折ものすごく口が悪くなる。その一方で、かつての人格を思わせる無感情かつ意味深な台詞を口にする事もある。 とあるクエストでは同じセファロンであるシマリスに「自分の元に来るならば、あなたの記憶を戻す事が出来る」と言われたが、それを断り「私はOrdis、船の頭脳。私はオペレーターに仕えます。新しい思い出ならこれから私が作ります」と言い切り、テンノのサポートを続ける事を決めた。また危機に陥ったセファロン・スーダを助ける為に危険を省みず行動するなど、下手な人間よりも人間らしい性格。 |
Darvo ダルヴォ |
コーパス出身の商人。105歳の若造で、父親であるFrohd Bek (フロード・ベク) はコーパス委員会の現会長。 父により約束された将来の地位を蹴って自由商人となるが、グリニアに目をつけられて捕縛され、囚われの身となっていた。融通の利く取引相手を求めていたロータスの仲介によりテンノ達に助け出され、協力者の一人となる。 期間限定でお買い得になるセールを開催したり、時々テンノに協力 (という名の厄介事への対処) を求めてくる。後日、念願の店舗をテンノリレーに出店した。 父がテンノを「裏切者」と面罵した時も、真っ向から「テンノは裏切者なんかじゃない」と庇う発言をするなど、数少ない味方でもある。 |
Baro Ki'Teer バロ・キティー |
「Voidトレーダー」として知られる商人。通称バロ吉。2週間の一度の周期でテンノリレーに立ち寄っては、期間限定で特別な商品を販売していく。ちなみにDarvoからは商売敵という事や、招待されたパーティーの食事で酷い目にあった為、非常に嫌われている。 商品はMODの上位版、特別仕様の武器や装飾品などで、購入するには多額のクレジットに加えて、Prime装備のパーツや設計図を売却して得られる専用通貨「デュカット」が必要となる。彼がリレーを訪れる前ともなるとPrimeパーツを集めんとするテンノにより、リクルートチャットでの募集が活発となるのはもはや風物詩。 実装当初は買い物に来たテンノ達にぐるりを囲まれて本人の姿がまるで見えなかった (=買い物ができなかった) 為、直後のホットフィックスでは「閉所恐怖症になった為にお立ち台を実装する」という粋な修正が入った。 商人ということでひ弱なイメージを持たれそうであるが、特定条件を満たすと彼自身から購入可能となる特殊ミッションでは戦闘もこなす。このミッションでは2丁拳銃でグリニア兵をなぎ倒しており、戦いの腕も確かなようだ。 |
Maroo マルー |
太陽系を股にかけて活動する盗賊。お宝と聞けばすっ飛んで行き、グリニアとコーパス両方を相手に手玉に取ろうとするしたたかな女性。 テンノを「ブリキ人形」、Ordisを「Ordo」と呼び、ロータス相手にも物怖じしないなど、気さくかつ怖いもの知らずな性格。ストーリークエストでグリニアに目を付けられていたところをテンノに保護され、見返りに古代の遺物の情報提供を行った。 その後、廃墟となった火星のテンノリレーに居を構え、プレイヤー同士による円滑なアイテムの授受が行えるバザーとして運用し始めた。また、古代の宝物を入手できるミッションを受注できるようになる。 |
Clem クレム |
元・グリニアの兵士。両女帝に対する忠誠を持たずに生まれた特異個体。基本的に自分の名前と愛銃の武器名しか喋る事が出来ない。かわいい。 Darvoの契約者として働いていたが、無用の存在として処刑されそうになっていた所を救い出された。以後はスティール・メリディアンのアジト (敵対している場合はDarvoの店) に常駐し、Clemのクローンの設計図を入手できるミッションを受注できるようになる。 |
Teshin テシン |
テンノリレーに存在するPvPによる対戦シンジケート「コンクレーブ」のマスター。独特の形をしたヘルメットをつけた老人で、二刀を佩いた姿は侍めいている。難解で抽象的な言い回しで話し、テンノ同士での手合わせによる鍛錬といった、Lotusとはまた異なったやり方でテンノを導く存在である。 ※以下、ストーリー中盤~後半にかけてのネタバレに注意。 「Natah」クエストでは一時的にテンノのオペレーターを務め、突然行方をくらませたLotusの捜索のために協力してくれる。 「内なる紛争」クエストでは、彼自身の驚くべき出自が明らかとなった。その正体とは、オロキン帝国のエリート兵士であった「Dax」の生き残り。すなわち、オロキン時代から生きている人物ということになる。このクエスト中では、体に刻み込まれた「クバを持つ者の命令に逆らえない」Dax兵としての特性を |