「Guten Tag、指揮官閣下。Z23と申します。一緒に勉強して頂点を目指しましょう!」
Z23(アズールレーン)とは、Z23型駆逐艦1番艦『Z23』をモチーフとしたアズールレーンの登場キャラクターである。
時間になりました。お仕事を一旦止めて、概要の説明を始めましょう
KAN-SEN名 | |
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Z23 | |
基本情報 | |
所属 | 鉄血 |
艦種 | 駆逐艦 |
レアリティ | SR |
CV | 阿部里果 |
イラスト | 夢咲楓 |
艦歴 | |
国籍 | ドイツ |
出身地 | ブレーメン州, ブレーメン |
造船所 | AGヴェーザー社 |
艦級 | Z23型(1936A型)駆逐艦 ネームシップ |
進水日 | 1939年9月20日 |
就役 | 1940年-1944年(ナチスドイツ軍) 1945年-1951年(フランス軍) |
最期 | 1951年10月7日(解体) |
備考 | |
【鉄血】に所属するメンバーの1人。何事についても研究熱心で向上心がとても強い女の子。愛称は「ニーミ」。自分にも他人にも厳しいが、しっかり相手を労わることもできる真面目な人物。指導係を買って出ることも多い。
合同大演習では、【鉄血】の代表者として満場一致で選出された。プレッシャーをはねのけ、仲間と共に国際交流のため新たな舞台に臨む。
ーーーーアズールレーン クロスウェーブ公式サイトより
鉄血陣営に所属する駆逐艦。愛称は『ニーミ』。主人公四人組の一人であり、大陸版における初期艦三人の内の一人でもある。日本版では綾波、ジャベリン、ラフィーの三人を最後まで限界突破させることで、図鑑報酬として入手、小型艦建造での建造が解禁される。しかしその入手難易度の高さから、日本においては主人公ズの中でも少々影が薄い。Live2Dも用意されてるし台詞の数、イベント、書籍等の出番も多めなのだが・・・。
2018年4月26日に特別計画艦のローンが実装された際、その開発を始めるための条件として、鉄血前衛艦7隻が必要とされた。しかし当時実装されていたイベント限定以外の鉄血前衛艦といえば、ノーマル~レアの軽巡4人組、SSRのくせにログインボーナスで入手できるプリンツ・オイゲン、海域ドロップや小型艦建造で入手できるZ1、そして当Z23の丁度7隻であった。つまりローンの入手にはZ23を手に入れることが絶対条件だったのである。現在では恒常として大型艦建造にドイッチュラントが入っているため、必ずしも入手する必要はなくなっている。
2018年6月28日のアップデートで、主人公ズの中では最後発としてめでたく改造が実装された。更に凛々しい姿となった彼女に活躍が期待される。
技術を習熟するには任務をこなすことがすごく役に立ちます。
忘れないで下さいね(性格)
公式の紹介の通り、非常に真面目な性格。しかしそれが祟って、自由人ばかりの主人公ズの中ではツッコミを担当することが多い。が、時にはやる気が空回りしてしまうことも。
勉強好きで身に付けている知識も豊富であり、時には先生役を担当することも。ニーミ先生イベントではロング・アイランド、サンディエゴ、サラトガらに勉強を教え、ネプテューヌコラボイベントでは読書好き同士でブランと意気投合した。ただし格言は知っていてもフランシス・ベーコンは知らない様子。違う、フランスisベーコンじゃないんだ・・・。
ちなみに愛称は23を日本語でもじった『ニーミ』だが、ドイツ語での正確な名前の読み方は『ツェアシュテーラー・ドライウントツヴァンツィヒ』。名前で呼ぶには長いし固有名がネタギレしちゃったから仕方ないね。
わたしを見る時間がありましたら、より字の本を読んだ方がいいですよ!
わたしだって恥ずかしがったりはするもん・・・(容姿)
髪はブロンド、瞳は紫がかった碧。格好は両肩と背中が大きく開いたボディスーツの上から軍服風の前掛けと腰巻き、帽子を着用している。また、アクセサリーには鉄血のシンボルである十字が多くあしらわれている。胸部装甲も主人公ズの中では比較的立派なものを持っており、他とは違い大人びた印象を受ける。このおっぱいで駆逐艦は無理でしょ。
期間限定イベント『36年Z組ニーミ先生』において着せ替え衣装『哲学講師』が実装済み。主人公ズでは綾波に次いで、二人目の着せ替え実装。衣装は通常時のボディスーツを改造したかのようなドスケベミニスカスーツ。飾緒付きの白衣は大きくはだけて背中や腋、横乳などを惜しげもなくさらし、しかもストッキングとメガネ装備である。ありがとうございます!
なお人気が高かったのか2018年5月1日から5月31日までも復刻が行われていた。未所持の諸兄は再復刻を心して待つべし。
2019年4月26日には、「アズールレーン×ココイチ・パスタデココ」のコラボ記念として、着せ替え衣装「マニュアルスタイル」が実装された。
この衣装は企業コラボの関係上、再販は厳しい状況だと思われるにゃ。なので、ほしい指揮官はなんとしても5月8日までに買うことにゃ。現在は購入不可にゃ。と思ったら再販されたにゃ。未入手の指揮官はまたの機会を待つにゃ。
2019年5月30日には、大陸版での2周年記念としてパーティー衣装「麗しきアーベントクライト」が実装された。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1131788179260956672
以前から囁かれていたプロポーションの良さが非常によく分かる素敵なドレス姿である。なお、イラスト担当の夢咲楓氏がデザインラフをツイッターにアップしており、→こちら。グラスの中身は実はオレンジジュースであることがわかる。背伸びして大人ぶってるがそのへんはまだまだお子ちゃま、というところか。
ともあれ、この着せ替え衣装は6月12日までの限定販売にゃ。ほしい指揮官は急ぐことにゃ。これも現在は購入不可なので、再販を待つにゃ。
2019年10月31日には、アイドルイベント「激奏のポラリス」の一環として、着せ替え衣装「真面目アイドル・Mも兼任!?」が実装された。
ミニスカートから覗く鼠径部とお腹周りが実にエロ可愛い。公式4コマ「アズールレーン びそくぜんしんっ!」39話の③→こちらでは、そのへんがホリ先生の絵で見事に強調されている。おまけに、見切れのないカットまでツイートされたりしている→こちら。
2020年5月には、アズールレーン(アニメ)Vol.6 Blu-ray特典として、着せ替え「新設基地・体験喫茶制服」が実装されている。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1260162985198141440
和洋折衷ウェイトレススタイルが愛らしいさ満点である。この衣装が欲しい人は7,500円と少々高い買い物だが、Blu-ray6巻を買うことにゃ。ただし、シリアルコードはAndoroid限定なので注意。
2020年5月21日には、水着着せ替え「ツーマンセルマッチ!」が実装された。
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綾波と組んでビーチバレーに興じる、黒系水着のニーミちゃんである。この艶姿に見惚れた指揮官はショップにいらっしゃいにゃ。なに?後ろの綾波水着も売ってくれ?運営さんに頼んでみることにゃ。
2020年9月30日には、ケッコン衣装「ハイラーテンシュヴァルツ」が実装された。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1309346328271495168
ニーミちゃんとケッコンすれば必ずもらえる衣装なので、大変オトクにゃ。指輪がない?ショップにいらっしゃいにゃ。
よし、努力の成果を試す時です!(性能)
スキル2:重装形態(要改造)
20秒毎に40.0%(最大70.0%)で発動。強力な弾幕を展開すると同時に、敵弾を5回無効化できるシールド(10秒間持続)を2枚生成し、10秒間自身の主砲攻撃を100%クリティカルさせる
性能上の特徴としては、駆逐艦の中では珍しく軽巡用主砲が搭載できること。元ネタの艦が駆逐艦としては大口径な150mm砲を搭載していたことの反映だろう。主砲補正が最大175%、スキルも火力強化重視という完全な砲撃特化型艦である。駆逐艦内のDPS(ダメージ効率)評価では、1位のラフィー、2位の綾波に次いで第3位(ジャベリンは回避特化型艦のため、DPS競争では名前が出ない)。条件次第では、生半可な軽巡洋艦をも凌ぐダメージを叩き出すことも可能。その代わりに、駆逐艦の得意分野であるはずのである雷撃値は控えめに抑えられているが、対重装甲艦用のサブウェポンとしては十分に機能する。上位の主人公ズ二人に比べると耐久に優れているため、攻撃と防御を両立したバランス型と言えるだろう。
前衛艦隊の組み合わせとしては、Z型駆逐艦を大きく強化するスキル「Zの系譜」を持つZ1や、弱点である防空の貧弱さを埋めるZ46との相性が抜群。この3人を組ませるのが、鉄血駆逐前衛の基本形とまで言われている。特にZ1のスキルによって強化されたZ23は、もはや手の付けられない駆逐艦のような何かに変貌することから、Z1はZ23を運用する上では必須の艦である。もちろん他の鉄血駆逐艦・巡洋艦との相性も良く、鉄血以外でも他の主人公ズやユニオンの対空特化型艦(クリーブランドやサンディエゴなど)を残りの一枠に組み込むのも一つの手。
スキル1「鉄血精鋭」は、主砲発射時に確率で自身の火力値を上げるバフスキル。発動すれば火力が重巡洋艦に匹敵するようになり、更にZ1のスキルと組み合わせれば戦艦にも迫るダメージを叩き出す。お前のような駆逐艦がいるか。しかしスキル発動中の軽巡主砲はロマンの塊だが、駆逐主砲でないと肝心の発動率が低い(軽巡主砲は駆逐主砲よりも発射速度が遅いため)というジレンマを抱えている。出撃させるステージやプレイスタイルに準じた細かい調整が必須。いわゆるコンセント砲[1]などの駆逐艦砲でスキル発動を狙うか、タバスコ砲[2]などの軽巡砲でコンスタントなダメージを狙うかは戦略・戦術次第である。
改造すると新たなスキル「重装形態」を取得。他の主人公ズと同じく、「発動すると強力な弾幕&魚雷を発射」し、「敵弾を防ぐシールドを展開」し、「自身に砲撃クリティカル確定のバフを付与」するというよりどりみどりの効果を得られる。
え?わたしの艦歴ですか?あ、あははは…しまった、忘れた…
Z23はドイツ帝国のZ23型(1936A型)駆逐艦のネームシップ。1938年4月23日にAGウェーザー社に対して発注され、同年11月15日からブレーメンの造船所にて建造が始まった。1939年9月20日に進水し、1940年9月15日就役。
Z23型(1936A型)駆逐艦は連合軍側では「ナルヴィク型駆逐艦」の名で知られていた。Z23以前のドイツ駆逐艦には第一次世界大戦でのドイツ海軍軍人の名前がつけられていたのだが、ネタギレしたのか固有名が付けられていない。なおドイツの駆逐艦で計画分が全て建造されたのはこのZ23型までで、次のZ35型(1936B型)は5隻中完成したのは3隻、その次のZ46型に至っては1隻も完成しなかった。
就役したZ23が任せられた最初の仕事は、バルト海とノルウェー南部の間を航行するドイツ船舶、特に戦艦ビスマルクや重巡洋艦アドミラル・シェーア(KMS Admiral Scheer)、重巡洋艦アドミラル・ヒッパーの護衛任務だった。1941年3月から3ヶ月間の任務をこなした後、同年6月10日に大西洋での通商破壊任務を命じられた重巡洋艦リュッツオウ(元・ドイッチュラント)の護衛のために追随。しかしドイツの動きを見抜いていたイギリスによる空襲を受けリュッツオウは大破、作戦中止となってしまう。その後Z23はZ24と共にフランスのブレストへと回航。戦艦シャルンホルストと補助巡洋艦オリオンの護衛を行い、ビスケー湾の通過を支援した。
次にZ23はルウェー北部への移動を命じられ、トロムソを拠点とする第8駆逐隊に編入。1941年8月28日にZ24、Z25、Z27と共にバレンツ海に向けて出港し、コラ半島沖にて連合軍輸送艦の捜索を行った。その過程でソビエト艦と思われる船舶2隻(実際はイギリスの掃海艇)を発見、襲撃を行おうとしたが、濃霧に阻まれて取り逃した。その後はZ24、Z25と共にバレンツ海入口の白海西海岸への機雷敷設を行ったが、濃霧によってZ24との衝突事故を起こし損傷。トロンヘイムでの修理を余儀なくされた。
修理後は機雷敷設艦ウルムを護衛した後、1942年9月24日から28日にかけて行われた北極海ノヴァヤゼムリャ沖の機雷敷設作戦「ザリン作戦」に参加。Z28、Z29、Z30と共に機雷敷設を担当するアドミラル・ヒッパーの護衛につく。同年10月23日にはボーゲン湾からトロンヘイムに向かう戦艦ティルピッツとコペンハーゲンに向かうアドミラル・シェーアを護衛し、軽巡洋艦ニュルンベルク(KMS Nürnberg)と共にアルタフィヨルドまで回航。しかしそこで機関の故障が発覚したために、「レーゲンボーゲン作戦(バレンツ海海戦)」に参加することはできなかった。
1943年3月5日、Z23はイギリス海峡南部とフランス大西洋沿岸を航海するドイツ商船の安全性を確保するべく、Z24、Z32、Z37と共にドーバー海峡の突破作戦を決行(カリン作戦)。イギリス軍の沿岸砲や魚雷艇に攻撃されたものの見事にくぐり抜け、無傷でフランス方面へと抜けた。同年3月28日には極東の同盟国・日本へ向かうイタリアの封鎖突破船ヒマラヤを支援。しかし道中でイギリス軍哨戒機に見つかり、ボルドーへと撤退。30日にアメリカ潜水艦やブレニム爆撃機、ボーフォート雷撃機の猛攻撃を受けたが、5機を撃墜して脱出。ビスケー湾を通過した。その後は別のイタリア封鎖突破船ピエトロ・オルセオロを護衛に就く。1943年4月9日に再びヒマラヤを護衛して出港するも、イギリス空軍の飛行艇に発見されウェリントン爆撃機とハンプデン雷撃機に襲われる。対空砲火で5機を撃墜するも、5名の乗員が死亡。31名が負傷した。
12月24日、ビスケー湾を通過する封鎖突破船オソルノを2日間護衛。しかし暗号解読により、ビスケー湾を通過するドイツ船団を捕捉した連合軍は、「ストーンウォール作戦」を発動し航空兵力を配置。作戦海域を航行していたドイツの冷凍船アルスターを沈めた後、手ぐすね引いて待ち構えていた。
そして12月28日13時46分、「ビスケー湾の戦い」の火蓋が切って落とされる。アメリカ軍のB-24爆撃機の報告を受け、先に待ち伏せていたイギリス軽巡洋艦グラスゴーはZ23とZ27に向けて砲撃。Z23は反撃で魚雷6本を発射したが全て外れた。司令部より北への進路変更を命じられたZ23、Z27、3隻の魚雷艇は北上を開始し、これをグラスゴーと巡洋艦エンタープライズが追撃。その途中でZ27が被弾し、機関1つが停止して速力低下。また2隻の魚雷艇が沈められ、危機的状況に陥る。落伍し、漂流するZ27の救助に向かったが、エンタープライズの妨害を受けて救助を断念(事前指示として、エンタープライズが出現した場合は離脱するよう命じられていた)。そして生き残っていた魚雷艇T22と合流し、スペインの国境に近いサンジャンドリュズへ入港した。
1944年1月30日、Z23がZ32、Z37と共にビスケー湾南部で演習を行っていた最中、Z32とZ37が互いに衝突。その衝撃でZ37の魚雷が爆発、大規模な火災が発生して2隻とも航行不能に。Z23が曳航してボルドーまで連れ帰るも、Z37は経済的観点から修理不能と判断され艤装の全てを取り払われた。同年3月10日には第4次訪独潜水艦として来ていた日本海軍の伊29をビスケー湾から護衛し、無事に翌日フランスのロリアン港まで送り届けた。
同年8月12日、フランスのラ・パリス港で停泊中に14機のランカスター爆撃機の攻撃を受ける。1発の爆弾が前部ボイラー室を貫通して水底で爆発。更に1発の至近弾を受けて大破した。破孔から大量の海水が浸入し、機能を喪失。陸上から引いてきた電力で排水ポンプを動かしたが、損傷が大きすぎるとして除籍。回収できなかった装備を全て破壊し、そのまま終戦を迎えた。
その後フランスに接収され、レパード(Leopard)と改名されてシェルブールに牽引される。しかし修理されることはなく、他の接収された元ドイツ軍駆逐艦の部品調達のための予備艦となる。そして1951年に除籍、解体された。
関連動画だけでごまかせる子じゃないです!指揮官、ちゃんと仕事してくださいね!
今日はやることがいっぱいありますから、関連静画ばかり見てはダメですよ
暇でしたら関連項目の処理でもしたらどうです?
脚注
- *127mm連装両用砲MK12のこと。見た目がコンセントなことからこう呼ばれている。
- *150mmTbtsKC/36連装砲。Z23の史実上の主砲でもある。通称の「タバスコ」は形式番号のTbtsKCより。他にもエディンバラがよく搭載していたことからエディ砲、同じくクリーブランド姉貴兄貴から兄貴砲など色々な呼び名がある。
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