X432Rとは、"DeSmuME"に高解像度3D機能を搭載したカスタムバージョンである。
概要
正式名称は、"DeSmuME 非公式改造版 X432R"。
作者はyolky-nine氏。
X432Rの特徴である高解像度3Dレンダリングとは、3Dグラフィックの解像度そのものを引き上げる機能である。
特にOpenGLX4&アンチエイリスの併用は、元が256x192のDSとは思えないほどの超絶美麗な変化を遂げる。
高解像度機能を使用しているとき、Bilinearや2XSai、xBRZといった画像処理フィルターは使用できなくなるものの、やはりX432Rに新たに搭載されているPost-Processing Shader を用いることで全体を滑らかにぼかす処理が可能。
しかしやはりX432Rの本領が発揮されるのは、 3Dポリゴンの作りこみが細かく、かつ画面内に2D成分(2Dグラやテクスチャ)が少ない、3Dに特化したゲーム。
ニンテンドッグスやアイドルマスターDS(ステージ),アクアゾーンDS、そしてメトロイドプライムハンターなどは特に必見!
HDゲーム並みのグラフィックが心行くまで味わえることだろう。
ところで、この高解像度化には代償が存在する。それは動作の重さ。
これはX432R特有の高画質化処理によるものが大きいと思われる。
高画質化の仕組みとしては、3D画像部分のみ、通常解像度の上に高解像度化した3D画像を新たに作り出して覆いかぶせて表示するという珍しい手法を取っており、元の3D画像そのものを高解像度化しているわけではないもよう。
この「通常のDeSmuME+高解像度化された3D画像の表示」という多重処理の仕組みが、X432Rの動作を重くしている要因と考えらえる。
もっとも作者サイドも処理方法を工夫しているようで、過去のバージョンに比べて動作が軽くなってきている。
またフレームスキップやUse dynamic recompolerを設定することで大幅に動作が軽くなるので、ぜひ試してみてほしい。
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