ZZR1100
1990年に誕生。市販車としては初となるラムエアシステム搭載のパワフルなエンジンと空力特性に優れたカウルの相乗効果で最高速度は300km/hに迫る296km/hを記録。以降、1996年のCBR1100XX・スーパーブラックバードの登場まで世界最速市販車の座に君臨する。特にD型の完成度は極めて高く、それまでの漢品質から大きく進歩したカワサキの新時代をも予見させた。つーかD型は元ホンダの技術者が(ry
なお、北米ではZX11のモデル名で販売された。この後も欧州仕向けおよびアジア仕向け(日本国内においては逆輸入)ではZZR、北米仕向けではZXという名称の分離が続く。
ZZR600・400・250
ZZR1100の弟分として同年に誕生。1100のようにパワーこそないものの、扱いやすいエンジンとカウルの高い風防効果でライダーの負担の少ない傑作ツアラーとなった。ZZR400,ZZR250が日本国内向け、ZZR600が海外向けである。
末弟のZZR250はシリーズ唯一の並列2気筒エンジン搭載で、ややアンダーパワーの感こそ否めないものの、経済性と実用性を兼ね備えた人気モデルとしてほとんどモデルチェンジをしないまま生産が続けられた(カワサキのことだから忘れてただけかもしれんが)。
ZZR600については同一年度に北米仕向けと欧州仕向けで異なる車両に同一の車両名をつけていたことがあったので入手の際には注意が必要である。
2007年、新世代Ninjaたちの花道を築いて生産終了となる。
ZZR1200
最高速300km/hオーバーのメガスポ戦争が開始され、カワサキはZX-12Rをフラッグシップとして開発・投入する。ZZRシリーズは純粋なツアラーとして方向転換し、ZRX1200のエンジンを搭載したZZR1200がラインナップされた。
しかしインパクトのないスペックと、インパクトのありすぎるデザインが災いして販売は不振に終わってしまう。
ZX-12Rもまたピーキー過ぎる特性によって販売戦争に敗れ、カワサキはこの2モデルを統合したマシンの開発に乗り出すこととなった。
ZZR1400
かくして2006年、ZZR1400が誕生。1352ccの排気量と熟成されたラムエアシステムが叩き出す200ps越えの出力と堅牢なモノコックフレームの組み合わせで、ごにょごにょすればあえわkm/hは軽く出る高速性能と、その巨体に似つかわしくないほどの軽快な運動性を両立した。最大の特徴はどこぞの蟲を思い起こさせる6連ヘッドライト。アカシオオナマズの学名があるとかないとか。
2011年、更なる排気量の向上およびパワーアップが行われた。北米仕向けは従前よりZX-14の名称を使用していたが、日本逆輸入向けを含むアジア仕向けもZX-14Rの名称に変更された。なお、欧州仕向けはZZR1400で変更はない。
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関連項目
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