weezer(ウィーザー)とは、アメリカの4人組ロックバンドある。グラミー賞2度受賞。
現メンバー
- リヴァース・クオモ(Rivers Cuomo) : Vocal, Guitar - [1970年6月13日生まれ]
- ブライアン・ベル(Brian Bell) : Guitar, Vocal - [1968年12月9日生まれ]
- スコット・シュライナー(Scott Shriner) : Bass, Vocal - [1965年7月11日生まれ]
- パトリック・ウィルソン(Patrick Wilson) : Drum - [1969年2月1日生まれ]
概要
1992年2月14日結成。翌月の3月に初演奏で、俳優のキアヌ・リーブスが所属するバンド「Dogstar」のオープニングアクトだった。
1994年5月10日、1stアルバム『weezer』(通称:ブルー・アルバム)でメジャーデビュー。デビューからいきなり高評価を受け、グラミー賞やMTVアワーズ賞などを受賞。全米だけで300万枚以上を売り上げた。
その後メンバーの脱退・加入、リヴァースの大学進学、結婚など様々な状況を経て活動を続けている。
作品一覧(アルバム)
weezerにはタイトルに『weezer』としか書かれていない作品が3作存在しており、それぞれ各アルバムジャケットの背景色が通称になっている。
- ウィーザー(ザ・ブルー・アルバム)/weezer (The Blue Album)【1994年】
- ピンカートン/Pinkerton【1996年】
- ウィーザー(ザ・グリーン・アルバム)/weezer (The Green Album)【2001年】
- マラドロワ/Maladroit【2002年】
- メイク・ビリーヴ/Make Believe【2005年】
- アローン - ウィーザー・アナザー・トラックス/ALONE - The Home Recordings of Rivers Cuomo【2007年】(※リヴァース・クオモ個人名義での発表。宅録・デモ曲集)
- ウィーザー(ザ・レッド・アルバム)/weezer (The Red Album)【2008年】
関連情報
- リヴァースは1997年にハーバード大学に入学している。当初は音楽を専攻していたが、後に英文学に転向。weezerとしてのデビュー後も在籍し続け、2006年に卒業している。
- セルフ・プロデュースのアルバム『ピンカートン』のジャケットに歌川広重の東海道五十三次の一幕を使用したり、「ハッシュ・パイプ」という曲のPVでは日本の力士や暴走族が登場するなど、親日・知日家かと思われる側面がある。また、「アクロス・ザ・シー」という曲はある日本人女性(ファンレターをくれた)への思いを綴った曲だそうで、日本でしか演奏はしない事にしているらしい。のちにその女性を名乗る人物がCross Beat誌に寄稿した。
- しかし、かつて日本が嫌いだという内容の発言をし、物議を醸した事がある。発言の真意は不明であるが、一時期、メンバーの脱退、商業的不振、大学生活での多忙さなどから精神的に不安定になり、全ての事に対して疑心暗鬼になっていたとも話している事から、深い意味の無い発言だったとも考えられる。
- リヴァースは2006年、大学卒業とともに結婚している。相手は何と日本人で、彼が日本嫌いというイメージを持っていたファンたちを驚かせた。なお2人の出会いは1997年との事で、この情報を信じるならば前述の「アクロス・ザ・シー」のインスピレーションとなった女性は彼女ではない事になる。その後しばらく福岡県で生活し、作曲活動に励んでいた。
- アメリカ本国では最初のグラミー賞受賞曲「バディ・ホリー」以降長く評価されない時期が続いたが、日本では安定して人気があった。泣き虫ロックと称される切ない歌詞、メロディアスな曲調とコーラスワークが日本人の好みにマッチしていたと考えられる。ライブでは観客がリヴァースと共に大合唱するなど、このジャンルのロックバンドにしてはやや異質な空間が展開される。
関連項目
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