ガンフィンガー(gun finger、gun fingers)とは、
- 銃を模したハンドサイン。銃身の部分は人差し指一本の場合もあれば、あるいは人差し指と中指の二本の場合もある。
- 主にレゲエ(reggae)界隈で、そしてドラムンベース(Drum'n'Bass、Drum and Bass)などと言ったその他の音楽ジャンル界隈でも使用されるハンドサイン。1.の一種。こちらでは銃身部分は人差し指と中指の二本の場合が多い。
本記事では上記の2.について記載する。
概要
音楽イベントが盛り上がっているときなどに、興奮と賞賛の意味を込めて行われるハンドサイン。
「人差し指と中指を揃えて伸ばして、親指も立てて、薬指と小指は握った」形が一般的(→「"gun finger"」でのGoogle画像検索結果)。名前に「ガン」(gun。英語で「銃」の意)と付くように、拳銃を模している。頭上に掲げることが多く、また「POW POW POW!」といった掛け声を伴うこともある。この掛け声は銃声をイメージしたもの。
明確な由来や発祥時期については不明瞭なようだ。例えば英語圏の掲示板「reddit」の「DnB」(ドラムンベース)ジャンルにおいて2017年に立ち上げられた質問トピック「The origin of Gun fingers」(和訳:ガンフィンガーの起源)において、トピック主は
A staple of most dnb shows, where do they come from?
(ほとんどのドラムンベースの催しの定番だが、あれの由来は何なんや?)Was there a certain artist that did it and it caught on or did it just naturally come about?
(あれを始めてウケた特定のアーティストがおるんか?それとも単に自然発生したのか?)
と質問している。
だが「レゲエ由来だ」という意見が数件あったものの、そのはっきりとした根拠や明確な起源を知る者は集まらなかったようだ。
ただし、「少なくともこの時期には存在していた」というヒントになる情報はあり、1981年に「Aswad」というアーティストが発表した「Finger Gun Style」という曲においては、ダンスホールにおけるガンフィンガーが批判されているという[1]。つまり、1981年時点では既にガンフィンガーは広まりつつあったということがわかる。
関連項目
脚注
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