XPERIA(エクスペリア)とは、ソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン)とソニーが展開しているスマートフォン・タブレットブランドの名前である。
概要
ソニー・エリクソンが掲げる「コミュニケーションがエンターテインメントになる」というブランドメッセージを具現化した戦略的端末群につけられるブランド名。
シリーズ端末としては「XPERIA X1」「XPERIA X2」「XPERIA X5 Pureness」「XPERIA X10」「XPERIA X10 mini」「XPERIA X10 mini pro」「XPERIA X8」「Xperia arc」「Xperia neo」「Xperia pro」「XPERIA PLAY」「Xperia acro」「Xperia ray」「Xperia active」「Xperia Z」「Xperia XZ」などがある。
初期は搭載されているOSは端末によって異なり、X1・X2がWindows Mobile搭載、X10以降の端末がAndroid搭載、X5がオリジナルOSとなっている。
グローバル版でのAndroidアップデートは積極的だが、日本版のアップデートは特にキャリア版では少ないが、国内キャリア版としてはこれでもマシな部類である。
長年国内メーカーとしてAndroidスマホを牽引してきたが、2015年のZ4で大不評を買って以降は下降線となり世界シェアを失い、現在はグローバル向けとしてはヨーロッパ・台湾・香港を除いて積極展開から撤退している。さらに日本国内でもミドルレンジの国内展開が遅れたことが仇となり、2018年にSHARPやファーウェイに敗れ国内のAndroidスマホのシェア1位から転落。
テコ入れをすべく2019年に5インチ台のコンパクトモデル以外をフルモデルチェンジし、21:9ワイドディスプレイを採用。かつミドルレンジ帯のスマホを日本でも投入した。さらに長年障害となっていたソニーの部門同士による連携を強化。2020年はファーウェイが貿易摩擦の煽りを受けて日本での地位を大幅に下げたことや5Gスマホの全体的な売上不振の影響もあるが久々に日本での売り上げが好調で状況はやや好転している。一方、シリーズ内でのユーザー移行もありラインナップにも変化が見られている。
なお、ソニー・エリクソンの完全子会社化に伴い今後はソニーから発売される。
日本で発売されているスマートフォン端末
Xperia 1・PROシリーズ
2019年春夏モデル以降。体制を一新したソニーモバイルが「好きを極める」をコンセプトにターゲットを絞り込み、一眼レフ「α」チーム及び厚木のディスプレイ部隊、ソニーミュージックなどSONYグループの協力を得て刷新した新シリーズで、この1以後は「α」ファミリーとしてカメラ部隊による開発が本格化した。端末の命名規則も「α」に準じたものとしているため、世代を重ねるごとにローマ数字が増えていく。カメラは一眼レフのレンズ交換を意識した3眼で、ディスプレイは6.5インチで21:9のシネスコサイズ。かつてのPremiumを冠した端末の後継機であり、ディスプレイは4K対応。単体で映画クオリティの動画撮影が可能な「Cinema Pro」が初代から搭載されているほか、世代を重ねるごとに「α」ライクな操作性の「Photo Pro」や「Cinema Pro」を簡易化した「Video Pro」、音声ソフト「Music Pro」、Vlog向け動画編集ソフト「Video Creator」なども追加されている。なお、「Photo Pro」搭載当初はAndroid標準のカメラアプリも残していたが、BASICモードの追加にともない静止画アプリは「Photo Pro」に一本化された。
SD855搭載の初代1ではディスプレイの品質を個別管理したProfessionalモデル及び海外版をベースにしたSIMフリーモデルも販売。
SD865搭載の1(マーク2)以降5G・イヤホンジャック対応で、ZEISSとの協業でT*コーティングを実施。1Ⅱ以降はSSIMフリーモデルもソニーストアで販売している。
1はプロフェッショナル向け端末「Xperia PRO」のベースモデルであり、SD888搭載の1ⅢはRX100Ⅶ向け1インチサイズセンサーを搭載した「Xperia PRO-I」のベースモデルとなっている。なお、1Ⅲ以降は望遠レンズに可変式レンズを採用している。
2022年の1Ⅳまでアウトカメラはすべて1200万画素で統一していたが、2023年の1Ⅴでは広角24mmのみ新開発のExmor Tを採用し有効画素数を4800万画素とした(記録は1200万画素)。
2024年の1Ⅵでは21:9の4Kシネマワイドディスプレイから19.5:9のFHD+ディスプレイに変更した一方で1-120Hzの可変リフレッシュレートに対応し、BRAVIAの技術を集約。サンライトビジョンにより直射日光下でも鮮明に確認可能となった。また、カメラアプリを1つに集約し、テレマクロモードも採用した。また、直販モデルのみ1シリーズとしては初めて赤系統の本体色を採用。Androidは3回アップデート、バッテリーはこれまでの3年80%から4年80%に長寿命化された。
Xperia 5シリーズ
2019年秋モデル以降。フラッグシップの1シリーズの兄弟機であり、小型ハイエンドモデルに位置する。1シリーズとの差異はディスプレイが6.1インチフルHDであることと、世代が進むごとに搭載メモリに差がでていることである。(とはいえXperia5IVの8GB分もあれば通常使用で困ることは無いだろう・・・。)
シリーズの命名規則は1同様に「α」の規則を踏襲。5Ⅱ以降は5Gに対応し、SIMフリーモデルもソニーストアで取り扱っている。
5Ⅴでは広角24mmのセンサーを1Ⅴに搭載したExmor Tにしたことからそれまでの3眼を2眼に変更。あわせてターゲットを5Ⅳまでと異なり若年層へと変更。ソニーマーケティングがソニーミュージックに縁のあるアイドルや声優とのコラボレーション広告を積極的に展開している。
なお、αのアクセサリ端末「PDT-FP1」のスペックは使用環境を考慮した必要要件の都合で5Vとほぼ同一となっている。
登場以降、2023年のVまでは毎年秋に発売されていたが、スマートフォン業界の全体的な価格高騰や1シリーズへのユーザー移行などもあり2024年はモデルチェンジをせずにVの継続販売となった。2025年以降のシリーズ継続は未定。
Xperia 10・8シリーズ
2019年春モデル以降。それまでのXAシリーズに相当するシリーズで、6インチディスプレイ、Snapdragon600番台採用のミッドレンジモデル。初代10は画面サイズの大きい10Plus(6.5インチ)も発売された。
初代10(Plusを含む)は日本国内では発売されなかったが、FeliCa搭載など国内向けカスタマイズを施した8・8Liteとして一部キャリアから発売された。
10Ⅱ以降は日本でも発売し、MVNOでも取り扱われている。1はSIMフリー版はLiiteと区別したが、Ⅳ以降はSIMフリー版とキャリア版で機種名の区別は廃止された。
SIMフリーモデルの展開もはじめた10Ⅳ・10Ⅴは部材の高騰なども影響し同一のSoCを搭載しているが、細かい部分の改良が施された。なお、10VではGoogle OneやSpotifyの特典を付加した学生向けのFun Editionがドコモから発売されている。
2024年の10Ⅵは21:9FHD+シネマワイドディスプレイで、SoCは6Gen1を採用。カメラは3眼から5V同様の2眼とし1Ⅵ同様カメラアプリを刷新(一部機能はオミット)してルック機能を搭載したほか、5VからVideo Creatorも継承した。メモリは6GB、容量128GB。2回のOSアップデートと4年のセキュリティアップデートが行われる。
なお、メモリはイギリスなど海外版は8GBを搭載。予約段階でのイギリスの販売価格は61,000円(5月19日時点)。
Xperia Aceシリーズ
2019年春以降。体制変更後のシリーズだが1~10の数字を用いずかつてのAシリーズと同様に「エース」を名乗るが、端末ごとに位置づけは異なっている。ただし、命名規則のみ1・5・10と同様に「α」に準拠している。
初代AceはSD630搭載で10同様ミドルレンジの位置づけとなりドコモ、楽天モバイル、MVNOで発売。
2代目のAce Ⅱは海外のみの発売だったLシリーズの後継としてエントリーモデルに変更され、LシリーズのSoCであるHelio P35を採用。2021年発売でドコモのみの取り扱いとなった。
3代目のAce Ⅲは5G対応に伴いSoCをSnapdragonに戻した(SD480)が、エントリーモデルとして継続。ドコモ、UQ、ワイモバイルなど初代以来の複数キャリアでの発売となった。
初代は発売直前に終了した「ドコモwith」に対応させる予定だったのでは、と推測される程度に安価路線を行くAceシリーズだが、2023年12月27日より割引制度の変更で割引上限が4万円となったため、国内専売のAceが継続するのかグローバル展開の10シリーズに吸収されるのかは不明である。なお、2024年の新機種販売はない。最初のスマホとしては良いだろうが、ヘビーユーザーにオススメ出来るかは不明。
日本で発売されていたスマートフォン・タブレット端末
XPERIA X10/Xperia(SO-01B)
ソニーエリクソン初のAndroid搭載端末でコードネームは「Rachael」。
日本国内では、2010年4月1日に世界に先駆けてドコモから発売された。スマートフォンであるがPROシリーズには分類されず「ドコモ スマートフォン」として発売された。
ちなみに、SO-01Bという型番も付いているが、通常は「Xperia」として案内される。
なお、発売当初Android OSのバージョンは1.6だが、PC経由でのアップデートにより2.1に対応した。
また、擬似マルチタッチにも2011年1月19日のバージョンアップにて対応した他、当初は行われない予定だった2.1から2.3へのバージョンアップも海外では行われた(日本ではバージョンアップは行われなかった)。
SPモードメールにもアップデートにより対応した他、エリアメールにも2011年11月7日のアップデートで対応した。
スペック的にはAndroid2.3=GingerBreadにも対応していることから、カスタムROM製作が花盛りな端末。
日本国内で販売された端末でも、2.3ベースのカスタムROMを導入することが可能である(もちろん補償対象外なので注意)。
Xperia arc/acro
Xperia arcはフラッグシップモデルとして、「X10」の後継機種として2011年1月6日に発表された。
日本を含む世界各国で2011年第1四半期に発売された。
Android OSのバージョンは2.3となっている。最薄部は8.7mmでX10よりも4.4mm薄くなった他、液晶のサイズは4.2インチとなっている。また、「モバイル・ブラビア・エンジン」を搭載している他、「X10」同様にTimescapeも搭載されている。
日本ではドコモより「Xperia arc SO-01C」として3月24日発売開始。
HSPAに対応しており国内機初の下り最大14Mbps対応モデル。ただし、現在ドコモにてサービス提供を開始しているLTEへは対応していない。
2011年6~7月にはarcをベースに、おサイフケータイやワンセグなどのサービスへ対応させた日本市場向けの「Xperia acro SO-02C」がドコモより、「Xperia acro IS11S」がauより発売された。
なお、ドコモのacroではspモードに対応しており@docomoのアドレスが発売時からspモードを契約すれば使用出来たが、auのacroでは@ezwebのアドレスは9月下旬以降のアップデートまで待たなければならなかった。
2011年11月7日のアップデートでエリアメール・テザリングに対応する他、「PlayStation Certified」にも対応する。なお、arcは海外ではAndroid4.0へのアップデートが行われているが、日本ではarc・acroのアップデートは行われていない。
acroが数ヶ月に渡って月の販売台数1位を記録するなどヒット商品となったが公称1GB、実質380MBの足りないストレージが欠点で、アップデートの度に肥大化するアプリの容量、アップテートと一緒に押しつけられ削除もできなければ、SDカードにも移動できないアプリとどう付き合っていくかがユーザーとしては重要になってくる。
Xperia ray
6月22日に発表されたAndroid2.3端末。rayはacroなどのようなハイエンドモデルではなく、機能とデザインを両立させた端末となっている。厚さ9.4mm、重量100gの小型軽量モデル。
デザイン上の理由によりHDMI端子は省略された。バッテリー容量は1500mAhでarc・acroと同一であるが、電池パックはray専用のものとなっている。
デザイン性が重視されている他、グローバルモデルがそのまま日本において発売される為acroのように日本向け機能は搭載されていない。また、日本で発売されるXperiaでは初のインカメラ・テザリング機能搭載端末である。同時に女性向け端末として展開される為、海外版にあるブラックは日本では発売されない。蓋を開けてみたら小さいのが、女性よりも大型化を好まないマニア層に受ける事になり、ブラック版が発売されない事にがっかりする事になった。
発売はNTTドコモで型番はSO-03C。2011年11月7日のアップデートで提供される機能の殆どが発売時に実装済みだった為、画面のスクリーンショットに対応するのみとなっている(「PlayStation Certified」には非対応)。
また、Android4.0へのアップデートは海外では行われているが、日本でのアップデートは行われない。
Xperia PLAY
これまで「プレイステーション携帯」として噂になっていた端末で、2011年2月13日(日本時間2月14日午前3時)にXperia neo/proとともに発表された端末。アメリカのベライゾン・ワイヤレスが2011年3月から発売を開始した。
OSにはX10以降の端末と同じくAndroid OS 2.3を採用している。搭載カメラの画素数は5.1メガピクセル。
Android OS搭載端末でプレイステーションのゲームなどを楽しむためのプラットフォーム「PlayStation Suite」を快適に利用できることを証明する「PlayStation Certified」認証第一号である。PlayStation Suiteを利用することで、PS1の一部のゲームやPlayStation Suite専用のゲームタイトルを楽しむことができる。なお、PlayStation SuiteはAndroid OS 2.3以降の端末に対応するが、2.3を搭載したすべての端末でPlayStation Suiteが利用できるとは限らない。
日本においてはNTTドコモよりSO-01Dとして2011年10月に発売されている。
2011年11月のアップデートは無かった。Android4.0へのアップデートも海外では予定されていたが(日本では当初から予定なし)、快適な動作を得られる保証が無いとして、この機種だけはアップデートを断念する格好となってしまった。
Sony Ericsson mini(Xperia mini)
2011年5月5日に発表された、Xperia X10 miniの後継機種。3インチの画面を採用しており、本体サイズは手のひらに収まるほど小さい。OSはAndroid2.3を搭載している。
日本ではイー・モバイルから2011年10月28日に「Sony Ericsson mini(S51SE)」として発売されるが、イー・モバイル版はグローバル版と違いXperiaブランドではない。なお、Pocket WiFiウィジェットがあるのでWi-Fiルーターとしても使用出来る。
海外版は4.0へのアップデートが予定されているが、S51SEは行われない予定。
Xperia NX(Xperia S)
2012年1月10日に発表された端末。グローバル版は「Xperia S」として発売されるが、日本版は「Xperia NX」としてドコモより2012年2月24日に発売されており、型番はSO-02D。初期搭載OSはAndroid2.3である。Android4.0へのアップデートは、Sは5月に、NXは11月に行われた。SはAndroid4.1へのアップデートも予定されており、2013年4月初頭頃の予定である。Android4.1へのアップデートに関してはNXは現在のところ予定無しである。
開発コードネーム「NOZOMI」としても知られており、画面は4.3インチHDディスプレイを採用。ブランドはソニー・エリクソンとなっている。
ワンセグ・赤外線・おサイフケータイ及びXiには非対応。但し、Xperia SはNFC搭載。
日本での発売は2012年の2月だったのだが、2012年5月の時点では既に生産が終了している。この為、2012年6月時点で既にドコモのサイトではサポートページにしかNXの記載がない。気合いが入ったデザインで内部ストレージが32GBと強力であったが、SDカードを入れることができないのが欠点だった。但し、NXはUSB接続の専用SDカードリーダー・ライターが付属していたためそれを使ってSDカードに保存することは可能である。
なお、Xperia SはAOSP(Android Open Source Project)に選定されている。Nexusシリーズ以外でのAOSP選定はXperia Sが初めて。
Xperia acro HD
Xperia acroの後継機種で2012年に発表された端末。日本仕様でありドコモよりSO-03Dとして、auよりIS12Sとして発売。
ベースとなっているのは「Xperia NX」で、NXにワンセグ・赤外線・おサイフケータイと日本向けのXperiaとしては初めて防水機能を付けている。
なお、海外向けとしてFeliCaに代わりNFCを搭載したXperia acro Sも発売されるが、acro SではAndroidは最初から4.0が搭載されている。
初期搭載OSはAndroid2.3である。Android4.0へのアップデートはauでは7月、ドコモでは11月に行われた。画面サイズはSと同じ4.3インチ。
Xperia GX/Xperia SX
日本向けXperiaシリーズとしては初のLTE対応機種として2012年5月9日に発表された端末。また、同時に日本向けとしては初めてのソニーモバイル端末となる。
開発コードネーム「hayabusa」のGXは4.6インチの画面を有しており、本体はXperia arc同様にアーク形状を取り入れている。最薄部は8.6mm。GXには「Great Experience」「Generation Next」の意味がある。
開発コードネーム「komachi」のSXは3.7インチの画面を有しており、最薄部9.4mm・重さ95gとなっている。重さに関してはXperia rayよりも軽くなっている。SXには「Smart Experience」「Sophisticate Experience」の意味がある。
Android4.0を搭載。また、ソニーモバイルとなった事でソニーの技術がこれまで以上に数多く搭載されているのも特徴で、Walkmanアプリなどが新規で搭載されている。なお、おサイフケータイ機能は両機種に搭載されているが、赤外線・ワンセグはSXのみに搭載されている。
取り扱いキャリアはNTTドコモで「Xperia GX」は2012年8月9日発売で型番はSO-04D。「Xperia SX」は2012年8月10日の発売で型番はSO-05D。2013年7月2日からAndroid4.1へのアップデートが開始されている。
Xperia Tablet S
Sony Tablet Sの後継端末であり、Xperiaブランドとしては初めてのタブレット端末。前端末同様に偏重心デザインであるが、薄くなっているのが特徴。
Androidは4.0.3だが、4.1へのアップデートが予定されている。
容量は16GB・32GB・64GBの3種類があり、ディスプレイは9.4インチ。
日本・ヨーロッパでは2012年9月に発売された。ただし、画面部分に不具合が見つかった為2012年10月現在販売は中止されている。11月より販売再開された。
Xperia AX/Xperia VL(Xperia V)
映像及びカメラに注力した端末で、画面は4.3インチ。Mobile BRAVIA Engine2を搭載し、LTEにも対応。1300万画素のカメラを搭載した他、防水仕様になっている。また、NFCを搭載している。
日本での名称となるAXのAにはAdvancedの意味が込められており、acro HDの後継モデルと位置付けられている。
日本では冬モデルの「Xperia AX SO-01E」としてNTTドコモより2012年11月16日に発売された。ドコモ冬モデルカタログのトップに来るなど冬モデルの中心機種の1つとなっている。
また、auでもVをベースとした「Xperia VL SOL21」として2012年11月2日に発売された。
Xperia Z/ZL/ZR(Xperia A)
2013年のフラッグシップモデルのZとその姉妹機のZL。ソニー製品の中でも完成形とされる形式に付加される「Z」を冠した端末で、2013年1月8日に発表された。Android4.1を搭載(グローバルモデルは5へアップデート予定)。
Zは背面にガラス素材を採用している他、「Exmor RS for mobile」や「モバイルブラビアエンジン2」などを搭載。画面はフルHDの5インチ。NFCにも対応している他防水・防塵機能も備えている。
ZLはZから防水・防塵機能を除いており背面もZとは違っている。
ZLの日本発売は未定だが、Zは2013年2月9日にドコモからSO-02Eの型番で発売。海外では第一四半期に順次発売。auでも2013年夏モデルとしてZベースの端末である「Xperia UL」が発売される。
一方のZRは2013年5月13日に発表された端末。画面サイズはZよりも小さい4.6インチでAndroidは4.1。カメラ機能はZ同様に「Exmor RS for mobile」を搭載し、IPX5/8相当の防水とIP5X相当の防塵を備えている。
ZRは日本を含む世界各地で2013年夏に発売予定で、日本ではドコモから「Xperia A SO-04E」として2013年5月17日に発売。Aは2013年9月3日に4.2へのアップデートが開始された。
また、初音ミクとコラボした「Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E」が2013年9月に39,000台限定で発売された。こちらはAndroid4.2を搭載。なお、A及びMIKUは4.4及び5へのアップデートは見送られている。
Xperia Tablet Z
Xperiaブランドとしては2台目のタブレット端末で2013年1月21日に発表された。
Android4.1を搭載し、NFC・LTEに対応。スマートフォンのXperia Zと同様に防水・防塵機能も備えている。
カメラは810万画素でタブレットとしては初めて「Exmor R for mobile」を搭載。また、「モバイルブラビアエンジン2」も搭載している。
画面はワイドUXGA対応の10.1インチ。6.9ミリの薄さで本体重量は約495gとなっている。
ドコモからSO-03Eとして2013年3月22日に発売予定。Wi-Fi版は2013年4月13日に発売される。なお、Wi-Fi版ではSO-03EからLTEやワンセグ、NOTTVなどが省かれている。
2013年9月12日のアップデートで、SO-03Eでのフルセグ放送視聴が解禁となった。
Xperia Z1/Z1 f(Z1 Compact)/A2/J1 Compact
2013年9月4日に発表された端末でZの後継機に当たる端末。デザインはZを継承している。
カメラにはセンサーとして「Exmor RS for Mobile」が搭載されているが、レンズはCyber-shotで使用されているGレンズ、エンジンは「BIONZ for Mobile」を搭載している。画素数は2070万。
画面サイズは5インチでトリルミナスディスプレイ。「X-Reality for mobile」をZ Ultraに引き続き搭載している。
Androidは4.2を搭載し、本体カラーはZと同一。
日本を含む各国で秋に発売。日本ではauから「SOL23」として2013年10月23日、ドコモから「SO-01F」として同月24日に発売された。
日本仕様はFeliCa・フルセグテレビ・赤外線通信に対応し、ドコモ版のみNOTTVも追加される。
一方、ドコモ限定として4.3インチのZ1 f(SO-02F)が2013年12月19日発売予定。こちらはZ1から赤外線・フルセグ・NOTTVなどを省き、画面解像度がフルHD→HDになったモデルであるが、Z1に比べカラーバリエーションが豊富でやや安価なモデルとなっている。基本的な機能はZ1と共通。Z1 fは夏モデルのAに続きドコモの重点機種となっている。その後、海外からもZ1fの発売要望が相次いだ事でZ1 Compactとしてグローバル発売された。
なお、2014年夏モデルのA2はZ1fの後継機種であるがどうみても焼き直しである。
2015年にはA2をベースとしたMVNO向けモデルのXperia J1 Compactが発売された。So-net PLAY SIMとのセットでSo-net・ソニーストア・イオンモバイルで取り扱われる(プランは取り扱い店舗により違う)。本体カラーはホワイトのみ。また、楽天モバイルでの取り扱いも開始された。なお、JはJapanのJ。
ソニーストアではZ3 Tablet Compact同様にスヌーピーモデルが取り扱われる。
Xperia Z Ultra
Xperiaシリーズ初のファブレット(スマホとタブレットの中間的存在)端末。まず海外市場向けに2013年6月25日にグローバル版が発売となった。
Xperia Zをベースに、更なる大画面を搭載。その大きさは6.4インチ。「Sony Z Ultra」としてGoogle Play版も発売された(XperiaのAndroid5アップデートはこのGoogle Play版が最初となる)。
日本では、auが「SOL24」として発売。ほか、ソニー直販でモバイルネットワーク機能を省いたWi-Fiオンリーモデルも発売された(但し、どちらもグローバル版から大幅に遅れての発売)。
SOL24のみフルセグテレビの視聴が可能である。
なお、後継機種としてZ2 Ultraが開発されているとの情報も出ていたが、後にディスコン(開発中止)となった。
Xperia Z2/Z2 Tablet
2014年前半のフラッグシップ機。Z・Z1よりも画面サイズを大きくし、ハイレゾに対応した(但し、単体での再生は不可能)。
日本ではドコモからZ2として発売された。auからもZ2ベース機種が発売されたが、2ちゃんねるではその形状から「ランチパック」という名称が付けられてしまった。
なお、Tablet Zの後継機種であるZ2 Tabletはドコモ・au及びWi-Fi版が発売されている。
Xperia Z3/Z3 Compact/Z3 Tablet Compact/A4
2014年後半のフラッグシップ機のZ3、Z1f(海外ではZ1 Compact)の後継機種のZ3 Compact、Z Ultra後継機種がディスコンとなった事もあり新ラインナップとして登場した8インチタブレットのZ3 Tablet Compactの三兄弟。
Z3三兄弟ではZ2で不可能だったハイレゾ単体再生に対応したほか、PS4リモートプレイも行える。
Z3は国内3キャリアで発売されるが、Z3 Compactはドコモのみ。Z3 Tablet Compactは日本ではWi-Fi版が発売される(au向けの技適も通過はしている)。グローバルではアメリカでの取り扱いキャリアもZ3で増加している。
なお、Z3・Z3 Compact・Z3 Tablet Compactのグローバル版の一部がZ2グローバル版と同様に技適を通過している為、日本国内での使用が可能。
2015年のドコモ夏モデルのA4はZ3 Compactの焼き直しリニューアルモデル。Android5搭載で背面の素材を変更している他、カラーバリエーションも変更されているが、基本機能はZ3 Compactと同一。
なお、Wi-Fi版のZ3 Tablet Compactはソニーストアでスヌーピーモデルが販売されている。
Xperia Z4/Z4 Tablet
Z4は2015年前半のフラッグシップ機として日本で発表されたZ3の後継機種。Zシリーズの完成形として開発された。
Z3からの変更点は内臓SoCの更新(Snapdragon 810を採用、国内版Xperiaでは初めての64bit CPU搭載)、micro USB端子のキャップレス防水化(と本体下部への配置変更)、フロントスピーカーのデザイン変更(Z2に近いものになった)、液晶の色合いの変化、バッテリー容量の微減(ただし公称連続稼働時間は長くなっている)など。見た目の変化があまり感じられないため、Z3のマイナーチェンジだとする意見も多い。
国内3キャリアで発売されたZ3に続き、ドコモからSO-03Gとして、auからSOV31として、ソフトバンクから402SOとして発売中。SOV31は型番からわかる通り、au版Xperiaとしては初のVoLTE対応(=CDMA2000 1x及びEV-DO非対応、またmineoやUQ mobileのようなau系MVNOサービスも利用不可)となる。今回はZLシリーズ後継機とはならなかった。
余談だが、Snapdragon 810は発熱問題を抱えていると噂されており、ネット上ではZ4のパフォーマンスについて疑問の声も聞かれる。
なお海外では、ベライゾン向けにZ4vが、それ以外のグローバル市場向けにZ3+が発表された。Z3+はZ4とほぼ同スペック(日本独自機能はカットされ、スタミナモードの仕様が国際版準拠しているなど)だが、Z4vは画面解像度がWQHDにアップデートされているほか、バッテリー容量が微増しワイヤレス充電(Qi+PMA)に対応となっている。
※Z4vはディスコンになりました。
Z4 TabletはZ2 Tabletの後継機種。LTE版は国内では前回同様ドコモからはSO-05Gとして、auからはSOT31として発売。Wi-Fi版もSONY本社からSGP712JPが発売。基本的なスペックは2月のMWCで発表された国際版を踏襲しており、Z4同様Snapdragon 810採用でmicro USB端子はキャップレス防水。au版は今回もVoLTEは非対応だが、EV-DOも省かれてしまっている。なお、グローバルのLTE版は技適を通過しており国内でも使用可能。
Xperia Tabletの最終端末。
Xperia Z5/Z5 Compact/Z5 Premium
2015年のIFAにて発表されたフラッグシップ機。Z5は5.2インチ、Compactは4.6インチ、Premiumは5.5インチのディスプレイを搭載し、Premiumはスマホとしては世界で初めて4Kトリルミナスディスプレイを搭載している。
Zシリーズとしてオムニバランスデザインを継承し、プロセッサはZ4同様にSnapdragon810を採用している。また、カメラ機能の向上が図られている。
日本でも3機種発売だが、Z5 CompactとZ5 Premiumはドコモのみ。また、グローバル版の一部はZ3やZ4同様に技適を通過しており国内でも問題なく使用出来るが、ドコモのプラスエリアはゴニョゴニョしない限り使用不可。
Zシリーズの最終端末。
Xperia X Performance/X Compact
2016年のMWCで発表されたZシリーズに代わるXシリーズのミドルレンジ最上位機種。側面はZ5シリーズを踏襲しているが、全体的に丸みを帯びている端末となっている。
画面サイズは同時発表の他のXシリーズと同じ5インチだが、Snapdragon820や防水機能を搭載するなどし差別化を図っている。OSはAndroid6.0。
日本販売がアナウンスされている夏唯一のXシリーズで、2016年夏モデルとして登場。なお、MWCでのデモ機は技適を通過している。
なお、日本のキャリア発売分はデザインが変更されており、ネット上では「パンツ」と言われてしまっている。
X Compactは2016年のIFAで発表されたXシリーズ初のコンパクトモデル。コンパクト版もハイエンド仕様だったZシリーズの時と違い、Snapdragon650搭載のミドルレンジ仕様となっており、防水は省かれている。
サイズはZ5 Compactと同一の4.6インチ。カメラ機能はXZと同一のアウトカメラ2300万画素で、USBもtypeCを搭載している。OSはAndroid6.0。
日本ではドコモから2016年11月2日に発売。
Xperia XZ
2016年のIFAで発表されたXシリーズのハイエンド機。Snapdragon820を搭載し、画面サイズもZ5の5.2インチに戻っている。OSはAndroid6.0。
カメラ機能を強化しレーザーAFを搭載した他、X Performanceで省かれた4K撮影機能も復活した。また、X Performanceで実装されたバッテリー長寿命化のシステムが強化されている。
日本ではドコモ、au、ソフトバンクから2016年11月2日に発売された。IFAでのデモ機は技適を通過しているが、グローバルモデルのリリース版では技適マークはない。
Xperia XZs/XZ Premium
2017年春モデル。フラグシップ機だが、当時の最新SoCだったSD835をクアルコムから優先提供してもらえなかったことで、搭載SoCがSD820で据え置きとなってしまい、ほぼ前機種のマイナーアップデートにとどまった。当時の情勢がXperiaに逆風であったことがはっきりとわかる要素である。
ちなみに主に強化されたのはカメラ機能で、全体的に強化されているが、一番のアップデートはスーパースローモーション撮影に対応した点。
上位機のPremiumはSD835を搭載していることから、ハイエンドモデルとしてふさわしい性能を擁しており、XZ1と比較しても性能的にはそん色ない。
Xperia XZ1/XZ1 Compact
2017年秋モデル。搭載SoCがSD835、ROMが64GBになり、薄型化・軽量化されている。それ以外のハード面も強化されており、XZ Premiamuとディスプレイ以外はほぼ互角の水準になっており、Premiumの小型化・ブラッシュアップ版ともいえる。
XZ1 CompactはSoCにもSD835を搭載しており、ROMが32GBになっていたりカメラ機能がXZsクラスに落とされているなどXZ1に比べるとやや機能が縮小しているが、X Compactとは違って処理性能は通常モデルと同格になっている。
Xperia XZ2/XZ2 Compact/XZ2 Premium
2018年春夏モデル。SD845搭載でZ5以来の3モデル体制。このうち、XZ2とXZ2 Compactははじめて18:9比率のディスプレイを採用した。
イヤホンジャックの廃止、デザインの刷新が実施され賛否があった。なお、カメラはXZ2 Premiumのみデュアルカメラを採用した。
Xperia XZ3
2018年秋モデル。XZ2と同系統のデザインを採用し、SoCは引き続きSD845を搭載。BRAVIAと同等のディスプレイ品質とした。
イヤホンジャックは引き続き非搭載。カメラは1眼である。
Xperia Smart Products
Xperia Ear
「Xperia Smart Products」の第1弾端末。インナーイヤータイプの端末で、耳に装着し通話やSNS(LINE、Messenger、Twitter)、スケジュール、音楽、地図といった情報を確認したり操作する事が出来る。
Xperiaに限らずAndroid4.4以降の端末に対応し、BluetoothとNFCにも対応。iOS・Windows10Mobileには非対応。
音声アシストでは日本語の音声を寿美菜子が担当する。
2016年11月以降に日本を含むグローバルで順次展開される。日本では11月18日に発売。
Xperia Touch
様々な場所に投影することができるプロジェクター。テーブルや壁に投影したスクリーンをタッチで操作できるのが特徴である。加えてAndroid搭載のため、Google Playのアプリケーションをインストールして使うことができた。
Xperia Hello!
コミュニケーションロボットで、顔認証により能動的に話しかけることができる。Android7.1を搭載。
その他の端末
XPERIA X1
Windows Mobile 6.1搭載端末で、シリーズ初号機。
タッチパネル式3インチワイドVGA液晶と横スライド、QWERTYキーを採用している。日本未発売。
XPERIA X2
「X1」の後継端末で、Windows Mobile 6.5を搭載。
タッチパネルディスプレイの大型化とカメラの高画素化が行われている。日本未発売。
XPERIA X5 Pureness
世界初の透過ディスプレイ採用ケータイにしてシリーズ三代目。2009年11月頃~順次世界中で販売開始された。
「テクノロジーからの休日」と「水」をテーマにしておりスペックに拘らないスタイル重視のモデルなため所謂スマートフォンではなくあえてシンプルな機能に絞られている。
世界中を飛び回る富裕層をターゲットとしているため、機能の割に高額(定価1500ドル)であり、ベトナム語やタイ語などのマイナー言語やサポートしていない日本語表示まで完璧に可能である。
またそのようなコンセプトのためソニーエリクソンのオンラインショッピングサイトで購入した場合はオプションで航空券の代理購入などのコンシェルジェサービスも付帯する(一年更新)。 小さい画面ではあるが動画は640x480解像度まで表示可能であり音質もかなり良い。
XPERIA X10 mini/mini pro
2010年2月14日にはX10のミニバージョンとして「X10 mini」「X10 mini pro」が発表された。「mini pro」ではQWERTYキーが搭載されている。両端末とも日本未発売。
特徴的な機能として上げられるのが、ホーム画面の四隅に自分の好みの機能やアプリを常駐させられることである。これにより、好きな機能やアプリを(ホーム画面中において)いつでも使うことができる。
XPERIA X8
「X10」の要素を取り入れながらも価格を引き下げたバージョンで、OSはAndroidを採用。但し、バージョンは1.6が搭載され後で2.1にバージョンアップされるのか、最初から2.1が搭載されるのかは決まっていない。
一部地域にて第3四半期に発売されているが、日本では発売されていない。
Xperia neo/pro
2011年2月13日に発表された低価格帯の端末でneoがフルタッチタイプ、proがQWERTYキーボード搭載端末となっている。Android OSのバージョンはarc同様に2.3。両端末ともに液晶サイズなど一部の機能以外は、Xperia arcとほぼ同等の性能を有している。日本未発売。
proはキーボードの引き出しによりアクションが行われたり、物理キーボードとの相性がいいテキストエディタを搭載していたり、オフィスファイルの編集ソフトが搭載されていたり(ほかの端末は閲覧のみのソフトが多い)など、QWERTYキーボード搭載機種らしい機能も充実している。
neoに関しては、同社のSymbian OS採用のエンターテイメント端末「Vivaz」を刷新して、Android OSを搭載したモデルであるといわれている。
Xperia mini pro
2011年5月5日に発表された、Xperia X10 mini proの後継機種。mini proはスライド式QWERTYキーボード搭載。日本未発売。
Xperia arcなどと同様に1GHzのCPUや、Android OS 2.3、「モバイル ブラビア エンジン」なども同様に搭載している。さらにはHD動画機能(720p)にも対応している。
以前のものに比べて高機能化が行われているにもかかわらず、miniのサイズは高さ約88mm×幅約55mm×厚さ約16mm、重さ約94g、mini proのサイズは高さ約92mm×幅約53mm×厚さ約18mm、重さ約136gである。
Xperia active
6月22日に発表されたAndroid2.3端末。
IPX6/7の防水・防塵に対応した端末。タッチパネルも濡れた手で触っても快適に操作出来るようになっている。
画面は3インチで、本体四隅にショートカットランチャーを備えている。こちらの端末は日本での発売は未定。
Xperia arc S
Xperia arcのグレードアップ版でOSはAndroid2.3.4。arcをベースとしつつ細かいチューニングが施されている他、2011年10月頃に他のXperia機種に適応されるアップデートをあらかじめ済ませている。
Xperia ion
Xperiaシリーズ初のLTE対応機種で、アメリカAT&Tが独占販売を行う予定。
画面サイズは4.6インチでHDディスプレイ。Androidは2.3を搭載している。
ちなみに、日本で発売されない理由は「今のバッテリー容量で高速通信を行うとバッテリーの持続時間が短くなりすぎるから」で、北米での発売は「マーケットの要望が強いから」。
Xperia P/Xperia U
2012年2月26日に発表された端末で「Xperia S」の姉妹機。「Xperia NXT」ラインナップに属している。
両機種ともAndroidは2.3だが4.0へのアップデートが予定されている。
「P」は4インチのディスプレイと1GHzのデュアルコアを搭載。また、Xperiaとしては初めてWhiteMagic技術を採用・搭載している。
「U」は3.5インチのディスプレイと1GHzのデュアルコアを搭載。下部の着せ替えも可能となっている。
Xperia sola
2012年3月13日に発表された端末で、画面に触れないで操作出来る「フローティングタッチ」を搭載した端末。
搭載するAndroidのバージョンは2.3だが、夏には4.0へアップデートされる予定となっている。
ディスプレイは3.7インチ、カメラはメインが500万画素。また、1GHzのデュアルコアを搭載している。
Xperia neo L
Xperiaシリーズとしては初めてAndroid4.0を搭載した端末で、2012年3月に中国・北京で発表された端末。
Android自体は4.0を搭載しているが、CPUやRAMなどは日本で売られているXperia acroと同等となっている。
Xperia go
防塵防水対応のコンパクト端末として発表された。Androidは2.3を搭載し、RAMは512MB。
濡れた指での操作も可能となっている。
なお、アメリカ市場ではgoとしてではなく「Xperia advance」として発売される予定。
Xperia miro
当初は2012年6月22日に発表の予定であったが、キャンペーンの関係で13日に発表された端末。Facebookとの連携が強化されている端末で、Androidは4.0。3.5インチの液晶を有している。
2012年7~9月に世界で発売される予定であるが、日本での発売は未定。
Xperia tipo
Android4.0、3.2インチの画面を搭載した小型端末。2012年7~9月に発売される予定である。
また、別モデルとしてデュアルSIMに対応した「Xperia tipo dual」がある。
Xperia T/TX
Xperia Tは4.6インチディスプレイと13メガカメラを搭載したハイエンド端末だが、LTEには非対応。NFCには対応している。
一方のTXはXperia GXのグローバル版で、FeliCaの代わりにNFCを搭載している。
Xperia J
画面は4インチ。LTEには非対応で2012年8月29日に発表された端末の中ではスペックが抑えられている端末である。
Xperia E/E dual
2012年12月5日(英国時間)に発表されたエントリーモデル。シングルSIMのEとデュアルSIMの「E dual」の2タイプから成る。
EはAndroid4.1を搭載しているが、dualは4.0を搭載(4.1へはアップデート対応)。
Xperia SP/L
Xperia Zよりもスペックを抑えたミドルレンジ向けXperiaで、Android4.1を搭載している。
SPは4.6インチで下部には「transparent element」と呼ばれる透明素材を使用している。また、Z同様に「Exmor RS for mobile」を採用した8メガカメラを搭載し、LTEに対応している。
Lは4.3インチでカメラキーを搭載。カメラ機能はSPと同等となっているが、LTEには非対応となっている。
Xperia C
低価格市場向けとして2013年6月25日に発表された。Androidは4.1、カメラは800万画素で、「Exmor R for Mobile」を採用している。
ディスプレイはTFT液晶で5インチ。
Xperia T2 Ultra
Z Ultraの廉価版として開発された。画面サイズは6.4インチから6インチにサイズダウンしているが、ファブレットの入門機としてのスペックは確保されている。
Xperia M2/M2 Aqua
Zシリーズからスペックをダウンさせた普及版。M2 AquaはM2に防水機能を付加させた機種である。
Xperia C3
自分撮り(セルフィー)に対応した端末でインカメラの画素数も通常の端末よりも大きくされている。
画面サイズも5.5インチとZ2よりも大きくなっている。
Xperia E3
Z3シリーズと同時に発表された新興国向け端末。E3が発表された際にはXperiaは高機能のZシリーズへの集約が判明していたが、普及端末として発表された。
Xperia E4/E4g
エントリーモデルとして発表された端末。E4はLTEに対応していないが、E4gはLTEに対応している。
Xperia M4 Aqua
スーパーミッドレンジ戦略に基づきMWCで発表された端末。海外では防水が一般的でない事からAquaが付加されている。日本での発売は未定。
MWC後に発表されたVAIO Phoneの出来から日本での発売を望む声もあったりする。
Xperia C4
Xperia C3の後継機で自撮り特化のミッドレンジモデル。Android5.0採用で、5.5インチFHD液晶を搭載。
リアカメラが1300万画素、インカメラが500万画素でフロントにもLEDフラッシュを搭載している。
Xperia M5/C5 Ultra
2015年夏のモデルでそれぞれM4 AquaとC4の後継機。M5はAquaの名称は付いていないものの防水に対応したスーパーミッドレンジモデルで、カメラ機能も強化されている。M5のデザインはZ4(Z3+)のデザインを踏襲したものとなっている。
C5 UltraはC4の後継機でZ Ultra・T2 Ultraと同様のUltraを冠し6インチのディスプレイを有する。C3以降のCシリーズては定番となった自撮り(セルフィ)特化型。
Xperia X/XA/XA Ultra
2016年のMWCで発表されたXシリーズのベースモデル(ミドルレンジ)のXとエントリーモデルのXA。側面はZ5シリーズを踏襲しているが、全体的に丸みを帯びている端末となっている。
画面サイズは同時発表のX Performanceと同じ5インチだが、CPUを変更して搭載する、防水非対応などで差別化を図っている。OSはAndroid6.0。
MWCでのデモ機ではXは技適を通過しているが、XとXAの日本販売はアナウンスされていない。
同年5月にはXA Ultraが追加で発表された。XAを6インチにサイズアップしており、2150万画素のメインカメラと1600万画素のフロントカメラを備えている。7月に海外市場で発売されたが、日本では未発売。
Xperia XA1/XA1 Ultra・XA2/XA2 Ultra
XA1シリーズは2017年のエントリーモデル。ベースモデルとUltraは5インチと6インチ及びサブカメラの画素数で区別されている以外はほぼ同一スペック。
翌2018年にはXA2として登場。XA2 Ultraではサブカメラが2眼となった。あわせて、XAシリーズでははじめてSnapdragonを採用している(SD630)。
Xperia Lシリーズ
イギリスなど一部地域のみで2017年より発売されたXAシリーズの下位に位置するエントリーモデル。初代はメモリ2GB・ストレージ16GBでAndroid7搭載であった。
L2は2018年発売でメモリは3GB・ストレージは32GBに増量。2019年のL3はメモリ・ストレージは据え置いたがディスプレイがHD+にアップグレードされた。
LシリーズはL3で終了し、海外での廉価版は10シリーズに集約された。なお、L4として開発されていた様子の端末は日本でドコモよりAceⅡとして発売されることとなった。
関連動画
関連項目・外部リンク
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
- ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
- ソニーモバイルコミュニケーションズ
- FOMA
- Android
- Media Go(Xperia対応の管理ソフト)
- 花のアンドロイド学園
- 初音ミク
- Sony Tablet
- デジタルガジェットの一覧
外部リンク
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