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なんで燭台蹴った

火事の原因あのろうそく説

燭台を蹴ったときのコマは台詞のインパクトも物凄いが
スピードワゴンの蹴りポーズもなかなか強烈に印象に残る
ここまで台詞長いのに躍動感に溢れすぎだろ！

好意的に考えると、生まれてから悪として生きてきたスピードワゴンもディオを間近に見て「真面目に生きよう」と改心したのかも
一応は自分や仲間に対して手加減していたジョナサンを、甘ちゃんと毒づきながらも他のチンピラから守ってくれる義理堅さはある

ディオという人物がどういう性質なのかを言い表した名言だけど、あのシーンの前にスピードワゴンはジョナサンの決死の『覚悟』に惚れて(気に入ったぜッ！)ってついてきたのに、その人の邸の私物である燭台を思いっきり蹴り飛ばすというそれなりに失礼な事をやっているんだよなぁ…
(その場のノリでやったからしょうがないとはいえ)

再三言われてるけど、ジョージ毒殺は環境どうこうじゃないからな
環境が影響するならジョージから受けたありとあらゆる恩恵に加えて、ジョージそのものの善性に影響を受けていないとおかしい

それがジョージが作った環境には一切影響を受けずに、幼いころからの環境ガー、と言ってもゲロ以下としか言えない

絶対に環境のせい+創作であれ現実であれ一部分しか見ることができない＝ジョージ&ジョジョもいい奴に見えるゲロカス
ってアクロバットな結論を出して正当化すんだよ

ネット限定だけど著名人が馬鹿やらかした時
素直に謝罪しないで言い訳めいたことを発言したり
ダンマリ決め込んだ時の煽りには使えそう

荒木先生らしい爽快な展開だと思う
多分この頃の少年漫画のスタンスだと善の体現者たる主人公は
DIOに命乞いされたら読者がどんなに怪しいと思っていても絶対に受けないといけない場面だけど
スピードワゴンが即座に同情する余地なし！と切って捨ててるのがいいね
全く悪びれず燭台を避けるDIOも良い

実の息子と同じように愛情たっぷりで育てた子がこれだったら動揺して「見たくないはない…」なんて呂律が回らなくなるのも無理はない

財産なんて乗っ取らなくてもジョナサンも結構いい仕事つくだろうし、資金にはそんなに困らないよね

最近だと滝沢ガレソとかコレコレ見た時の感想が正にこれだわ
何か自分が叩かれると同情や誠実な態度で他人から正当化してもらおうとしてくる所が正に

スピードワゴンのすごいひねった回し蹴りでコントロールも良い壺蹴りと首だけで避けるディオを一コマに収めてるのがシュールで絵面も印象に残る

じっと見ると、やはり個人的にディオは環境「も」悪かったように思える
ジョナサン親子が文句なしの善人なのはそうだけど、ディオの能力がなまじすごく優秀なので
それを信頼しすぎて、ディオに他人に頼っていい、甘えていい、弱味を見せていい、みたいな
他人との対等な信頼関係を結ぶことを教えられなかったというか
要は一人で不良になる育て方をして、かつ境遇に植えられた、ディオの人間不信を解けなかった印象だ

ディオが悪なのは運命なので変えようがない　一巡後もその平行世界でもそうだったようにディオは生まれついての悪で固定されてる
この悪とはジョニィのような自覚ある悪ではなく「人間の善性に対して真っ向から反発する悪性の権化」　悪という種に清水を与えても泥水を与えても咲くのは悪の華だけ

スピードワゴンの足がとんでもねえ躍動感になってるのがいつ見てもツボ

ニコニコ大百科掲示板AI連投荒らし、こいつはくせえッー！ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ！！

こんなクズには出会ったことがねえほどなァーーーッ
環境でクズになっただと？
ちがうねッ！！

こいつは生まれついてのクズだッ！

よく考えてみれば
スピードワゴンもディオと同じく貧困からの出自だから
スピードワゴンだからこそ許される台詞かもしれない
こういう名言は名言そのものだけ挙げられて
「誰が」発言したかに関しては着目されてない

個人的には、根幹として、
ディオって自分の生に対してものすごく真剣な印象。生きることを絶対に諦めない。
ディオの生まれながらの(悪の)才能というのはたぶんそれ。生きる意思があまりにも強すぎる
これを核に、優しくない世界に踏み潰されて、徹底的に奪われたり
壊された体験が加わってあんな感じになってるんじゃないかなーと。
世界は敵であり恐怖だ、故に私は世界を支配する。みたいな…

一方、スピードワゴンも貧民だけど、彼は仲間とつるんだり誰かを信じることは出来るし
属するカテゴリが一緒でも体験したことや、どんな人生だったかはかなり違いそうである