矢張政志とは、CAPCOMのゲーム『逆転裁判』シリーズに登場するキャラクターである。
名前の由来は「やっぱり、まさしく」。英語版の名前は"Larry Butz"。
担当声優は、小野坂昌也(ドラマCD、『6』)、奈良徹(アニメ)、中村千絵(アニメ・少年時代)。
担当俳優は、中尾明慶(実写映画)。
概要
初登場は『逆転裁判』。以降、『3』『検事』『検事2』『6(特別篇)』に出演。
成歩堂と御剣の親友。そして成歩堂の初めての依頼人である。
性格は軽薄で女性好きと、典型的な三枚目。
登場したときは必ずと言っていいほど女性絡みでトラブルが起こっている。
一応交際までこぎつけることもあるが、やっぱりフラれている。
フラれる度に「女なんか信じねぇ!」とわめくものの、次の日には別の女性を見つけて「このコとなら・・・・」と立ち直っている。
女性の好みは幅広いが、さすがにオバチャンあたりは対象外。また、同じ名前の彼女は作らないというどうでもいい主義を掲げており、これが原因で綾里春美(当時9歳)は彼女候補から外れている。
ちなみに、付き合う女性は何故かモデルや女優が多く、何故か彼女の名前がしりとりになっている。
定職には就かず、様々なバイトをしては彼女につぎ込んでいる。
弁護士や検事といった社会的に信用されている職に就いている親友二人と比べると、非常に不安定である。
事件のカゲに、やっぱり矢張
矢張の周りでは何故か事件が絶えない。
そしてその事件には、矢張が何らかの形で関わっている。
彼自身が不幸な巻き込まれ体質なのもあるが、軽率で早とちりな性格の巻き込み体質なせいでもある。
法廷でもその力を如何なく発揮し、矢張が証言台に立てば正に阿鼻叫喚の地獄絵図。
証言自体のフリーダムさも相まって弁護士や検事はトラウマに、裁判長に至っては記憶から抹消してしまっていた。
その矢張の行動のせいで真実が明らかになることもあるため、関わっていたら無視できないのが質が悪い。
矢張自身は極悪人ではない。
ただ、不埒で、軽薄で、そそっかしくて、考えなしで、どうしようもないダメ人間なだけである。
天流斎マシス
そんなダメ人間、矢張に転機が訪れる。
絵本作家、天流斎エリスとの運命の出会いである。
彼女に弟子入りしてから「天流斎マシス」と名乗る。すると意外や意外、芸術方面の才能が開花してしまった。
特に似顔絵が得意で、矢張のスケッチが証拠になって真実が明らかになった時もあった。もちろんそれ以上に混乱を呼び起こしたのは言うまでもない。
DLCで久しぶりの出演になった『6』では絵本作家として本格的に活動している様子が伺える。
いわゆる一発屋で、順風満帆な作家人生とはいかないものの、意外にもしっかりと仕事をしている。
事件が起きた結婚式でウェルカムボード作成の仕事を依頼されており、証人として法廷に立つ事になる。
今回は操作キャラが成歩堂、検事側が御剣のため、成歩堂、御剣、矢張の3人を交えた法廷を久しぶりに見ることができる。
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