ズォーダーとは、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに登場する架空の人物である(声:小林修)。
概要
「宇宙戦艦ヤマト」シリーズで、「最強の敵」と評されることもある彗星帝国ガトランティスの支配者。厳密な称号はズォーダー5世らしいが、作中では主にズォーダー大帝、または単に大帝と呼ばれるため、本項でもそのように記述する。太い眉毛と額から垂れた白髪が繋がる特徴的な容貌をしている。「宇宙戦艦ヤマト」シリーズにおける敵キャラクターとしては、デスラー総統と並ぶ知名度とインパクトを持つと思われる人物。2014年公開予定の『宇宙戦艦ヤマト2199』劇場版への登場が、密かに期待されている人物でもある。
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とにかくスケールが大きい
圧倒的な国力・軍事力を持つ彗星帝国ガトランティスのトップとして、全宇宙の覇権を握ることを目指すという壮大な目標を掲げている。国力・軍事力を背景に、全宇宙を己の私物扱いし、服従を拒否した星は滅亡しか道は無いという、一切の対話を否定した態度には、まさに強大かつ尊大という表現がふさわしい。その一方で、デスラー総統やテレサのような、自分が認めた人物には相応の敬意を払い、また、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズでは珍しく、自国民や兵卒たちを思いやる一面を持つなど、国家指導者としての器の大きさを併せ持った、偉大な人物でもある。また、服従を拒否した星は滅亡させるが、従順な者たちに対しては、非常に寛大な人物である。
視聴者には、「ズォーダー笑い」と呼ばれる、大口を開けて大声で笑う姿が強烈なインパクトを与えた。
絶対者
ズォーダー大帝は、自国の強大な力で宇宙を統一し、秩序を作り上げることを目指している。彼の思想は、以下の発言に要約されているといえる。なお、ニコニコ動画の視聴者にわかりやすいように、原語から意訳されている点に注意されたい。
すなわち、ニコニコ動画はもとより、YouTubeその他全ての動画サイトは自分のものであると言い切っている。投稿されている動画についても同様であり、アニメ、実写、記録映像、静止画、真面目なドキュメンタリーから、おバカな映像まで、全てがズォーダー大帝の所有物である。よって当然、「○○は俺(私)の嫁」などというものは成り立たず、全員が大帝のものである。この○○の部分には、三大ジャンルである(とされる)東方Project、アイドルマスター、VOCALOID系のキャラはもちろん、全てのキャラ達が含まれる。1キャラの例外も存在しない。この世の秩序のため、動画を生かすのも殺す(削除する)のも、全てはズォーダー大帝の意思によって決定される。
このズォーダー大帝の思想に異を唱える人物も、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズには登場している。その一人がテレザート星のテレサである。彼女の発言は、次のように意訳される。
「この世に誕生したすべての動画は、みな等しく視聴される権利を持っています。
いかなる動画も、他の何者かによって貶められたり、侵されることがあってはなりません」
テレサは、互いに理解しあい、共存することが大切だと説いている。その根底には、自由の尊重があるといえるだろう。この言葉に対して、ズォーダー大帝は一言、「忠告は承っておこう」と答えている。
ズォーダー大帝は、自らの行為は世の秩序を形成するために必要である、という信念を持っている。自由を重視するテレサと、力によって秩序を作ろうとするズォーダー大帝。世の人々がどちらに共感するか、この世の安寧のためにはどちらが必要かは、一概には判断できない難しいテーマである。ただ、ズォーダー大帝に関して言及すれば、彼は抵抗する人々には容赦がない一方で、臣従する人々に対してはとても寛大な人物なので、「○○は大帝のものですが、俺(私)が預かることをお許しください」と願い出れば、お心の広いズォーダー大帝のことであるから、縁組も認めていただけるかもしれない。
最後に、意訳ではズォーダー大帝の発言の真意がつかめないという人のために、原語版を参考として記述しておく。
命ある者は、その血の一滴までわしのものだ・・・・・・
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関連項目
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