『XEXEX(ゼクセクス)』とは、KONAMIが1991年に製作したアーケード用横スクロールSTG。
2007年に発売されたPSP用ソフト『沙羅曼蛇ポータブル』に収録されている。本作はこれが初の移植である。
後に2021年12月23日にはPS4/NintendoSwitchのアーケードアーカイブスにて配信されるようになった。
概要
謎の生命体「フリント」を駆使し、遠き惑星で囚われの身となった姫を助けに行く、というストーリー。
当時のSTGとしては珍しく、オープニングやクリア時に、アニメキャラによるフルボイスのデモが流れる。今となっては珍しいものではないが、当時のプレイヤーにとっては色々な意味で恥ずかしかった。
ラスボス出現デモにおける台詞「私自らが出る!」は、本作を語る上で欠かせない名台詞として語り継がれている。
本作のヒロインである「イレーネ姫」の声を演じるのは、声優の島本須美。
ラスボスの声優は、エンディングのスタッフロールでは「???」と表記されており、こちらも島本須美が演じているのではと噂されていたが、現在は公式からラスボスの声は開発スタッフの人であると否定された。
フリント
システム上の肝となっているのが「フリント」である。塊から触手が伸びたような形状をしている。
フリントは自機と装着・離脱が自在なオプションで、敵弾を防ぐバリアとして利用したり、分離して自機と別個に攻撃することも可能。・・・言ってしまえば『R-TYPE』の(スタンダード)フォースだが、フォースの場合は前か後ろに装着した状態が基本だがフリントの場合は切り離すと触手を伸ばして自動的に敵の方へ向かって攻撃する性質を利用することも多く、独自性がまったく無いというわけではない。いわばR-TYPEの後継作品で登場するアンカーフォースなどのように「フォースを切り離した状態を積極的に利用する」タイプの先駆とも取れないことはない。
ちなみにフリント装着時の溜め撃ちは、フリントの触手が前方に伸びるというもので、この攻撃は「フリント地獄突き」と呼ばれる。フリントを切り離している時は使用できない。
触手を懸命に伸ばし、時には自機の盾となり、自機から離れれば壁を通り抜けてでもついていこうとする様は実に健気。スコアネームの入力後にはプレイヤーのためにおみくじを引いてくれる。さらにエンディングでは驚きの秘密が明らかに・・・。
ちなみに、自機の名前は「フリントロック(フリントを固定するもの)」。つまり、XEXEXの主人公はフリントだったんだよ!
他作品におけるオマージュ等
- SFCのゲーム『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』では、ミニゲームとして本作の2面を遊ぶことができる。
- イレーネ姫は『オトメディウス』にゲスト出演した。
- R-TYPE FINALにおける自機、B-1B (要するにパクリ返し逆輸入)
- すれちがいMii広場の追加DLC『すれちがいシューティング』の武器装備に「だっかんプラズマ」なるものがあり、まんまフリント地獄突きである。(開発元がグッド・フィールだからか…)
- さらに『すれちがいシューティング』の最終ボス前の会話シーンでも今作のパロディと思われるセリフがある。
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関連項目
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- ページ番号: 1363900
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